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FlyingVのブログ一覧

2009年05月18日 イイね!

E92M3とOLさんで行く ~信州湯けむり慕嬢~ 

E92M3とOLさんで行く ~信州湯けむり慕嬢~ 女子高生とM3に続く、シリーズ第2弾?、E92M3とOLさんで行く湯煙慕嬢レポートです(爆)
お暇な方はお付き合いくださいませ~

「今度、温泉行こうか。」とリップサービスのつもりで口走った一言。
場の雰囲気からでた社交辞令として、さらっと流れたはずでしたが、、、、
つい先日、口約束でも契約は成立するという、痛恨の不覚を取ってしまいました。

それ以来、顔を合わせれば「いつ温泉連れてってくれるんですか??」とカッコウの雛のように口を突いて飛び出し、「ああ、今度ね。」と騙し騙し交わすも、
「来週末でしたら空いてますよ~」など、徐々に差し込まれ、軽い社交辞令がいつしか言質に変わり、「約束を守ってくれないなんて、ひど過ぎます。。。一体いつが空いているんですか??やっぱりVさんはへタレメタラーだったんですね。」と錆びた剃刀のような言葉で気持ちを切り刻まれていった私は「じゃ、日曜ということで。」とついに強制執行させられることとなりました(泣)
ついでに「お蕎麦も寄りましょうね。」と遅延損害利息もつけるしたたかさ。。。(涙目)

こんな弾みで交わした社交辞令を錦の御旗に掲げて私を寄り切ったのは、ネオン輝く海千山千のお姉さま方ではなく、夏川純とaiko風の、20代の婚活中OLさん2名。

「やったー☆」とそれはそれは嬉しそうでして、まんざらでも無かったりしますが、そうは言っても私は既婚者。
ここは一緒に盛り上げてくれる連れを探して、オードリーの春日そっくりの後輩に白羽の矢を立てていたところ、3日前になって、真っ二つに折れた携帯電話を残して家出する事件が発生(驚)

その後、色々声をかけてはみたものの、なかなか予定が合わず、これは1vs2で相手をしなければならないのかと、よからぬ妄想で入浴前にすでに頭がのぼせそうになっていたところ、ある方が頭に浮かび、早速電話してみると「いいですよ。」と快諾していただきました。
実はこの方、E92M3オーナーでして、「車はどうしますか。」と振ってみると、「じゃあ、私が出します。」と願ってもないお言葉が(喜)
E92M3が発表になった時、ガラスケースに入れて床の間に置いて起きたいほど官能的だった名器S52ユニットを捨て、V8にシフトしたことで、既にM3ではなくM4になってしまったとすこぶる懐疑的な私でして、E92M3を同乗者目線で舐めるようにインプレしてやろうとの下心満々だったりします。

前日がひどい荒天だったため、天気が心配でしたが、私の日ごろの行いをどなたかがチャラにしていただいたおかげで、時々雨が止むぐらいにまで回復。
待ち合わせ場所に早めに着き、待つこと10分。
野太いV8サウンドがする方向を眺めていると、視界に入るのはヘルスブラックのM3。

「ウォン!」とブリッピング1発を残して歩道に横づけし、サイドウインドウがスルスルと降りたかと思うと、「お待たせ。さ、乗って。」と響きわたる渋いバリトン。
むさ苦しいメタラーの私でも、「はい。」とうっかり乙女心が芽生えてしまいそうになってしまいました(汗)

ピックアップに向かったOLさんからも、「すごーい!!」と黄色い歓声が起きるほど。
E92M3とちょい悪親父の組み合わせ、無敵です。

さて、途中雨に振られながらも、中央道を抜群のスタビリティで進むE92M3は、時折V8らしいサウンドがわずかに響くだけで、良く動く足のおかげなのか、路面のピッチが抑え込まれた快適性と普通に会話ができる静寂性を持ち合わせておりまして、これが高性能なM3であることを忘れてしまうぐらいの穏やかさ。
代替わりする都度、高性能化の対価として、どんどん刺激がそぎ落とされていく寂しさを感じながらも、概ねOLさんには好評のようでして、ただ速さだけをストイックに追及した頃よりも懐が広くなったと歓迎すべきことなのかもしれません。
それでも、コンフォートからスポーツモードに切り替えて、一たびV8に鞭を入れると、4000rpm辺りから音の粒子が密集し始め、硬質なサウンドとともに、8000rpmオーバーまで軽々と回り切る、超絶ユニットはMそのもの。
シフトダウン時のブリッピングに、後ろのOLさんたちも「F1みたいで、かっこいい!!」と大絶賛。
後部座席もちゃんと大人二人が座れるユーティリティもM3の美点の一つ。

