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2008年12月27日 イイね!

世界で一番体温が高い家族

世界で一番体温が高い家族12月24日・・・
この日の夜、例年であれば、我が家の食卓に並ぶのは、クリスマスケーキとご馳走の数々。
あめ色に焼けたチキンを切り分け、ケーキをほお張る、幸せな光景が今年も広がるはずだったのに、、、、、

2008年のクリスマスイブ、クリスマスケーキやチキンよりも、我が家の食卓の中心にいたのは、、、、『タミフル』(泣)

なんと、親子全員がインフルエンザ(A型)に罹患してしまい、この時計測した体温、
嫁・・・38.8度  息子・・・39.2度 私・・・39.1度と平均体温、39度!!

恐らく、この瞬間、世界でもっとも体温が高い家族になりました(涙)

嫁が先週末にどこかから拾ってきてしまい、息子⇒私の順で急速感染。
全員がワクチンを接種していながら、順番に発症し、あろうことか、クリスマスのピークであるはずの24日が、我が家のヤマに。

めでたく全員にタミフルが処方されたわけですが、家族の中でかろうじて動ける私が、予約しておいたケーキやオードブルを取りにいき、テーブルに並べた時点で、体温が39度を超えてしまい、意識が軽い混濁状態のまま、椅子に腰掛け、ほとんど胡乱な目をケーキに向けていると、ヒエピタシートを額に張り、マスクをつけた嫁と息子がフラフラと食卓につき、最後の力を振り絞って、ケーキに火をつけて、乾杯後、オードブルを少しつまみ、タミフルと頓服を飲み込んだところで、全員、寝床に向かいました。

すぐに目覚めた嫁が片付けたため、ご馳走が痛んでしまうことはありませんでしたが、高熱により、正常な思考とエピソード記憶をところどころ遮断されていた私は、「今年のケーキもおいしかったね。」と食べてもいないケーキの感想を嫁に伝え、とても気味悪がられたそうです(汗)

仕事も全て自宅でこなして、なんとかこの急場を乗り越えることに成功。

ただ、息子は22日の終業式を休んでしまい、無遅刻無欠席が掛かっていただけにとても残念そうでした。

今日現在、まだ咳などは残っていますが、かなり回復しております。
気になる、タミフルの異常行動について、今のところ目だったものはないものの、ウィルスのダメージも加わり、頭の中に薄い膜が張った状態が続いています。

普段よりも格段に思考能力が低下している今・・・

一足先に全快した嫁が、私の額のヒエピタを張り替えながら、「ねぇ、そう言えば、先週の水曜、誰と会食したんだっけ?」と聞いた後、一体、なんて答えたんだろう(ブルブル)
Posted at 2008/12/28 03:22:17 | コメント(13) | トラックバック(0) | My Life | 日記
2008年12月20日 イイね!

キラー洗車機 ドアミラー破壊まで、あと・・・

キラー洗車機 ドアミラー破壊まで、あと・・・先日、ボディコーティングをしたその日に、名古屋高速で凍結防止剤をしこたまボディに浴びてしまい、思い余った挙句、一見のGSで洗車機に掛けたところ、洗車傷を刻まれてしまった、悲しいエピソードをご紹介したばかりですが、
先週末、M3で乗り入れた深夜の高速で、またしても散布したての凍結防止剤を踏んでしまいました。

ICから合流し、しばらく走ると、濡れたようにテラテラするアスファルト。
一瞬で凍結防止剤のそれだと分かりましたが、どうしようもなく、その上を走行し、高速を降りて、給油ついでに寄ったいつものスタンドでボディを見てみると、ボディ下部に白いドットが不規則に並ぶグラデーションの出来上がり。

「なにかに似ているなぁ。」と乾燥した凍結防止剤が付着したカーボンブラックのボディを眺めていると、脳裏に浮かぶのは、白い斑点を纏ったジンベイ鮫の姿。
なるほど、M3はアウトバーンを駆け抜ける高性能GT、ジンベイ鮫は海中の高速クルーザー、こういう類似点もあるもんだと、一人納得しながら、備え付けの洗車機に向かいました。
次の日の天気予想は雨。
ここで洗ったほうがいいかと、同じ轍を踏まないようブラシを確認すると、安心のウレタン・ソフトブラシだったため、早速、M3を洗車機に入れ、シャンプーコースを選択し、あとは車内で洗車が終わるのを待つだけ。

