間も無く高松公演を中心とした2015年の日本公演の映像と、2015年のWORLD TOURを集大成して再構成したCDからなるBOX SET「Radical Action To Unseat The Hold Of Monkey Mind」が日本で8月31日、海外で9月2日に発売されます。
国内盤は海外盤と内容が大きく異なるような話が出ていましたが、結局国内盤も海外盤も基本仕様は同じでWORLD TOURから抜粋したLive CD3枚とDVD2枚またはBlu-ray1枚となる様です。
「Radical Action To Unseat The Hold Of Monkey Mind」
CD 1: Mainly Metal
Larks' Tongues in Aspic Part One (Cross, Fripp, Wetton, Bruford, Muir)
Radical Action (to Unseat The Hold of Monkey Mind) (Fripp)
Meltdown (Jakszyk, Fripp)
Radical Action II (Fripp)
Level Five (Belew, Fripp, Gunn, Mastelotto)
The Light of Day (Jakszyk, Fripp, Collins)
The Hell Hounds of Krim (Harrison, Rieflin, Mastelotto)
The ConstruKction of Light (Belew, Fripp, Gunn, Mastelotto)
The Talking Drum (Cross, Fripp, Wetton, Bruford, Muir)
Larks' Tongues in Aspic Part Two (Fripp)
CD 2: Easy Money Shots
Peace (Fripp, Sinfield)
Pictures of a City (Fripp, Sinfield)
Banshee Legs Bell Hassle (Harrison, Rieflin, Mastelotto)
Easy Money (Fripp, Wetton, Palmer-James)
VROOOM (Belew, Fripp, Levin, Gunn, Bruford, Mastelotto)
Suitable Grounds for the Blues (Jakszyk, Fripp)
Interlude (Fripp)
The Letters (Fripp, Sinfield)
Sailors Tale (Fripp)
A Scarcity of Miracles (Jakszyk, Fripp, Collins)
CD 3: Crimson Classics
Red (Fripp)
One More Red Nightmare (Fripp, Wetton)
Epitaph (Fripp, McDonald, Lake, Giles, Sinfield)
Starless (Cross, Fripp, Wetton, Bruford, Palmer-James)
Devil Dogs of Tessellation Row (Harrison, Rieflin, Mastelotto)
The Court of The Crimson King (McDonald, Sinfield)
21st Century Schizoid Man (Fripp, McDonald, Lake, Giles, Sinfield)
【Easy Money Live in Takamatsu】Official映像
そして、Beat、Three of a Perfect PairのDelux Editionの10月14日の発売情報に続いて、ようやく80年代King Crimsonの集大成となるBOX SET「On (and off) The Road」の詳細が公表されました。海外で10月21日に発売されます。
ボックスはCD9枚、DVD-A3枚、Blu-ray3枚、ボーナスCD2枚の17枚組で構成。ボックスは12インチサイズで、ブックレットや記念グッズなども同梱されるとの事です。 先に発表された「Beat」と「Three of a Perfect Pair」のDelux Editionの音源も含まれています。
若干Bonus Truckやプロモーション映像の有無に差はあるかもしれませんが、基本のCD、DVDのMixは同じもののようですので「Beat」と「Three of a Perfect Pair」の予約をキャンセルしてこのBOX SETを買えば済みそうです。輸入盤は¥18,000ほどで予約できます。
<ボックスセット内容>
■CD9枚:
1:Steven WilsonとRobert Frippによる新Stereo Mix
・『Discipline』 (2011年Re-master)
・『Beat』 (2016年Re-master)
・『Three of a Perfect Pair 』 (2016年Re-master)
■DVD-A3枚:
1:Steven Wilsonよるハイレゾ・ステレオ・ミックス(new & original mixes)、5.1サラウンド・サウンド・ミックス
・『Discipline』
・『Beat』