その後、信州のとあるそば屋にて、名物のお蕎麦とてんぷらを堪能後、公費の無駄遣いとしてやり玉に挙がっている温泉で一休み。

おそば屋さんも温泉も、いつ行っても人がまばらで、隠れ家的な贅沢を楽しめたのですが、ETCの割引で途端に人が溢れたのは少し興ざめです。

それでも、温泉の湯気が香る男風呂と女風呂の入り口で、「じゃあ、1時間後に、ロビーで。」と言葉を掛けると、「はーい☆」と張りのある声で見送られ、温泉というロケーションとあいまってなぜか湧き上がるほのかな期待。

ここの温泉は強めのアルカリ泉で、お湯に入ると途端に肌がヌルヌルし始め、いらない角質が剥けていくような感じです。
外は雨ながらもそのまま露天風呂につかり、女風呂から聞き覚えのある声が聞こえてきたので、
「そっちはどう??」とついつい聞いてしまうと、若干の沈黙が流れ、
「いい湯ですよ~覗かないでくださいね。」とのお決まりの回答。
人生の酸いも甘いも知り尽くして、いまさら何の恥じらいもあるのかと突っ込みたくはなりましたが、
「こっちは別に覗いてもらってもいいよ~。今ならチャンスタイム♪」と返し、
「やだぁ、、、あはははは」とのやり取りがとても楽しい私は、悲しいほどオヤジでした(汗)

小1時間ほどゆっくりつかって、休憩室で波打ち際のオットセイの如くゴロゴロと横になっていると、ほどなくして「お待たせ。」と2人組が到着。
普段はしっかりメイクの2人。
名古屋巻きを後ろに縛り、上気した肌が薄ピンク色に透ける頬をタオルで覆いながら顔を向けるしぐさに、思わず座りなおして、まじまじと見つめていると、「そんなに見ちゃダメ、、です。。。」と恥じらうさまは、普段との落差、野茂のフォーク以上。
ほのかに漂うボディソープの香りが鼻腔をくすぐり、「ゴクリ」と鳴りそうになる喉に、「あ、あかん、俺にはもうすぐ生まれるややこがいるし、、、」とあまりの乙女っぷりに、理性が土俵際までがぶり寄られ、「惚れてまうやろぉぉぉぉぉ」と叫びたくなる気持ちをぐっとこらえていると、E92M3オーナーさんから「全然大丈夫。2人とも可愛いよ。」と大人の受け応えがなされておりました。
湯上り乙女の殺傷能力、大量破壊兵器として認定してください。

雨が降りしきる中、エントランスまでE92M3を横付けしてもらうという贅沢なおもなしにOLさんたちのテンションはさらに上がり、その後、恵那の川上屋本店に立ち寄ってモンブランに大喜び。

帰路の高速ステージは相変わらずのスタビリティと高性能GTぶりは往路以上。
足回りのスポーツモードは、相当ゴツゴツ感がありましたが、後部座席からはなんの苦情もありませんでした。

散会となり、「今日はありがとうございました!!またお願いします☆」と暗におねだりするあたり、やはり20代後半のしたたかさというところでしょうか(汗)

E92M3、実際にハンドルを握るでもなく、同乗者として観察すると、大人4人が快適に移動できTPOを選ばない世界最速のクーペであることは間違いありませんでした。
また、古式ゆかしき温泉街にも意外と溶け込むあたり、BMWのデザインの妙といいましょうか、E92M3は上質なスーツを着こなす生粋の社交界出身といった具合で、E46M3は筋肉質な体にラフなスーツをはおっているイメージを感じてしまいます。
それでも、強心臓はまさしくMの血統。V8のマルチシリンダーになったとしても、回転フィールの節々に躍り出る荒々しさと脈動感に、ちょいちょい鋭い牙が覗いておりました。

婚活真っ只中のこのOL2人組の今後も気になりますが、さらに気になるのはE46M3と比較での女性評でして、片や「私達と結婚してくださ~い(笑)」とまで言わしめたE92M3。
一方のE46M3はと申しますと、私のE46M3で1人を送っていく際に、「そう言えば、Vさんのも同じBMWですよね?」と聞かれ、「いや、M3というスポーツグレードだけど、同じじゃないよ。ひとつ前の型だもん。エンジンも違うし、i-Driveもないし。」と答えると、「全然、同じにしか見えません。」と、きっぱり。
E92M3とE46M3との違いはBMWで一括りになってしまい、OLさんにとって大差ないことが判明。
色もカーボンブラックとヘルスブラックと同系色だったこともその要因かと思われますが、やはり、どちらもドライバーズカーなんですね。

