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FlyingVのブログ一覧

2023年12月27日 イイね!

なにが正解だったんだろう

※お食事中の方、虫が苦手な方ならびに潔癖症の方におきましては、閲覧注意です。

年末進行が佳境を迎え、今日が何曜日すら怪しくなってきたここ最近。
次の予定まで少しインターバルが空いたため、遅めの昼食をゆっくり取るべく、オフィス近くにある中華料理屋に入り、五目そばセットを注文。
ここのセットランチは味も良い上に、ボリュームと値段もさることながら、本格マーボ豆腐が食べ放題などの特典が嬉しく、朝食を抜いたり、カロリーを猛烈に消費した時のエネルギーチャージにはもってこいなのです。

ピリ辛麻婆豆腐を頬張りつつ、待つこと数分。
野菜たっぷりの中華餡がかかった五目そばが着丼し、熱々の餡を麺に絡ませ、具材の旨味を楽しみながら、ふーふー冷まし冷まし口に運んでいると、箸でつまんだ白菜の下から、小さいながらも黒くて不穏なシルエットが。
「へ」の字型に折れ曲がったそれは、モヤシの頭の髭が焦げたもののようでもあり、そのまま食べてしまっても大丈夫なように思えたのですが、どうにも違和感が止まらず、丼から取り出し、白い小皿の上でよく観察してみると、トゲトゲが規則正しく並び、折れ曲がったところは関節、そして微細な突起と毛がいくつもついているように見えたのでした。


※画像と本文は一切関係がございません。

『う~ん、、、小さくて良く分からないけど、テラフォーマーの脚のような気もしないでもない。。。』
ちょうどその時、店員さんが近くを通りかかったので、小声で呼び止め、
「あの、これ、、、、」と他のお客さんに分からないよう小皿を差し出すと、
「す、すすすす、すいません。すぐにお取り替えいたします。」
と慌てて3分の2以上は残っている五目そばセットを持ち上げ、厨房へと駆け込んでいったのでした。
入れ替わりに、責任者らしきスタッフさんがやってきて、お詫びと作り直していること、モヤシの髭であることを説明。
「本当にモヤシの髭なんですか?」と返すと、
「ちょ、ちょっと確認してまいります。」と厨房に引っ込んだままそれきりに。

私自身、尾張地方の片田舎で育った昆虫大好き少年だったのと、母親が昆虫食のメッカ長野県出身で、小さい頃、こっそり蜂の子をご飯に炊きこまれて泣かされたり、イナゴの佃煮は毎年のこと、さらに学生時代、バイトしていたステーキハウスでは常時テラフォーマーとの戦いが繰り広げられ、薄暗い床の上で息絶えているのは日常茶飯事、時にスープの底からサルベージされ、時にディナータイムの巨大炊飯窯を開けると炊き立てご飯の一番上に鎮座し、月に一度、駆除業者が来て、レンガの内壁の上から隙間に沿って殺虫剤を注入すると、バラバラとザラメのように零れ落ちてきて、下にうず高く積み上げる小さなテラフォーマーたちを見慣れてしまっていることもあり、食事に多少の昆虫が入っている程度なら熱殺菌されている限り気にも留めないのですが、この異物の事実がなんなのか気になるところ。

やがて、作り直したであろう五目そばが到着し、責任者の方から、
「モヤシの髭が焦げてそうなったものです。厨房は清潔で、一匹も見たことがございませんが、ご不快な思いをされて申し訳ありません。これからはモヤシの髭は除去いたします。」と重ねてお詫びもあり、残してはダメとの昭和教育の刷り込みから、都合1.5人前相当の五目そばと麻婆豆腐をなんとか食して、壮絶な満腹状態でお会計へ。
再び責任者の方から「モヤシの髭」であることを念押しされて、駐車券やらサービス券をもらい、次のアポへと向かいました。

それにしても、あれは、本当は何だったんだろう・・・

10代20代なら、即撮影してSNSに載せ、イイねやPVを稼ぐんだろうななんて思いつつ、Yahooニュースでも上がっていた阪急〇田店のように、たかだか虫の一部程度で、大騒ぎをしたり、お店に対して強い要求をするなんてことは全く考えられず、F20のハンドルを握りながら、「モヤシの髭」にしておいた方が、全てが丸く収まるんだろうと得心することにいたしました。

かのドイツの撃墜王ルーデル閣下も、飛行中、対空砲で右足を吹き飛ばされた際、後席のガーデルマンに「足が無くなった」と言ったら「何言ってんですか。足が吹っ飛んだら話なんかしていられませんよ。」と言いくるめられ、無事、不時着できたそうですし。
(出展:アンサイクロペディアより)

分からない方が都合のいいことの多いこの世の中。
ただ、あれの真実が知りたいという知的欲求だけが、食べ過ぎてモタレ気味の胃腸とシンクロし、頭の中でモヤモヤと消化不良を起こし掛けた年末の一コマでした。

Posted at 2023/12/27 16:44:40 | コメント(4) | トラックバック(0) | My Life | 日記
2023年12月11日 イイね!