ブラシが前方で回転し始め、徐々に接近する洗車機。
ノズルから勢いよく洗浄液がボディに噴射され、バンパー部分をブラシが往復し始めたとき、ある異変に気がつきました。

なんだか、、、右サイドと洗車機とのクリアランスが狭い・・・(汗)
洗車機が次第に近づくにつれ、そのクリアランスが相当シビアどころか、間違いなく洗車機本体と右のドアミラーが接触することが判明!!!
しかも、洗車が終わるころには、右フェンダーが洗車機のエッジでこそぎとられること必至(滝汗)

グワングワンと壮大な動作音を響かせ、歩み寄る姿は、M3を今にも料理しようとする、鋼鉄のゲート。
右ドアミラー破壊まで、あと50cm・・・
「な、なぜ、こんなことに!!」と背中に冷たい汗が一気に流れ出しましたが、
車内にいるため、洗車機を停止することはできず、あたふたするも、
ただ機械的に距離を詰める洗車機。
ドアミラー破壊まで、あと40cm・・・
このまま、バックをしてしまおうか、とイグニッションに手がかかりましたが、車がずれて別の部分が洗車機と接触してはいけないのと、作業中の移動は危険性が高いため、断念。
ブラシがボンネットの上を滑るようにして洗い上げ、フロントガラスにしぶきが飛び始めた時には、ドアミラー破壊まで、その距離、あと30cm・・
『こういった場合の瑕疵担保責任と保険関係は、、、』と事後の対応を考えだした時には、その距離、20cm!!
・・・・地球滅亡まで、あと、、、、・・・・
となぜか宇宙戦艦ヤマトのエンディングメッセージが頭を過ぎり、
「うへえええええ。」と思わず声を挙げたときには、ドアミラー破壊まで距離、15cm!!!!
10cm、、5cm、、、
伍代「洗車機、ぶつかります!」
沖田艦長「総員、衝撃に備えよ!」との号令の下、
洗車機のガイドナーが右ドアミラーの中央ににゆっくりと当たるのが見え、次の瞬間、ドアミラーがもぎ取られる・・・・かと思いきや、
「ピー、、、、異常感知。緊急停止します。」とのアナライザー、、、いや、アラートとともに、洗車と前進を停止する洗車機。

なんと、洗車機本体と右ドアミラーとの距離、わずか2cmでの停止(ナイアガラ汗)

ガイドナーのセンサーにより、緊急停止したため、そのままゆっくりとM3を後退させ、降りて、右フェンダーはじめ、ボディの状態を確認すると、傷一つ付いておらず、全く無事でした(安堵)
ここでも、サーシャに導かれてコスモクリーナーDを地球に持ち帰ったYAMATOの雄姿が浮かぶあたり、悲しいほど昭和の男な私・・・

どうやら、車を誘導する床のパイプが外側に逸れていて、そこに沿って右側に寄せすぎていたようです。

再び、洗車機の指示に従い、再スタートをして、今度は無事に洗車が終了。

それにしても、今年の1月に不動になった時も、凍結防止剤を浴びたており、この前、洗車傷をたくさんつけられたのも、凍結防止剤をぶっかけられた時。。。。

もしや、この白いものは凍結防止剤なんかではなく、ブードゥーに伝わる秘術中の秘術、ゾンビパウダーで、どこかのシャーマンが私になにか呪術を掛けるために、狙って振りかけているのではないかと、くだらないことを考えながら自宅で仕事をしていると、今度は、買って4か月たらずの新品PCがクラッシュして仕事が全部パーに(涙)
まさか、、、、と心当たりをさぐりつつ、2009年は清く正しく毎日を過ごし、何事も、汚れてしまったら横着せずに、手が掛ってでも手洗いしようと、心に決めたのでした。
Posted at 2008/12/22 10:42:14 | コメント(9) | トラックバック(0) | E46M3 | 日記
2008年12月14日 イイね!

