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FlyingVのブログ一覧

2025年09月17日 イイね!

学祭に垣間見る令和Teenの恋愛事情

学祭に垣間見る令和Teenの恋愛事情夏休みが終わり、いよいよ学祭シーズンに突入し、生徒達もどこか浮足立っているこの季節。

クラスや部活での出し物をはじめ、バンド、ダンスなどのパフォーマンスに駆り出され、受験を控えた高3生や、冷めた目線を送る一部の生徒を除き、ほとんどの生徒がその準備に時間を割き、あちこちで思い出作りに励む姿を微笑ましく眺めていた先週末。

私が特別講義をする教室もお化け屋敷仕様に飾り付けられ、黒板近くの暗幕を上げようとした途端、「ダメ―、そこは触らないでー!!」と全員からド叱られ、当のお化け屋敷よりもビビらされたりと、そんな雰囲気の中、毎年、好評を博している(※当社調べ)『ウルトラ・ハイパー・エクストリーム・アルティメット・ファイナル・ゴッド・邪王炎殺黒龍合格講座』の後半戦の最初のコマを、ドモ〇ルンリンクル並みに満足度の高い(※当社調べ)自作のレジュメで領域展開して生徒達のモチベーションと偏差値に猛烈なバフを掛け、そして、今年も学祭に招待されてしまい、行くべきかどうか悩ましいところだったりしております。

そんな受験生達の中にも、高校生活最後のイベントだけあって、浪人覚悟で、全力で楽しもうとする少数の生徒がいまして、高3時の自分の姿を重ね、当時、都合3年間の片思いを盛大に拗らせ、メンヘラ化するほど思いを寄せていた同級生の女子を、自分が出るバンドのライブに誘い、そうして迎えた本番、ステージから彼女の姿を目にした時の歓喜と、その横に、他校のイケメン彼氏がいた時の絶望が綯い交ぜになって、この時のライブのギターは、マイケル・シェンカ―パイセンばりに泣きまくり、事情をよく知るメタル大好きDT同盟達から『語り継がれる伝説になった。』と絶賛され、後々までネタにされたのでした(遠い目)

その彼女は、様々な天文学的確率の偶然と宇宙誕生に匹敵する奇跡が重なり、現在の嫁だったりするんですが(*ノωノ)

そして、学祭と言えば、そう、リア充があちこちで爆誕する思春期の一大イベントの一つ。
漫画『君に届け』の感動的な告白シーンも学祭の後夜祭。
学祭マジックと言われる、この現象は、吊り橋効果がもたらすものか、それともボッサードの法則によるものなのか、思春期特有の情緒によるものなのか、私自身不明にして定かではありませんが、この日の授業も、領域展開むなしく、講義そっちのけでこの話題で盛り上がり、令和Teenの恋愛事情を垣間見ることが出来たのでした。

男子生徒も女子生徒も、大きく、「推し活に励む」「二次元の住人になる」「リアルな出会いを求める」に分類され、前者2つは、恋愛というよりも、代替行動のようなもの。
後者のリアルな出会いは、この年頃なら、身近なクラスメイトか、バイト先やコンパなど友達の紹介、もしくは世代的にマッチングアプリを駆使しているんだろうなと思っていたところ、
高2生の授業で、彼女が途切れたことがないと豪語する、色黒で背の高いK君は、なんと、『ナンパ』をしているとのこと。
その友人であり、チャラいイケメンのT君も、息をするようにナンパをし、今度の学祭でもガンガン攻めると言い放ったではありませんか。
そんな、昭和というか昔ながらのやり方を今でもするんだなぁと意外に思いつつ、他の生徒にも聞いてみると、
「ナンパするの、こいつらぐらいですよ。俺みたいな陰キャのブサメンがナンパしたら、V先生と一緒で、通報されますって。」と、なぜか私にも流れ弾が飛んでくる熱い風評被害も(涙)
当の女子たちはと申しますと、「ナンパ、サイテー。」とドン引き。
それを聞いたK君は、「はぁ?お前らだって、イケメンにナンパされたら嬉しいんだろ?」とやり返し、
「ナンパなんかじゃなく、ちゃんと出会いたいの。あと、K、全然イケメンじゃないし。」とはK君と仲の良い勝気な女子。
「俺の顔のことは別にいいだろ。その出会いとナンパのどこが違うんだよ?」とムッとするK君。
「ナンパは下心あるじゃん。そういうのがイヤ。自然な出会いがいいの。それに、イケメンかどうかは内面のこと。分かる?コ・コ・ロがイケメンてこと。」との至極もっともなご意見が飛び出し、
「少女漫画かよ!そんなの待ってたら、いつまでたっても彼氏できねぇよ。」とのT君の余分な一言に、
「ナンパ野郎のあんたらに、そんなこと言われたくないっての!」「そうだそうだ。」とブーイングが巻き起こり、
「うっせえ!お前らが、そんな風だから外でナンパするしかねぇんだよ。」とK君がガソリンをぶっ込んで、朝まで生TV並みに紛糾し始め、ついには、
「V先生どう思います?」との巻き添え不可避のキラーパスが出されたことで、大人の対応をしつつ、何とか仲裁して授業を再開。