さて、もう一つの戦いの行方、、、
E92M3オーナーとE46M3オーナーとの男湯での仁義なきスペックバトルの勝敗はと申しますと、E92M3とE46M3との数値ぐらいのスペック差があったということだけ申し上げておきましょう・・・・(謎の男泣)

Posted at 2009/05/18 01:26:24 | コメント(12) | トラックバック(0) | M3とお姉さま達 | 日記
2008年10月03日 イイね!

M3と終わった恋の残り香 思い出裏日記

なんでも現在の太陽の強さは、過去50年で最低のレベルにあり、金融危機よりも深刻な地球規模の事態にもなりかねないとか。
参考(『ナショナル・ジオグラフィック』より。17世紀のマウンダー極小期)

私こと不肖FlyingVも、ここ最近、核爆弾でも斬鉄剣でもびくともしないよう、カーボンタングステンとこんにゃくで密閉し、最後に貞子の呪をかけて、大脳のコキュートスに沈めておいた、忌まわしい記憶が凍解され、今日までなにをするにもほとんど手つかずの状態にありました。

その、ことの発端とは、、、、、

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「久しぶり。。。元気??」
先月末に、携帯に飛び込んできた一通のメールに脈拍が上がりました。
表示されたメールアドレスは、何年も前に消去したもの。
まだ独身だったころ、ようやく癒えた失恋のカサブタが剥がれ落ちるのと同時に、ニューロンからデリートしたはずだったのに、
笑うと少しじりが下がり、黒目がちになる瞳と、薄い唇からのぞく白い歯が一瞬で大脳記憶野の底からサルベージされてまいりました。

そのまま開けずに捨ててしまおうかどうか、しばし考えながらも、シクシクと甘酸っぱく泣き出す古傷に誘われ、意を決して開封してみると、
相変わらず屈託もない内容ながら、文面が若干遠慮気味になっているのは、経過した時間の分だけ距離を感じているのでしょう。

「好き。」と言っておきながら、「Vさんは、お兄ちゃんみたい。」とやんわりと切り捨てられたあの時。

同じ哲を踏まないよう、不毛な期待を漆喰で塗り固め、取りあえず、社交辞令だけであっさりと返信。

それから数時間後、メールがあったことを告げる携帯と、サイドモニターに表示される同じメールアドレス。

気持の平穏を望んでおきながら、なにかを期待せずにはいられない矛盾に、またしても不意に脈拍が上がり、少し間を開けて、メールを確認すると、
「聞いてほしい話がある。」とのこと。。。

『あの時も、こんな風にはまりこんでいったんだっけ。』と、警戒しながらも、このままでは精神衛生上、非常に良くないため、「じゃあ、久しぶりに食事でもしようか。」という運びになりました。
ついつい顔を出す高揚感は、痛みに変わらないまえに、押し殺しておかないといけません。

そして、先日。
待ち合わせは、よく接待で使う某有名レストラン。
結局、膨らみ続けた高揚感を落ち着けるために、早めに行き、彼女の到着を待ちます。
あらわれた彼女は、ほぼ十年ぶりながら、ほとんど変わらないたたずまい。
ニュートン的時間経過から取り残されてしまったかのように、笑顔も声の調子もそのまま。
料理をなかなか決められない様子も、まるであの時の再現シーンを見ているようです。
食事が進むにつれ、会話のぎこちなさもなくなり、「ところで、聞いてほしいことって?」と投げかけてみると、「ああ、あれはもういいの。」と、肝心なところをはっきりさせないのも全然変わっていません。
仕事の悩みなど、たわいのない話で終始し、結局、聞いてほしいことは分からずじまいでした。
ただ、決定的に変わっているのは、気持ちがコントロールできなかった若かりし頃の自分と、今、ここに座ってある程度余裕をもって話ができている自分。
感受性が鈍くなったのか、それともこれを成長というのか。。。

