2008年08月20日
~続き~女子高生とM3 夏の思い出日記 その1 後編
~2008年 FlyingVの夏の思い出日記 その1 後編~
・・・お騒がせしております、前編からの続きです。ちょいと長くてすいません・・・
M3を目の当たりにした女子高生3人は、「あ、ビーエムだ。すごーい。黒~い。」となんだかウケている様子。
「さ、乗って乗って。」とM3の車内に誘導し、全員のシートベルトを確認したところで、エンジンをかけ、回転寿司を目指します。
バックミラーを見ると、助手席&後部座席に乗り込んだ彼女ら全員が映りこんでいて、もう、とんでもなく贅沢な絵図に(脂汗)
途端に車内に立ち込める、若さが発酵しかかった甘酸っぱい香りが脳下垂体に直接届き、グワングワンと理性が仏壇返しになりそうになったとき、
その中の一人から「そう言えば、うちのも、ビーエムだ。」と、私を常世に連れ戻す話題が飛び出しました。
「へえ~、ビーエムの何乗っているの?」と嬉々として聞いてみると。
「ええっと、良くわかんないけど、大きいやつ。後ろに、Mって書いてあった。横にも、このビーエムと同じ穴があいてて、、、、4ドアの新車だよ。」
「それって、ひょっとして、、、、M5??」
「あ~、なんかそれかも。良く分かんないや。あはははは。」
「すげぇ、、、、お父さん、M5なんだ。。。」
「うちのはベンツが2台。1台は去年買ったやつで、二人しか乗れないの。」
「うお~、それはひょっとしてSLってやつじゃないの??」
「ううう~ん、600って言っていた気が・・・すんごい大きいの。」
「うへぇぇぇぇぇぇ、、、それはすんごい大きくて、おまけに威張れるぞ!!、、、しかし、なんちゅう富裕層なんだ、君たちの家は。」
「そんなことないよ、お父さん、キモいもん。」
「うん、キモい、キモい。」と同調するもう一人。
「こらこら、汗を流すお父さんを悪く言ったらかわいそうでしょ。」
「だって、、、、暑いと、くちゃいもん。」
う、なんて破壊的かつ残酷な一言をこうもさらっと・・・ここは頑張っているお父さん代表としてなんとかフォローせねば。。。
「いや、それは、ほら、、、、臭いものほどうまいっていう、くさやとか、ドリアンとか、、」
「無理無理!!そういうもの、口に入れちゃダメじゃん!?ドリアンって稲中卓球部のって、違うか、、、きゃはははは。」
全国のお父さん、すいません、私の力はここまででした。
「これ、ミッションなんだ~かっこいい!メーター300kmまである!!」と、趣味でマニュアル車を所有する車好きの義兄の影響からか、どうやら助手席の姪っ子にはM3は好評のよう。
前が空いたときに、ちょっとばかりS54を泣かしてみると、「わ~速い速い!!」と大喜びでした。
乗り心地になんのクレームも出なかったのは、さすがACシュニッツアー。
『女子高生も納得の乗り心地』あ、このコピー、阿部商会とか使わないかな(笑)
回転寿司に到着し、混雑した店内に入ると2組待ちとのこと。
それにしても、店に入ってから、途端に注がれる視線の数々(汗)
BOX席の脂ぎったおじさんがガン見しておりまして、ただでさえ目立つスラリとした女子高生3人組を引連れた、私の姿は、怪しげな芸能プロ関係者か、はたまた担任の先生か。。。
ようやく名前を呼ばれて、BOX席に移動し、さてお寿司となりましたが、さすがは、食べ盛りの三人組。
元気に注文するのはいいのですが、次第にこだまする「トロ」「うに」「いくら」のリフレイン。
頭の回転の速い子たちですので、約20歳の年の差も感じさせない会話のキャッチボールが弾み、いつもまにやら、私はなぜか「V様(ここは本名です。あしからず)これ頼んで良いですか??」と調子よく呼ばれる始末に(汗)
やがて話題は、恋の話となり、「あいつ、頭盛りすぎ。」だとか、なんだか淡い恋の話で盛り上がってまして、こういう話は傍で聞いてても楽しいですね。
