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FlyingVのブログ一覧

2021年06月29日 イイね!

トラブル定期便

トラブル定期便並行輸入車であるE36M3Limoからはじまり、同じく本国仕様のE46M3、そしてイタ車のAlfaGTVと、マイナーな類からアンビリーバブルなものまで、バラエティ豊かなトラブルに見舞われ、甘美な泥沼にはまった因果な宿命として、どれほど懐をシバかれようとも、女王様から賜れる御褒美として受け入れてきた車半生。
さらにウォーズマンのごとく電子制御の権化であったAudiS3でさえも、ウォータポンプ交換&前突センサーエラーというそこそこのトラブルを被り、現在のF80M3にてようやくその呪縛から解放されると思った矢先、、、、
恐怖新聞が私の手元にまたしても届いたのでした。

仕事の隙間ができ、ふらっと立ち寄ったのは、並行車に慣らされ、ディーラーの敷居が不可侵領域と化した私のようなハグレBMW乗りの救世主、TK-Squareさん。
中々ピットの予約が取れない人気店への久々の訪問にテンションが上がってしまう。
「GTSプログラム、いかがですか?」
「おお、いいですね!お願いしようかな。」
「ありがとうございます、何か気になるところはありますか?」
「そういえば、クーラントの減りが少し早いような。」
「では、ちょっとお車見せて頂きますね。」
と景気のいい会話が弾み、いよいよこの車も500psか、なんて余韻に浸っていた時、

「Vさん、こ、これ、、、、」
先ほどとは打って変わってシリアスな表情のT社長。
「は、はい?」
何事かと声が上ずる私。
漏れてます。」
「なんですと!!!」
「DCTのオイルのようですが、アンダーカバーに、ほら。」
「うわ、、、、これどうなるんですか、、、」
alt

「クラックではないと思いますけど、シールですかね。すぐどうにかなるものではありませんが・・・」
クーラントの謎が解けていない上に、さらに追い打ちをかけるトラブルの発生に、さっきまで500psのお花畑だった頭の中は、、諭吉さんプリズンブレイク状態に(涙)

「もう少し見てみますね。」
「すいません、お願いします。」
もはやGTSプログラムどころではなく、この際、ネガを全部出してもらおうと腹を決めるも、気持ちは恐怖新聞が届く鬼形礼のよう。。。

そして10分後、、、
「分かりました!」
「え?何がですか?恐怖新聞には何が書かれていたんですか?」
「え~と、ラジエーターでした。」
なんと、クーラントはラジエーターから微量に漏れているとの事。
DCT修理&ラジエーターの交換となると、諭吉さんプリズンブレイクどころではなく、私の銀行口座はルワンダの焦土と化すこと必至。
「すいません、、部品の手配と予約をお願いします。」
「分かりました。」
部品センターに問い合わせをしてもらうと在庫あり。
しかし、これからが真の恐怖新聞「お見積り」がやってくる、、、見るのが怖い、、、でも向き合わないと、、、

alt

リズムよくたたかれる電卓。
「このぐらいですかね。」
と表示された金額を恐る恐るのぞき込むと、諭吉さん小隊程度。
「あれ、、、意外とリーズナブルなんですね。」
「あ、先ほどDCTのオイル滲みと申し上げましたが、すいません、見間違えました。」
「はい?」
BMWのクーラントって、青緑色だって頭にあって、Vさんのお車、クーラント黄色だった上に、アンダーカバーに付着していたのが粘度もオイルみたいでして、、、
「とうことはDCTは?」
「無事でした。」
「良かった~」とひとまず、重大なトラブルが消え、胸をなでおろしたのでした。