デザートと食後のコーヒーが終わり、「じゃあ、送って行くよ。」と駐車場まで案内すると、「今はビーエムなんだ。」と、ナビシートに体を沈めながら、メーターを覗き込む彼女がバランスを崩したので、思わず肩を抱いてしまいました。
息がかかる距離で目が合ったまま、そのまま固まる彼女。
このまま、十年という時間が飛ぼうとしていた瞬間、振り払うように視線を外し、
「どうしたの?どこか捻った??」とようやく声をかけると、
「あ、うん、ありがとう、ごめんね。」とナビシートに座り直し、シートベルトバックルの「カチリ」という音とともに、ギアを1速に入れ、駐車場を後にしました。

ナビよりも詳しい裏道を抜け、車内で流れるのはFMだけ。
そろそろ車を置いている駅近くの駐車場に到着となったとき、
「そうそう、聞きたかった事って。」と突然切り出す彼女。
「うん、何?」
「あの時さあ、Vさん、私のこと・・・・」
「・・・そんなことなの???うん、、、、ま、そうだったけど。」と言いながらも、こみ上げるのは胸の真ん中あたりをぐっと握られる軽い息苦しさ。
「そっか、ありがとう。」
「もういいじゃん、終わったことだし。もしかして、それだけ??」
「そうよ。だって、ちゃんと確認しておきたかったんだもん。それに、私ね、、、、」
「あ、着いたよ。今、何か言い掛けた??」
「ううん、こっちの話♪久々に会えて楽しかった。ありがとう。」
一度こちらを振り向き、手を振ったあと、赤いドイツ車に乗り込んだ彼女を見送り、帰路につきました。

こんなことがあってブログも筆が進まず、ネタばかりがたまる一方で、仕事にも影響を及ぼしかねないここ数日。

もちろん、嫁には途中を端折って軽く報告済みでして、ちょっとむくれた嫁に言わせれば、「自分に自信がなくなっていたんじゃない。」とのこと。

女心と秋の空。

古傷に浮いた鰯雲は、微妙な積乱雲を伴って、私のチキンハートに季節はずれの夕立ちを降らせて行ったのでした。
最後に言い掛けた「私ね、、、」の残り香を漂わせて。
Posted at 2008/10/04 23:06:44 | コメント(6) | トラックバック(0) | M3とお姉さま達 | 日記
2008年08月20日 イイね!

~続き~女子高生とM3 夏の思い出日記 その1 後編

~2008年 FlyingVの夏の思い出日記 その1 後編~

・・・お騒がせしております、前編からの続きです。ちょいと長くてすいません・・・

M3を目の当たりにした女子高生3人は、「あ、ビーエムだ。すごーい。黒~い。」となんだかウケている様子。

「さ、乗って乗って。」とM3の車内に誘導し、全員のシートベルトを確認したところで、エンジンをかけ、回転寿司を目指します。

バックミラーを見ると、助手席&後部座席に乗り込んだ彼女ら全員が映りこんでいて、もう、とんでもなく贅沢な絵図に(脂汗)

途端に車内に立ち込める、若さが発酵しかかった甘酸っぱい香りが脳下垂体に直接届き、グワングワンと理性が仏壇返しになりそうになったとき、
その中の一人から「そう言えば、うちのも、ビーエムだ。」と、私を常世に連れ戻す話題が飛び出しました。
「へえ~、ビーエムの何乗っているの?」と嬉々として聞いてみると。
「ええっと、良くわかんないけど、大きいやつ。後ろに、Mって書いてあった。横にも、このビーエムと同じ穴があいてて、、、、4ドアの新車だよ。」
「それって、ひょっとして、、、、M5??」
「あ~、なんかそれかも。良く分かんないや。あはははは。」
「すげぇ、、、、お父さん、M5なんだ。。。」
「うちのはベンツが2台。1台は去年買ったやつで、二人しか乗れないの。」
「うお~、それはひょっとしてSLってやつじゃないの??」
「ううう~ん、600って言っていた気が・・・すんごい大きいの。」
「うへぇぇぇぇぇぇ、、、それはすんごい大きくて、おまけに威張れるぞ!!、、、しかし、なんちゅう富裕層なんだ、君たちの家は。」
「そんなことないよ、お父さん、キモいもん。」
「うん、キモい、キモい。」と同調するもう一人。
「こらこら、汗を流すお父さんを悪く言ったらかわいそうでしょ。」
「だって、、、、暑いと、くちゃいもん。」
う、なんて破壊的かつ残酷な一言をこうもさらっと・・・ここは頑張っているお父さん代表としてなんとかフォローせねば。。。
「いや、それは、ほら、、、、臭いものほどうまいっていう、くさやとか、ドリアンとか、、」
「無理無理!!そういうもの、口に入れちゃダメじゃん!?ドリアンって稲中卓球部のって、違うか、、、きゃはははは。」
全国のお父さん、すいません、私の力はここまででした。

