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2024年06月12日 イイね!

断捨離 裏表

断捨離 裏表嫁とは、高校1年生の時に同じクラスになり、以来、私から嫁への3年間の一方的な片思いが続いた挙句、宇宙誕生すら超える天文学的な確率の様々な奇跡と偶然が重なり、その片思いを実らせ、現在に至るのですが、それでも相容れない、いくつかの価値観の相克が存在し、その中の際たるものが、「物を捨てられるかどうか。」なのです。


嫁は、極めて割り切りのいい合理的なリアリストでありミニマリスト
かくいう私は物が捨てられない収集シンドローム

対極的な両者の摩擦と衝突は、結婚して以来、思想信条や信教の枠を飛び越え、今日まで続く、もはや聖戦のようなもの。

そんな嫁が、ここ最近、ご執心なのがガレージのバックヤード問題。
ただでさえ、車関係の工具や小物が所狭しと並んでいる上に、G80のノーマルマフラーやらアルミ&タイヤセットが運び込まれたことで、大人1人分の空間がほぼ消滅するのと同時に、棚へのアクセスが極めて困難となったことで、嫁のコスモが獅子座のアイオリア並みに燃え上がったのでした。

「いらないものから処分してね。」とやんわりと言われていたのが、「やらないなら私が代わりに分別しておくけどいい?」とのプレッシャーが加わり、ついには、「日曜までにやらなかったら、お小遣いどうなってもいいの?」との停止条件付き経済制裁通告をも受け取ってしまいましたので、渋々、棚卸をすることに。

大物のマフラーとタイヤセットは追々考えるとして、ギチギチに押し込められた棚の小物を何往復も掛けて外へと運び出し、お天道様の下で並べて仕分けしてみると、実にその70%超(当社調べ)が、今も、そしてこれからも全く使う目途もない、不用品(≒ゴミ)ばかりという嫁の思惑通りの結果が。

Z32のシフトノブなど過去の愛車の思い出の品をはじめ、数世代前のレー探、ドラレコ、バッテリー、未開封のKURE556が3本、製造からほぼ10年が経過して中身が分離したAT添加剤などのケミカル、謎のオカルトパーツ、規格の合わないエンジンオイル、適合不明のLED、無くしたと思っていた工具、無くしたと思っていたコーティング剤、無くしたと思っていたアダプター、無くしたと、、以下同・・・、ネジ山マシマシなどなど、出るわ出るわ、よくぞここまで溜め込んだものだと自分のことながら感心しながら呆れていると、


ブログでも登場したネジ山マシマシ。お宝にしか見えないのだけど、ホントどうしよう(背汗)


こちらは昨年、ディーラーに破れそうだと脅されて慌てて購入した、前車であるF80のドラシャ(左)のスペア。ただ、まだら模様に汚れていただけで、ブーツ自体は健康そのもの。全米が心震えた詳細は過去のブログと整備手帳にて。何してくれてるんだか一体orz


様子を見に来た嫁の「すごいね、これどうするの?」との答えは決まっている質問に、
「もちろん、処分する。」ときっぱり告げ、絶対に手放せないモノだけを泣く泣く厳選し、売れそうなものをいくつかピックアップして、中古買取店へ駆け込みました。



査定中の一コマ。珍しく空いていて、待ち時間ゼロでした。

購入した時の値段からすると、貧血を起こしそうな査定額ばかりでしたが、買い取っていただけるだけラッキーと思わなければです(深謝)


帰宅後、何袋にもなった分別用のゴミ袋をしばり、スカスカの棚に、命拾いした品々やパーツ、グッズ、工具類、思い出の残滓達を整理して並べ、ひとまず断捨離は終了。
私からの作業終了の報告を受け、チェックしに来た嫁は、
「うん、よくできました。お小遣いアップ、考えとくね♪」とのお褒めの言葉と予期せぬ懐の査定UPのおまけがつき、これにて、宇宙世紀元年から遡ること79年、第1次ストックヤード攻防戦は、私の条件付降伏にて、停戦に至ったのでした。

しかし、これもまだ氷山の一角。
書庫のほか、ギター、ベース、キーボードなどをしまい込んでいる楽器用の小部屋にはエフェクターやらマーシャルアンプ、スコア、マイク、録音機材、シールド類が押し込まれ、先日のCARBOY誌やら、捨てられないものは依然、大量にあり、嫁が知らない、いや、絶対に知られてはならないもの、、、そう、それらは、捨ててしまえばそれで終わりになるも、割り切ることができずに原姿のまま存在し、我が家の日の当たらないどこかに秘匿されているのです。

でも私は知っているのでした。
ミニマリストの嫁にも捨てられない何かがあることを。
それを決して暴露してはならないこと、そして、偶然だとしてもそれに触れてしまったら最後、取り返しのつかない断捨離が実行されることも。


※タイトル画像は、捨てられることなく九九年大切に使われ、付喪神となった道具達です。

Posted at 2024/06/12 10:29:56 | コメント(7) | トラックバック(0) | My Life | 日記
2024年06月03日 イイね!

