ジョーカーレストア計画

みなさまホンダ・ジョーカーという原付バイクをご存じでしょうか。

1996年から製造販売されたアメリカンタイプの原付で、排ガス規制に対応できず1999年で生産が終わってしまった短命なスクーターです。

もう25年も前になりますが、兄が高校生だった時に新車で購入し、そのまま引き継いで私の手元にありました。
大学時代は通学にも使用し、社会人になってからも駅まではジョーカーで通ったりしていたんですが、スカイウェイブを購入してからはほとんど乗らなくなり、最終的には会社の寮に置いたまま、ガレージハウスに引っ越してしまいました(爆)
(会社の寮にはちゃんと駐輪許可とったまま)

数年前に移動させようとしたんですが、エンジンがかからなくて諦め、それから廃車にしようか悩みながら、税金だけは払い続けていました。

そしてコロナ禍で外出もなかなかできないので、この春ついに重い腰をあげてレストアしようと始動した次第です。
貴重な2スト車両だし今後価値があがるかも！？という期待も込めて。



ということで、まずは移動から。

幸い保管場所までは2kmぐらいなので、押して運ぼうと計画し、現地から押し始めて数m。
下り坂でフロントブレーキをかけたらバキっという音と共にそのまま前輪ロック。前にも後ろにも進めなくなりましたｗ
もうどうしようもなくなったので、とりあえずその日は何もできずに帰宅。
最初はキャリパー側のピストンが固着して戻らなくなったのかと思いましたが、後々調べてみたらマスターシリンダー側のピストンが固着して戻らなくなっていたようでした。

とりあえず家に帰ってCRCを片手に現地に戻り、キャリパー周りに吹きかけたところロックしていた前輪が回るようになったため、とりえず移動できるようになり、汗だくになりながら2kmを押して搬送。

2kmを2往復して家についたら夜になりました・・・





翌朝車両状態をチェック。













外装は見事にカッサカサのマット化。
樹脂パーツも白化してビスはかなり錆びてます・・・

ハンドル、メーター廻りもサビがひどい状態。
フロントフォークもかなり錆びてます。。。









キャブレターもひどい汚れ！！！







これだけべっとりオイルが付着してるってことはオイルが漏れてるのかもという不安もありながら、とりあえずキャブをオーバーホールしてエンジンをかけるところからスタートさせることにしました。



つづく。