
今回初めてガスケット漏れ止め剤というものを使用しました。
なぜ漏れ止め剤を使うことになったのか・・・
サファリの車検整備を終えた後、排気管からの白煙が止まらないためガスケット交換を依頼したのですが、ディーラーに重整備の車の入庫予定があるということで、2週間待ちの状態になりました。
その待っている間、いろいろ考えているうちに・・・
① 実際のところ、ガスケットを交換しても直るかどうか分からない。(というか白煙の原因がガス
ケッ トなのか特定できていない)
② ガスケットを交換して直らない場合、廃車を検討する。
そんな中でネットサーフィンしていると・・・・RP61110という漏れ止め剤を発見しました。
とりあえず工場長には次のようにメールを送りました。
秋田日産 ○○ 様
お世話になっています。
自分なりに調べて、ガスケット交換の前にRP61110という漏れ止め剤を試してみたいと思っています。ディーラーではこのような商品を使用したことがありますか?
もしガスケットを剥ぐって原因が分からない場合はサファリを廃車にすることも考えています。
でも、それではあまりにサファリが勿体ないと思っています。
とりあえずこの漏れ止めを試してから、ダメな場合、ガスケット交換ということでお願いできないでしょうか?
と送ったところ・・・
工場長からの返信要約
漏れ止め剤の件了解した。
過去にルノーのヘッドガスケット抜けでラドウェルドという商品を試したことがあり、その時は効果があった。
他の車でも何度か注入した経験があるが効果はケースバイケースだった。
特にオーバーヒートの症状が出るものには効果が無かった。
今回のサファリではオーバーヒートの症状が出ていないので効果は期待できるかもしれない。
ということでした。
手持ちのサファリの「取扱説明書」では、冷却水量が13.8リットルとあります。

RP61110の使用量を調べたところ、そのサイトによって12リットルに1本とか15リットルに1本と書いてあり、曖昧でした。
そこで直接代理店?にメールを送ってみました。
送信 リークラボジャパン宛
はじめまして 秋田県の○○と申します。日産サファリWTY61 エンジンZD30のヘッドガスケットからのLLC漏れを疑っています。いろいろ調べているうちに御社のHPに辿り着きました。ZD30の冷却水量は13.8リットルです。御社のRP61110を注入する場合、1本で良いのでしょうか?
ご回答いただければ幸いです。
と送ったところ・・・
リークラボジャパンからの返信要約
RP-61110(ヘッドガスケットフィックス) 1本(624g)で冷却水量12Lに対応する。
13.8Lでは約15%ほど量が足りない状態になる。
RP-61110をボトル1本+93ml程度が規定量となる。
1本を分割して冷却水に注入し循環させ、抜けの兆候が抑えられたならばそこでストップでもOK。
ただし、規定量以上を注入すると閉塞のリスクが高まる。
ヘッドガスケットフィックスは細い部分を埋めることで抜けや漏れを埋める製品である。
ヘッドガスケットフィックスに含まれる銅の微粒子、特殊繊維、シール剤を冷却水に適量混ぜて循環させることで隙間を埋める。
配管径が0.9mmよりも太ければ配管は詰まらないように設計されているが、水垢やサビなどで通常よりも配管が細くなっていると閉塞させるおそれもある。
使用の際は事前に配管経路を洗浄すると閉塞のリスクを低減させることができる。
リスクをご理解の上ご使用ください。
以上、よろしくお願い致します。
ということでした。
私のサファリの場合は、2年に一回車検毎にLLCを交換していること。
今回たまたまプラスチック部分が壊れラジエターを新品に交換したこと。
このことから漏れ止め剤による閉塞のリスクは最小と思います。
また、LLCの漏れも現在微少であるため、漏れ止め剤を試すには最高の条件が揃っていると思います。
さて、注文してから、なかなか届かずイライラしていましたが・・・
家人から「届いた」の電話で、3時間休みを取り早速注入を試みました。
何かあれば困るので、ディーラーの営業時間内にやっておきたかったのです。
準備したものは・ラジエターからLLCを抜く為のホース・RP-61110・シリンジ・LLCです。
漏れ止め剤の蓋は二重になっていましたが開ける方法が分からずニッパーで外蓋を握りつぶして開けました。
以下作業状況です。
① ラジエターの圧を逃がしラジエターのアッパータンクのLLCをホースで抜きました。
② 漏れ止め剤を振り、中の液体を良く混ぜてラジエターのアッパータンクに入れました。ところが抜いたLLCの量より漏れ止め剤の方が多く1本の80%程しか入りません。
まあ、後で追加しても良いようなのでとりあえずラジエターキャップを閉めました。
さて注入後、エンジン始動・・・
2017年9月14日、16:26:32 煙大
2017年9月14日、16:30:15 エンジン掛けてから約4分後、煙小
2017年9月14日、16:35:02 エンジン掛けてから約9分後、煙見えない (この時点で漏れ止めが効いたのではなく、注入前からこれぐらいエンジンを掛けていると煙は出なくなっていたと思います)
2017年9月14日、16:37:04 アイドルアップスイッチで回転上げてみた 750→1150
2017年9月14日、16:38:16 回転上げたらちょっと煙い感じ
その後、通常のアイドリング回転に戻し1時間ほどエンジンを掛けておいた後に遠出し、2017年9月14日、19:46:21 91.5km走ってエンジンを止めました。
結局、注入後3時間ほどエンジンを回していたことになります。
翌日の9月15日は通勤に使いましたが煙は出ませんでした。
本日、9月16日、6:17:19 エンジン始動後、煙は出ていません。
ZD30はエンジンを掛けた時、ボンという感じで煙は出ますが、それ以外の煙は今のところ出ていません。
しばらくこのまま乗りながら様子をみます。
これで直ったのだとすれば凄いですね。
とりあえず車検のある2年間漏れが止まれば良いと思っています。