2016年12月21日
【プラズマ・ダイレクト】大槻教授、あなたはある意味正しかった。
書きためていたものをなんとか年内に吐き出すべく、ブログを日次更新し、年末進行でお忙しい皆様のお目汚しをしてしまい、大変失礼しております。
今回はパーツインプレです。
一昔前、超常現象のUFO特番でのお約束と言えば、UFO映像、目撃証言、捕まった宇宙人の画像、そして、UFO否定派の大槻教授vs宇宙人実在派で評論家の韮澤さんとの、演出を遥かに超えた本気の大激論。
結局、韮澤さんが大槻教授に言い負かされて涙目になったところで、UFOやUMAのハイライトシーンが流れて番組はエンディングを迎えるものでしたが、当時、学生であり、オカルト大好きだった私からすれば、やはり地球外生命体は存在してもらいたく、また、ロマンでしかないUFOのことを客観的に証明することはできないにもかかわらず、理詰めで頭ごなしに論破していく大人げない大槻教授への不快感と、韮澤さんのあまりに気の毒な様子に同情しては、理工学部の大槻ゼミの友人の家に押しかけて地球外生命体のディベートを吹っかけ、大変、迷惑がられていました。I君、あの時、単位を落としたこと、この場を借りて深くお詫び申し上げます_○/|_
さて、長々と前振りをしたところで、本題。
やりたいことが多すぎる割にアフターパーツが少なく、S3のモディファイの方向性が定まらないまま半年が経過。
『羊の皮を被った狼』をコンセプトとしている以上、アピアランスは控え目であることは当然として、GS-Fに捲られ、GT-Rに置いて行かれた雪辱を期すべく、サブコンも考えは致しましたが、サービスフリーウェイが効いている間はどうしても手が出せない上にサブコンをしてしまうと次はタービン交換などのハードチューンしか選択肢がない。
そこで目を付けたのが、随分と前から気になっていたパーツでした。
Z31の頃からのモットーは、『良い爆発は良い燃焼から。』
今まで、プラグ交換はじめ、イグニッションコイル、ガンスパーク、フルトラ、CDIなどなど様々な点火系アイテムに手を出し、その効果を体感したつもりになってきたものの、どう考えてもプラシーボの域を出ず、自己満足で終わってきた感が拭えないものばかり。
(WEBで拾ってきた画像です。)
そこで、これなら効果は折り紙付きというべきパーツを、お小遣いとにらみ合いしながら散々迷った挙句、思い切ってお取り寄せいたしました。
1本当たりの単価20,000円強と、計4本で、福沢さんを連隊長とする8個連隊がお財布から出撃する尋常でないお値段ではありますが、裏を返せば、効果があるからこその価格設定。
そう、点火系チューンの定番、マルチスパークと言えば『プラズマ・ダイレクト 』です。
直噴エンジンには特に効果が高いとのこと、期待に胸膨らませオーダーすると、すぐに家に届きました。ちなみに今年の10月のことです。
プラグブーツは、純正流用と書かれていましたが、開けてみると新品のものが付帯している親切パッケージ。
ついでとして、20,000㎞を迎える前にプラグも交換してしまおうと、一緒に買い込んだのがDENSOイリジウムパワー。
プラグ&コイル交換は定番のDIYであって、説明書を見る限り、楽勝ムード漂う中、作業開始です。
ガレージに流れるBGMは、点火系だけあって、LOUDNESSの全盛期の名盤『THUNDER IN THE EAST~LIGHTNING STRIKES』、そしてTHINLIZZYの『Thunder and Lightning』をヘビーローテーション。
エンジンカバーは上方に引っ張ればそのまま外れます。
しかし、なんとも色気のないデザインのエンジン・・・
ピアッツアかスタリオンの直4を見ているようなノスタルジーも感じなくはないですが、せめて結晶塗装ぐらいしておいて欲しかったと思いつつ、各気筒のコイルを外してまいります。
が、これが意外と曲者で、まず、コイルに繋がる電極を、マイナスドライバーの先でプラスチックの留め具を押しながら1個1個浮かした後に、全部の電極を後方へと引っ張って抜かなくてはなりません。