何故こんなことになったかというと、この時の課題が旧帝大の過去問で、和歌にまつわる平安時代の恋愛事情を説明しており、
こう考えると、平安時代も、お互い顔を一度も見ることなく、世間の噂を頼りに、和歌のやり取りを通じて気持ちを高ぶらせ、そうして夜中に男性が通ったりしたのだなぁなんて、やっていることは、まるでマッチングアプリじゃないかと思いつつ、学祭が終わった後の、未熟な青い果実のような、硬くて酸味が効いた恋バナを少し楽しみにしてしまうのでした。

PS:彼女が変わるたびに、私が地雷を踏み抜く息子とは別に、もし娘から恋バナされたら、その場で全人格が爆散して、哲学的ゾンビと化す自信ありです💪

Posted at 2025/09/17 10:57:33 | コメント(5) | トラックバック(0) | My Life | 日記
2025年09月07日 イイね!

【刈谷トワイライトオフ】3L直6ターボのレッドリスト達

【刈谷トワイライトオフ】3L直6ターボのレッドリスト達先週末、新しく立ち上がったグループ「BMW東海ドライバーズクラブ」の発足を記念して、第1回プチオフ会が開催されたため、そちらに参加してまいりました。
トワイライトオフの通り、集合は、暑さ和らぐ黄昏時。
場所は、刈谷ハイウェイオアシスの隅っこ。
少数で運営していくBMWオーナーズグループのため、集まったのは都合が合ったメンバー4台。

この日も猛烈に暑く、そして、私にとってご新規さんだらけの、まるで約20年前にみんカラに登録し、その後、初めてのオフ会に参加したような、新鮮なドキドキが蘇ってくる緊張の心持で仕事を片付けていると、G80を洗車する時間がなくなり、そのまま下道で出発。
夕暮れ時とはいえ、気温は依然35度前後。
豊田南ICから乗り入れ、時間丁度に到着すると、AOIさんご夫妻がお出迎え。
傾き始めたオレンジの斜光とのコントラストが美しいヤスマリーナのF82M4に、フロントウインド越しに見えるホワイトレザーシートはリペアしたてのバリピカ。

その後、上品な色気たっぷりの335カブの涼宮さん、アクラボサウンドを響かせるオースチンイエローが眩しいまくら氏さんのF82M4が合流し、EFG型が並ぶ画像のような配置と相成ったのです。
もはや自動車産業のレッドリストと化した、N54、S55、S58の三世代の3L直6ターボが揃い踏み。

その後、車好きが集まると不可避の、奥様お子様たちから白眼視されようが止まらない、エンドレス車トークが火を噴き、初対面ながらお互いの距離感はあっという間に消滅し、次々飛び出すマニアックな話題に、AOIさんの奥様を置き去りにしつつ、夕食もかねて10月のツーリングの打ち合わせなど、ひとしきり盛り上がった後は、それぞれの愛車見学に。
どれもオーナーさんの個性とこだわりがセンス良く調和しており、感心させられることしきり。

