Volvo Car Groupの2015年11月のグローバル販売は、XC90を中心とした米国の復調、中国の底打ち等から
88年の歴史の中で月間で過去最高の販売台数を記録したとのことです(^_^)。
5月に前年同月比▲1.3%マイナスとなったものの、6月同+7.9%、7月同+4.6%、8月同+3.2%、9月同+2.4%と着実な伸びとなっていましたが、
10月は同+12.6%の2桁増となり、11月は更に同+26.0%の49,055台となりました(@_@)。
米国は長年苦戦を続けていましたが、昨年12月以降相底ばい状態となり、XC90販売本格化の効果等からか7月に前年同期比+14.7%となったのに続いて、8月同+18.3%、9月同+18.4%と回復が進んできました。そして
10月は比較的登録が少ない月ながら+86.9%の大幅増、11月も前年不振の反動もあり同+90.5%の6,903台となりました。
高成長を続け最大の市場に成長した
中国は3月以降やや反動減が出ていましたが、10月には同+2.2%と底打ち小幅回復となり、
11月は同+15.8%の大幅増で8,045台となりました。
欧州も、本国Swedenは6月同+13.0%に続き、7月同+16.6%、8月同+19.2%、9月同+15.4%、10月同+9.0%と好調継続で、
11月は同+42.8%と急増し8,164台。
Sweden以外の欧州地域も11月は同+17.1%と大きく伸びました。
米国の復活、好調な欧州に加えて、一時調整していた中国も底打ち回復し、グローバルで好循環となっています。
なお、V40については発売後4年目に入りグローバル販売が頭打ちとなっています。2月同▲4.0%、3月同▲2.9%の小幅マイナス。4月は同+1.1%とやや持ち直しましたが、5月には再び同▲2.1%とマイナスに転じ、更に6月同▲6.5%、7月同▲21.2%と縮小均衡に入っています。8月は前年の水準が低かったこともあり同+2.9%の微増となりましたが、9月は同▲7.8%、10月は同▲15.8%、11月は同+0.7%でした。
引き続きXC60が13,988台(前年同月比+13.2%)と牽引役ですが、
新型XC90の本格テリバリーが始まり大きく貢献してきています。8月は6月の4,638台、7月4,533台に比べると初期出荷一巡で2,787台に留まりましたが、9月は4,183台と順調に販売を伸ばし、10月には6,430台、11月も6,792台となりました。
この勢いが維持できるのか注目されます。
また、V60CCは1,381台、S60CCも7月から販売開始され、11月は129台となリました。いずれもV60、S60とのカニバリから徐々に上積みに貢献し始めています。
中国の景気減速の影響、欧州の先行きともに楽観はできませんが、
米国、中国向けにデカくて偉そうに見える様に作った新型XC90の本格デリバリーが開始され、米国が狙い通り復活しつつあります。
中国の再成長にも繋がり始めている様で、今の所目論見が当たって来ている様です。
特に米国では新工場の建設も始まっていることから、
この勢いをどこまで継続し、続くS90以降のNEW MODELに繋げていけるのかが注目されます。

Posted at 2015/12/03 00:27:58 | |
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