「これ、ミッションなんだ~かっこいい!メーター300kmまである!!」と、趣味でマニュアル車を所有する車好きの義兄の影響からか、どうやら助手席の姪っ子にはM3は好評のよう。
前が空いたときに、ちょっとばかりS54を泣かしてみると、「わ~速い速い!!」と大喜びでした。
乗り心地になんのクレームも出なかったのは、さすがACシュニッツアー。
女子高生も納得の乗り心地』あ、このコピー、阿部商会とか使わないかな(笑)

回転寿司に到着し、混雑した店内に入ると2組待ちとのこと。
それにしても、店に入ってから、途端に注がれる視線の数々(汗)
BOX席の脂ぎったおじさんがガン見しておりまして、ただでさえ目立つスラリとした女子高生3人組を引連れた、私の姿は、怪しげな芸能プロ関係者か、はたまた担任の先生か。。。
ようやく名前を呼ばれて、BOX席に移動し、さてお寿司となりましたが、さすがは、食べ盛りの三人組。
元気に注文するのはいいのですが、次第にこだまする「トロ」「うに」「いくら」のリフレイン。
頭の回転の速い子たちですので、約20歳の年の差も感じさせない会話のキャッチボールが弾み、いつもまにやら、私はなぜか「V様(ここは本名です。あしからず)これ頼んで良いですか??」と調子よく呼ばれる始末に(汗)

やがて話題は、恋の話となり、「あいつ、頭盛りすぎ。」だとか、なんだか淡い恋の話で盛り上がってまして、こういう話は傍で聞いてても楽しいですね。
全員、彼氏がいないとのことで、学生のころなら「誰か紹介してくださいよ。」なんて良く頼まれましたが、今となってはそんなことが起きる訳でもなく、恋の予選すら参加できない、誰にでもやさしくされるおじいちゃんのような感じで、話を聞かせてもらっているのでしょう。。。いんです、それでも(涙)

そんな時に、姪っ子から「Vさん、××ちゃん(うちの嫁さんのことです。)と同級生だったんですよね。」と恋話参加資格を頂き、
「そうなの。丁度、みんなと同じ高校1年生の時に同じクラスになって、、、、それからずっと、今まで。付き合いだしたのは、卒業してからだけどね。ま、彼女しか相手にしてもらえなかったんだ。」と若干、謙遜気味に馴れ初めを話すと、
「すごい、すごい。」といい反応。
「ええ、同い年なんですか、見えないです。」とこれまたナイスレスポンスだったのですが、
「奥さん、お綺麗ですよね~」「うん、見えない見えない。」と若く見えるのは嫁のことで、なんて素直な女子高生達なんでしょう(泣)

その後、話題はバンドのことになり、姪っ子から、「Vさんは、ギタリストなのよ~」との起死回生の振りが。
高校生になった姪は、今日は、なんだか、とてもいいアシストをしています。
「へ~、なにやってるんですか~?」とちょっと間延びして聞いていくるところなんぞ、可愛らしいところでして、
「うちのバンドはね、、、ラウド、、、」と言いかけたところで頭をよぎるのは、2年前、横の姪にうかつにもメタル(ラウドネス)をやっていると言ってしまったばかりに、ケチョンケチョンにメタルを言われてしまった忌まわしい記憶。
「ラ??なに??あ、もしかして、渇いた~♪ってやつですか??」
「いや、ラウド、ネ、、、そうそれ、、、、ラルク」(爆)と一度もコピーしたことないどころか、CDすら持っていないラルクと嘯いてしまいましたぁぁぁぁ
ああ、高崎晃大先生、大変申し訳ございません。だって、だって、、、こう言うしかなかったんです(男泣)

一番高い紫のお皿がバベルの塔のごとく積み上がったところで、お会計。
「V様、ごちそうさまです。」と示し合わせたかのように気持ち良く笑顔でお辞儀され、再びM3へ。

帰りの車内のBGMは、ラルクと答えた手前、もちろん800曲全部がメタルのi-PodにJ-POPが入っているはずもなく、ただ、S54の甲高いエキゾーストノートと、彼女たちの「キャピキャピ」と携帯電話の操作音とがキャビンに響き渡っておりました。

