2025年10月20日
思い返せば、ニキビ面をした思春期の頃、大好きな女子との初デートの時、舞い上がり過ぎて、下見をはじめ完璧なプランを立て、極限まで膨らませた股間妄想とともに迎えた当日、お店が混んでいて入れなかったり、雨が降ったりと、プラン通りにならない時のアドリブに全く対応できずにグダグダに終わり、お付き合いどころか、そのまま接点すらなくなったり、
受験期に入り、本命校受験の前夜に、あまりに気合が入り過ぎて、深夜未明まで勉強し、ホテルのモーニングコールに気が付かず、失格となる開始後30分にギリギリ到着して、1科目目を華麗に落とし、勢いそのまま英語のリスニングで不覚にも眠りに落ち、当然、受験にも落ちた挙句に、当時の彼女にたぶらかされて暗黒の浪人時代へ突入し、
なんとか滑り込んだ大学生活は、単位を供物にしてバンド活動に全振りした結果、某有名レーベルのお偉いさんが観にくるという、メジャーデビューが掛かった大一番のライブで、練習しすぎて腱鞘炎気味になり、大事なキメでやらかすなど目を覆いたくなるようなパフォーマンスを晒し、
そのバンドの夢破れて、長い髪を切って就職活動に励み、最終面接まで行ったとある大手企業で、面接の受けごたえは完ぺきだったものの、部屋を出る時に、『ドアは必ずノックする』との面接マナーに縛られ過ぎて、出るだけなのにノックをしたり、
記憶に新しい所では、かつての愛車F80のリアバンパーをポリッシングしていたら、磨きすぎて、下地が出たりと、
『過ぎたるは及ばざるがごとし』は枚挙に暇がなく、肝心なところで役に立たない、本末転倒メタラーな私は、またしても、同じ轍を踏んでしまったのでしたorz
先週の土曜のこと、翌日の『BMW東海ツーリングクラブ』の記念すべき第1回 信州ツーリングに備え、走っているときに電話が鳴らないよう、午前中にクライアント先に出向いてスーパー前倒しで案件を片付け、帰宅後、G80の洗車と給油、そして、雨が降った際にF20の出動に備え、充電、ライトの黄ばみ取りなどのメンテを全集中で片づけ、夕方、家族の買い物まで済ませた、その夜、知恵熱を出してしまいました💦
一晩眠ればこんな熱ぐらい大丈夫と、高をくくって起きた当日の朝6時、喉痛に加え、ヤケに体が重く、布団から体を起こした途端、ゾゾゾと走る悪寒に、なんだかヤバいと体温計を差し込んでみると38度近い表示が( ゚д゚)
それでも、ロキソニンをかみ砕いてレオピンを飲み、G80のハンドルを握れば、アドレナリンが噴出し、自己治癒力全開になるはずと、いそいそとこの日のお楽しみであるコーヒーを淹れていると、キッチンの物音で起き出した嫁が、私の顔を見るなり、
「なんか顔色凄いよ、もしかして熱ある?」と瞬時に体調を見抜かれ、
「だ、大丈夫だよ。。。」と目が泳いでいるのを悟られないよう、横を向いてコーヒーを水筒に入れ替えていると、
「また、そんな子供みたいなこと言って、全然大丈夫なんかじゃないでしょ!そんなんで行っても、迷惑かけるだけじゃないの!早く、布団に戻って寝なさい!!」とものすごい勢いで怒られてしまいました
あまりに楽しみ過ぎて、頑張り過ぎた代償を食らい、結局行けずじまいだった、信州ツーリング。
曇り予想だった天気も何とか持ち堪え、美味しいお蕎麦と走りを満喫され、大成功だったとのこと。
次回は、ほどほどに準備をして参加したいと思いつつ、この難儀な性格が恨めしく、ピカピカになったG80に、連れて行ってあげられなくてゴメンとボディカバーをめくると、でっかいお鼻を、どこか寂しそうにスンと鳴らしているような気がしたのでした。
末筆とはなりましたが、メンバーの皆様におきまして、大変申し訳なく、これに懲りず、第2回のツーリングには末席に加えていただきたく、宜しくお願いしますm(__)m
画像は、この夏、水遣りをし過ぎて、収穫前に土の上で爆発していたスイカ(涙)
Posted at 2025/10/20 12:55:09 | |
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My Life | 日記
2025年09月30日
