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2016年07月01日 イイね!

一路木曽路へ 酷道あり昆虫食ありの娘と行く初めてのロングドライブデート

少し前のことですが、AUDI S3を駆り出し、一路木曽路へと乗り入れました。
向かうは、長野県でジャズピアニストの奥様とNPOでオーケストラを主催する従兄宅。

嫁と息子は別の予定があるからと何だかつれないので、娘を連れてのドライブデートです。

実は、私こと不肖FlyingVは、学生時代に杉並区民だったことを除くと、育ちは愛知県ながら、生まれは信州。
小さい頃は毎年、信州の母の実家に丸1カ月は滞在し、アルプスに囲まれた高原の涼やかな夏を満喫。地元に戻る日には、帰るのが嫌で、泣きながら優しかった祖母にしがみつき、「またか。」と半ばあきれる両親に無理やり引っぺがされるが恒例。

※ここで、虫の苦手な方、少々刺激的な描写がございますので、ご注意ください。

まずは、運転安全講習に従い、ドライブ前のエンジン点検から。



うん、綺麗過ぎてなにも言うことなし。
強いて言えば、ヘッドを結晶塗装にするとか、ボンネットをガバーと開ける楽しみが欲しかったなぁ~なんて考えつつ、
『待てよ、最もやる必要のあったGTVすらほとんどしたことなく、最もする必要のないS3の点検をするのは、これ如何に。』と、なにか演繹的かつ不可逆的な真理に辿り着きそうになったその時、「パパ、遅い。」と催促するチャイルドシートの娘。


午前中は雨、水しぶきで煙る中央道は視界も路面もバッドコンディションながら、全く不安なく飛ばせるのは、クワトロの本領発揮。
左は、たまたま中央道で遭遇し、いいペースで引っ張ってくれた見ず知らずの先代A4 AVANT先輩です。




塩尻インターを降り、塩尻駅を抜け、ナビに従い山間に入っていくと、晴れ間が見え始めたのと同時に道幅がどんどん減少していき、やがて酷道に(汗)
25年前、初代Z31で来たときは、地図を確認しつつ、何度も切り返しをしながら、やっとの思いで抜けたこの酷道。
二度とここは通らないと誓ったものの、ルートはこれしかなく、歴代の愛車達も、こぞって往生いたしました。




まるで柳田国男がモチーフにしたかのような、うっそうと生い茂る木曽の原生林。
幅員の限界地点では軽トラはおろか、原付でさえも対面通行が難しいため、対向車が来ないことをただひたすら祈り、目的地へ。
ナビのルート案内では、まだ10㎞近くある(冷汗)
チャイルドシートでは、「わーい、探検隊~♪」とただただ無邪気な娘。

緊張に汗ばむ手でハンドルを握りながら進んでいくと、



ありました、エスケープゾーン(感涙)
ここでドリンクホルダーのお茶を口に含み、人心地ついたところで、再び、幅2.5メートル程度の極狭ルートへ。

Z32やM3では切り返しが必須だったコーナーでも、S3はなんとか一度でクリア。
車長が5ナンバーサイズに収まるコンパクトボディの取り回しの良さが光ります。
だが、まだ予断は許されません。

ナビが示す目的地まで、残り2㎞となった時、
酷道を抜けた先に開けるのは、アルプスへと繋がる、見渡す限りの地平線でした。



眼前に現れた絶景に、娘と車を降りて、凝り固まった体をほぐし、高原の空気を目一杯吸い込んでリフレッシュ。

これこそ、酷道攻めの醍醐味。



ただ、幅員は依然、狭いままですので、緊張が続きます。

つづら折りを上り切ったところで、
蛍が群生し、オニヤンマが産卵に来る、まさに信州の秘境ともいうべき、従兄邸に到着です。

奥に停まるのは、サニースーパーサルーンの最終型で、希少なマニュアルモデル。



実に10年ぶりに会ういとこは、新車からこのサニーのハンドルを握っている根っからのサニーフリークであり、なんと初代サニーから歴代のサニー全てを親子2代にわたって乗り続けているのです。