ガラスの腰とDomination

ものが捨てられない性分と、気になるものがあるとついつい収集してしまう習性を持ち合わせた、だらしなさハイブリッド仕様の主人をもつ、不幸な私の部屋は、毎年、この時期、絨毯が見えなくなるほどの壮絶なカオス状態に陥るのが恒例でして、、、

いつも私の部屋を見る度に、「ここはドンキか(怒)!!」と斜めになる嫁のご機嫌が、先週末、ついにピサの斜塔の傾斜角以上に傾き、
「もう、どうして毎年こうなるの??いい加減にして!!!」とバッタリ倒壊してしまい、先週末の日曜、しぶしぶ片づけとあいなりました。

私一人だと、なにも捨てられないことを読み切っている嫁は、ゴミ袋、ビニール紐や軍手をしっかりと準備し、特に今年は、早朝から開始するといった、尋常でない張り切りよう(汗)
しかし、家庭内諜報網により、その情報をいち早くキャッチしていた私は、夜のうちに、セレクションしておいたグッズや本、そして、見つかると大切な何かが全て失われる最高機密をレンタル倉庫に移動させ、隠ぺ、、、いや、お片付け本番に向けたプレ準備が前夜のうちに完了。

まさに孫子の兵法「敵を知り己れを知らば、百戦して危うからず。」の実践。
息子の口をあっさり割らせたコロコロコミックのいい働きぶりに感謝です。

さて、当日は、予測通り、午前中から、車、音楽系の雑誌は次々と紐でくくられ、また、イベントでもらった怪しげな小物や、いつか使うだろうと取っておいた部品の数々が容赦なくゴミ袋に吸い込まれ、絨毯が見えてきたころには、雑誌の束が5つと、パンパンになったゴミ袋の出来上がり。

片付けが佳境に差しかかったころ、「はぁ~、、もうちょっとね。あと、あれを片づて。」と嫁が指さすのは、今年の夏に交換したまま部屋の片隅に置いてあった、純正の足回り一式。

「はい。」と答えたまでは良かったものの、総重量30kgはあろうかという重量物で、部屋に持ち込んだ時からそのまま放置していた難物。

長年のメタル活動で、変形ギター&ヘッドバッキングによりダメージが蓄積され、ベネチアのガラス工芸より繊細になった私の腰には、かなり、いや、ともすれば一撃で、今年の男性的活動が不能となるに十分な破壊力を秘めた危険物であることは、火を見るより明らか。

さて、どうしたものかと、見渡してみると、床から1.6mぐらいのスチールラック中段に丁度収納できるスペースが空いているのを嫁が発見し、「ここでいいんじゃないの。」との非情なコマンドが発令されました(泣)

「よりにもよって、そことは。。。」と最も腰に負担がかかるポジショニングに、脂汗が浮かび、じっとりと純正足回りを見つめること数分。
1本づつゆっくり持ち上げるのか、それとも一気にやってしまうものなのか・・・
逡巡した揚句に出た結論は、上下動の繰り返しが少ない、2本づつ片づけてしまうこと。
男子たるもの、一旦決めてしまえば、後はやるのみ。
早速、「おりゃー!!」とリア2本分を持ち上げ、腰の重心がずれないように慎重に運んで、まず2本分の積み上げが完了。

思ったより腰の具合がよく、以外と簡単に出来たため、その調子でフロント2本(スプリング&アッパーマウントつき)を一気に腰のあたりまで持ち上げ、ウェイトリフティングのジャークの体制で、棚の中に押し込もうとしたその時!!
腰のあたりに走る、軟骨が潰れるような、なんとも言いようのない違和感。。。
「や、やばい(滝汗)」と無理やり押し込んだときには、その違和感が痺れに変わり、そのまま床の上に手と両膝をついて固まってしまいました。

背骨と骨盤の接合部が、一定のリズムで脈動しているかのような熱っぽさを帯び、それが落ち着いてきた頃に、ようやく痛覚の信号が脳に到着。

「ううう、、、痛ててててて」と声が出るまで、嫁から、ネタに入る前の小島よし男だと思われていたらしく、このうめき声を聞いて初めて、本当に下手こいたことを分かってもらえました(涙)

ああ、ついに、いわしてしまった、ガラスの腰・・・
ギックリまではいかないまでも、これはこれで別の種類の鈍痛(泣)

サザエさんのお父さんである波平さんの頭頂部分に生えている、唯一本の、あのカールした巻髪を波平さんが愛おしそうにドライヤーをかけるとの同じように大切に大切にしていたのに。。。
M3に乗るときは、『癒し系』低反発クッションをシートに引き、あれほどデリケートに扱っていたのに、こんなことで壊れてしまうとは、とほほほほ(嘆泣)