あれほど暑くてしんどかった夏から、その過酷さをまんま受け継いだ厳しい残暑も、秋分の日を越えて、ようやく和らぎ、秋が急激に深まる気配をのぞかせるここ最近。
先月まで外出するのが危険なほどの猛暑に辟易していたのが、いざ、去っていくとなると、なんだかセンチメンタルな感傷が湧き上がってくるのは、四季の国に生まれ育った性なのか、ツクツクホウシの鳴き声に誘われ、近所のお山へと、夏の名残を惜しむドライブへと行ってまいりました。
理不尽激熱の16連勤をこなし、その間、女性専用車両で大迷惑をかけるなどのやらかしがあり、いつになく疲労が色濃く残るも、好きな車のハンドルを握れば、ホメオパシー効果でHP全回復。
早起きをして、お気に入りのコーヒーを淹れた水筒を片手に、嫁をたたき起こさないようS58に火を入れ、夏の残滓がそこかしこにある三河の山間部へ。
2週間ぶりのS58は、当たり前ながらぐずつく様子もなく、そして、私自身が久しぶりで感覚とのギャップからか、乗り味はやや硬めに感じ、リアからは私の不義理をなじるような不敵な排気音が響き、補充電をしたことで、なんだかオーディオの音質がクリアになっている気がする。
交通量の少ない県道をゆっくりと流しながら、各所が温まるのを待ち、油音が適温になるころには、ハイチューンな特徴であるボンネットからのタペットらしき打音も消え、排気音も揃い、いつものG80の姿があったのでした。
ただ、いつもと違うのは、有料道路での高速区間では、吸気温度が低下するにつれ充填効率が上がり、さらにレスポンシブルになったS58が高らかに歌い上げ、明らかに、夏のパワーチェックの時よりも力強く、リア305のPS4Sですらグリップを手放しそうなほどの鬼トルクがこれでもかと湧出してくる。
そして、直噴ターボらしからぬ高回転を好む特性と負圧域でも2t近い巨体をものともしないのは、S58の美点でもあり、M社の絶妙なチューニングのなせる業。
過去、歴代M3の直6モデルで、その心臓部を味わった身としては、過給機の是非は横に置いといて、モデルごとに味付けされたS型ユニットはどれも名器と断言でき、ただ、注文を付けるのであれば、S58はもはや人間のコントロール限界を超え、気持ちよさよりも怖さが先に来てしまうことが多々あり、FRのヒヤリとした感覚があるからこそ、自制が効いているのだと、思わざるを得ないのでした。
山間の県道に入ると、ギアの選択やアクセルワークにはそれなりの繊細さが求められ、リアタイヤのグリップ変化を感じながら、限界領域からややマージンを取った走りをキープしつつミズスマシのようのコーナーを駆け抜け、、、、
と言えたら、めちゃくちゃかっこいいんですけど、私の腕ごときでは、何のドラマも破綻もございません(泣笑)
嫁に頼まれた高原野菜などを買い込み、帰り道でのワンショット。

その後、地元に戻り、近所の書店に立ち寄ると、とある趣味のコーナーの前で、心がざわつき、反射的に手に取るや、買ってしまったのです、、、、
ビニ本を(汗)
思春期真っただ中の頃、ニキビ面の蛤坊主だった仲間たちと申し合わせ、夜、ポツンとたたずむ自販機へとチャリを漕いで向かい、見張り役と買ってくる役をあらかじめ決め、お小遣いを出し合った千札を何枚か入れたら、そのまま飲まれて失意のまま帰宅した、青く切ない記憶(遠い目)
最寄りの本屋のレジが、おばちゃんからおじちゃんへと変わる時間帯を念入りに調べ、その悪友たちと手に入れたデラ〇ッピンにお世話になり、付録を誰が作るかで揉めたセピア色の日々。
あれから何十年もたって、念願かなって手に入れた、令和のビニ本がこちら。

え~、画像では見づらいのですが、ステッカー入りのため、透明なビニール(正確にはフィルム)で梱包されています。
ビニールの中身はと申しますと、まさに鉄板。
ただ、車雑誌が、こうしたノスタルジックな企画でないと部数が伸びないのは、由々しき事態。
どげんかせんとです。
おまけは、マーズ・ランキング第6位の主人公で、実は純絶命危惧種が玄関にぶら下がっておりました。

当のテラフォーマーズは風呂敷広げまくり、取っ散らかった挙句、実質、連載を放棄しております。
