2026年03月17日
啓蟄が過ぎ、卒業、転勤など、出会いと別れが様々に交錯し、花粉で潤んだ瞳をさらに赤く充血させてしまうのもこの季節ならでは。
私の周りでも、教え子達の巣立ちは毎年のこと、クライアント先の人事異動やら、ご無体な経営判断で友人が遠方に行くなどのイベントが発生しておりまして、そうした門出を見送る度に、自分だけが捨て置かれ、また同じ時間を繰り返すだけの灰色がかった胸の隙間を、どことなく春めいた風が撫でていく気がするのでした。
そんな季節柄、新たな出会いと言えば、先般のブログでもご紹介しました義兄が320dツーリングを迎え入れたこと。
実は、アプルーブドセンターで試乗に付き合った時、私もザワザワとした胸騒ぎを覚えていたのです。
展示された認定モデルに刺激を受け、一瞬、テンションが上がっただけの、いつもの単なる気まぐれのはずが、いつまでもしぶとく居座っている。
普段なら、中古車サイトを閲覧したら鎮静化するものの、布団に入ってしばらくすると、ザワザワが脳内にこだまし、やがて、それが声になって、明確に囁きかけるようになってきたのでした。
中古車サイトで妄想するだけだったが、お気に入りに登録し始め、ついには、見積依頼をするまでに重症化。
もう抑えることが出来ない、そう判断した私は、嫁に打ち明け、停止条件付の決裁を取ることにいたしました。
内燃機関大好きな私には、一度は乗っておきたいユニットがいくつかありまして、その一つが、B48(B20A)。
現在のBMWを代表する汎用モジュラ―エンジンであり、スープラのSZ系やミニ、BMWの主にエントリーモデルに搭載され、そのスペックはベーシックな2Lターボとしては、184ps&270nmと凡庸であるにもかかわらず、スペックだけで語れないのはBMWの常。
F20のオーナーとなったことで、BMWの4気筒の気持ちよさを知り、ストレートシックスこそがBMWのレーゾンデートルと信じた偏見は消え失せ、高い組付け精度と緻密な制御により、直噴ターボとは思えないほど軽快かつ表情豊かに回る4気筒モデルに魅了されてしまい、初代M3であるE30M3が直列4気筒だったことを思えば、バイエルンのエンジン屋が仕立てた最新の4気筒モデルも悪いわけがなく、B48搭載のFRモデルを探し始めたのが先月のこと。
当初、勝手知ったるF20の120i に絞り込んでいたのですが、そもそも2Lモデルのタマが壊滅的になく、あったとしても、N20搭載モデルが1台のみ。
それもすぐに売れていき、それならと、何かいいタマはないかと他のシリーズにまでターゲットを広げていると、
何と、G80購入時に、世の暴君すらもドン引きするストリクトな制約を課し、私を縛り付けてきた嫁が、
「条件教えてくれたら、こっちでも探しておくよ!」と参戦しはじめたではないですか(驚)
そんな、ある日、「これ、カッコイイ♪」とリンクが届き、
「なんだか、イケメンだった前の白いM3と似てるよね。私はこれがいいと思う。」と、珍しく嫁が推している。
早速リンク先を開けてみると、価格も予算内で、程度も悪くない。
そして、B48搭載であることから、それならと、販売店に現車確認の予約を入れ、見に行ってきたのが、先月末。
実車は思っていたよりもコンディションは良く、5万キロとちょっとマイレージが伸びているのが難点ながら、ウォーターホースも対策品に交換されているなど、走っている分、それなりにネガは出尽くしている感があり、その場で嫁に連絡を入れ、成約となったのでした。

※おおよそ予測はついていると思われますが、見栄えのいい画像を撮ることが出来なかったため、きちんとしたお披露目は納車するまで少々お待ちくださいm(__)m
次期相棒のパーツ類が次々と我が家に届いている中、先日、納車日も決まり、F20と過ごす時間も有期的となり、いよいよ、その区切りを迎えようとしております。
主に仕事の相棒として3年と3.5万キロ超を共にし、4気筒モデルの素晴らしさ、FRコンパクトの楽しさを、身をもって教えてくれたF20 120Mスポを手放すのは、歴代の愛車がそうであったように、現在、体の一部が失われるかのような喪失感に襲われており、それでもこの判断を振り返ることは決してしてはならないのは承知の上で、次のオーナーに可愛がってもらって欲しいとの身勝手な祈りをしつつ
「新しいBMW、楽しみだね。」と無邪気にほほ笑む嫁に、
「そうだね。」と笑い返すも、
玄関前から駐車場へと移動するため、乗り込もうとしたF20の白いルーフに、うっすら付着した花粉や黄砂を何気なく指で救ってみると、小さな粒子が舞い上がり、こちらに向かって手を振るかのように揺れながら、視野の端から消えていくのでした。
Posted at 2026/03/17 12:09:13 | |
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F20 | 日記
2026年03月14日
この季節、暖かくなってきたのはいいのですが、大変迷惑な風物詩と言えば、大陸からの黄砂とスギ花粉。