・『Three of a Perfect Pair 』
2:追加オーディオとビデオ
■Blu-ray3枚:
1:DVD-A3枚と同内容
2:Blu-rayのみ追加されたビデオ・コンテンツ
・Frejus live (Discipline)
・Alabama-Halle (Beat) (footage unseen since original 1982 broadcast)
・Japan 1984 (Three of a Perfect Pair)
3:Blu-rayのみ追加されたハイレゾ・オーディオ・コンテンツ
New Album「I・BU・KI」は、Casiopea 3rdとして、結成4年めで3枚めのStudio Original Albumで、3rdとして完全にスタイルが確立された感じで良作です。ただ、観客同様アーティスト側もNew Albumの曲は初のLive演奏で、やや硬さが感じられる場面も目立ちました。
【SETLIST】
CASIOPEA 3rd
1.ME・ZA・ME(I・BU・KI、2016年)
2.MOVE BY MOVE(I・BU・KI、2016年)
3.A・O・ZO・RA(A・SO・BO、2015年)
4.DAYS OF FUTURE(TA・MA・TE・BOX、2013年)
CASIOPEA 2nd
5.RARE ONE IN N.Y.(PLACES、2003年)
6.NAVIGATORS(FULL COLORS、1991年)
CASIOPEA 1st
7.SUPER SONIC MOVEMENT(EUPHONY、1988年)
8.DUZZLING(PHOTOGRAPHS、1983年)
CASIOPEA 3rd
9.FUNK U VERY MUCH☆(I・BU・KI、2016年)
10.J.K.G.(I・BU・KI、2016年)
11.FLASH!(I・BU・KI、2016年)
12.THE SPACE WE ARE(I・BU・KI、2016年)
13.NATURAL AFFECTION(I・BU・KI、2016年)
KEYBOARDS SOLO
14.LIKE A FLOWER(I・BU・KI、2016年)
DRUMS SOLO
BASS SOLO
BASS and DRUMS SESSION
15.CATCH THE WIND(A・SO・BO、2015年)
Phil CollinsがUS Open TennisのOpening Ceremonyを務めるそうです(^^;;
US Open Tennisは、Grand Slam 4大大会の最後を飾る大会で、2016年8月29日(月)から9月11日(日)の開催予定です。
会場はNew York近郊の、USTA Billie Jean King National Tennis Centerで、Center CourtのArthur Ashe Stadiumに3年をかけて建設を進めてきた開閉式の屋根が完成するそうで、そのこけら落としのOpening Ceremonyとして8月29日の夜にPhil CollinsがLiveを行うそうです。
Joe Walshは11月11日に両国国技館で行われる<THE CLASSIC ROCK AWARDS 2016 + LIVE PERFORMANCE>に招待されており、賞の授与と演奏が行われる模様です。
THE CLASSIC ROCK AWARDSは、英国の音楽誌Classic Rock主催のAWARDSで、米Las Vegas等海外でも開催されており、今回日本では初めての開催となります。
Joe Walshは、1975年に加わったメンバーで、Rock GuitaristでEaglesの「One Of These Nights(邦題:呪われた夜)」以降のEaglesのRock化を決定付け、メジャー化の大きな要素になったと言われています。
なお、Joe Walshは今回THE CLASSIC ROCK AWARDS 2016以外に日本で公演を行うのかどうかは今の所不明です。
そしてDon Felderは、11月7日(月)、8日(火)にBillboard Live Tokyo、10日(木)、12日(土)にBillboard Live Osakaで公演を行います。11日が空いているので国技館でJoe Walshと共演してくれれば良いのに。逆にBillboard LiveでDon Felder & Joe Walsh from Eaglesとして公演を開催してくれれば良かったのに。
Don Felderは1973年から2000年までEaglesに在籍。 2012年3月にもBillboard Liveでコンサートを行っていて、以下の通りEaglesの名曲を中心に演奏を行っています。Solo Concertでどこまでの演奏が行われていたのか、評判は定かではありませんが。
Hotel California
Already Gone
One Of These Nights
Pride And Joy
Peaseful Easy Feeling
Tequila Sunrise
Seven Bridges Road
Those Shoes
Heavy Metal
Girls In Black
The Long Run
Witchy Woman
Heaetache Tonight
Life In The Fast Lane
