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FlyingVのブログ一覧

2024年07月23日 イイね!

暑い夏だからこそ、食べて飲んで走る

暑い夏だからこそ、食べて飲んで走るまさに猛暑日の最高気温に達しようとしていたとある日中。
某所の信号交差点を、汗をぬぐいながら横断しようしたところ、先頭で停車したM5の、全開になった電動ファンの作動音、ボンネットから熱気とともに立ち上るV8ツンターボのメカニカルノイズ、そして図太い排気音が混然一体となり、ハイチューン・ユニットならではの、ただものではない迫力に圧等され、さらに、ハンドルを握っていたのが品のいいマダムだったことに、朦朧とした頭でボーと眺めながら、思わず「かっこええ!!」と口に出してしまい、横断歩道上で熱中症になりかかったFlyingVでございます。

でもって、先日、梅雨が明けたと同時に、仕事もやや落ち着き、プチオフ以来、2週間ぶりにS58に火を入れることと相成りました。
とは言っても、息子が3度目のコロナに罹患し、嫁がその看病、絶賛反抗期の娘は推しのイベントと、外出できるのは、しばらく家にいなかった私だけということで、食料品の買い出しついでに少し足を延ばすことになったのです。

切欠はどうであれ、食べて飲んで走ってこその暑い夏!!

まずは、『食』その1
食べないことには始まらないので、自分の腹ごしらえから。



当地に生まれてこの方、初めてとなる、名古屋ラーメン「福」
注文時になにやら作法があるとのことで、友人から教えてもらった「野菜多め」をコールして、出てきたのがこちら(汗)
ま、野菜がこれだけあれば、実質ゼロカロリー(自己暗示)
二郎系の見た目とは裏腹に、あっさりとした醤油ベースのとても食べやすい一品でした。

続いて、自分が腹パンになったところで、『食』その2
G80の空腹を満たす番。



1か月ぶりに、いつものGSへと立ち寄り、50L近くを給油し、エアチェック。
空気圧はフロント2.7(285/30R/ 20)、リア2.9(305/25R/ 21)。
ちなみに燃費はと申しますと、7㎞を切るリッター6.8㎞と、環境保全団体が見たら、プラカード持って押し寄せそうな最低燃費を記録いたしました(汗)
重量級3Lツインターボかつ街乗りメインとはいえ、もうちょっと頑張らねばです。

お腹が膨れたら、ドライブのお供『飲みもの』を。



途中のセブンイレブンで、クライアントさんから激推しされたスムージーを購入。
使用しているのは、冷凍の果実。それをフローズンコーラのように細かく粉砕した、とても口当たりが良く、夏にぴったりなスイーツで大変美味しゅうございました。これはご贔屓にしなければです。

そして、一番のお楽しみ『走り』へ。

嫁から言われたものを買い込むべく、向かうは道の駅。





地産の野菜などをクーラーボックスに詰め込み、道中、名も知らないM2と出会い、しばらくランデブー走行。



メーカーは同じながら、ボディサイズとカラー、ビジュアルからすると、さしずめ、アバオアクー攻防戦での、連邦の白い奴を追う、ジオングのような構図といったところでしょうか。

グリーンロードでの分岐でお別れをし、かつて、みんカラグループでさかんに行われていたツーリングを思い出して懐かしい気分になり、もう少しだけ遠回りして帰ることに。


ほぼ無人のPAでコーヒーブレイク。

本当は、長野県根羽村の山間部あたりを攻めたかったのですが、嫁から早く帰ってこいメッセが入り、足助付近で折り返し。


この日のMAXブーストをピークホールドで確認。
気温上昇によるアクチュエーター制御が入り、合流時のやや深めのキックダウン時にマークしたと思われます、



ついでに、キリ番にも到達。
しかしながら、納車してから4ヶ月にもなろうとしているのに、その間のマイレージ1,145㎞とは全くもって、情けない限り。。。



帰宅後、念入りにホイール洗浄をしてショートドライブ終了。
画像のバケツ洗剤は、向こう10年使い続けてもなくならない業務用。

久しぶりのG80の乗り味は、S55の特性そのままに、直噴ながらやたらと高回転を好むS58を宥めるのが大変ながら、グリーンロードの定速区間では、熟成された8ATと相まって、負圧域でのマナーの良さが存分に発揮され、また、高いトラクション性能がもたらす安定の一言。
タイトコーナーでダウンサスの底付きがあるも、ブッシュとシャシーが上手くいなし、スリリングなF80に比べて、極太タイヤからのプッシュアンダーは皆無かつ姿勢変化は穏やかで、つい運転が上手くなったのかと錯覚してしまうほど。
ブレーキの利きは申し分なく、その反面、鳴きとダストは相変わらずでして、これは、週末までの我慢です。

