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2025年10月05日 イイね!

1気筒死んだからって、日和っている奴いる?

1気筒死んだからって、日和っている奴いる?すいません、普通にいました、ここに(震え声)

昨日の早朝、仕事に向かうべく東名高速へとF20を乗り入れた時のこと。
週末の朝の空いている料金所を抜けて、走行車線へと合流し、そのまま前のトラックを追い越そうと、右ウィンカーを出しながらアクセルを深めに踏んだその時、
ガクッというショックと同時に、トルクが無くなり、そして、「ポーン」という警告音とともに、センターディスプレイに表示される『ドライブトレーン異常』のメッセージ。

エンジンもゴトゴトと嫌な振動を発しはじめ、これはいかんと走行車線へと戻り、すぐに停まれるようなエスケープゾーンを探しなから、どこが壊れたのか、はたまた、クライアントに事情を説明してこのまま引き返すかどうか、頭をフル回転させつつ、脳裏をよぎるのは、かつての愛車Z31で見舞われたエンジンブローの悲劇。
後方を確認すると、白煙や部品を撒き散らした形跡はなく、オイルの匂いやらがキャビンに入ってきている様子もなし。


※高速を降り、停止時に撮影

今のところ、かろうじて80㎞巡行ができているとは言え、アクセルを踏むと、明らかにN13は異音を発しており、登坂でじわりと踏んた際、2000rpm付近では車体全体がゴッゴッゴっと震えるような状態。


※こちらも停止時に撮影

やばい、、、「走行継続可能」とのメッセージは出ているとはいえ、エンジンやタービンへの重大なダメージなら、いずれ走行不能に陥ってしまう。

しかし、今回の仕事も、めちゃくちゃ大事。
この数年間、一度も落としたことがなく、何かあれば、即信用にかかわるほど。

次のSAで様子を見て、もしかして、リスタートすれば、元に戻るのではとの甘い考えが浮かぶも、そのまま不動になるリスクもある。

淹れたてのコーヒーを口に含みつつ、少し頭が冷えてきたところで状況を整理してみると、ピストンが棚落ちしている、メタルが焼き付いているなど、エンジンが全損するような致命的なトラブルではなく、1気筒、失火しているようで、恐らく、原因はコイル。
踏まない限りは振動も少なく、70~80㎞で巡行していれば、行けそうな手ごたえを感じ、
「N13はまだ死んでない!!」
と、とにかく、行けるだけ行って、クライアント先にたどり着いて任務を全うしてから、不動になるなりすればいいじゃないのかと、某上場ブ⚪︎ック企業の社畜時代に培った捨て身の根性がムクムクと顔を出し、
倒れる時は前のめりでとの坂本龍馬の言葉のとおり、
「よし、このまま行こう!」と心に決め、
「もってくれよ、N13!!」と三倍界王拳、いや、三気筒のまま、ノンストップで向かったのでした。


RIP鳥山先生、雑コラ申し訳ありませんorz

途中、振動が大きくなることもあり、そして、下道では、信号待ちのたびに、ガタガタと不穏な異音を発しながら、1000rpm付近でけなげにアイドリングを続けるN13。
とにかく、ストールさせないよう細心の注意を図り、無事、クライアント先に到着することが出来ました(感涙)
仕事もこなしたところで、問題は、帰り道(ナイアガラ汗)

仕事場にさえ着けば不動になってもいいぐらいな気持ちだったものの、もしかしてとイグニッションボタンを押すと、案の定、レブカウンターは不安定に上下を繰り返しアイドリングはバラバラ、そして、JAFの会員証と走行継続可能のメッセージを心のよりどころに、帰路へ。
極力、信号待ちとかで、F20を停止させないよう速度やルートを調整し、途中、何度もストールしそうになるも、なんとか持ち堪え、そして、ゴトゴト言わせながら、慎重に走り、驚くべくことに、1気筒失火したまま、往復90㎞を走破できたのでした。
このあたり、リカバリーのマップがきちんと組まれていて、しっかりと切り替わるのはさすがBMW。

帰宅後、エンジンが冷えた頃を見計らい、雨の中、予備として1本だけキープしていた純正イグニッションコイルを使用して、1番から順番にコイルを入れ替え、4番が失火していることを突き止め、エラーメッセージは消えていないものの、現在、症状は治まっております。


手前からトコロテン方式で入れ替えたため、1番コイルに純正が刺さっておりますが、一番奥の4番コイルが死亡。

そして、性懲りもなく無印ハイパワーイグニッションコイル4本を注文し、本日、到着予定です。

3年前、マイレージ3.3万㎞で入れ替えた、DINAN製ハイパーイグニッションコイルがわずか3万㎞走行で突然死したことで起きた、今回のエンジントラブル。

買い替えが頭に浮かぶも、マイキーの煽りに、日和り散らかすオーナーを他所目に、1気筒死んだ状態で往復90㎞を走り続けたタフなN13に東卍魂を垣間見、安全に我が家まで運んでくれたF20に心から感謝いたしました。

え?もし、たけみっちみたいにタイムリープしたなら?

それはもちろん、昨日出かける前、、、、ではなく、あの黒歴史を消しに、あぁぁぁぁぁぁあ(思い出し心の叫び)
Posted at 2025/10/05 12:04:01 | コメント(9) | トラックバック(0) | F20 | 日記

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「[整備] #1シリーズハッチバック 【劇的とは言えないビフォー】カウルトップゴム部分の簡易リペア【アフター】 https://minkara.carview.co.jp/userid/192969/car/3401148/8416571/note.aspx
何シテル?   10/31 10:42
偶然出会った96年式M3CLimousineを溺愛すること4年、そして涙の別離を乗り越え、その後、やって来たE46M3と忘れえぬ10年来を共にした不人気車とメタ...
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