そんなProgressive Rock衰退期に当たる80年代の必聴Progressive Rock Album 10選(順位は付いていません)ですが、あらためてラインナップを眺めてみると、衰退期に生き残りをかけた5大Groupの変形や、短くわかりやすくして売れ線を狙った産業Rock化、形式美を継承したNEOプログレ Groupの台頭等様々な変化が確認でき、懐かしく、興味深い感じがします。
RUSH – Moving Pictures (1981)
CanadaのProgre Hard グループであるRUSH。1968年結成で1974年デビュー。一時の活動休止期間を除いて活動を継続。2015年に結成40周年記念のラストツアーになると表明してR40を実施。
選ばれた作品は、1981年リリースの「Moving Pictures」は、最も売れたAlbumで最高傑作と言われています。
Supertrampは1968年結成、1970年デビュー。当初プログレ色が濃かったものの中核メンバーのRichard Davies(Vocal,Keyboard)とRoger Hodgson(Vocal,Guitar,Keyboard)を除くメンバー交代により徐々にPops色を強め、1979年リリースの「Breakfast in America」が米Billboard Chartで1位を獲得。
Roger Hodgsonは1982年の「...Famous Last Words...」リリース後脱退。続く1985年リリースの「Brother Where You Bound」には参加しておらず、Sales的にも大きく後退しています。
16分に及ぶTitle TrackにThin Lizzy’s Scott GorhamとPink Floyd’s David Gilmourが参加していることから選ばれたようですが、殆ど聞いたことがありません。
1988年に中心人物のVocalistであるFishが脱退し、Steve Hogarthに交代。徐々に人気が下降し、インディーズレーベルに移籍したり自主制作でNet通販を行ったり、Cloud Fundingを行ったりしながらも活動を継続。
2000年には再びメジャーレーベルEMIと契約するもその後再びインディーズレーベルで活動。2016年9月23日にはPledgeMusicのCloud Fundingを利用して制作したStudio Original New Album「Fuck Everyone And Run (F.E.A.R)」が発売される予定です。
Emerson Lake & Powell – Emerson Lake & Powell (1986)
【Emerson, Lake and Powell - Touch and Go】
ELPはELPでもEmerson, Lake & Palmerではなく、Emerson, Lake & Powellです。Carl PalmerがASIAに参加していたため、Hard Rock系の伝説のDrummerであるCozy Powellに声を掛けてAlbumを制作しました。ELPは実質的に全てKeith Emersonが仕切っていたグループで、Greg LakeのVocalが加われば問題なくELPとしての作品が完成され、Cozy PowellはCarl Palmerよりも遥かにテクニック、パワーとも優れたDrummerでしたので優れたAlbumになっています。
ただ、Cozy Powellは1つのグループに長居しないのが玉に瑕で、結局1枚のStudio AlbumとLive Tourを行っただけで脱退してしまいまいした。元々音楽性が違うので仕方がありません。
Pink Floyd – A Momentary Lapse Of Reason (1987)
【Pink Floyd - Learning To Fly】
リーダーのRoger Waters脱退後、David Gilmourが残った3人でPink Floydを継承して、1987年にStudio Original Album「A Momentary Lapse Of Reason」をリリース。Concept的には弱まるも、音楽性はPink Floydそのもので、正当な後継として一定の評価を獲得、World Tourも大成功。
悲運の実力派グループのIt Bitesが入っているのは非常に喜ばしいことです。1982年結成、1986年デビューのNEOプログレ・グループですが、Marillionに比べてデビューがやや遅れ、プログレが一段と衰退していた時期に入っていたことからやや不利な状況にありました。
加えて、プログレの枠に収まりきらないRock、Popsの要素を兼ね備えた独自の音楽性、ビジュアル系的な扱いを受けて実力が正当に評価されなかった面もありました。 1988年リリースの2nd Album「Once Around The World」は、最も高い実力と音楽性が発揮された名Albumです。
2003年にOriginal Memberによる再結成が模索されるも結局実現せず。2006年にFrancis Dunneryに代わってArena、Frost*、KINOのJohn Mitchellを迎えて再結成。 Studio Original Albumとして2008年「The Tall Ships」、2012年「Map of the Past」をリリースして、Live活動も行い一定の成果をあげるも、2014年以降は活動休止状態。