あばたもえくぼなオイル交換

前回のオイル交換から3,600㎞を走り、途中、Mobile1を1L補充しつつ、2本投入したHKSのDDRを使い切った先週末、F20のオイル交換を実施いたしました。
遠方での仕事場から往復100kmの高速走行を終えたばかりでオイルは熱々、道中、高齢者プ〇ウスの悪質な煽り運転を目撃して若干テンションが下がるも、TAKUMIの洗浄剤を使用するのにはもってこいのコンディション。
軒先へと移動し、洗浄剤を10分間エンジン内部に循環させた後に、上抜きを開始。

途中、ご近所の利発そうなお嬢様がご両親と拙作業場を訪れ、小汚いカッコをしたメタラーを、ノブレスオブリージュな穢れなき瞳で見つめていたりと、フランスミニシアター系の名作「ポンヌフの恋人」のワンシーンのような微笑ましい一幕もあったりしながら、フィルターを交換し、スイフトに入れたところ、なかなか良いフィーリングだった新進気鋭の国産オイルメーカーのZEKURAフルシンセ0w-40を4.5L注入して廃油を片付け、オイル交換は終了。

詳細は整備手帳とパーツレビューにて後ほど。

そして、この日、外気温18度と絶好の洗車日和。
そのまま気持ちよくF20を洗車していると、右フロントフェンダー上方に、光の反射がどこか歪な個所が・・・
まさか、、、これは!?
嫌な予感が走り、スポンジを置いて、指で触ってみても、取り立てて感触はなし。
しかし、様々な角度から見てみると、穏やかな小春日和が、反射と共に無慈悲に伝えてくるではありませんか
ここ、凹んでまっせ。』とorz
長さ3㎝ほどの線形の窪み、、、、
そう、知らない間にドアパンチを食らってしまっていたのでした、ちっくしょぉぉぉ(小梅太夫涙)
位置からして、車高のある車種の後部ドアと思われ、隣のF20を何も気にせずに開けっ放して当たってしまったのでしょう。うん、多分、あの時のだな。

形あるもの、いつかは崩れ、消えていくものと自分に言い聞かせ、拭き上げとコーティングを塗布して、艶々のF20が出来上がり。

あばたもえくぼ」とはよく言ったことわざ。


※画像のアバターは、本文と全く関係ございません。

でも、それが全然ありがたくない「えくぼ」だった場合、このことわざはどうしろと言うのか。。。
今回の「えくぼ」は不躾な他人がつけた傷ではあるものの、ポジティブに捉えるなら、ともに刻んだマイレージの証。
取り敢えず、デントリペアには出さないで、時薬の効くがまま、気にならない時が来るのを待ってみようかな。

Posted at 2023/12/11 14:52:13 | コメント(2) | トラックバック(0) | F20 | 日記
2023年12月04日 イイね!

吠えるV8、荒ぶる直6

先日、みん友歴16年と、私のみん友さんの中では、ほぼ最古参のたこゆきさんが、M3に帰ってきたとのことでしたので、そのお披露目をしていただきました。
参加者は、FlyingVこと私と、これまた私の最初のみん友さんでもあり、みん友歴最長のマイレージを刻む、もはや幼馴染とも言っていいユルゲンさん
集合場所は、ドラッグストアとだだっぴろい駐車場を共有しているお洒落なパスタ店。

このお二方とは、5月にラーメンオフをした以来。

時間より少し早めに着くと、ミニバンやらに混じって、只者ではないオーラを静かに発する1台が。
「うほぉ~かっけぇぇぇぇ!」とつい口走りつつ、挨拶もそこそこに、並べて駐車。
たこさんは、E46M3×2、E90M3、そしてF80M3からMINIを経て、再び、E90M3へと帰参された生粋のBimmerかつMフリーク。
ドリフト巧者としても有名ですね。



そのMを知り尽くしたたこさんが選んだのが、純白のE90M3のLCIモデル。
最初で最後であろう4.0LV8を積むM3で、ジェレミークラークソンも絶賛、エンジンオブザイヤーを4年連続で受賞したほどの名器。