そのまま、嫁の実家に彼女たちを送りとどけ、「おやすみなさい☆」とお見送りをしてもらった車内に残るのは、先ほどまでの女子高生達の余韻。

M3の良さは、やはり高校生には直接届きませんでしたが、M3に女子高生を満載するという、非日常体験をさせてもらった、今年の夏。
交差点で止まっていると、隣の車から、M3と女子高生を交互に見る視線がとても痛く、途中立ち寄ったコンビにでもものすごい注目されてしまい、いや~気まずかった(汗)

帰宅すると、「お疲れ様。○○ちゃん、とても楽しかったってメール来たよ。」と出迎えた嫁は、20年前に出会った高校一年生の時と変わらぬ笑顔をたたえておりまして、その笑顔に、ついつい反射行動で「ごめんなさい。」と言ってしまう私に、途端に嫁の顔が曇りました(滝汗)

さあ、みんな、いっぱい恋して、沢山傷ついて、そしていい女に成長したら、、、また、いつでも名古屋に来なさい(笑)
あ、その時までに、ラルクを練習しておかないと(爆)

Posted at 2008/08/20 01:02:34 | コメント(16) | トラックバック(0) | M3とお姉さま達 | 日記
2008年08月18日 イイね!

女子高生とM3 夏の思い出日記 その1前編

~2008年 FlyingVの夏の思い出日記 その1 前篇~

ACシュニッツアーの足回りを入れた盆休み真っ只中の14日、東京から姪っ子が名古屋に遊びに来ておりまして、丁度、ピットの予約をしていた私は、姪っ子の相手を嫁と息子に任せて、M3でTKさんに向かうことにいたしました。

現在、東京の私立高校に通う高校1年生の彼女と会うのは約2年ぶり。

私立高校に入学した今年、受験から開放された初めての夏休みということで、数日前から嫁の実家に泊まっておりまして、午前中からうちに来る予定とのこと。

2年前に会ったときは、反抗期も手伝って、「メタル、キモッ」やら「ギタリストなの?なに、ひょっとしてギター侍??えっ??ビジュアル系??って、超ウケるんですけど~(笑)、、、、でも全部が残念!!」などなど小生意気かつ素直な言葉遣いと毒に、精一杯背伸びしていたのが非常に印象的でして、、、、
このように散々に打ちのめされたヘタレメタラーな私は、実は、ちょっぴり苦手だったりします(汗)

予定があったのをこれ幸いと、そそくさと朝からM3に乗って飛び出してまいりましたが、
見送る際の、嫁の怪訝そうな顔が忘れられず、作業中に気になってメールをしてみると、「いいのいいの。パパはゆっくりしてらっしゃい~☆」との返信。
あれ、、なんだか優しすぎて気持ち悪い・・・

「どうしたの??」とメールをすると、画像が添付されてまいりまして、そこには姪っ子のほかに、なんとピースサインの見知らぬ女子2名の姿が。
「誰??」と尋ねてみると、姪っ子の高校の親友も一緒に遊びに来ちゃったんだとか。
なんだかとっても楽しげな雰囲気に、ツイスターゲームが始めるまでに戻らねば・・・と意味不明な使命感が湧き上がり、「大丈夫??早めに帰ろっか?」といかにも大人として気を使ったように打ち返すと、
「いいのいいの。パパが帰って来ると、ややこしいから。」とバッサリ断られてしまいました。
なんなんだ、ややこしいって・・・
とまぁ、夕方近くにアライメント調整も終わり、試走時の好感触に小さくガッツポーズを取りながら、しょうがないので彼女らが帰るまで走り回っていようと、ETCを差込み、名古屋高速に向かった矢先、嫁からメールが入りました。

開けてみると、「早く帰って来なさい。」とのこと。
さっきとは180度違う内容のメールでしたが、私の生殺与奪権を握る嫁からの勅命。いつもながら選択肢は「はい」か「YES」の2択のみなのです。
急遽、引き返して、M3を車庫に入れてうちに戻ると、「お帰りなさ~い!!」と次々出迎える黄色い歓声がありました!