AOIさんのタイムリミットが迫ってきたため、20時ごろに解散。

帰りの湾岸では、まったり流していたはずなのに、ブースト計が150kPa付近を指す謎現象が。。。

みんカラ黎明期の、オフ会が盛んだった頃を思い起こし、久々にこういうのもいいなぁと感じ入った今回のプチオフ。
遅ればせながら簡単なご報告です。

皆様、暑い中、ありがとうございましたm(__)m
10月のツーリングも晴天に恵まれ、安全かつ大成功となりますよう、お手伝いさせて頂きますともに、心よりお祈りしております。

そして、現在、クラブメンバーも募集しているとのことです。
東海地方の良識あるBMWオーナーさんで、気の合う仲間たちとリアルに集まり、情報交換はじめ、ツーリングなどなど法令順守の下、和気あいあいと楽しみたい方、お問い合わせ含め、お待ちしております。

Posted at 2025/09/09 12:07:09 | コメント(5) | トラックバック(0) | M3フレンド | 日記
2025年08月29日 イイね!

パープルヘイズなお願い

パープルヘイズなお願いバンドマンの嗜みとしてよく言われるのが、アルコール、色恋、そして紫煙をくゆらせること。

レコーディングでのスナップショットや、インタビューの合間に、けだるそうに煙を吐き出す仕草は、ある種、反体制的でデカダンスなメッセージのように見え、そのカッコ良さに憧れた思春期。

クラプトンやエディが、ヘッドに吸い掛けの煙草を指したまま放置し、ヘッドに焦げ跡が付いたのをマネしたく、完全にファッションで、二十歳を待たずしてフライング気味に吸い始め、そして愛機のヘッドに挟んでみたものの、案の定、日和って止めた遠い日の思い出。



また、度々このブログに登場する高校の同級生で性の求道者、オツムが奇行種たる師匠が、大学2年の頃、ヘビースモーカーを通り越して、ほぼ依存症になりかかっておりまして、とある中華料理屋で「タバコやめてぇ。。。」とつぶやきながらシケモクを吸い切ったのを、私は聞き逃さず、それならと、彼の切なる願いを絶対成就させ、健康を取り戻すべく、とっておきの禁煙作戦を用意したのでした。

※大好きな浦安鉄筋家族の大鉄氏

ある晩、彼の下北沢の下宿に皆で集まって鍋パーティをやった後、酔いつぶれて寝ていた隙に、師匠のタバコを箱から数本拝借し、茶色い草を少し抜いてその中に爆竹を仕込み、再びその草を爆竹が見えないよう戻して、元通りにしておいたのです。
毎朝、目覚めた師匠がすることは、眼鏡を探すことでも歯磨きでもなく、起き抜けの一服。
もはや反射行動の一つとなっているため、まだ目が覚め切っていない夢うつつの中、手探りで、私が愛情込めてこしらえた1本を箱から取り出し、口にくわえると、まるで儀式をするかのように厳かに火をつけ、うまそうに吸い込んだのでした。
寝ていたツレたちも起き出す中、ゆっくりと煙を吐き出し、胡座をかいて二口目をさらに深く吸い込んだ時、赤々と燃える先端の火が真ん中近くに到達し、ついに導火線に着火したのです!!
その時の様子は、良く覚えております。
突如、「パーンッ!!」との乾いた音と共に、師匠の顔面で、タバコが木っ端みじんになると同時に、フィルターが宙に舞い、一瞬遅れて、師匠は後ろにのけぞり、人とも動物とも思えぬ情けない奇声を上げながら、下宿の壁に後頭部を打ち付けておりました。
何事かと、騒然となる6畳の部屋。
すぐに事態を把握して、笑い転げるツレたち、そして、茫然自失の師匠。

