2008年06月30日
あれほど添い遂げると誓ったE36M3Limoとの身を引き裂かれるような別離の後、悲しみが深すぎて焼き付いてしまった私の胸の中を、ゆっくりとクランキングしながら、心のプラグに点火するべくやってきたのが、現在の愛車、E46M3。
丁度1年前の今日のことでした。
心の内壁に漆喰のように何層にもこびりついたM3Limoとの日々は、決して落とすことが出来ないダイヤモンドに結晶化したカーボンともいうべきかけがえのない宝物。
E46M3がいかに素晴らしい車であったとしても、それはそれと期待半分でおりましたが、現車確認もせずに購入し、乗り出し16800kmでやってきたE46M3は、コメタルのリコールを終えたばかりで、まだまだ慣らしを必要とするドノーマルの幼い個体でして、
その後、納車後1ヶ月も経たないうちに、HID灯のユニット故障、プーリー交換、デフオイル漏れや極めつけはボンネット断熱材のなぞの穴など、並行車を超えるネタを満載したお茶目な奴だったことが発覚。
その後、嫁に隠れてDMEチューンやARQRAYなどなど、ちょこちょことしたチューンを施し、ようやく落ち着いた頃に、なんと不動車になること2回も・・・
常にオーナーの財布を全開にするあたり、なかなか油断ならないM3だったのですが、
こうして考えてみると、いつまでもE36M3を引き摺る私の不義理に対し、体を張ってぶつかり振り向かせていた健気の現れだったのかもしれません。
この1年間、E36M3Limoと過ごした日々とはまた違った濃度の時間が流れ、E46M3とも分かり合えた気がする今日この頃。
現在の走行距離、27000km
珠玉の直6ユニットであるS50から進化したS54のビートをいつまででも感じつつ、これからも、M3でなかったら刻まれなかったであろうマイルストーンを、この車と一緒に積み上げていきたいと誓った、1周年の今日でした。
Posted at 2008/06/30 23:49:21 | |
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2008年06月29日
2007年の1月、深海の古代ザメ『ラブカ』の捕獲によって、原始本能とも言うべき怪魚への憧憬に目覚めてしまい、『怪魚&奇魚図鑑』で食事中のお茶の間を吐しゃ物だらけにするなど、数々の物議をかもし出したFlyingVこと私ですが、しばらく沈静化していたそれを、再び揺る動かされたニュースがありましたので、ご紹介。
今回の主役は、ウバザメ
ジンベイザメに次ぐ、巨大なサメで最大で14mになるものも。
ホオジロザメと誤認されることはあっても、プランクトンを捕食する非常に大人しいサメであるため、その大きさ以外、あまり話題になることはありません。
~以下抜粋~
茨城県大洗町の「アクアワールド茨城県大洗水族館」で28日、体長約9メートルで国内最大級というウバザメの剥製(はくせい)の公開が始まり、除幕式が行われた。
昨年4月に同県日立市の沖合約4キロで定置網にかかり、水族館が約1年間、約1000万円をかけて剥製にした。同館によると、ウバザメは肝油をとるため長年にわたり乱獲され、約30年前からは、全国で年に1匹揚がるかどうかとされる。
(画像つきはこちら)
(捕獲された様子はこちら)
~抜粋ここまで~
さて、このサメ、捕食中の様子がとても特徴的でして、その興味深い映像がこれです。
海面すれすれを、10mの巨体がこの姿で近づいてきたら、いくら動きが緩慢でプランクトンを捕食しているとは言え、戦慄が走りますね~
その大きさから、海岸に流れ着いたSEA MONSTERやUMAと呼ばれる生き物の死骸が、ウバザメであると言われてますが、その真意は不明のままです。
お次は、近年発見されたばかりで、未だに謎が多い深海ザメのメガマウス。
こちらもプランクトンを主食とする濾過摂食者です。
数十例しか捕獲例がなく、貴重な回遊中の動画がありました。
さて、最後は当時、学生だった頃に放映され、眠れなくなるほどの衝撃受けた懐かしい映像が、バラエティで再び取り上げられておりまして、それがこちらのもの。
駿河湾の深海で偶然にも撮影できたもので、7mを超えるオンデンザメ。
日本の深海もまだまだ捨てたものではありませんね。
ああ、またやってしまった、学力向上シリーズ『怪魚&奇魚図鑑』・・・
人は何故、未知なる物に惹かれるのであろう。
その答えを探すために、今週も名古屋の夜の深海地帯へといざなわれ、華やかに着飾った疑似餌にだまされたり、奇怪な深海生物達と駆け引きを繰り広げるのであった。。。
Posted at 2008/06/29 18:29:29 | |
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奇怪生物 | 日記
2008年06月26日
ここ最近の激務で、枯渇しかかった私の魂に、最近、鋼鉄の血を注ぎ込んでくれているのが、メタル街道を驀進する正統派HeavyMetalBand『PRIMAL FEAR』
ハイトーン&スキンヘッドのVocal『Ralf』(元GAMMMARY)を筆頭に、全員がすれ違っただけで妊娠させてしまうほどの男臭さが毛穴から溢れるメンバー達(笑)
そのままガラスケースに入れて、世界遺産にしてしてしまいたいぐらいメタルを見事に体現しておりまして、
さらに、彼らの代表曲が、
『Metal is Forever』!!!(爆)
もう言葉は要りません。。。
胸の中がざわざわした方、錆付いた鋼鉄の魂を磨き上げ、再びこぶしを振り上げましょう!!