ようやく、納車当初特有の変な緊張が解け、リラックスしてハンドルを握り、じっくりとインプレができるぐらいまで、G80と折り合いが付いてきたと感じ始めたここ最近。
今週末は、アライメント調整、その次の日はブレーキパッド交換と、さらに自分好みに仕上がってくるであろうG80は、もともとの完成度が高く、納車時のモディにより、あまり手を入れる余地がない上に、嫁の監視が厳しいこともあって、歴代の愛車ほど構えないジレンマは相変わらずながら、こういった小さなリファインが楽しく、これからの付き合い方を、あれこれゆっくりと考えていくのも、また有意義なのでした。
Posted at 2024/07/23 10:59:46 | コメント(2) | トラックバック(0) | G80M3 | 日記
2024年07月16日 イイね!

このオッドアイは間違っている

このオッドアイは間違っているオッドアイとは、左右の虹彩の色違いにより、瞳が神秘的な発色をする症状。
先天性と後天性に分かれ、前者は、ベネディクト・カンバーバッチ、後者はデビッド・ボゥイが著名で、色素の濃い日本人には出にくい傾向があるとのこと。

猫や犬に発症が多く、かつて、いとこのニャンコ(4代目マイケル)もそれはそれは美しいオッドアイをしていたのですが、盗難に遭い、いとこ一家は深く悲しんだのでした。

ラノベの設定では陳腐化するほど使われており、中二病を発症した際に、密かにカラコンを買って、その上から眼帯を掛け、教室などで、「う、うずく、、邪眼が、、、、まだ、ダメだ、、、」と眼帯を抑えるフリをしながら、少しずらしてカラコンを見せつけたりするなどし、
やがて思春期が落ち着き、中二病が収まった後、「エンッ!」で有名な『毒物くん』や「気持ち悪すぎるラブレター」の主である『放課後ジョーカー』に比肩するほど、重篤な黒歴史として、深夜に突然思い出しては「あぁぁぁぁぁぁぁーーーー!!!」と絶叫しながらのたうち回るなど、長い間苦しめられる代表的な症例の一つ。

中二病と言えば、私自身もそうでしたし、教え子にも中二病をこじらせ、レールガンを自作したり(諸事情によりブログ削除しましたm(__)m)、年中黒いコートを着込んで、その中に暗器を仕込んできたり、医学部小論文で優生思想をぶち上げ、メンゲルを賛美する論文をとんでもない理論武装で展開したり、十字架が直視できなかったりなど、枚挙に暇がないのです。

しかし、しかし、、、、いくら後天的とはいえ、このオッドアイはいただけない(涙)

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乾燥させてから数日と経たず、左側は猛烈な湿気にやられ、右側はオゾンホールから差し込む紫外線に焼かれて、こんなに黄ばみが進行しているなんてorz

左右のヘッドライトで弱点と症状が違っているのは、何かあっても片方は点灯できるという点でリスクを分散しており、ある意味、正解なんでしょうが、どうにもみっともなく、やんごとなき平安貴族が見たら、「いとあさまし」とのたまふこと甚だし。。。

脳裏に蘇るのは、遡ること1年前、YouTubeの作業動画を視聴し、すっかり自分でできる気になって、大爆死したあの忌まわしい記憶

次こそ成功できるかの保証は何もなく、失敗した時の経済的かつ体力的な消耗も大きく、左右セットで新品に買い替えてもいいですが、ラインオフから12年を経過したボディコンディションだと、逆に悪目立ちしそうなので、黄ばみ取りとブロアーで、対症療法を施すことにいたしました。

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ああ、つい先日のブログで『身勝手なジレンマ』と書いたばかりに、こんなことになっているとは、なんてオーナー思いの愛車なんだろう、、、トホホホホ(膝落ち)

それにしても、特に右側のヘッドライトがこれほどまでに黄ばみが進行していることに今日まで気づかないなんて、オーナーの目の曇りのほうがよほど深刻かもしれず、つい先日、クライアントへの資料に「DX推進」と書くところを、「DV推進」と絶対に推進してはいけないモノを表題にしてプレゼンするなど、4ビットの脳みそも黄ばんで劣化してしまっているのでした。



※あやうく大事故になるところでしたが、謎のアドリブを混ぜつつ、秒で訂正&謝罪し、事なきを得ています。

Posted at 2024/07/16 16:54:13 | コメント(3) | トラックバック(0) | F20 | 日記
2024年07月14日 イイね!