師匠の顔面は飛び散った草と紙が付着し、口は半開き、半泣きの状態。
イメージとして、こんな感じを期待していたのですが、現実はそううまくいかず、

ヒーヒー笑い転げていた私を、師匠は半泣きのまま、ヒョロヒョロのグーパンで何度も殴りつけてきましたが、結果として、師匠は都合半年ほど、この時の恐怖が蘇り、禁煙に成功し、作戦は予想通りの成果を上げたのでした。

え、私ですか?
学生時代、当時の彼女(現嫁)が煙草嫌いだったため、以来、すっぱりと手を切り、それっきりです。

で、いつも通り、遠回りしてブログの題名に戻るのですが、今朝がた、遭遇したのがこちらのスモーカー。



車内に灰皿が備え付けられていない、副流煙が車内にこもるのは分かる。
だが、よりにもよって会社の看板を背負った社有車で、さらに、そのしぐさは手慣れて見え、何やら嫌な予感が止まらない。。。
朝からそんなものは見たくない、どうか、どうか、良識ある方であって、この悪い予感が外れますように🙏

と願うも、その期待は無情にも裏切られ、次の交差点で吸い終わったそれを、発進時のタイミングに合わせて、やけに慣れたしぐさで、流れるようにポイとされていました。
ドラレコにも記録されているはずなのに、なんでこんなことするんだろうなぁと思いつつ、ドア横に大きく記載されている会社様に、謹んでご連絡を入れさせていただいた次第です。

それにしても、運転席の窓から煙草を出して、喫煙しているスモーカー達の心無いポイ捨て行為に遭遇するのは、一体、何度目なのだろうか。
山火事の8割はポイ捨てが原因とも言われておりまして、こうした残念な振る舞いにより、周りに気を配り、マナー良く煙草を楽しんでいる愛煙家の方々の肩身がどんどん狭くなるようなことはあってはならず、朝から大変不愉快で、心がささくれ立つような出来事を目の当たりにし、パープルヘイズにちなんだ、メタラーからの切なるお願いでした。
Posted at 2025/08/29 18:44:54 | コメント(7) | トラックバック(0) | My Life | 日記
2025年08月27日 イイね!

2025年夏 ボーカルオーディションと巧みな罠

『音楽性の違い』で、メンバー脱退、もしくはバンド解散なんてニュースになったら、ほぼ間違いなく、音楽性の違いなんぞが原因ではなく、その実、ギャラや人間関係をはじめとした別の何かで揉めたことが原因であることは想像に難くなかったりします。

そんなことが私のバンド(小中学校の幼馴染のHR/HMバンド)でも久々に起きてしまったのでした。

やっと見つけたバンドのボーカル(既婚♂)が、よりにもよって、私が連れてきたかつての教え子でもあり、女子大生のキーボードにサカってしまい、親父構文バリバリの迷惑LINEをはじめ、ストーカーまがいのちょっかいを掛けていたことが彼女からの苦情で発覚し、バンドに居づらくなってそのままフェードアウトしたため、またしてもボーカルオーディションを開催することになりました。

バンド内の色恋で、メンバーとの関係性が壊れるなんて、テンプレのようなもの。
ローリングストーンズの、性別や年齢を飛び越え手当たり次第に寝たその数、実に4000人と多様性の走りであるミック・ジャガーしかり、故ブライアン・ジョーンズの畜生ぶりはもはや伝説の域。


在りし日のプライアンジョーンズ。イケメン過ぎて、男女問わず抱かれるの不可避。

学生時代のバンドサークルでも、先輩たちと企画バンドを組んだ際に、ベースパイセンが予定していたリハに来ず、連絡もつかないため、心配になったボーカルパイセンと一緒に、彼のアパートに出向いたところ、鍵が掛けていないドアに不吉な予感がよぎり、恐る恐る押し入ると、ベッドの上で、ボーカルパイセンの彼女とベースパイセンが、情事の後がしっかる残る半裸姿で寝ていたなんて修羅場に遭遇するなど、枚挙にいとまがなかったりします。