す、素晴らしい・・・(感涙)
歴代のメタルバンドともに流れる、MetalSound
ザクザクのリフ、徐々にキーが上がるボーカル、そしてサビではお約束のハイトーンシャウト!!!
もう瞳孔と膀胱が開きっぱなしです(爆)
三跪九叩頭の礼をしながら、あやうく心停止しそうになりました。
サビのパートを直訳すると、
~メタルよ、永遠なれ、なにがあろうとメタルは不滅だ。
国中が一つになる~
なんと、メタルで国が治まるという、とてつもない野望。
壮大すぎて、思いもつきませんでした(汗)
いつかメタル党から立候補したときの公約にしなくては(嘘)
さて、BassのSINNERはじめ、実は相当なテクニシャンぞろいでして、ライブも相当いけてます。
おまけで、2001年のライブから、ツインリードの泣きが美しい『Nuclear Fire』
彼らの雄姿をご覧ください。
さあ、みなさん、メラメラとなにかがこみ上げてきましたね~
恥ずかしがらないでご一緒にぃぃぃぃぃぃぃ「メタル イズ フォ・・・・」
え?うるさい??小遣いが永遠にメタル(小銭)ばっかりになってもいいのかって???
嫁よ、あの時のこと、ものすごく反省してますので、そろそろ夜のテロ支援旦那指定と経済制裁、解除してもらえますか(男泣)
Posted at 2008/06/27 00:23:12 | |
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メタルギター | 日記
2008年06月24日
昨夜、脳がねじれました(汗)
まるで、フランス革命当時のジャコバン党とジロンド党が脳内に突如、結党され、両党を調整するも板挟みに合う議長になった気分でして、あやうく両価性を発症し、人格分離が起きてしまうところでした。
ことの発端は、昨夜、とある社長さんからいただいた本『カエルを食べてしまえ』
スペンサージョンソンの『チーズはどこに消えた。』やサミュエル ライダーの『ライオンは眠らない』(これはなかなかお勧め。)などと同じように、平易な言葉と動物を用いた比喩、偉人たちの格言を随所に引用した自己啓発の指南書というべきものでしょうか。
件の社長より、「Vさん、この本、なかなか良かったよ。読んで。」と有無を言わさず手渡され、読後の感想をも期待しているようでしたので、書評で大体中身を知ってしまっていたため、それほど気が進まないながらも受け取りました。
ただ、タイミングが悪いことに、この時、仕掛っていたのが、小林多喜二の『蟹工船』
学生時代、感受性豊かな先輩や友人が極左思想に傾倒し、プロレタリアートの金字塔の如く勧められていたのが、この本でして、、、
当時、彼らが熱っぽく自論を展開する姿に辟易していたのもあって、読むのを控えておりましたが、あれから10年以上経った自分が、客観的に受け止められる鈍感さを身につけられたのと、話題の1冊だったこともあって表紙を開けることに。
とても批評できる技量は私にはありませんが、技巧を超越した重厚な文章と静な情熱が根底にあり、読み進めるごとに引き込まれる文学作品で、感化され、次々と某新聞社に入社した友人達の気持ちがほんの少し分かった気がしました。
しかし、丁度、蟹工船が読み終わり、その余韻に浸りながら、第2作の『党労働者』に入ったところで、一旦中断し、『カエルを食べてしまえ』を30分で一気読みしたのが、いけなかった(滝汗)
案の定、ウィットに富み、フック溢れる内容とタイミング良く引用されるきらびやかな格言に感心いたしましたが、『カエルを食べてしまえ』はいわば、キャピタリズムの申し子のような内容で、「みんな僕のようにポジティブに取り組んで成功しよう!!」といかにもその気にさせつつ、労働力を搾取する資本主義のど真ん中本。