「??ただいま。」とリビングに向かうと、ソファーの上には、高校生となり見違えるように大人っぽくなった姪っ子と、これまたスラリと伸びた生足がはち切れんばかりのお友達二人の姿(驚)
「お邪魔しています☆」と張りのある声をそろえて、こちらを振り向く女子高生3人。
「やあ、いらっしゃい。」と挨拶するも、まるでティーン誌から抜け出たような三者三様の美少女ぶりに、その姿があまりにも眩しすぎて、ほとんど直視できません。
NISHIKIでの人為的かつテクニカルな美にばかり慣れてしまい、ただ純粋に若いという天然成分100%の健康美には全く免疫がなくなってしまっていた自分。

会話も、まんま擬音語で表現される「キャピキャピ」としか聞こえてこず、部屋に立ち込める甘酸っぱい香りに徐々に息苦しくなり、すでにヘタレメタラーが許容できるフェロモンレベルは、ガイガーカウンターを遥かに振り切り、動悸が出始めたところで、やっとのことでお茶を流し込んで、リビングの空いているところに腰を掛けた時には、順番に自己紹介が始まっておりました。
「◎◎です。」「△△で~す♪きゃはははは。」と底抜けに元気。
2人ともパンツルックにちょっとギャルっぽくはありましたが、お嬢様学校だけあって、身につけているものはブランド品。
名古屋でこれをやると際限なく下品になるのですが、そこは親御さんの見立てがいいのでしょう。
幼少の頃からしっかりと教育されてきたであろう知性溢れる目元や、柔らかいものしか受け付ないすっきりとした顎のラインなんぞ、筋金入りのお嬢様の証。
うちの姪っ子は、お友達二人に比べたら、やや大人しいタイプでしょうか。

学校や部活のことなど、10分ほど話しているうちに、だんだんと打ち解けてまいりまして、目が慣れたところで、よく観察してみると、全員、あどけなさの残る等身大の16才という感じがします。
『う~ん、みんな、無邪気で可愛いいんでないかい♪』と、良識あるメタラーとしてホクホクしていると、
嫁から、「この子たち、お腹すいたんだって。で、パパに帰ってきたもらっちゃったんだ。どこかに連れて行ってあげてよ。」とのお言葉。
『くぅぅぅぅぅぅ、やっぱりそういうことか!!!』と寂しくなった財布の中身を頭の中で勘定しつつ。
「え~と、みんな、何が食べたいの?」とこわごわ聞いてみると、
「お寿司!!」の大合唱。
「・・・す、寿司!?」脳裏に浮かぶのは、『時価』と書かれたお品書きとマイムマイムを踊る諭吉さんたち・・・・
かといって、マックでは、、、、と一人俊巡していると、姪っ子から、
「回転寿司連れてって♪」との嬉しいリクエスト。ほかのお友達も「回転寿司がいい!!」とシンクロし、近所のちょっと上等な回転寿司に決定。
「ところで、2台でいくの?」と嫁に尋ねると、「私と○○(うちの息子)は昨日もお寿司だったし、行かないから。パパよろしく。」となんと、私一人が引率。
「それじゃあ、行こうか。」
「やった~♪」と、女子高生3人を連れてM3が待つ駐車場に。

さて、長文につき、ここまで引っ張りましたが、M3に乗り込んだ彼女らのインプレッションはいかに?
そして、両手に花どころか、3人の健康的美少女をM3に満載した三十路メタラーの末路は、果たして??

夏の思い出日記その1 後篇に続きます。
Posted at 2008/08/19 23:08:58 | コメント(11) | トラックバック(0) | M3とお姉さま達 | 日記
2008年08月05日 イイね!

スウィーツ&ハニートラップ

スウィーツ&ハニートラップ本日、午前中に終わるはずだった会議が、昼食後も全く終わる様子が見えず、午後からの予定をすべてキャンセルし、持久戦を覚悟しつつあったころ、夕方近くになってようやく収束し、方向性が見えたところで打ち切りとなりました。

世の中には、議案一つに2分以内時間をかけない徹底的に合理化した会議があるというのに、膨大な資料の検討もほとんどせず、各論と脱線ばかりの、なにも生まれてこない不毛な集まり。。。

大橋善太郎の『すごい会議』を進呈しようかと本気で思った今日でしたが、軽めの昼食と会議自体がしつこい内容だったため、ゲンナリと帰り支度をしている私に、この日、小難しい仕事をお願いしている専門職のお姉さん(多分20代後半)から、
「Vさん、顔がまっ白じゃないですか!!」と声をかけられました。
「あ、やっぱり、そう見える?」と、頬をひきつらせながら返す私。
「はい、普段あまり表情に出されないのに、珍しくすごい顔してました。人って感情の動物なんですね。」
(小声で)「いや、ほんと、無駄の極みだよ。あれじゃあ、忍耐の塊と言われた僕でもこうなるって。。。。さて、少しお茶でもして帰ろうかな。じゃあ、お先です。」
「え~お茶されるんですか??そういえば、行ってみたいお店があるんですけど、、、、お時間よろしければ・・・」
とあまりにくたびれた私に同情してか、遠まわしのお誘いを。