性能や乗り心地は当然S3ながら、スパルタンさとマニアックさなら断然、サニー。

S3を見て、「いい車だね。」となんの外連味もなくさらりと口にする従兄は、
例え、私がどんな車で来たとしても、同じことを言ったに違いなく、
10年前からちっとも年を取らない横顔には、他人の評価を気にしない信念と泰然自若とした余裕が感じられるのでした。

この後、猫2匹、犬2匹、やぎ1匹の猛烈な歓迎を受け、昔話に花を咲かせつつ、恒例のサニー講和を熱く聞かされること小1時間。

有機野菜たっぷりのヘルシーな昼食を済ませた後、娘を連れ、付近を散策に。
この辺りは、縄文弥生時代の矢じりや土器が出土する地域でもあり、小さい頃によく掘った思い出に浸りながら、森の中をブラブラしていると、突然、目に前に糸を引いておりてくる生き物が・・・
それは、、、私が世界中のあらゆる生き物の中で、最も生理的に嫌悪するケモンパス先生ではありませんか!!


特大かつハリウッドの特殊メイクで拵えたかのようなえげつない造形のケモンパス先生が、「ち~す」てな感じで、ビジュアル系きもかわフェイスすれすれにぶら下がってきたものですから、
不惑を超えたメタラーのスクリーミングが静寂な森の中にこだまし、シナシナと女の子座りになってしました。
足に力が入らず、顔面蒼白の私に、「パパ、もしかして毛虫怖いの~?」と意味深な笑みを浮かべる娘。
父親の沽券のため、ポケモンフィギュアと引き換えに、固く口止めしたのは言うまでもありません(泣)

散策から戻り、従兄の顔を見るや否や、速攻でこの話を語り出す娘。
「ちょっ、、、それさっき秘密って約束したよね。」
「うん、だって、ママとお兄ちゃんには秘密って、パパ言ったじゃん。」と7歳の娘に論破される私の脳は安定の4ビット。
そのやり取りをニコニコ聞いていた従兄は、
「ああ、栗の木につくやつだね。毒はないから、刺されても大丈夫。」
「ふーん。」とあまり思い出したくもないので、聞き流していると、
次の従兄の一言に今年一番の戦慄が走ったのです。
「うまいよ。」
「え?食うの??てか、食ってんの??」
「FACEBOOKに上げてるよ、ほら。」と世にも恐ろしい画像を探そうとする従兄を全力で止め、お暇することに。

海がない信州では昆虫は古くから大切な蛋白源であったことは理解できるのですが、あれを食すとは、昆虫食のメッカ、信州人の逞しさに改めて恐懼いたしました。

自宅までの帰路では、行儀の悪いAMGC63に煽り&幅寄せをされるなど、ヒヤッとすることもありましたが、S3の高速安定性もあって疲労はほとんどなく自宅に到着。

娘と初めてとなるS3での長距離デートはそんなこんなで楽しく終了。
娘もS3を気に入ってくれているようで、家に到着した時に名残惜しそうにしておりました。

「M3のこと、かっこいいって言ってたことも、たまには思い出してくれよ。」
と今日の余韻に浸りながら目を細めつつ、玄関を開けると、土間の上に鎮座するのは、嫁が買ってきたであろう、新品の『フマキラーケムシジェット
「ついに出たか、、、」とつぶやいた途端、急速に失せていく血の気。
朦朧とする意識の中、『もしや、最後に駆除されるのは、、、俺のケムシか!?』と意味不明な閃きと同時に、庭木に群がるケモンパス先生たちをやっつけた後、私の股間にシューと吹きかける嫁と娘の喜々とした表情が、目の前に浮かんでは消えていくのでした。


Posted at 2016/07/01 12:11:18 | コメント(5) | トラックバック(0) | AUDI S3 | 日記

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何シテル?   08/29 18:44
20年前に偶然出会った96年式M3CLimousineを溺愛すること4年、そして涙の別離を乗り越え、その後、やって来たE46M3と忘れえぬ10年来を共にした不人...
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