その後、イグニッションコイルを1本ずつ抜き取り、プラグレンチを差し込み、いざ、プラグ交換となった段、プラグ自体が異常に固く、「ふん!」と踏ん張ってトルクを掛けていると、「ゴクッ」とのいやな感覚と同時に股関節に鋭い痛みが走り、その場で股間を抑え、悶絶する哀れなメタラーの姿が(涙)
そうなんです、E46M3を降りた直接の原因であり、長年、変形ギターを低姿勢で弾いていたことによる股関節をまたもや痛めてしまったのです(血涙)
プラグの代わりは効くものの、股関節の代わりはありませんし、弐式に連れていかれた際にも男子たるもの常在戦場の心構え(謎)でいなければなりませんので、プラグ交換は潔く諦め、今回はコイル交換のみへと作戦変更。
それでも、組付け精度が高いのか、コイル自体も全然抜けてくれない・・・
そんなこんなで20分、やっと全部のイグニッションコイルがプラズマ・ダイレクトへとリプレイス出来ました(嬉)
カバーを付けると見えなくなるので、ひとまず見納め。
直噴エンジンならではのマフラーの煤がどの程度軽減されるかもチェックするため、左右4本をピカールとサンドペーパーで鏡面研磨いたしました。おかげで翌日もその翌日も筋肉痛に、、、体の劣化著しいこの頃です(汗)
一息入れたところで、お次は待ちに待ったインプレへと出発。
ユーザーレビューではぶっちぎりに評価され、シャシダイでも効果が数値化されているこのパーツ。さて、その体感度はいかに!!
そこかしこが痛む体をシートに滑り込ませ、エンジンに火を入れると、交換前とは明らかに野太くなった音がマフラーを振るわせており、何事かと顔を出した嫁からは、E46M3以来となる「うるっさい!」と大絶賛。
DSGをDレンジに入れ、そろそろと走り出した途端、いつもとトルクのつき方が変わっていることに気が付き、そのままブーストをなるべく掛けず、負圧領域での極低回転域のみ使用しながら数㎞ほど走行したところで、確信しました。
間違いなく、トルクアップしていることと、さっきからニヤニヤが止まらないことに。
驚くべくは、6速50㎞、1000rpmを許容し、そこからスルスルと加速しているではありませんか!
30分程度でDMEが学習するらしいので、近所をブラブラするつもりだったのが、いつのまにやら高速へ(汗)
料金所を抜けてから、同じアクセル開度にも関わらず、ブーストの掛かりが早く、あっという間に法定速度に到達。
少し減速してから、シフトダウンし、4000rpm以上のパワーゾーンへスロットルを開けていくと「ヴォン、ボ、ヴォボボボボボボ、、、!!」と猛烈な排圧によりマフラーのフラップが吹き飛んだような炸裂音の後、「ファアアアアン」と澄んだサウンドへと変化してく様子は、E46M3とまではいかないまでも、気持ちよく回っているマルチシリンダーそのもの。
高速を降り、信号待ちでのアイドリングも、重厚で不敵なサウンドを奏でておりました。
もしかしたら燃焼効率向上に伴いブーストも若干上がっているのか、高回転時の突き抜け感も向上しています。
学習機能が終わると、それなりに落ち着くようで、体の慣れもあるのか、現在、装着時のような劇的なフィーリング変化は起きてはいませんが、それでも、装着前とは別物のように力強くなり、ほぼ毎日のように乗り続け、装着後2カ月がたった現在も、理想的な成層燃焼が実現したであろうハイ・レスポンシィブな心臓部に新鮮な感動を覚えています。
さて、大槻教授、プラズマは、あなたがおっしゃっていたとおり、オカルトでもなんでもなく、確かに、主観を超えた効果を顕現いたしました。
ただ、私自身、どうしても超常現象や怪奇現象が全部、プラズマであるとは認めたくありません。
なぜなら、私も、その恐ろしい体験の数々を経て、『怪力乱神は信じないもその存在は認める』との謎の真理に辿り着いたからなのです。
次回、その体験談の1つを虚実ないまぜにした久々のオカルトシリーズとして掲載いたしますので、どうぞお付き合いくださいませ~
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AUDI S3 | 日記
Posted at
2016/12/21 11:23:08
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