この方、物事の核心をついた発言や機転の良さなど頭の切れることもさることながら、なによりも、ナチュラルメイクの西川史子というのルックスなのに気配り上手いう、ギャップがとても素敵だったりします。
この後、特に予定がなかったため、「行きましょうか。」とタクシーを拾ってそのお店に移動しました。
「疲れた時は甘いものに限りますから♪」と仕事から解放されたことで、気持ち弾む声。

私はと申しますと、疲れが脊髄を登って視床下部を麻痺させるほど脳が仮死状態に陥り、タクシーの中でほんのり立ち込めるシャンプーとコロンが入り混じった涼しくも悩ましげな香りにも、ただ眠気だけが勝り、「はい。」とか「はぁ~。」とかの気のない相打ちに、ウトウト仕掛かかるばかり・・・ああ、移動空間といえども密室の中の男女を想像するだけで、痛いほどの青臭さが立ち上った10代の頃が懐かしい(泣)

さて、タクシーで向かうこと15分ほどで到着したのは、郊外の喫茶店。
奥に通され、メニューを取ろうとすると、大きな二重を細めてニッコリとほほ笑まれ、
「ここは、これなんですよ!!」と有無を言わさず注文を決められてしまいました。
仕事でも鋭い洞察力から生まれる、自分の意見を強引に通す自信も、決して周囲に不快を与えないのは、この方の特権。
「ああ、じゃあ、これで。」とオーダーしたのが、画像のものです。

ちまたで人気の『モッフル』だそうでして、モチをワッフル焼成器で焼いたものとか。
冷たいアイスクリームとモッフルの温かくもサクサクとした食感が心地よく、『確かに女性に人気が出る訳だ。。。』と納得。
「どうですか?」と若干不安そうに聞かれたので、
「美味しいです。元気が出ます。」
「良かった♪」
と、モッフルを取り分け、しばし趣味や仕事の話で盛り上がっていると、お店のアルバイトから、モッフルへのアンケートをお願いされました。
普段なら白紙のままなのですが、「折角ですから。」とアンケート用紙への記入を促され、『美味しかったですか。』などの項目に、仕方がなく回答していると、ぴたりと手が止まる設問が。。。

その内容とは、
~『今日はどなたと来店されましたか?』 1.家族 2.恋人 3.友人 4.知人 5.その他(    )~
う~ん、こんなプライベートなことまでモニタリングするなんて、アンケートの意味が良くわからん。。。。
それ以降の項目に回答する気が急速に失せた私は「そろそろ行きましょうか。」と、伝票を引き寄せると、
「ちょっとお手洗いに行ってきますね。」と席を立たれてしまいました。

デーブルの上には、彼女の無造作に置かれたアンケート用紙。
記入内容は丸見え。
見てはいけない、、、でも見えてしまう、、、、
変な汗をかきながら葛藤する分別盛りの30男。
氷がすっかり溶けた水を飲もうと、コップに手を伸ばした瞬間、不可抗力で目に入ってしまいました!!

数分後、「お待たせしました~。」ときちんとお化粧を直して出て来た時には、ちょっと強めのメイクで西川女医そのもの。
お茶に誘ったのも、多分、この後、なにか別の約束があって、その時間調整だったのでしょう。
ここから先に立ち入るのはマナー違反につき、あっさりとお会計後、タクシーを別々に拾って帰路につきました。

久々のスイーツ『モッフル』の新食感と気遣いに癒され、たまには無駄な会議があっても満更ではないかもと感じ入った今日。

ただただ、心をかき乱すのは、ふと目に入った、
~『今日はどなたと来店されましたか?』 1.家族 2.恋人 3.友人 4.知人 5.その他(    )~への回答。

○が振ってあったのは、『5.その他』で、カッコの中の(内緒)とは一体・・・・(謎汗)

さて、なにかがモチのように膨らんでしまう前に、家庭というワッフルの鋳型で焼き固めてしまわないと。。。。
Posted at 2008/08/05 22:55:43 | コメント(9) | トラックバック(0) | M3とお姉さま達 | 日記

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