身勝手なジレンマ

身勝手なジレンマE36M3LimoやE46M3であったような重ためな整備が、F80ではラジエーター交換とボッタくりドラシャ騒動(リコールで生まれて初めてディーラーに入庫した際、ドラシャの破断の指摘を受け、片方で工賃50万超の見積もりが出され、泣く泣くそれに応じ、車を預けに行く当日、ほんの気まぐれで下回りに戻ったところ、ドラシャ自体には何の不具合もなく、ディーラーの見間違いと判明し、結果、数千円で収束したという、全米が胸を撫でおろした九死に一生のエピソードはこちら)ぐらいとめっきりと少なくなり、G80ではさすがに年式や距離などからしても、そう簡単に起こりようがなく、それはそれでありがたい限りなのですが、長年、欧州車の甘い泥沼にどっぷり漬かり切り、さらに、アルファロメオGTVのイタ車ならではの愉快な洗礼(レオンも顔負けのアサシンぶりはこちらです。)を浴びた身としては、何だか物足りなく、時々、物寂しい気分にさせられる、ここ最近。

さすがに、愛車への激しいリビドーが沸き上がって下腹部に血流が集まり、トラブルが起こると、しなやかな鞭で打たれるがごとく熱く甘美な痛みに身を捩るなどの、自転車のサドルを収集するなどの性癖にも似た、常人の理解を超えた上級者には及ぶべくもないですが、Z31から始まった長い年月によって調教され、倒錯した私のような車好きにとって、メンテ含め、愛車に触れる時間は多ければ多いほど嬉しく、それが例え、トラブルに起因したものであっても、まるで愛車が自分を頼ってくれているような気がして、その時は大変だったりするものの、愛車の状態が良くなっていく時間を共に過ごす喜びは一入だったりします。

我が家のG80は、トラブルフリーな上に、目を皿のようにし、耳と嗅覚を研ぎ澄まして、神経質に観察していく必要がそれほどなく、その上、一気に、自分好みに仕上げてしまったことから、今月末のアライメント調整とブレーキパッド交換を控えている以外、はっきり言って、これ以上、やることがほぼ無いという状態で、毎週、していることと言えば、ちょっと遠出をすることと補充電ぐらい。
マイレージが進めば、それなりに手が掛かるようになるはずながら、F80の優等生ぶりを知っていると、クランクハブなど対策がされたG系はきちんとメンテをしておけば、消耗品で済みそうな予感。

サブのF20もラインオフから12年が経過し、一年前の盆に起きた、ガソリンタンク破断(リコール修理、詳細はブログにて)はまあまあのインパクトでしたが、その他はラジエーターパイプのOリング3個所の交換と軽整備がほとんど。
昨年の夏、ハンドルを据え切りした際に、僅かに聞こえた、「キュウ♡」というゴマフアザラシの鳴き声のようなコケティッシュな音も、いつの間にかしなくなっている。

『無事これ名馬』とは、まさにその通り。
しかしながら、『手が掛かる子ほど可愛い』のも道理。

愛車が健康で、「イタイ、イタイ」のメッセージが届かないのは本当に良いことであり、これから過ごす中で、お互いの経年劣化とうまく付き合っていくことになることは想像に難くないのですが、心が折れない程度に、ほんのちょっぴりデレてくれると嬉しいんだけどなぁなどと、滅多なことを考えていると、本当に変なフラグが立ちそうなので、ここらへんで止めておきたく、めちゃくちゃ身勝手なジレンマを吐き出しつつも、梅雨明けに向けてパワーショット注入し、ご機嫌取ってしまう自分がいたのでした。




タイトル画像は、毛皮を着たファニーにひざまづくマゾッホ(Wikiより)
Posted at 2024/07/14 13:06:16 | コメント(2) | トラックバック(0) | G80M3 | 日記
2024年07月07日 イイね!

三車三様 計1,142馬力

三車三様 計1,142馬力でもって、合計トルクは実にアタオカの1,720Nm(驚)
かつて2リッターターボ205ps&25㎏のスペックに目を輝かせ、F40の478ps、577Nmはもはや神の領域と恐れおののいていた、素朴で純真な自分はどこに行ってしまったのだろうか(遠い目)

さて、2台の洒脱なALPINAと、さもALPINAっぽいボディカラーでシレっと横に並ぶG80M3の一コマ

この日、名古屋の最高気温、38度。
地軸が狂って赤道が日本列島近くに移動したかのごとく、アスファルトから歪んだ熱気が立ち上り、湿気でめまいが起き、野外の生きとし生けるもの全てが蒸し上がる寸前だった夕方近く。

