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イイね!
2011年05月02日

ノーズダイブが起こる交差点 (マニアック注意)

ボディコーティングを終えたM3での帰り道、とある見晴らしのいい交差点を渡り終え、2速に入れて加速しようとした途端、前を走るエスティマが突然、急ブレーキを掛け、ABSが作動するほどの前傾姿勢に。

加速体制に入りかけたM3のノーズとエスティマのテールが見る間に近づき、「やべぇぇぇぇぇ!!」とこちらもブレーキペダルを踏みつけ、間一髪のところで減速に成功(冷汗)

ブレンボの6PODキャリパーを入れてて良かったと、安堵した瞬間でしたが、ふと、バックミラーを見ると、後ろのクーパーSもフロントガラスがドアップになるほど接近停止しておりました。

「なにかトラブルかな?」
観察すること約1分。
ほどなくして何事もなかったかの如く発進するエスティマ。

「なんだ???」
訝しく思うも、ギアを入れて、エスティマが停止した付近をM3でなにげなく通過しようとすると、急ブレーキをしてしまった訳が分かり過ぎるほどの光景がそこに。



危うく、私までもマスターシリンダーの油圧を最大にしてフルードをキャリパー送りこんでしまうところでした(汗)

この1台、一見、Dino308GT4に見紛う直線基調が美しいデザインのスーパーカー。
グリルの三叉矛でマセラティと分かりますが、スラスラと車名が出てくる方は相当なマニアか高原書店の常連さんぐらいではないでしょうか。

マセラティ カムシンです。

私自身、実車を見るのは勿論、初めて。
小学生の頃、スーパーカー博士を自負していたはずなのに、しばらくマセラティから先が思い当たらなかった未熟者でして、恐らく、エスティマを運転していたお父さんも同じくスーパーカーブームの洗礼を受けた一人に間違いなく、このフォルムに体が反射的に反応してしまったのでしょう。

ベルトーネデザインに血が瞬間沸騰する感覚、ものすごく良く分かります(笑)

横の方にちらっとスパッセのテールが写り込んでいるのは御愛嬌。

そう、ここの交差点近くにお店を構えるのは、和製スポーツカー『スパッセ』で有名な、日の丸バックヤードビルダーの雄、SUZUSHOさん。
オロチで気を吐く光岡の向こうを張る、硬派な車屋さんなのです。

確か、スパッセのプロトタイプが展示してあった時は、私自身が急ブレーキを踏んで後続車両の皆さまに多大なご迷惑を掛けた記憶がm(_ _)m

で、今回も、近くのドラッグストアに用もないのにM3を滑りこませ、デジカメでパチリ。

日頃からマニアックな在庫が目を引く店先ながら、今回の展示車両達はカムシンをはじめ、過去最高のマニアックさといってもいいレベル。
そんなマニア垂涎どころか、並みのマニアですら押しつぶしかねい未知の深海にあるSUZUSHOさんのSTOCK車両をWEBより引用させていただき、ご紹介。

まずは、メジャーどころのDino246GT

この辺りですと、実車もたまに走っていたりしますし、メディアでの露出も主役級。
まさにスーパーカーの王道です。

お次は、Jaguar E TypeのシリーズⅡ

実車を見ることは極めて稀ですが、コンクールコンディションで大切に乗られている方も多いモデル。
クラシック・アストンと並ぶブリテッシュスポーツの代名詞。

さて、ここから水深は一気に深くなります。水圧と低酸素症にならないよう十分注意ください。

Cisitalia(チシタリア)850スパイダー(1964年式)

FIATのようなデザインのこの車。
不肖FlyingV、不明につき、チシタリアという自動車メーカーすら聞いたこともございませんでした(汗)
調べてみると、第2次世界大戦後に生まれたイタリアのバックヤードビルダーで、FIATからパワートレーンの供給を受けていたとか。
彫刻のようなデザインと評され、メトロポリタン美術館に車両が展示されている程。
企業生命は短命に終わるも、ラインオフされた車達はコレクター達によって大切にされているとのことです。


こちらは創業者のピエロ・ドゥジオ氏


さあ、とうとう最深部に到達してしまいました。。。。
もはやマニア指数は計測不能につき、私の唇は藤木君並みのチアノーゼ状態に(深紫)


OSCA 1600GT フィッソーレ(1963年式)

チシタリアと同じく、イタリアの自動車メーカーである他、全く、データがございません。
日本で数台とも言われているらしい、、、、ああ、これ以上の潜航は危険、、、、急速浮上いたします!!

これ全部、SUZUSHOさんの奥に置いてありました(驚)

高原書店から10kmも離れていないところにあるマニアックな自動車メーカー、SUZUSHOさん。

高原書店がトワイライトゾーンとすれば、こちらはいわばマリアナ海溝。
そして、今日もセイレーンとなって、数多のスーパーカーブーム世代のお父さん達を店先でノーズダイブさせては、その深淵へと引き摺りこんでいるのでした(笑)

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Posted at 2011/05/02 18:42:19

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この記事へのコメント

2011年5月2日 19:28
スーパーカーブームの頃マセラティはスペック的に他より見劣りし、子供の興味は強くひきませんでしたが、実用に堪えうるスーパーカーという意味では、ホントに素晴らしいと思いますね。
このことを知ったのは、だいぶ後(大人になってから)ですが。