そして、今のバンドの次なるボーカル候補として、ドラムがスタジオに連れてきたのが、妙齢の女性ボーカリスト
ほぼ同世代で独身(聞くところによると訳アリ)、そして、私のメンヘラアンテナが、見た瞬間から、なにやら不穏なパルスを察知している。
なお、女子大生キーボードは大学の実習があるため、しばらくバンドはお休み中。

先に言っておきますと、ドラムの好みは、ずばり、『地雷系
しかもNTRが大好物とその性癖は危険&鬼畜極まりなく、そのお陰で、独身の頃から何度も痛い目にあっているにも関わらず、全く懲りることなく、学生時代から友人の彼女をNTRしては、その彼氏たちを闇落ちさせ、そして、付き合い始めると、彼女のメンタルはどんどん病んでいき、その様子に元彼もいたたまれなくなり、関係者全員がメンヘラと化す、世にも迷惑な地獄のメンヘラメーカーなのです。
ちなみに、私の当時の彼女(現在の嫁)も漏れなく口説かれており、秒でお断りしています。
さらに、ドラムと同じサークルだったM先輩は、なんと2度にわたり彼女をNTRされ、2回目の時は、あまりの失意に、当時の愛車FTOで、何でもない県道でドアンダーを出して、そのまま田んぼにダイブしたのでした(合掌)
当のドラムは、ドラムの腕は確かながら、全くイケメンでもなく、かといってバンドをやっているようにも見えず、普段は無口で人畜無害なモブキャラなのですが、そんな、某国立大学のブライアン・ジョーンズと恐れられていたヤツは、なぜか、NTRされた被害男性たちとの関係は良好で、今も一緒に飲みに行く間柄だとか。

え~、少々脱線しましたが、そのドラムが連れてきた地雷系ボーカル姉さんからのリクエストはSHOW-YA、相川七瀬の有名どころ数曲。

流行っていた当時のことを懐かしく思いつつ完コピをし、さて、お手並み拝見と、早速、音合わせをしたところ、Aメロの出だしから滅茶苦茶うまいではありませんか!!

声量はそれほどではないも、ピッチが正確で、途中からボカロが歌っているんじゃないかと思うほど。

続いての限界LOVERSでも、ピッチをほとんど外すことなく歌い切り、そして、相川七瀬のナンバーも難なく歌い上げて、一通り終了。
まだ本調子じゃないと謙遜するボーカル姉さんに、ベースはべた褒め、ドラムは得意顔、私も「うん、上手だね。」と無難に対応。

そのボーカル姉さんから、「いつもやっている曲が聴きたい。」とのリクエストが入ったことから、
IN THE MIRRORをはじめとしたラウドネスの名曲群、MR.BIG、OZZYやらWHITESNAKE、聖飢魔Ⅱなどなど、軽く流したところ、
「すごいねー。」と何やら乾いたコメントをいただき、2時間のスタジオパックが終わり、
「また後で連絡するね。」と伝えてこの日は解散。

その後、彼女にボーカルをお願いするかどうか、メンバー間で話し合ったところ、あまりにピッチが正確過ぎて、一本調子でエモーショナルな抑揚がなく、AIのようだと意見が一致し、お断りすることが決定。

しかし、その彼女から、「音楽性の違い」を理由に、逆にお断りをされてしまったのでした。
それならそれでいいんですけど、実は、もっと恐ろしい企みが、裏にあったとはこの時、全く知る由もなかったという。。。

スタジオに入ったその帰りしな、なぜかドラムを介して、ボーカルの彼女とベースがライン交換をしており、その日を境に、ベースに対して、鬼ラインが入っているらしく、根負けして1回だけ食事をしたところ、その時に物凄いグイグイ来られて恐怖を感じ、ブロックをしたらしたで、今度は知らないはずの携帯に直電してきたとのこと。