そんなこんなで、今、温湿布をしながら頑張って仕事をしています。

腰は体のクランクシャフト。

今年一杯、高回転域の常用は封印となりましたが、
脅威的なヘッドバッキングで同じく腰を悪くし、2004年12月8日にステージ上でサイコ野郎の凶弾に倒れた、私の大好きなPANTERAのギタリスト、『ダイムバッグ・ダレル』の在りし日の姿を見ながら、慣らし運転は、この曲にしようと、心に決めたのでした。

PANTERAの激情ナンバー『DOMINATION』



R.I.P DimebagDarrel
Posted at 2008/12/15 23:33:38 | コメント(3) | トラックバック(0) | 悲しいとき | 日記
2008年12月11日 イイね!

DNAの新たな目覚め

先日、自宅で仕事をしていると、小学校2年生になる息子が、「ここ教えて~」と公文のプリントを持ってきました。

公文式を始めて今年で4年。
その目的といえば、様式美ギタリスト育成計画の第2PHASEとなる小学校生活で、幼い恋を知り、そして淡い恋がもろくも破れた時には、心の皺を表現するリテラシーも身につけておく必要があるのと、成人してから、その悲恋が哀愁フレーズだけで済まなくなってきた場合、経済的対価として瞬時に計算できるよう、この時期から算盤も身につけておかないといけないからなのです(半分嘘)

「どれどれ。」と覗き込むと、国語の文章問題。
公文のクラスが進んだために、難易度が上がってしまい、うんうん言いながらプリントと格闘しているのはよく見てましたが、今回だけはギブアップのようで、眉毛をハの字にして、「この問題!!」とプリントを突き出してきました。

「え~と・・・それが指しているものは、ここだから、、」と順序だって説明していると、途中で気がついたようで、「あ、分かった♪」とその場で答えを書き始めたところで、ふと、あることに気がついたのです。

それは、その手に握られた、あまりに短い鉛筆。
「書きにくいんじゃないの?他の持っておいで。」と促すと、
「ないよ。これが一番長い奴だもん。」と筆箱を開けながら、答える息子。
確かに、筆箱の中には、ちびた鉛筆ばかり。

「こんなになるまで使ってたのか。。。」と小指ぐらいしかない1本を手にとって眺めていると、
「そうなの。いいことなんだけど、なかなか取り換えさせてくれないのよ。最近ペースが速くて。」と嫁。
「大事に使うのは悪いことじゃないけど、ここまで使われたのなら鉛筆も本望。
短くなり過ぎて、お前が使いにくそうにしていたら、逆に鉛筆も申し訳なくなっちゃうな。鉛筆買いに行こっか。」と息子を引っ張り出して、M3に乗り込みました。

「やったー!!M3乗るの久しぶり♪今日は前に乗りたい。」と、いつも嫁の車ばかりでのお出かけが続いてこともあって、なかなかくすぐることを言ってくれます。

『そう言えば、E36M3Limoの頃は、もっとたくさん、遊びに行ってたな~。』と忙しさにかまけて、息子とM3で出かけることが、等閑になっていたことに反省し、
助手席に置いたチャイルドシートで、嬉しそうな顔をしている息子に目を細めながら近所の本屋に向かっていると、息子から、
「そう言えば、M3って、音がかっこいいね!!!」との、これまた、親心を鷲掴みにするような一言(感涙)
「そう、そうなんだ!!!音がいいんだよ、これが。ほら♪」とシフトダウンする際にブリッピングすると、「ウォン!!」と乾いたサウンドを奏でるS54。
「うわ~、いい音!これ、大好き!!」と、もうS54ばりのナイスレスポンス。
「そうだろ、そうだろ♪このM3はコンピューターとマフラーが変わっているからね。あ、いまのはママには言っちゃダメだよ。ほらほら♪♪」と調子に乗ってブンブン走り回っているうちに、目的の本屋をスルーして、いつの間にかETCゲートをくぐり、名古屋高速に(汗)

で、着いたのがスーパーオートバックスでして、、、
当然、ここに学習用の鉛筆が置いてあるはずもなく、調子に乗りすぎた私に対して
「鉛筆、売っているお店に行きたいな。」と極めて冷静な息子に、ビレバンで帽子を買い、結局、もう1回名古屋高速に乗って、近所の本屋で鉛筆を買うことになりました。