私も例に漏れず、花粉症を発症しておりまして、眼球や鼻腔粘膜の被害は甚大、涙腺と鼻線の制御がぶっ壊れて、本人の意思とは無関係に天然成分100%のローションがエンドレスに生み出され、エイリアンの卵から顔だけ孵化したかのようなハリウッドメイクの様相を呈しているのです(涙)
実は学生時代、民事訴訟のゼミに所属していたころ、『戦後の無計画な杉植林がもたらした花粉による健康被害と行政訴訟』をテーマに、赤門理系の友人に協力してもらって、失われた広葉樹林とそこに植林された杉林の比較と生態系への影響、公害訴訟を中心とした判例、逸失利益、訴訟の実効性などを考察した論文を書き上げ、当時の担当教官の提出したところ、
「V君、これは戦後レジームの経済政策に一石投じることになる!」と絶賛され、ゼミOBやらの司法関係者などが集められて、割と真剣に検討を始め出し、いざ、具体的なアクションを開始しようとしたところで、突然、論文もろともお蔵入りとなり、担当教官に何度聞いても、
「あのことは忘れた方がいい。」とだけ告げられ、この件は、ひっそりと与り知らないところで葬り去られてしまったのでした。
当時でいうところの『不都合な真実』、今でいうところの『日本版ディープステート』に触れてしまったかは定かではありませんが、こうして今でも花粉症に苛まされている自分を顧みると、花粉が飛びまくり、健康被害が拡大することによって、圧倒的な利益を享受している誰ががいることは疑いようはなく、、、
おっと、誰かが来たみたいなので、そろそろ本題に移ろうかと思います(背汗)
え~その花粉や黄砂による、愛車への負の影響は、青空駐車はもとよりガレージ保管だろうと、すべからくみんカラの皆さんに起きていることでもあり、洗っても洗っても、黄色く煙っていく愛車を見るのは忍びなく、今日も今日とて、洗車をしたい気持ちに駆られてしまうのは、車好きの性。
実は、車で出かけようとするときに、毎回、嵌りこむジレンマがありまして、それは、
『洗車をするのは、ドライブに行く前か、そのとも、ドライブから帰ってからか。』なのです。
ドライブに行く前に愛車をピカピカにできれば、気持ち良く走ることができる反面、走行中に汚れが付着し、洗車しようにも帰宅する時間に左右される上に、運転で疲れた体でとなるとなんとなく気乗りしない。それに、ドライブ前に早起きする必要も出てくる。
逆に、ドライブ後であれば、走行中に付着した汚れを洗い流して綺麗な状態で気持ち良くドライブを締めくくれる反面、次のドライブまでに、青空駐車では雨に降られたり、屋内でも塵芥などがある程度付着し、洗車したての状態にして置くことはほぼ不可能。
う~ん、、どちらも一長一短あって悩ましい・・・
ちなみに私は、車を持ちたての20代の頃は、走った後だろうが前だろうが、深夜だろうが雨天だろうが、TPOを全て無視して、狂ったようにZ31を洗車をしていた時期もありましたが、現在、『ドライブ後もしくは翌日には洗車する』派です。
でも、出かける前に、G80の艶やかなタンザナイトブルーの上に、黄砂やらがうっすら付着し、その上、身に覚えのないシミが付いていたりしたら、どうしても洗いたくなってしまう(汗)
人生の何の足しにもならない些末な問題ながら、たまごが先か鶏が先かぐらい、これからも自分の中では答えが出ないと思われ、一応、模範解答として、洗車したいときに洗車すればいいんじゃないかと自分に言い聞かせることにしております。
でもって、タイトルの画像は、「Which bucket will fill first?」訳すとどのバケツが一番先に満水になるか?問題でして、夏期講習の合間に受験生達に解かせたところ、セオリー通りに解き進める訓練を受けた、所謂、優等生たちは、面白いほどハマり込んで不正解が続出。
とある生徒からは、「生徒をハメて楽しいですか?」と半ばキレ気味に聞かれ、『正直、めっちゃ楽しい♪』とは言えず、
「楽しくはないこともないけれど、君たちが、大学入試センターや本試の狡猾な罠に囚われないよう、その演習だと思って欲しい。」と返し、
また別の生徒からは、「今年、志望校に受からなかったら、この問題やらせたV先生の責任ですからね。」と涙目で訴えられましたが、無事、実力でT大理科一類に合格でき、
「V先生のおかげです♪あざます!!」と手のひらクルクルでして(祝)
ちなみに正解を知り、ぐぬぬぬとなったこの生徒は、『蛇口から出ているのは、その色からして、原油であり、成分的に原油の粘性は、時間の経過に伴い増加していくことで、流体力学上、パイプを通って次のバケツに到達して充満する頃には、1番のバケツが原油で満たされるはずであるから、正解は1番」と、文系の私に対して大変挑戦的な自説をぶん投げてきたのでした(理解不能笑)
Posted at 2026/03/14 19:28:53 | |
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My Life | 日記