2022年08月07日
オイル交換のち名古屋飯with第3のアブノーマルエクストリーマー
前回のオイル交換は、小雪舞い散る氷点下、そして、今回は、日中の気温38度の炎天下と、遠い先祖か前世の私が北極圏と赤道直下で何かやらかしたとしか思えない、カルマの様相を呈してきた油脂類のメンテ。
そんな私の不浄な肉体が、熱波とアスファルトからの輻射熱で滅却させられる前に、少しでも作業が楽な時間帯をと、熱さが若干緩んだ夕方、ガレージからM3を引っ張り出して、オイル交換を断行いたしました。
この前のスイフトのオイル交換で予想はついていたものの、夕方とはいえ体温と同程度の外気は、気管を通るたびに粘膜を容赦なく蒸発させ、斜めに差し込む太陽放射で血液が沸騰して、今にも頭頂部から間欠泉となって噴出してしまいそうなほど。
熱さ対策として、アイスノンとポカリ、そして、暗くなると湧いてくるDQN、、、も含めた害虫対策に虫よけスプレーをくまなく噴射し、作業開始。
実は、この日の夜、学生時代、同じゼミだったツレが名古屋に転勤してきており、彼と食事をする約束があったので、2月のオイル交換の時のように、そう呑気に作業をしていられなかったのです。
ちなみ、10年前の正月にふらっと年賀状持ってやって来たアナーキストではありません。
とはいえ、Motulの代理店からお詫びでもらったEngineCleanも使うため、いつもより工程が多く、段取り良く進めなくては遅刻してしまう。
今回のオイルは、前回と同じくMotulのTrophyを使いたかったのですが、代金決済後に絶版(国内取り扱いなし?)となったことが判明。
仕方なくその後継であるCompetitionをチョイスし、そのお詫びでくっ付いてきたのがエンジンクリーナーでした。
後継といっても成分も変わっているため、一度、内部をリセットすべく、まずは、M3にウマをかけて、Cleanを投入後、15分暖気。
十分にCleanが燃焼室に回り切ったところで、下回りへと潜り込み、アチアチになったオイルに気を付けながら、ドレンボルトを抜き取るも、予想以上の熱さに手を放してしまい廃油パックへと落下、そのサルベージに痛恨のタイムロス。
石畳の上に引いた段ボールの上に仰向けになってM3の下へと潜っているうちに、背中へと熱が伝わり、じっくり低温調理されているローストチキンを疑似体験。
15分の暖気のおかげで、オイルの抜き取りもすぐに終わり、急いでフィルターを取り替え、新油を6.25L入れ、廃油パックを処理して作業終了。
廃油は、もともとのMotulの洗浄性能に加え、LOOPパワーショット2本と今回のEngineCleanの効果か、そこそこ汚れてはいるものの、臭いや鉄紛などの混入物もない非常にいい状態でした。
でもって、工具など大急ぎで片づけ、シャワーを浴び、いざ、M3でツレをピックアックしに出撃です。
S55の変化を楽しみながら、待ち合わせ場所に急ぐともうそこにツレの姿が。
私と違い、まっとうに卒業し、まっとうな会社に入り、まっとうに出世して、まっとうに家族を養う、どこかの牛丼怖いメタラーとは対極の人生を送る、至極常識人な彼は、深夜までかかるといわれていた大規模システム障害を定時に片づけ、待ち合わせ時間5分前に到着しているシゴデキぶり。
ただし、彼の家族も知らない、ある一点に関しては、もはやアブノーマルを超越した、解脱の域に達しているということをここで付け加えさせていただき、その話はまたの機会においとくとして、、、
ちなみに、その触りとして、子供に見せたくない哺乳類トップ2を独占(FlyingV調べ)する『変態犬さん』と『ピーピングトム氏』などは、溢れ出るリビドーが際限なく外側に向かっていったのに対し、彼の場合は、それが内側というか、自己への耽溺へと深く沈んでいったと言いましょうか、学生時代、彼の二つ名は『マスターセ〇ズラー』と呼ばれ、数々の自己犠牲とフロンティアスピリットは、我々の敬意と畏怖の対象であったことだけ、彼の名誉のためにお伝えしておきます。
オイル交換ぐらいで時間ぎりぎりだったとはとても言えず、彼を拾って、リクエストした名古屋飯へ。
M3に乗り込んだ、彼の第一声が、
「おお、M3か!青いのどうした?」
そうなんです、ずいぶん前に、名古屋に遊びに来た際、愛してやまなかったE36M3Limoに乗せたことがあったのです。
「あれは色々あって乗り換えたよ。」
「そうか、確か超レアなモデルだったよな。おい、なんだこれ、マニュアルじゃないのか?」
などなど質問攻めにされ、彼のリクエストで、最初に向かったのは、
抹茶シロノワールなど変わり種を提供してくれる和風コメダ『おかげ庵』
鉄板ナポリタンも美味なここで、やることと言えば、こちら。

※画像は、どこかのWEBから拝借しております。
隣のテーブルでは、初々しい大学生らしい男女が仲睦まじく、「ウフフフ💛」とみたらしを焼く横で、おっさん二人が、猥雑な話に「ゲヘヘヘヘヘ。」と下品な笑いを浮かべながら、ちまちまとひっくり返すという地獄のコントラストが。
次のリクエストは、名古屋発祥ながら、岐阜で愛され、その名を冠することとなった岐阜タンメンへ。
深夜0時近くにも、順番待ちの列が店外に。

寛解したとはいえ、唐辛子などの刺激物は禁忌につき、私は辛さゼロを注文。
それに反し、ヤツは、あろうことか、ニンニク無限トッピングをオプションで。
深夜に麺類を食べる背徳感がスパイスとなって、大変おいしゅうございました。
すっかりお腹がくちくなって満足したツレを社宅まで送り届けた後、ちょいとMotul Competitionのインプレに。
EngineCleanの効果は分かりませんでしたが、前回入れていたTrophyが、フリクションがなく、まるで氷の上を滑るように、アクセル開度以上にシリンダーが鋭利に回っていったのに対し、フリクションがないのは相変わらずながら、ソリッドなフィーリングになったというか、アクセルの踏み代と回り方が感覚的にシンクロしたようなメリハリとキレを感じました。
鋭利なカミソリが、よく切れるナタになったといった風です。
翌日、M3のドアを開けて、猛烈なニンニクの残り香に、吸血鬼のごとく体をのけぞらせたメタラーの姿が目撃されたのでした(涙)
そして、ニンニクで精を付けたヤツがどうしたか、知る由もなかったという。。。
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F80M3 | 日記
Posted at
2022/08/08 10:14:07
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