ここ数ヶ月、つぎ足つぎ足ししていたのはS3用に購入してあったAudiのクーラント【赤】
さらに投入したのが添加剤【赤】

で、入り混じった結果、青緑色が謎の黄色に変色したという訳でして、クーラント減少の原因も判明し、今週末、入庫と相成りました。

その他、プラグ、DCTフルードなどなど予防措置としてやっておいた方がいいことも判明しましたので、まずはそれから取り掛かる事に。

あ~でも、DMEも捨てがたい・・・

コールドスタート時の爆音対策だけはしておきたいけど、我が家のM3は今や、毎朝、エンジンスタートに合わせて「アオーン、ワンワン」と元気に雄たけびを上げる近所のワンコたちのリーダー的存在なのです。そのリーダーが沈黙したらワンコたちは毎朝、何を拠り所にすればいいのだろうか。
それを思うと、、、、うん、やらない選択肢はないな。
Posted at 2021/06/29 11:53:50 | コメント(7) | トラックバック(0) | F80M3 | 日記
2021年06月15日 イイね!

M3の渇き

M3の渇き「悦子はその日、阪急百貨店で半毛の靴下を二足買った。」
杉本悦子がこの後、嫉妬と幸福が交錯する情念の泥沼へと沈み込み、満たされない愛の渇きを抱えながら、衝撃のラストを迎える、三島由紀夫の不朽の名作を飾る冒頭部分。

その三島由紀夫にドハマりした18歳の時、大学の指定校推薦に、青臭い右傾化思想を中二病を発症しながら展開する三島の超劣化版論文を出したばかりに、まさかの不合格(正しくは不適格)を賜り、我が校始まって以来の歴史的出来事として認定され、その大学のブラックリストに載った挙句、あやうく推薦枠取消という後輩たちに多大なる迷惑をかけるところだったエピソードについては過去のブログをご覧頂くとして、最近、そのパトリメタラーの鳥頭を悩ましていることがございます。

それは、肉を食べると胃がもたれるとか、いくら課金してもうま娘にディープインパクトが実装されないとか、グラビアイドルをつい父親目線で見てしまうとか、空耳アワーのネタを探すのがライフワーク化しているとか、鈴木涼美の『ニッポンのおじさん』が辛くて読み進められないとかは、ひとまず置いといて、
M3が渇いているんです
正確に言えば、リザーバータンクの残量が割と早いペースで目減りしています。

昨年の車検時はMAXとMINの中間程度、2月にクーラントエクステンダー含め、MAXレベルまで補充し、それから2ヶ月の間に500ml程度を追加し、さらに昨日、200mlを追加いたしました。

水温は、PIVOTモニターで100℃~105℃と、国産車より高めながら適正値。
クーラントのチェックと補充は、エンジン停止後24hを経過してから実施しており、その時にリザーバータンク内の目盛りでMAXまで補充。
クーラントの漏れた形跡も臭いもなく、それでも自然蒸発しているにはちょいと量が多い気がする。

特に、長距離の高速走行をした後は減りが早いように感じるのです。

エンジンの高負荷が続くと、ホースの接合部分にわずかなクリアランスが生じ、視認できない漏れが発生しているのか、それとも、リザーバーキャップの劣化により密閉性が低下して蒸発していっているのか、はたまたMAXまで補充していたのがイケなかったのか、、、、

小まめに補充している事もあって、冷却水の警告は一度も出ておらず、MINレベルを下回る事はないのですが、それでも、気になるこの現象・・・

漏れ止剤を入れたくはなく、このままでは精神衛生上宜しくないので、月末にプロの診断を仰ぐことに致しました。

M3の渇きは多分これで収まるとして、コロナ禍の今、寂しいメタラーの渇きは一体、どこで潤せばいいのだろう。。。
そうだ、杉本悦子宜しく、嫁に靴下でも買ってあげようかな。
ふむ、、柄はこれがいいかな、、いや、こっちの方が足のシルエットが綺麗だぞ、これなんかラメ入りでいい具合に踏んでくれそうな、まてまて、ここはプロに任せて、変態犬さんお勧めセレクションなんてのも、、、
ああ、なんだか余計にのどが渇いてきてしまった。

Posted at 2021/06/15 12:17:14 | コメント(3) | トラックバック(0) | F80M3 | 日記
2021年06月07日 イイね!