なんとか逃げ切ったらしいのですが、ボーカル姉さんを連れてきたのはドラム、そして、その彼女は、この暑いのにリストバンドを左手首に巻いている地雷系、、、、、
ここまで揃ったら、私のメンヘラアンテナが察知した通り、なにやらきな臭い匂いが漂ってきたので、週末の深夜のファミレスに強制招集し、私とベースでドラムをガン詰めしたところ、あっさりとゲロったのでした。
その地雷系ボーカル姉さんに、出来心でオイタをしたところ、例に漏れずメンヘラ化し、自分の手に負えなくなってきたところに、丁度、ベースが独り身で、しかも、不幸にも歌がうまく、更に不幸にもメンヘラ姉さんがベースの画像を見て会いたいと気に入ってしまい、体よくボーカルを断りつつモンスターを押し付けてしまえとばかりに、オーディション名目で連れてきたのが事の真相。

当然、全ての責任はドラムにある。
小学校からの幼馴染とはいえ、今回のことは少々やり過ぎな気もする。
しかし、ブチ切れていいはずのベースは、なぜか「いいよいいよ~俺も悪かったし。」と爽やかに流した上に、逆に慰めている有様。
そのまんざらでもない顔は、いくらご無沙汰とはいえ、まさか食事だけではなく、そして1回だけではなかったとかだろうか。
ほぼ土下座の勢いで謝罪をしていたドラムは、それを聞くなり、
「だよな~俺も被害者なんだよな。いや~お互いひどい目にあったということで、ダハハハハッ」と開き直る始末。
そう、全てはドラムの計算の上のこと。
リズム隊の要であり、バンドを実質的に支配しているドラムの、マイク・ポートノイばりの変拍子に、まんまと巻き込まれた今回の似非ボーカルオーディション。
もはやこのドラムはベースの人生すらも支配しているのではと、うすら寒くなった時、ふと脳裏に浮かぶ遠い日の記憶・・・
確かベースの別れた奥さんは、ドラムが、、、、、いや、これはあまりにも破滅的でロック過ぎるので、墓場まで持って行こう、うん、そうしよう、そうしよう(闇深淵)



ギターの弦に、ピックの表か裏かのどちらを当てるのかも計算して曲作りをするガチの人外で天才。

※本文は多分に演出されており、虚実ないまぜにして記載しております。
Posted at 2025/08/27 16:53:02 | コメント(3) | トラックバック(0) | メタルギター | 日記
2025年08月16日 イイね!

星降る宿へ~ビーナスラインを抜けて~

星降る宿へ~ビーナスラインを抜けて~※お断り:長文&画像多めです。

先月、この夏休み、どこか行きたいところはないかと娘に尋ねたところ、
「う~ん、、、一度でいいから満天の星空を観たいな。」
との、智恵子抄のワンフレーズ『 ほんとの空が見たいといふ。』を彷彿とさせるコメントが。

将来、宇宙にかかわる仕事を夢見て、文系の私や息子とは裏腹に、嫁と同じ理系を殊勝にも選択し、現在、夏期講習を絶賛受講中の娘は、ぶっちぎりのリアリストでもあり、『言ってみたけど無理だろうなぁ。』的な諦観を多分に含んだ口調だったことから、
『ならば、その願い、叶えてやろうじゃないか。』と神龍に成り代わり、宿探しをしたところ、盆真っただ中だけに、良さげなところは全然空いてない(汗)

やっぱり無理かもと、半ばあきらめ気味に、とある旅行サイトで検索してみると、星が見られる宿のド本命である美ヶ原高原の山本小屋の1部屋を、奇跡的に抑えることに成功したのでした。

※サイトより拝借しております。

娘は毎年の流星群を楽しみにしておりまして、しかしながら、名古屋の空は、2等星すら視認するのがやっと。
それならと三河や岐阜の山奥に見に行くのですが、都市部の明かりが入り込み、満天の星空とは言えない。
私自身、中学生の頃、塩尻に住む従兄に連れて行ってもらった、とある高原で、そこで寝転んで見上げた、まるで宇宙に居るようかのような星空の感動が忘れられず、いつか、家族で行きたいと思っていたところに、娘のリクエストがあり、今回の旅路と相成ったのでした。
ただ、2名しか予約が叶わなかったため、嫁はニャンコたちのお世話で留守番、私と娘の二人旅。