嫁がM3を見なくなった訳

嫁がM3を見なくなった訳G80が我が家にやってきて2カ月が経過し、未だオドメーターは5,200㎞と全然乗れておらず、それでも、週末や休みにはなるべく引っ張り出して、嫁を誘ってドライブに行くなどしておりましたが、最近、その時の嫁の行動に、とある違和感を覚えるようになってきたのです。

出掛ける前にM3の助手席に乗り込む時、外出先で買い物などを終えて車に戻る時、そして、車を降りてから自宅に戻る時など、何故か、わざわざM3の後ろから回り込んで乗り込み、そして、車から降りた際は、M3の方を一瞥もせず、スタスタと歩いていってしまう。
最初は全く気が付かなかったのですが、とあるホームセンターで、店舗出口から駐車位置のM3まで真っすぐ動線があるにも関わらず、カートを押しながらグルっと迂回してM3のリアへと来た時に、「あれっ?」との疑問符が浮かび、何度か、観察していると、どうもM3のフロントフェイスを避けて動いているように見えるのです。

G80のメガキドニーに、発売当初から強いアレルギーを感じ、幾度とない乗り換え提案を拒否していた嫁でしたが、見慣れたことに加え、目立たないボディカラーの選択やら、私の熱意にほだされ、さらに、愛犬RANDYがお鼻をブーブー鳴らしている仕草に似ているとのことで、納車時に「この子は、『おハナさん』だね。」との独特の感性からニックネームを付けたほど、気に入っていたはず。

なのに、なぜ、今更ながら、忌避するようなことをするのか。

昨日の昼食後、思い切って、その謎行動について聞いてみると、
「あらら、バレてたんだ。」と少し申し訳なさそうに口を開くと、
「う~んとね、、、、やっぱり写真で見るよりも、実物の『圧』と『押し』が凄くて、ちょっと直視できなくなっちゃった。」と、なんと、G80の顔面のプレッシャーに耐えられなくなったとのこと。
「ちらっと見る分にはいいし、カッコいいとは思うんだけど、前の白いM3がスッキリしたイケメンだったでしょ?どうしても、前のイメージが先に来ちゃって、今とのギャップにまだ慣れないのよね。

嫁のタイプの男性は、どちからというと、グイグイ来るような自己主張の強いタイプよりも、線が細くて、控えめな雰囲気のイケメンの方。
確かに、F80は、相応に差別化しているとは言え、ベースである3シリーズの意匠を巧みに残したスマートなビジュアル、それに対し、G80はメガキドニーやらボンネットの形状などなど、フロントフェイスからして3シリーズとは明確に線引きされた、まさに異形のマッスルカー。





「ま、その内、慣れてくると思うよ。」と、嫁に伝え、しばらく様子見かなと、自室へ戻ろうとすると、
「あとね、おハナさんの大きなお鼻を見ると、なんだかRANDYに会いたくなっちゃうの。」と食卓に置いたデジタルフォトフレームに映し出されるRANDYの様々な画像に目をやりながら、いつもの散歩コースを、こちらを振り返りながら楽しそうにトコトコと歩く動画が流れた時、
「ごめんね、もうちょっと時間ちょうだい。」
と目を伏せたのでした。

最近、嫁がM3のフロントフェイスを直視しなかった理由が判明したこの日。

現在、3ニャンズが、いなくなったRANDYの分まで、賑やかに盛り立ててくれていますが、それでも15年一緒に暮らした大切な家族の喪失感は、1年たった今もなお大きく、M3のメガキドニーがRANDYを思い出す嫁のトリガーになってしまっていたことを知り、これは『時薬』が癒してくれるほかはないこと、そして、私自身、G80のフロントフェイスにRANDYの面影を重ねながら、もしかしてM3に宿っているのではないかとのナンセンスで非現実的なアイディアが浮かぶも、それを打ち消すことができないでいるのでした。



元祖おハナさん

Posted at 2024/06/03 11:47:17 | コメント(5) | トラックバック(0) | G80M3 | 日記

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「LとM (お披露目オフ&おまけの昭和レトロ) http://cvw.jp/b/192969/48462850/
何シテル?   06/02 11:47
20年前に偶然出会った96年式M3CLimousineを溺愛すること4年、そして涙の別離を乗り越え、その後、やって来たE46M3と忘れえぬ10年来を共にした不人...
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