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2023年01月30日 イイね!

車内のにほひ F80編

車内のにほひ F80編聖徳太子の誕生時には、梅の香りが漂い、生まれたばかりの光源氏から立ち上るのは「この御匂ひには並び給ふべくもあらざりければ」だそうで、かの世界三大美女の楊貴妃は、その体臭(一説にはワキ〇)によって、皇帝を魅了したと言われており、
「にほひ」は五感の中でも、生理的な好悪が顕著になるもので、様々な記憶に直結するのと同時に、危険な臭いに対してはアラートを出し、好ましい匂いには、食欲や繁殖欲を刺激して、様々な行動を促す、生活していく上での重要なファクター。
かき氷のシロップも、実は味は一緒で、香料を変えて、それらしい味覚を錯覚させているのは有名な話。

さて、ここで何度か取り上げたテーマでもある車内の「にほひ」
E46M3の車内にアタリメを放置したばかりにイカ車と化したのは、もはや過去の話。
今の愛車であるF80M3はほぼ無臭、スイフトもさしたる臭いもなく、極めて快適なアトモスフェアが充満しているのですが、
正月にM3に家族を載せたところ、
中1の娘が「なんかパパのにおいがする。」と、新年早々、いきなり私の豆腐メンタルを抉ってくるではありませんか!!
「うん、するよね。」と嫁。
「は、え?そうなの??全然分からないんだけど。。。」
普段から、思春期の娘から好かれないまでも、嫌われないよう、服装、言葉遣い、デオドラントに至るまで、余計なお金をかけ、神経をすり減らしていただけに、嫁からのダメ押しコンボにより、一瞬でHPが瀕死状態に。
もしここで、うっかり、「クサい?」と聞いてしまったら、回答次第では、即死&今までの親子関係が全壊し、哲学的ゾンビが出来上がること必至。
あ、危ない、、、、、そして、恐ろしすぎる、、、
既に、ポップアップディスプレイのごとく、ハンドル握る私の目の前に、可愛かった幼い頃の娘との思い出が走馬灯のように流れ、涙が喫水線のところでタプタプしちゃってる。

Amazonで「カナリア」を検索しそうになるも、私のやることといえば、そう、一刻も早く話題をそらすこと。
もはや、ゲシュタルト崩壊まで一刻の猶予もない。
「あ、、うん、、、そうなんだ、、、、でさ、今から行くところなんだけど、、」と無理くり話を変えようとするも、
「パパの寝室や書斎、ギターの部屋と同じにおいだもんね。」と容赦のない嫁。
「うんうん、パパのにおいすぐ分かる。」娘も無邪気に追撃していくる。
やめろ、、、やめてくれ、、、、父としての沽券が、、、自我が、、、壊れ、、、ウォール・マリアが、、、、、あがががばばばばぁぁぁぁぁぁ@-*;hujiko.0wfaf;lれlo^^^^^^:WC??!!
と、ここでセーフティロックにより大脳新皮質の機能が停止したため、数秒間の記憶がなく、気が付いたら、お店の駐車場に。
特に車酔いすることも窓を開けたりする様子もなかったので、許容範囲だったと思うことにし、彼女たちが下りた後、こっそりDr.Depoの消臭スプレーとアルコール消毒をしたのが功を奏したのか、この時の食事がよほど美味しかったのか、帰路では、そんな話題は出ずじまいで、まさに九死に一生を得たのでした。

においの感じ方は人それぞれで、実は、思春期の娘が、「お父さんクサい!!先にお風呂も入らないで!!洗濯も別にして!!」と、全力でオーバーキルしてくるのは、近親交配を回避するために、本能的に臭いを嫌悪する、生物学的に極めて正しい反応。
と、頭で分かっていても、そうなっていく娘を受け入れがたく、関根勤親子とまでは言わないまでも、せめて、普通に接してもらえる間柄でいたいのです。

翻って、車内のにおいとして真っ先に思い浮かぶのは、私自身、楽しいはずの遠足が、あのバスのにおいを嗅いだ途端、酔い止めを飲もうとも一瞬で酔わされ、ビニール袋片手に窓際の席を陣取ったほろ苦いものや、今となっては時効の若気が至っていたあの頃、当時の彼女に「ん?何かコロンのにおいがする。」と鋭く突っ込まれ、背中に冷たい汗が滴り落ちたりしたことも(謎汗)

ちなみに、遺伝子が遠いほど、いいにおいがするそうでして、以前、拙ブログでもご紹介しました通り、気になった相手と付き合う前に、頭皮の臭いをかがせてもらえると、遺伝子レベルで受け入れられるかどうか判定されるそうです。
また、不倫をしていると、なんでも山羊の臭いがするとか。
背徳感と肉欲が入りまじって分泌されているのか、それともサバトのあの山羊頭に由来するものか不明ながら、種馬諸兄におきましては、一度、山羊と嗅ぎ比べてみても宜しいかと。

M3が車検から帰って来たら、もう一度、室内洗浄を徹底しよっと。
そういえば、コロコロ・ローラーも残り少なくなっているので念のため買い足しておかないとです。
もちろん、清潔な車内空間の維持と、そう、全ては家庭円満のために。

PS:画像は、バックナンバーから再登場いただいた、中華の技術と壮大な誤解が生んだ銘菓。一時、ネット掲示板等で話題になるも、偽装よりも本質的な問題により、惜しまれつつも現在は販売終了。本文ならびにオーナーには全くの無関係のものであることを、あしからずご了承ください。中身はイチゴ味のウェハースでした。
Posted at 2023/01/30 15:06:28 | コメント(7) | トラックバック(0) | F80M3 | 日記

プロフィール

偶然出会った96年式M3CLimousineを溺愛すること4年、そして涙の別離を乗り越え、その後、やって来たE46M3と忘れえぬ10年来を共にした不人気車とメタ...
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