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2011年05月11日 イイね!

ちょっとした言い間違いから 事件簿その2

以前(とは言っても、もう3年前か・・・)、当時のクライアント先のOLさん(20代 香里奈似の、上目遣いが妙にくすぐるスラリとした美人)が、目の異物感を理由に、早退を課長に申し込んだところ、『眼科』と『目医者』を混同して、『ガンシャ』と言ってしまったことから、自分の言い間違いに気がつくまで課長から巧みにイジられ、男性社員からは喝さいを浴びて、結果、セクハラ問題になったと言うエピソードをご紹介いたしましたが、今回はまた別の味わいある言い間違いが引き起こした事件簿 その2です。

別のクライアント先のY部長は、持ち前のハングリーさとバイタリティで、30代半ばにして営業部長にまで上り詰めたやり手。
自分の道理を決して曲げようとせず、上司はおろか、相手が例えお客であっても歯に衣着せぬ持論を遠慮なく展開する熱血漢でして、部下からの信頼も厚かったりします。
ただ、惜しむらくは、誤った日本語を堂々と使うことでして、直属の取締役もそこが頭痛の種なのです。
Y部長に付いた部下は、初めは戸惑うものも、慣れてくると次第にそれが楽しみとなり、語録まで作成されているとかいないとか。
本人は至って悪気もなく、「俺、理系だから。」と開き直っている、もはや名人芸にまで達した言い間違い事件簿をご紹介します。

まずは、ジャブ程度から。
~File1:経済用語に称号授与事件~
とある発展途上国にY部長が初の海外出張をした際のレポートより。
『・・GDPは日本の(中略)当社が参入を画策している産業全体の、、、』とまあ、ここまでは至極まっとうな書き出しだったのですが、その後に、目を疑う問題の箇所が(汗)
『・・・して、かの国の購買力閣下を、、、』
なに!?購買力・・・閣下だと!?
Y部長、あろうことか、初の海外出張にはりきって、『購買力平価』を中途半端に覚えたばっかりに、
平価⇒陛下⇒閣下と脳内トランスフォームが起き、購買力に称号まで与えてしまっておりました(汗)
使い方は割と適切だったということはY部長の名誉の為に付記しておきます。

~File2:エスパー疑惑事件~
毎年、リクルーターも担当しているY部長。
数年前、1次面接の際には面接官の一人として、学生を前にしてひと際大きい声で厳しい質問を浴びせていたY部長の面接評定書が、人事部を混乱に陥れたそうです。
特に、女子学生達を面接したものに散見する謎の文言とは、、、、
『真面目な受け応えはできるが、積極性に欠ける。印象として音無しい感じが強い。』
音無し過ぎて面白みがない。』
ふむふむ、ガツガツした学生が少なかったということなのね、、、、うん?ううううん?音が無い??
声が小さい、いや、声自体ミュートされている状態だから、テレパシーでも使って会話したのか??
それとも足音一つ立てずに入室できたのか?
エスパー疑惑が立ち込めたY部長、『大人しい』を声がでかい自分のイメージだけで勝手に『音無しい』と決め付けてしまっていました(汗)
2年連続でやらかしたそうです。

ここからパンチ力UPしますのでダウン注意です。

~File3:実物はどうだったの事件~
大口商談の臭いがプンプンする、とある大人物(女性)とY部長が初めて会食するとなった時のこと。
いつものごとく、部署内に響き渡る大きな声で、その人物と電話をするY部長。
「あ、では、待ち合わせは、19時に○○の前ですね。かしこまりました。私は、え~、髪型はオールバックです。青のネクタイとグレーのスーツ、左手に黄色い封筒を持ってお待ちしております。」
お互い初見なので、確実に待ち合わせができるよう、服装や特徴的な持ち物を確認しあうのがマナー。
ここまではなんの問題もありません。
しかし、受話器に向かって放ったY部長の失礼すぎる一言いが、部内にいた全員を仰け反らせたのでした。

 「××さんは、ご容姿、、端麗でしょうか?」 

さしものY部長も、大口商談のプレッシャーを感じたのか、それとも女性に対して言葉を選び過ぎた結果なのか定かではありませんが、容姿端麗と続けて口に出してしまい、凍りついた部内で、受話器を持ったまま固まっていたとのこと。
その後、なんとか取り繕い、商談にこぎつけたそうです。
実際、容姿端麗だったか、、、定かではありません。

~File4:同義語事件~
現場の長として、取締役会に出席して営業成績や方針説明を行うY部長が、ある役員会で、新規プロジェクトについて、社長と常務の意見が真っ向から対立した時のこと。
当然、そのプロジェクトの取り仕切りはY部長であるため、どっちの意見が的を得ているか、社長と常務の両方の板挟みとなっていたのですが、どちらも極めてレベルの低い、プロジェクト全体にとって誠にどうでもいいこだわりが衝突し、Y部長もいい加減、辟易していました。

お互い薄っすら禿げあがった頭を真っ赤にしながら、ヒートアップする社長と常務。
関わりを持ちたくないばっかりに、知らん顔をする他の役員達。

ついに、そのとばっちりがY部長に回って来まして、
「Y、お前ならどっちだ?」とくだらない内輪げんかの最終決断を任されてしまいました。
「さあ!」
頭皮から湯気を立てながら鼻息荒く詰め寄る社長。
「ほら!」
頭上のバーコードを乱して、凄む常務。

そして、全役員の注目が集まるY部長の、堂々たる一言が、役員全員を戦慄させたのでした。

「私の意見は、、、、社長も常務も、、、五十本百本です。」

「は??なんだって??」
「ですから、五十本百本です。」
「てめえ、その真意を言ってみろ!!」
頭頂部に広がる地肌に静脈を浮き上がらせ、激高する社長。
バーコードを撫でつけ、睨みつける常務。

「真意ですか?どっちもどっちという故事成語ですが。」
悪びれることなく喧嘩両成敗をしようとするY部長。

それを聞いて、見る見る赤黒くなる社長&常務の脂ぎった顔面と、末席でフッサフサの後頭部を向け、「ブ、、ブフッ、、、グッ」と小刻みに揺れる監査役の背中。
すると、総務担当の取締役が、「Y君、それは、五十歩百歩じゃないのかね。。。」と小声でささやくのと同時に、Y部長の背筋がピンと伸び、見る見る顔から血の気が引いたそうです。
その後、「残った本数なんか気にしても今さらしゃあないしな。」と頭をぺチぺチしながら言った社長の一言で、役員会は一転和やかムードとなり、無事散会。

会議後、 「お前の頭もすぐ200本になる。」と社長から予言され、戦々恐々とした毎日を送っているそうです。

と、ここまでY部長の愛すべき言い間違い&勘違い事件簿をご紹介いたしました。
彼のキャラクターもあって結果オーライとはなりましたが、特に言葉は言ってしまった後では取り返しがつかないケースもありますので、用心したいところですね。
Posted at 2011/05/11 11:33:41 | コメント(6) | トラックバック(0) | business | 日記

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