一方、小林多喜二はブルジョアを指弾すべきプロレタリア作家の急先鋒。
相容れない2つの主義主張が脳の中に流れ込み、どちらにも共感してしまうという、『混ぜるな危険!!』と書かれた、いけない2つのものを混ぜてまった脳内の異常な化学反応により有害な脳内物質が大量分泌され、シナプス繊維とニューロン細胞が掴み合いの大げんかに。
脳内各所で次々とニューロンが蜂起し、自我の焼き打ちが始まるなど、ほとんど自己収拾が不可能になりつつあったところに、中島らもの『人体模型の夜』でようやく中和することができました。
いや~、あぶないところでした。
食べ合わせもそうですが、読み合わせにも十分注意しないと。。。。
あと、ドストエフスキーとトルストイも組み合わせると大変なことになります。
やはり、何といっても、もっとも組み合わせとして危険なのは、デラべっぴんとすっぴん※(爆)
両方を並べ読みする贅沢な刺激にとても耐えきれなくなるのと、親や彼女に踏み込まれた時に、ほとんどのケースで1冊しか隠すことができずに現場を押さえられます(哀涙)
※どちらも思春期を共に過ごした全国の諸兄に惜しまれつつ廃刊になりました。
Posted at 2008/06/24 17:57:01 | |
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business | 日記
2008年06月21日
男子たるもの、一度、好敵手と巡り合わば、避けては通れぬもの。
いつかは雌雄を決する時がやってくる。
先ほど、子ども会の行事から帰った小学2年生の息子が、いつになく真剣な面持ちで食卓についておりました。
『・・・なんかあったな、これは・・・』とうすうす感じながらも、本人から話を切り出されるまで待つことに。
お互い無言で昼食のパスタを食べ終わり、席を立とうとすると、
「パパ、ちょっと話がある。」とようやく重い口を開ける息子。
「なに??」とあまり関心のないよう応えると、
「あのね、、、明日、ちょっと手伝って欲しいんだ。」
「いいけど、なにがあるの?」
「・・・う~んと、Tとね、ドッジボールするの。」
T君は、うちの息子の大親友です。
「へぇ~。いいよ。ボール拾いや審判でもやればいいのかな。」
「違うの。一緒のチームでやってほしいの。」
「大人が入ったらダメじゃないの?」
「Tのお父さんも一緒だから、パパもお願い。」
「なに?親子対抗??」
「そう、これ、果たし状だって。もらっちゃった。」
今、学校ではやっているのがドッジボールで、息子の得意分野。
T君はお父さんと特訓した甲斐あって随分うまくなったとか。
昨日、学校で、どちらが速いボールを投げられるか、話し合っていたら、いつの間にかヒートアップしていて、どちらのお父さんのボールがすごいかの激論に。
熱くなった挙句、どちらから言うともなく「勝負だぁぁぁぁぁ!!」となったそうです。
で、T君が果たし状を書いてわざわざ渡してくれたとのこと。
T君のお父さんは、とても気持ちの良い方でして、「ま、我々は外野でもしましょう。」と笑っておりました。
好きな女の子も同じこの二人。
さらにT君のお父さんの愛車は、うちのM3の好敵手であるカレラ4。
子供同士の約束事とは言え、親の沽券以上に、見え隠れするバックボーンに、とても負けられないプレッシャーを感じる土曜の午後。
しかし、息子よ、経験則から言えば、成功体験よりも負けて得るものこそ本物なんだぞ~
さて、今から特訓してきます!!
Posted at 2008/06/21 14:01:46 | |
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My Life | 日記