E36M3Limoから数えて早5年。

あの時まだ3歳だった息子が、エキゾーストノートの違いが分かるようになるなんて、E36M3Limoのサウンドが刻まれたDNAがようやくお目覚めとなった訳ですが、
同時に、「前のブルーのM3は、パパ、この鉛筆みたいになるぐらいまでちゃんと乗った??」と正論を上段に構えて、遠まわしに責め立てる嫁のDNAも開花した模様(滝汗)

帰宅後、ちびた鉛筆達を「ありがとう。」と言いながら道具箱にしまい、真新しい鉛筆を筆箱に詰め替える息子の姿。

我が身を振り返ると、多感な時期を共に過ごした、戦友と言えるべき、とても大事にしていたものを、ついに捨てるとなったときの自分の姿がそこにラップし、
「本当にお世話になりました。ありがとうございます。」と胸の中で手を合わせて、参考書と問題集の間に挟んで紐で結わえていたのは、永久保存版のデラベッ○ン特大号(爆)

やがて、鉛筆が筆となって下ろされ、そして、幾多の涙を乗り越えて、様式美ギタリストの土台となる、、、と(謎)


Posted at 2008/12/11 17:33:43 | コメント(9) | トラックバック(0) | My Life | 日記
2008年12月07日 イイね!

いっぱいぶっかけられた、白いもの。。。冷え込みとともにやってきた悲劇

いっぱいぶっかけられた、白いもの。。。冷え込みとともにやってきた悲劇土曜の夕方に予約していたボディコーティング。

前回の時から半年が経過し、目立った肌荒れもなかったのですが、
職人技のポリッシャーさばきで小傷も全部ピーリングされ、ガラス系コーティングが施された後のM3は、研磨された黒曜石のような深い艶を湛え、カーボンブラックのボディに、周囲のもの全てが鮮明に映り込む出来栄えに、思わず「おお!!」と感嘆の声をあげてしまうほど。

指でなぞってみると、滑らかでしっとりとした感触は、10代の肌とはいかないまでも、良く手入れされた20代後半のやわ肌といったところでしょうか。

特殊ライトのもと、目視でチェックしましたが、いくつもの光沢が視線の先で広がるピカピカボディに、作業担当のスタッフに「OKです。ありがとうございます。」とお礼を伝えてこの後予定していたバンドミーティングに向かいました。

M3もご機嫌なのか、S54からは乾いた甲高い金属音に重低音がカウンターティナーとなって被さり、極上のオペラを歌っているかのよう。

この日のバンドミーティングは、先日逝去したLoudnessの樋口さんの追悼ライブの打ち合わせでして、そのセットリストを決めてしまおうと、最近新築した、バンドメンバーの家に集合です。

持ちよったLoudnessのDVDに、時に涙しながら、高校生の時の思い出やら懐かしい話に花が咲きまくり、さらに、男3人集まれば、当然、あっちの話も咲き乱れ、時々差し入れをしてくれる20代の若い奥さんのこめかみに、青筋が浮いているのに気がついた時には、すでに日付が変わった午前1時(汗)

追い出されるように帰宅し、ピッカピカのM3に顔がゆるみながら
深夜の交通量の少ない高速をそこそこいいペースで走っているときに、事は起きました。。。。

名古屋高速に合流した時、目の前を走行していたのは、黄色い道路公団の作業車2台。
追い越し車線と走行車線の真ん中を60kmぐらいで走行していて、抜くに抜けず、『作業中 注意』と表示された電光掲示板の後を、そのまま大人しく巡航していると、先頭の作業車からなにか霧のようなものが散布されているのが目に入りました。
「んん?なんだ??」と、車をずらして確認してみると、タンクローリーが液体を道路上に噴霧しているのが見えた途端、フロントガラスに次々と付着する粘り気のある細かい粒。
「し、しまったぁぁぁぁぁぁ!!!」
この時の外気温は2度。
この季節、高速道路のアスファルトが白く覆われる、それ。

そうです、凍結防止剤でした(泣)
丁度、散布する作業車両の真後ろについてしまい、凍結防止剤の原液をもろに被弾してしまったのです(涙)

作業車両が左により、追い越し車線から抜き去る際にも、しこたまボディにぶっかけられ、べったりと濡れるサイドウィンドウ。

高速を降りて、そのまま24時間GSに向かい、車の状態を確認すると、ボディ半分が真っ白に(男泣)