熱波に包み込まれた当地に、蓼科でのALPINAイベントのついでにと、愛媛からは、Mk_+さんご家族が、そして、横浜から愛媛のご実家に向かう道中のGorhamさんが、お立ち寄り頂き、トンカツを食しながらのプチオフをいたしました。

場所は春日井IC直ぐのトンカツ マ・メゾン春日井店。

うちの嫁も実家は宇和島と、なんと全員が愛媛に縁があるという偶然。

MkさんはB3に続き、最近納車されたバリピカのALPINA D5S、Gorhamさんは、長年愛情を掛け、素晴らしいコンディションを維持されているE46のB3.3(6MT)、そして私こと不肖FlyingVは、プールサイドの青い唇の二つ名を持つG80M3を引っ張り出し、BMWながら、それぞれキャラクターが違う3台が集ったのです。

Mkさんのお嬢様はさぞお疲れかと思いきや、店員さんをしっかりとした声で呼んでくれたり、自分の意見を利発そうに伝え、そして、こうしたオフ会でなりがちな、車好きの会話が弾みすぎて、お子さんが置いてけぼりになってしまうことが起きても、美味しそうにトンカツをほおばり、雰囲気を自分なりに感じじつつ、楽し気にしていてくれたのでした。
奥様もZ34、そして2輪を嗜むだけあって、コアなお話も沢山聞かせて頂き、Mkさんご本人、Gorhamさんのマニアックさは語るに及ばず、もし男3人だけなら、ニキビ面の中学生達と変わらない、つゆだくなネタで盛り上がっていたこと必至(秘)


食事後は、奥様のご許可をいただき、試乗タイムと相成りまして、まずは、Mkさんのご厚意により、D5Sから。
真新しい純白のレザーから立ち上る、新車の少し甘い香りが満ちた車内。
そのナビシートへとお邪魔し、いざ、初試乗へ。
走り出しで感心したのは、全くディーゼルさを感じさせない直6のマナーの良さ。
そして、軽く流していただいたにも拘らず、2tを超える車重を、カタパルトから射出させるがごとく猛然と加速させ、一瞬、感覚と体が切り離され、脳みそがシートの後ろに吹っ飛んでいったんじゃないかと思わせる加速Gは、低回転から沸出する730Nm のお化けトルクによるものながら、Xdriveの抜群なトラクション性能がもたらす安心感、そしてシャシー全般に漂うしなやかさは、さすがは最新のALPINAの流儀。
NVHに優れた静かな社内に響くのは、涼しげにハミングするエンジン音と遠くの方で聞こえてくる排気音、若干のロードノイズのみと、その静寂さをキープしながら外の景色がとんでもないスピードで後ろに流れていく様子に、ある種の凄味を禁じ得ませんでした。

お次は、うちのG80M3でして、色々割愛いたしますが、お楽しみいただけたようで何よりです。個人的に、同じG系だけあって、D5Sと共通のインパネ周りなど、雰囲気が似ているように感じた次第です。

最後は、GorhamさんのB3.3。
ドアを開けた瞬間から、懐かしいE46独特の香りが鼻腔をくすぐり、見覚えのあるインパネやら車内空間にノスタルジーを感じつつも、その心臓部は、兄弟たる名機S54と味付けやキャラクターが全く異なるものでして、想像していたシルキーシックスをさらに上質に仕立て、ロングストロークながら高回転を好み、濃密な回り方をする3.3Lユニットがもたらす艶やかなフィーリング、G系に比べると格段に軽い車重とコンパクトなボディの軽快な挙動に、ALPINAの神髄を見た気がしました。
ここ最近、集中メンテをされていたエアコンも快調に効き、これで猛暑も万全👍

Mkさんご家族がホテルへのチェックインのため、後ろ髪をひかれつつ、ここで解散。



最新のALPINAの直6シーケンシャルターボ・ディーゼルと、二世代前のシルキーシックスの頂点との乗り比べができる機会に巡り合うことは、今後、ほぼ可能性はなく、本当に貴重な体験をさせて頂いた昨晩のオフ。

遠方よりお立ち寄り頂き、楽しいひと時をご一緒させて頂いたMkさんご家族、Gorhamさんに心より感謝です。
本当にありがとうございました。
そして、これに懲りず、次回もよろしくお願いしますm(__)m


おまけは、Mkさんに撮っていただいたツーショット。この後、奥様を横に、Gorhamさんをリアシートに乗せ、試乗へと繰り出しました。
Posted at 2024/07/07 14:32:08 | コメント(3) | トラックバック(0) | M3フレンド | 日記
2024年07月02日 イイね!