全員、彼氏がいないとのことで、学生のころなら「誰か紹介してくださいよ。」なんて良く頼まれましたが、今となってはそんなことが起きる訳でもなく、恋の予選すら参加できない、誰にでもやさしくされるおじいちゃんのような感じで、話を聞かせてもらっているのでしょう。。。いんです、それでも(涙)
そんな時に、姪っ子から「Vさん、××ちゃん(うちの嫁さんのことです。)と同級生だったんですよね。」と恋話参加資格を頂き、
「そうなの。丁度、みんなと同じ高校1年生の時に同じクラスになって、、、、それからずっと、今まで。付き合いだしたのは、卒業してからだけどね。ま、彼女しか相手にしてもらえなかったんだ。」と若干、謙遜気味に馴れ初めを話すと、
「すごい、すごい。」といい反応。
「ええ、同い年なんですか、見えないです。」とこれまたナイスレスポンスだったのですが、
「奥さん、お綺麗ですよね~」「うん、見えない見えない。」と若く見えるのは嫁のことで、なんて素直な女子高生達なんでしょう(泣)
その後、話題はバンドのことになり、姪っ子から、「Vさんは、ギタリストなのよ~」との起死回生の振りが。
高校生になった姪は、今日は、なんだか、とてもいいアシストをしています。
「へ~、なにやってるんですか~?」とちょっと間延びして聞いていくるところなんぞ、可愛らしいところでして、
「うちのバンドはね、、、ラウド、、、」と言いかけたところで頭をよぎるのは、2年前、横の姪にうかつにもメタル(ラウドネス)をやっていると言ってしまったばかりに、ケチョンケチョンにメタルを言われてしまった忌まわしい記憶。
「ラ??なに??あ、もしかして、渇いた~♪ってやつですか??」
「いや、ラウド、ネ、、、そうそれ、、、、ラルク」(爆)と一度もコピーしたことないどころか、CDすら持っていないラルクと嘯いてしまいましたぁぁぁぁ
ああ、高崎晃大先生、大変申し訳ございません。だって、だって、、、こう言うしかなかったんです(男泣)
一番高い紫のお皿がバベルの塔のごとく積み上がったところで、お会計。
「V様、ごちそうさまです。」と示し合わせたかのように気持ち良く笑顔でお辞儀され、再びM3へ。
帰りの車内のBGMは、ラルクと答えた手前、もちろん800曲全部がメタルのi-PodにJ-POPが入っているはずもなく、ただ、S54の甲高いエキゾーストノートと、彼女たちの「キャピキャピ」と携帯電話の操作音とがキャビンに響き渡っておりました。
そのまま、嫁の実家に彼女たちを送りとどけ、「おやすみなさい☆」とお見送りをしてもらった車内に残るのは、先ほどまでの女子高生達の余韻。
M3の良さは、やはり高校生には直接届きませんでしたが、M3に女子高生を満載するという、非日常体験をさせてもらった、今年の夏。
交差点で止まっていると、隣の車から、M3と女子高生を交互に見る視線がとても痛く、途中立ち寄ったコンビにでもものすごい注目されてしまい、いや~気まずかった(汗)
帰宅すると、「お疲れ様。○○ちゃん、とても楽しかったってメール来たよ。」と出迎えた嫁は、20年前に出会った高校一年生の時と変わらぬ笑顔をたたえておりまして、その笑顔に、ついつい反射行動で「ごめんなさい。」と言ってしまう私に、途端に嫁の顔が曇りました(滝汗)
さあ、みんな、いっぱい恋して、沢山傷ついて、そしていい女に成長したら、、、また、いつでも名古屋に来なさい(笑)
あ、その時までに、ラルクを練習しておかないと(爆)
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M3とお姉さま達 | 日記
Posted at
2008/08/20 01:02:34
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