誰がためにステアリングは泣く

誰がためにステアリングは泣く蒸し暑い梅雨の晴れ間がのぞく先週末、息子がいつもの通り、私からまんまと鹵獲せしめたスイフトで彼女とドライブを楽しみ、キーを返しに来た時の事。
「はい、明日仕事で使うんでしょ。ガソリン満タンにしておいたよ。」
「おお、悪いな。お前、ホント、気に入っているよな、この車。」
「最高だって。今の彼女も、かっこいいって言ってる。」
「ふ~ん、今の彼女『も』ね、、、、ま、いい車だよ。」
(え~不肖の息子は、前の彼女と別れて1週間もたたないうちに、次の彼女を家に連れて来まして、その日の夜、何だか知らない内に、近所の焼き肉屋に私も行くことになり、奴には勿体ないほど可愛くて性格のいい彼女とのイチャコラを見せつけられた挙句に、A5ランクを奢らされるという、良き父親を演じる不条理を味わってまいりました、、、ああ、焦げたホルモンがいつもより苦いなぁ、、血涙)
「で、そのスイフトなんだけど、、、」
「うん?」
「ちょっとおかしいかも。」
「ど、どうした!?」
「なんか、変な音がしてんだよね。こうハンドルを切った時とかに。」
「音ってどんな?どの辺?」
「う~んと、、キュッって感じの音なんだけど、運転が長くなると出てきて、だんだん大きくなるっていうか、ハンドルも重くなった感じがする。」
「ちょっ、ちょっと確認してくる!!」
試しに近所をグルっと一周してみると、ハンドルを切った際に、確かに、キュッ、キュッと音が聞こえ、そのまま乗り続けていると、ゴマフアザラシがそこにいるかのようなコケティッシュな泣き声が出始めたではありませんか。
家に戻り、息子に乗り方や出始めた時の事など聞くと、車止めとかぶつけたとかはなく、ステアリングはブレずに真っすぐ走るところを見るとアライメントは異常なし、で、路駐を避けようとハンドルを右に切った際に、初めて出たとの事。
出所はハンドル付近より、もっと奥のステアリングボックスにある感じがするため、明日の仕事はM3で行くことにし、仕事が終わった後にディーラーに持ち込むことにしました。

ディーラーに行く道中もキュッキュキュッキュ♪と大変リズミカルなステアリングボックス。
このままなら別段支障はないにしろ、油断していると大体のケースで、この音が大きくなり、やがて、ギズモからグレムリンのように豹変し、致命的なメカニカルトラブルに繋がりますので、早めの根治が肝心ですね。

ディーラーのメカニックさんの前でも、健気にキュッ♡と声を上げており、無事入院決定。
その3日後に、ステアリングボックス丸ごと保証交換で解決いたしました。

今日も息子はスイフトを駆って、『今』の彼女とお出かけに。
それにしても、スイフトの謎の泣き声は、息子から別れを切り出した前の彼女との日々を懐かしんだものか、それとも、最近、GR86が気になると言い出している息子に対しての切ない訴えだったのだろうか・・・
GR86に乗り換えたらスイフトも手元に返ってくることだし、それはいいとして、そう言えば、今のとんでもなく可愛い彼女、確か、『息子君のお父さん、面白くてかっこいい♡』って言ってくれてたんだっけ。
確かに、サラダを取り分けてくれたときとか、息子よりも大盛だったし、ロースターから立ち上る煙の向こうからの視線が、何気に熱を帯びていたような気がする。。。

息子よ、86の見積もりついでに、ちょっと男同士の話をしに焼き肉でも行こうか。



Posted at 2021/06/07 18:50:36 | コメント(3) | トラックバック(0) | ZC13S | 日記

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何シテル?   08/04 15:32
20年前に偶然出会った96年式M3CLimousineを溺愛すること4年、そして涙の別離を乗り越え、その後、やって来たE46M3と忘れえぬ10年来を共にした不人...
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