幸いにして、反抗期が早めに終わり、良く聞く思春期の娘と父親との殺伐とした関係は、我が家には当てはまらず、父親と2人だけでの旅行に娘は何の抵抗もなく、ひたすら楽しみにしている様子。

G80かF20で行くかについては、山本小屋に続く道が砂利で、低車高車では来ないでくださいとのことだったため、比較的、車高がマシなF20に決定。

当日のルールはただ一つ。
施設に入ったり、他の人の前では、きちんと「お父さん。」と呼ぶこと。
こんなご時世、第三者に向けた関係性をはっきりさせておかないと、パパ活か、はたまた年端のいかないJKを連れまわす不審なメタラーがいると通報でもされたら、色々と台無しになってしまいますので、しっかりと申し合わせしておかないとです。

渋滞が幾分穏やかな午前中に荷物を詰め込んで出発。
天気は曇り予報でしたが、昨日までの雨天から回復に向かい、猛暑らしい夏日が戻ってきている。
途中、中央道の自然渋滞に何度か嵌るも予定通り、駒ヶ岳で昼食を。



そして、ICを降りて、楽しみなビーナスラインはと申しますと、F20のハンドリング、サイズ感は、この高原道路にちょうど良く、DMEチューンを施されたN13の幅広いトルクバンドは、8ATの緻密な制御が加わり、ヒルクライムには十分すぎるほど。
さらに、ネオバとえちご屋のブレーキパッドは頼もしく、もし、G80で来たなら巨体とパワーを持て余すこと必至。

気持ちよく標高2,000m付近まで登りきれたと思いきや、初心者マークの軽に引っ掛かって車列が全然進んでいかない上に、美ヶ原高原美術館まで伸びた大渋滞が(汗)


廃業し、駐車場となっているレストラン跡地に車を止め、徒歩で美ヶ原美術館&道の駅に向かい、トイレ休憩やらを済ませ、テラスに行くも、残念ながら、霧が濃くて雲海は見られず。

山本小屋に続く町営駐車場も大混雑で、余裕をもって出発したはずなのに、ほぼチェックイン予定時刻に到着。

駐車場は、こんな感じ。

そうなんです、ここ5日間は雨天が続き、深い霧と雲が広がっていたのです。
楽しみにしてた満天の星空が見られるか、それだけが気がかり。。。


ここ山本小屋は、昭和のテイストがそこかしこに残るノスタルジックな館内で、ホテルのようなアメニティやらサービスはなく、WiFiはロビーだけで他は全て圏外、部屋には冷蔵庫も空調もなく、TVが置いてあり、お風呂やトイレも共用と、登山客やヒッチハイカー用に振り切った宿。


それでも、食事は美味しく、そして部屋も落ち着いた和室で、ゆったりとくつろげることができました。

夕食後、少し、散策に出ることに。
まだ霧が深く、宿が出している夜の予報は雨。

それでも、一縷の望みを託しながら、夕暮れに包まれつつ、美ヶ原の塔まで歩いて行くも、分厚い雲が覆っており、星空は望むべくもなさそう。
しかし、西の方に雲の隙間が現れたため、もしかしたらと、一度、宿に帰り、厚着をして再び、塔に向かっていると、次第に、雲の隙間が広がり、星たちが現れてきたではないですか!!


この日のために買ったレジャーシートを広げ、娘と横たわり、まず目に入ってきたのが、夏の大三角形。
デネブ、ベガ、アルタイルの1等星がまるで、名古屋で見る金星の様に輝いている。
そして、夜の帳が下り、空がどんどん広がっていくのと同時に、無数の星たちが頭上で輝き始めたのでした。
標高2000m、障害物や地上の光は一切なし、澄んだ空気の中、360℃のパノラマビューを星のきらめきが埋め尽くす、まさに満天の星空がそこに。

