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2008年12月11日 イイね!

DNAの新たな目覚め

先日、自宅で仕事をしていると、小学校2年生になる息子が、「ここ教えて~」と公文のプリントを持ってきました。

公文式を始めて今年で4年。
その目的といえば、様式美ギタリスト育成計画の第2PHASEとなる小学校生活で、幼い恋を知り、そして淡い恋がもろくも破れた時には、心の皺を表現するリテラシーも身につけておく必要があるのと、成人してから、その悲恋が哀愁フレーズだけで済まなくなってきた場合、経済的対価として瞬時に計算できるよう、この時期から算盤も身につけておかないといけないからなのです(半分嘘)

「どれどれ。」と覗き込むと、国語の文章問題。
公文のクラスが進んだために、難易度が上がってしまい、うんうん言いながらプリントと格闘しているのはよく見てましたが、今回だけはギブアップのようで、眉毛をハの字にして、「この問題!!」とプリントを突き出してきました。

「え~と・・・それが指しているものは、ここだから、、」と順序だって説明していると、途中で気がついたようで、「あ、分かった♪」とその場で答えを書き始めたところで、ふと、あることに気がついたのです。

それは、その手に握られた、あまりに短い鉛筆。
「書きにくいんじゃないの?他の持っておいで。」と促すと、
「ないよ。これが一番長い奴だもん。」と筆箱を開けながら、答える息子。
確かに、筆箱の中には、ちびた鉛筆ばかり。

「こんなになるまで使ってたのか。。。」と小指ぐらいしかない1本を手にとって眺めていると、
「そうなの。いいことなんだけど、なかなか取り換えさせてくれないのよ。最近ペースが速くて。」と嫁。
「大事に使うのは悪いことじゃないけど、ここまで使われたのなら鉛筆も本望。
短くなり過ぎて、お前が使いにくそうにしていたら、逆に鉛筆も申し訳なくなっちゃうな。鉛筆買いに行こっか。」と息子を引っ張り出して、M3に乗り込みました。

「やったー!!M3乗るの久しぶり♪今日は前に乗りたい。」と、いつも嫁の車ばかりでのお出かけが続いてこともあって、なかなかくすぐることを言ってくれます。

『そう言えば、E36M3Limoの頃は、もっとたくさん、遊びに行ってたな~。』と忙しさにかまけて、息子とM3で出かけることが、等閑になっていたことに反省し、
助手席に置いたチャイルドシートで、嬉しそうな顔をしている息子に目を細めながら近所の本屋に向かっていると、息子から、
「そう言えば、M3って、音がかっこいいね!!!」との、これまた、親心を鷲掴みにするような一言(感涙)
「そう、そうなんだ!!!音がいいんだよ、これが。ほら♪」とシフトダウンする際にブリッピングすると、「ウォン!!」と乾いたサウンドを奏でるS54。
「うわ~、いい音!これ、大好き!!」と、もうS54ばりのナイスレスポンス。
「そうだろ、そうだろ♪このM3はコンピューターとマフラーが変わっているからね。あ、いまのはママには言っちゃダメだよ。ほらほら♪♪」と調子に乗ってブンブン走り回っているうちに、目的の本屋をスルーして、いつの間にかETCゲートをくぐり、名古屋高速に(汗)

で、着いたのがスーパーオートバックスでして、、、
当然、ここに学習用の鉛筆が置いてあるはずもなく、調子に乗りすぎた私に対して
「鉛筆、売っているお店に行きたいな。」と極めて冷静な息子に、ビレバンで帽子を買い、結局、もう1回名古屋高速に乗って、近所の本屋で鉛筆を買うことになりました。

E36M3Limoから数えて早5年。

あの時まだ3歳だった息子が、エキゾーストノートの違いが分かるようになるなんて、E36M3Limoのサウンドが刻まれたDNAがようやくお目覚めとなった訳ですが、
同時に、「前のブルーのM3は、パパ、この鉛筆みたいになるぐらいまでちゃんと乗った??」と正論を上段に構えて、遠まわしに責め立てる嫁のDNAも開花した模様(滝汗)

帰宅後、ちびた鉛筆達を「ありがとう。」と言いながら道具箱にしまい、真新しい鉛筆を筆箱に詰め替える息子の姿。

我が身を振り返ると、多感な時期を共に過ごした、戦友と言えるべき、とても大事にしていたものを、ついに捨てるとなったときの自分の姿がそこにラップし、
「本当にお世話になりました。ありがとうございます。」と胸の中で手を合わせて、参考書と問題集の間に挟んで紐で結わえていたのは、永久保存版のデラベッ○ン特大号(爆)

やがて、鉛筆が筆となって下ろされ、そして、幾多の涙を乗り越えて、様式美ギタリストの土台となる、、、と(謎)


Posted at 2008/12/11 17:33:43 | コメント(9) | トラックバック(0) | My Life | 日記

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