内燃機関オタクとして、いつかガレージの一員に加えようと、知人に何度か乗せてもらい、WEBを物色するも、愛車として迎え入れる機会をことごとく逸し、結果、F80が登場し、今に至るという。。。

アイドリング付近にもかかわらず、ノーマルとは思えない、高い排圧からくる迫力のエキゾーストサウンド、パワードームの下からこだまするメカニカルノイズを耳にした途端、そんな憧憬の残滓が再びうずきだしてしまう。

お仕事帰りにつき、公共交通機関で到着したユルゲンさんが揃ったことろで、パスタ店へ。


ビールはユルゲンさんだけの特典。

最近オープンしたお店で、おそらくご家族で経営されていると思われるアットホームで落ち着いた店内に、パスタとピザもおいしく、お会計もリーズナブルでございました。
さて、その食後、なんと、たこさんおご厚意により、試乗タイムが!!

まず乗り込む前に驚いたのは、年式を全く感じさせないほどのボディコンディション。
クリア塗装も艶々、BMWの泣き所である再生プラや樹脂類も色あせ、ヒビなどもなく、車庫保管されていたとのこと。
その室内も、シートの張り、インパネの状態は現行モデルのようで、BMWならではの香りを漂わせていました。

いよいよV8に火を入れ、近場をぐるっと回っていただくことに。
車高調は一番柔らかいセッティングだとしても、なんという上質な乗り心地。
外ではあれだけ勇ましかった排気音も、遮音性の高さ故に、車内にはほとんど届かず、V8も低回転域では黒子に徹しているかのように粛々と鼓動を伝えているだけ。
だが、可変式のタコメーターがエンジン全体に熱が入ったことを知らせると、レブカウンターの針は、鬼のようなエンジンレスポンスとともに連動して上昇し、計量フライホイールが入っているかのような一瞬のブリッピングで下降していくのでした。
レッドゾーンは驚異の8200rpm。
しかしながら、最高出力の420psは8300rpmで到達するため、まだ先まで踏めるウルトラハイチューンユニット。

でもって、個人的に一番驚いたのは、私がかつて乗せてもらったことのあるE92&E90M3の前期型は、エンジンフィールは不等間爆発から来るV8然としたドロドロサウンドが、高回転域においても、フェラーリのように粒が揃わず、突き抜けるような甲高いサウンドにならなかったのが、たこさんのM3は、4000rpmぐらいから、湿り気を帯びたシンフォニーとなり、音の周波数が奇麗にシンクロして吠え始めるではありませんか!!
「ちょ、これ、本当にノーマルなんですか?」
と聞いてしまうほど。

例えて言うならば、S65のV8はよく鍛えられた鋭利な日本刀、かたやツインターボ化されたS55はメイスのような鈍器といった出力特性ところでしょうか。

M3史上、最もイケメンなフロントフェイス、出た当初は大きくなったといわれながらも、今見ると、コンパクトなボディサイズ。

20分ほどの試乗タイムを終え、再び駐車場に。
コンディションを見極めるのが難しいM3において、前オーナーさんからたっぷりと愛情を注がれ、ツボを押さえたモディファイを施された極上のE90M3に巡り合ったたこさんのヒキの強さに感嘆しつつ、ユルゲンさんの次期愛機について語らうなど、有意義な時間はあっという間に流れ、両名は明日、お仕事とのことで、早めに解散をいたしました。



で、帰りの高速では、そこそこのペースで流すことができたのですが、それほど踏むこともなく、ブーストをかけた覚えもないのに、なんじゃこりゃ(滝汗)


※画像はピークホールド

ブ-ストリミッター140kPa(1.4㎏)に設定をしたにもかかわらず、オーバーシュートしているとはこれいかに・・・
幸いにも、なぜかMAPがスロット1のACN91と最もオクタン価が低いものになっていたので、さほど負荷は掛からなかったものの、本日、再フラッシュして様子見です。

たこさん、ユルゲンさん、お忙し中、ありがとうございました!!

また、ゆっくりとツーリングしましょう。

E90M3のプラグとマフラー変えたら、16年前に我々が初めて一堂に会したときとと同じく、パワーチェックですね💪

Posted at 2023/12/04 11:01:11 | コメント(5) | トラックバック(0) | M3フレンド | 日記

プロフィール

「LとM (お披露目オフ&おまけの昭和レトロ) http://cvw.jp/b/192969/48462850/
何シテル?   06/02 11:47
20年前に偶然出会った96年式M3CLimousineを溺愛すること4年、そして涙の別離を乗り越え、その後、やって来たE46M3と忘れえぬ10年来を共にした不人...
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