ボディコーティング後、ものの数時間で、艶やかなボディから一転、白いドットが無数に散らばる、汚れたボディに早変わりりです。。。。
ほとんど乾燥して張り付いてしまった白い点を指で触りながら、
「白いものがいっぱいいっぱい着いて、、、ああ、こんなにもいっぱい。」と現実逃避しかけた脳裏に、なんの脈絡もなく浮かぶのは、
「シャチョサン、ワタシ、イッパイ、イッパイ、オカネイル。
ダカラ、イッパイイッパイ、シゴトガンバル。」
と某国の子会社で採用し、懸命に仕事に打ち込む彼らの姿・・・

幸いここのスタンドには深夜も稼働する洗車機があったので、どうしても、変わり果てたM3の姿に居ても立ってもたってもいられず、水洗い洗車を選択し、洗車機にM3を滑り込ませると、ここで第2の悲劇が待っていたのです!!!(男泣)

この系列のスタンドの洗車機は、どこも傷の付きにくいウレタンの特殊ブラシが採用されていて、てっきりここもそうだと思いこんで車を突っ込んだ時、回転し始めるブラシがごわごわのナイロンであることに初めて気がつき、「ダ、ダメェェェェェ!!」と、愕然となった時には、既にボンネットをナイロンブラシが掻き毟り始めたところでした(涙)

後はただ、ひたすら洗車が終わるのを待つのみ。。。

不幸中の幸いだったのが、水洗い洗車が片道のみで終わることでして、
ほとんど永遠に感じられるほどの時間が経過し、水気を切る送風ホースが上がって『前進』のランプの点灯後、拭き取りコーナーに車を入れて、恐々とボディの状態を確認すると、、、、あまりの出来事に膝が折れました。。。
スタンドの照明に映し出されたカーボンブラックのボディに、細かな洗車傷がびっしりとついているではありませんか(血涙)

「夕方、あんなに美しかったボディが、こんなに傷がいっぱいいっぱい・・」と自分を失わないよう意識を保つ、私の脳裏に再び浮かぶのは、
「ワタシ、カゾク、イッパイイッパイイル。
ミンナ、イッパイイッパイ、ゴハンタベル。
ダカラ、イッパイイッパイオカネイル。デモ、モウ、サヨナラネ。」
と言って、会社のPCやら室外機のモーターなどを目一杯パクッていなくなった、彼らの姿・・・

外気温1度の12月の深夜、悴んだ手でタオルを握り、ただ事務的に水気を拭き取りを続け、『明日、もう一度コーティングをお願いしようか。。。』と自分の不注意に辟易しながら、トランクを開けてみると、そこにあったのは、以前、業者からもらったガラス系コーティングの『メンテナンスキット』

「もしや、傷がついたのはコーティングの被膜部分で、これを使ってみたらなんとかなるかも。」と、ダメならダメでどのみち再コーティングをすればいいやぐらいの気持ちで、ポリッシャーを取り出し、メンテナンスキットをボディに塗り込んでいくと、驚くことに洗車傷が次々と消えていくではありませんか!!!

強固なケイ素系被膜がボディへの直接ダメージを防いでくれたらしく、ポシッシャーを掛け終る頃には、艶やかな光沢が蘇っておりました(感涙)

再び晴れやかな気分になり、さて帰ろうかと時計を見ると、深夜3時・・・
気が抜けた途端に凄まじい肌寒さを感じて、帰宅後、入浴してすぐに布団に潜り込むも、喉をやられてしまい、昨日から声がほとんど出ません。。。。

おまけに嫁からはあまりの帰宅の遅さと、嫁メールへ返信しなかったことに疑いの眼を抜けられております(汗)

ああ、今度から、メールチェックと洗車機のブラシはしっかり確認しよっと。
それと、就労ビザも・・・

Posted at 2008/12/08 01:02:11 | コメント(5) | トラックバック(0) | E46M3 | 日記

プロフィール

「気が付くと、いつも目の前にヤツがいる (+メタルネタ少々) http://cvw.jp/b/192969/48809713/
何シテル?   12/09 20:38
偶然出会った96年式M3CLimousineを溺愛すること4年、そして涙の別離を乗り越え、その後、やって来たE46M3と忘れえぬ10年来を共にした不人気車とメタ...
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