※スマホの露出では撮影できず、こちらもサイトから拝借しております。

どうせ雨と雲で星は見られないと踏んで、やってくる人達もなく、ただ、人知を超えた壮大なロマンに息を飲み、感動に打ち震えながら、宇宙と一体になったような感覚に浸る親子2人。
数十年ぶりに見る天の川、そして1等星かと見間違えるような北斗七星などのメジャーな星座や、ペルセウス座流星群と重なったこともあり、尾が長くて大きな流れ星や彗星も観測でき、宇宙に流れるような悠久の時間を心行くまで満喫して、宿へと引き返しました。

部屋に戻ると、勉強道具をやおら引っ張り出して、勉強を始める娘に、折角の旅行だからそんなことはしなくてもいいんじゃないかと伝えるも、夢に向かう決心が新たになったようで、居ても立っても居られないとのこと。

その後、展望風呂で汗を流し、朝の散策ツアーに備え就寝。

朝5時に起床し、バスに乗って王が鼻へ。
雲海と富士山のご来光が見えるはずだったのですが、生憎の濃霧で高原植物の鑑賞会に。
驚いたのは、そんな時間でも、沢山の観光客やハイカー達が来ていたこと。


宿に戻って絶品の朝食を摂り、しばらく仮眠してからチェックアウト。

それにしても、宿のバイトが全員イケメンだったのは、何かの偶然なんだろうか、それとも顔採用を徹底しているのか謎でしたが、併設しているふるさと館で、お土産やらを買い込み、ビーナスラインのダウンヒルへ。
ここでもF20のハンドリングは素晴らしく、足の硬さはあるものの、タイヤのトレッドを効率よく路面に接地させながら、必要最小限なロールで荷重移動させ、ネオバの鬼グリップが多少の破綻もすべてを受け止め、ハイペースで駆け抜けることが出来ました。
途中、観光名所では渋滞が起き、ロードスターはじめ、カブリオレが多いのはもちろんのこと、それ以上に、バイカーが大発生しておりまして、沢山のバイカー達がすれ違いざまに、
「やえ~」のサインを交わしているのを見て、あのことが思い起こされ、胸が少しだけキュッとなったのはここだけの秘密。

娘は、最初は下りの峠を怖がったものの、車酔いすることもなく、車窓からの絶景を楽しんでいる。

そして、次なる目的地、諏訪大社の上宮に到着。
娘のたってのリクエストで、前々から行きたいと言っていた、何だったか忘れたゲームの聖地。

荘厳なたたずまいの中、お参りを済ませ、参道にあるお食事処「大商」で早めの昼食を。


かけそば550円、本場だけあって、めちゃうまし♪

名物のところてんをテイクアウトしたところ、嫁が大絶賛し、次は絶対に連れて行くことを約束させられました。

そんなこんなで、1泊2日の満天の星を見る親子旅が終わり、天気予報を裏切って、奇跡的にお目当てだった星々を目の当たりにすることができるなど、掛け替えのない思い出となったこの夏。


F20の燃費計も、往復500㎞を走りきったところで、総燃費10.1㎞と再び大台超えを達成。

その娘は、明日から、高知の友達に会いに、嫁と再び、1泊2日の旅へ。

そして、この旅を終え、私にも一つ夢が出来たのです。
もし娘の夢がかなって、将来、宇宙にかかわる仕事ができたのなら、もう一度、ここに来て、満天の星空の下、星々を見上げながら、そのどこかで娘がしているであろう仕事を探し、今日のことを懐かしく思い出して目を細める、そんな日がいつかやって来ることを、思い描かずにはいられなかったのでした。

Posted at 2025/08/16 23:24:35 | コメント(6) | トラックバック(0) | My Life | 日記

プロフィール

「[整備] #1シリーズハッチバック ♪冬が~来る前に~♪仕事の合間のオイル交換 https://minkara.carview.co.jp/userid/192969/car/3401148/8418486/note.aspx
何シテル?   11/01 21:18
偶然出会った96年式M3CLimousineを溺愛すること4年、そして涙の別離を乗り越え、その後、やって来たE46M3と忘れえぬ10年来を共にした不人気車とメタ...
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カテゴリ:メンテ&チューン
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