ジャガーEタイプは、オートプラネット名古屋でも展示販売していた気がします…。
トライアンフやイセッタ、BMW700なんかもあったっけ。
みんなバリモンで、安いので500万円くらい。
桁が違うヤツもたくさん置いてあり、近寄れないようにチェーンが張ってあったけど、係員に一声かけたら入れてくれました。
まだやってるのかな?
もちろん、買えませんけどね。
コメントへの返答
2011年5月3日 11:42
ほろ酔いさん、そうです、スーパーカーカードとかでメラクやボーラが出ると外れカード扱いでした。。。
確かに、この頃のマストアイテム、V12と300kmはカタログスペックとしてありませんでしたが、美しいフォルム、そして強心臓はスーパーカーとしてはかなりハイレベルだったんですよね。
私も、車雑誌を読み漁っていた20代の頃に評価が変わりました。

Eタイプ、オートプラネットにあるんですね。
高原書店の駐車場で1台!そして、ここと県内に3台も(驚)

トライアンフはカニ目ですかっ!
ゴールデンウィーク特別フェスティバルをやってるみたいですので、一度覗いてみよて、綺麗な係員さんに色々とお願いしてみようかな(笑)

SUZUSHOさんのバリモンEタイプは609万円でしたから、相場としては割安みたいです。
もちろん、手を出す男気も甲斐性もございません(汗)
2011年5月2日 20:04
マセラティカムシン目がハートダイスキです揺れるハート
ボーラと同じ V8をフロントに積みトランスアクスルで後輪を回す FRでしたね
リヤのハッチがCRXや初代プリウスみたいに ガラスエンドで 丸い中にもエッジの利いたコーナー部が
イタリアらしい デザインでしたうれしい顔
コメントへの返答
2011年5月3日 11:49
さすがかいまんさん、カムシンをそこまで語れるとは!!
私はメラクSS派でしたよ。
でもメラクはV6でしたから、ボーラとカムシンがフラッグシップだったんですよね~
でもって、ここのカムシン、オーナーの寛容さと懐具合が試される、希少な3AT・・・
ガラスエンドと言うことは、ランボのエスパーダもそうでしたね。
この頃のベルトーネデザイン、秀逸です☆
2011年5月2日 22:02
カムシンに遭遇とは良いですなぁ!
マセラティの大人な色気はたまりません。
3200GTは真剣に買おうかと思った程…
新車で1000万円クラスは維持費もスーパーなので遠慮しましたが。

しかしフルブレーキとは恐ろしやf^_^;)
以前、カイエンにフルブレーキかまされてヤバかったのを思い出しました。
いちよgtvもブレンボ4Podですから。。
コメントへの返答
2011年5月3日 12:06
遼介さん、それはそれは眼福でした♪
マセラティのお子ちゃまお断りの色気はならではのもの。
3200GT、ビトルボ系最後のドッカンターボとテールデザインが堪らんです。
知り合いがこの前、6MTのアセットコルサを手に入れまして、もうブイブイですわ。
信頼性もそれなりに高いですし、OEM部品もリリースされ、価格がこなれてきた今が買い時かもしれませんね。

加速した直後のフルブレーキは精神衛生上、極めて宜しくないです(汗)
GTVも安心の4pod。
もうちょいガツンと効くほうが好みですが車体が軽いこともあって、制動力は十分ですね!
最近、リアの鳴きが、、、、
2011年5月3日 0:36
こりゃまたレアモノですね!
私はまた、尾根遺産系のオチでもあるかと思いましたが(笑)

カムシンの名前が出て来なかったんですね。私もすぐには出て来なかったカムシンない(笑)

そんなのカムシンカムシン!
ちょっとキツイ?(笑)
コメントへの返答
2011年5月3日 12:17
沼津の兄貴~なぜそうも鋭いのですか(汗)
確かに昨晩は、、、、おっとこの話はまだする時じゃ、、、

カムシン、しばらく頭に浮かんできませんでして、お店の人に聞いてようやく思い当たりましたし、その上、その洒落が浮かんだら、メラクるでした~
先に兄貴に言われてしまったので、とてもカムシンでます・・・く、苦しい(笑)
2011年5月3日 13:31
カムシンは、私も写真でしか見たことがないまさに幻のスーパーカーですね。
子供の頃、メラクSSが近所の駐車場にとまっていたので何回も見にいった記憶があります。
確か、メラクは少しお値段がリーズナブルなスーパーカーだったと思います。
6気筒エンジンで、
コメントへの返答
2011年5月3日 20:23
ガン茶さんもスーパーカー世代、カムシンの実車を目の当たりにすると、日常にないことが前提ですから、一瞬、なんの車か分からなくなると思いますよ~
メラクSSがご近所にあったなんて、なんという恵まれた住環境に!!
メラクはシトロエンのV6エンジンですから、ボーラとかに比べれば、スーパーカー的要素が少ないですし、最高速も240kmぐらいだった気が。。。
それでも、リトラクタブルライトのスタイリングは紛れもないそれでした。

プロフィール

「パープルヘイズなお願い http://cvw.jp/b/192969/48625296/
何シテル?   08/29 18:44
20年前に偶然出会った96年式M3CLimousineを溺愛すること4年、そして涙の別離を乗り越え、その後、やって来たE46M3と忘れえぬ10年来を共にした不人...
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