ノイズ・ボーダーライン

ノイズ・ボーダーラインシリンダーヘッド、ブロック、タービン、カムシャフト、エアインテーク、マフラー、足回り、ギアハウジング、風切り音、ロードノイズなどなど、車の発する音は、車好きかそうでないかによって、真逆の受け取り方になるのは勿論、車好きの中でも、好ましいものとそうでないものに分かれるのは当然のこと。

メタラーかつギタリストの私としては、ゴリゴリに歪ませたサウンドが好みながらも、ただ歪んでいれば良いわけではなく、アンプやエフェクターによって、その音色は千差万別、そして好みもメタラーの数だけあったりします。

我が家のG80M3も、Mモデルとしてのコンセプトからして、そもそもの設計思想から、それほど静かに走らせる車ではない上に、納車前ヤラカシ整備によって歴代の愛車達に負けないほど、よく言えば『迫力あるサウンド』、有体に言えば『騒々しい音』を、前から後ろから発しており、運転している分には非常に気分を高揚させられるのですが、大多数の車好きでない方からすると、騒がしいドイツ車だなと、眉を顰めさせてしまうこともあったりするかと思われます。

そんな肩身を狭い思いをしつつ、ネガティブな注目を集めないようジェントルな運転を心がけているも、実は、納車当時から悩まされているノイズがございまして、、、、

それは、ローターとパッドの金属面が発する擦過音、そう所謂、ブレーキ鳴きです。

納車当日より、ローターに熱が入った頃合いに、低速時に軽く減速をすると、キーキーと鳴き出し、最初は断続的かつボリュームもそれほどではなかったのが、一度鳴き出すと、止まることがなく、なぜか、深く踏み込んだ時には鳴かず、停車間際の減速時に限って出る、困ったもの。
ウィンドウを閉めていると優秀なNVHのおかげでほぼ気が付かず、ウィンドウを開けた途端、キーキーと生理的にかなり耳に障る音が、盛大に車内に入ってくるのでした。
そして、周囲からの視線も相応に集まり、かなりマニアックな車好きなら、サーキット用の強化ブレーキキットでも入れているのかと好意的に捉えてくれるのかもしれませんが、一般的なドライバーさんからすれば、自分の車のブレーキの摩耗を疑ったり、あの車、壊れてるんじゃないのかと思われてしまいかねないほど、でっかい音なのです。

ASMRどころか、姦しいとかのレベルではなく、黒板に爪が当たった際に発するのと同種の、100人に聞いたら、ほぼ間違いなく100人が不快に思うであろうこのノイズ。

走行距離5,000kmとパッド残量は十分で、もともと鳴きやすい車種ではあり、安全面から意図的に鳴くような仕様になっているとも聞いたことがありますが、鳴かないような運転を心掛けているも、ブレーキダストよりも、この音の方がどうにも我慢できなくなって、ついに、交換を決意いたしました。

色々なヤラカシで、高額な買い物は嫁の決裁が必須であり、嫁に同乗して聞いてもらったところ、「窓を閉めていたから良く分からなかったけど、こんな音してたんだ。いいよ、交換しても。」とのOKをもらい、早速注文。

ということがあって、実は先月初めに届いていたこの商品。


※画像は南米の熱帯雨林から拝借しております。
DIXCELのタイプM 前後セットで、ブレーキダストの軽減も期待。

やっと、ピットに空きができ、今月末の取り付けとなりました。
その前日には、アライメント調整と、これまたハンドリングの隠れたノイズが消えるようなリファインが続きます。

その反面、私自身、仕事でかなりややこしい案件が重なり、利害関係者がザワザワと騒がしく、そこから発するノイズが増えているここ最近。

取り敢えず、良書に触れ、好きなフレーズをギターで弾き倒し、そしてG80とF20のハンドルを握って心のチューニングをしつつ、アドラーの心理学でも読んで、メンタルへのノイズを遮断してみようかな。

PS:学生時代、杉並区のライブハウスで対バンした、ノイズバンド『絶倫アニキ』の皆さん、今も活動されてますでしょうか?

Posted at 2024/07/02 17:04:39 | コメント(5) | トラックバック(0) | G80M3 | 日記

プロフィール

「LとM (お披露目オフ&おまけの昭和レトロ) http://cvw.jp/b/192969/48462850/
何シテル?   06/02 11:47
20年前に偶然出会った96年式M3CLimousineを溺愛すること4年、そして涙の別離を乗り越え、その後、やって来たE46M3と忘れえぬ10年来を共にした不人...
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