とここまで、夏の残滓を求め、期せずしてビニ本を手に入れた週末。
帰宅後、我が家のニャンコ(♂)が家出したことを嫁から聞き、現在も鋭意捜索中です(涙)
チュール沢山買っておいたから、今すぐ、帰っておいで~(切実)
Posted at 2025/09/30 12:21:32 | |
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G80M3 | 日記
2025年09月17日
夏休みが終わり、いよいよ学祭シーズンに突入し、生徒達もどこか浮足立っているこの季節。
クラスや部活での出し物をはじめ、バンド、ダンスなどのパフォーマンスに駆り出され、受験を控えた高3生や、冷めた目線を送る一部の生徒を除き、ほとんどの生徒がその準備に時間を割き、あちこちで思い出作りに励む姿を微笑ましく眺めていた先週末。
私が特別講義をする教室もお化け屋敷仕様に飾り付けられ、黒板近くの暗幕を上げようとした途端、「ダメ―、そこは触らないでー!!」と全員からド叱られ、当のお化け屋敷よりもビビらされたりと、そんな雰囲気の中、毎年、好評を博している(※当社調べ)『ウルトラ・ハイパー・エクストリーム・アルティメット・ファイナル・ゴッド・邪王炎殺黒龍合格講座』の後半戦の最初のコマを、ドモ〇ルンリンクル並みに満足度の高い(※当社調べ)自作のレジュメで領域展開して生徒達のモチベーションと偏差値に猛烈なバフを掛け、そして、今年も学祭に招待されてしまい、行くべきかどうか悩ましいところだったりしております。
そんな受験生達の中にも、高校生活最後のイベントだけあって、浪人覚悟で、全力で楽しもうとする少数の生徒がいまして、高3時の自分の姿を重ね、当時、都合3年間の片思いを盛大に拗らせ、メンヘラ化するほど思いを寄せていた同級生の女子を、自分が出るバンドのライブに誘い、そうして迎えた本番、ステージから彼女の姿を目にした時の歓喜と、その横に、他校のイケメン彼氏がいた時の絶望が綯い交ぜになって、この時のライブのギターは、マイケル・シェンカ―パイセンばりに泣きまくり、事情をよく知るメタル大好きDT同盟達から『語り継がれる伝説になった。』と絶賛され、後々までネタにされたのでした(遠い目)
その彼女は、様々な天文学的確率の偶然と宇宙誕生に匹敵する奇跡が重なり、現在の嫁だったりするんですが(*ノωノ)
そして、学祭と言えば、そう、リア充があちこちで爆誕する思春期の一大イベントの一つ。
漫画『君に届け』の感動的な告白シーンも学祭の後夜祭。
学祭マジックと言われる、この現象は、吊り橋効果がもたらすものか、それともボッサードの法則によるものなのか、思春期特有の情緒によるものなのか、私自身不明にして定かではありませんが、この日の授業も、領域展開むなしく、講義そっちのけでこの話題で盛り上がり、令和Teenの恋愛事情を垣間見ることが出来たのでした。
男子生徒も女子生徒も、大きく、「推し活に励む」「二次元の住人になる」「リアルな出会いを求める」に分類され、前者2つは、恋愛というよりも、代替行動のようなもの。
後者のリアルな出会いは、この年頃なら、身近なクラスメイトか、バイト先やコンパなど友達の紹介、もしくは世代的にマッチングアプリを駆使しているんだろうなと思っていたところ、
高2生の授業で、彼女が途切れたことがないと豪語する、色黒で背の高いK君は、なんと、『ナンパ』をしているとのこと。
その友人であり、チャラいイケメンのT君も、息をするようにナンパをし、今度の学祭でもガンガン攻めると言い放ったではありませんか。
そんな、昭和というか昔ながらのやり方を今でもするんだなぁと意外に思いつつ、他の生徒にも聞いてみると、
「ナンパするの、こいつらぐらいですよ。俺みたいな陰キャのブサメンがナンパしたら、V先生と一緒で、通報されますって。」と、なぜか私にも流れ弾が飛んでくる熱い風評被害も(涙)
当の女子たちはと申しますと、「ナンパ、サイテー。」とドン引き。
それを聞いたK君は、「はぁ?お前らだって、イケメンにナンパされたら嬉しいんだろ?」とやり返し、
「ナンパなんかじゃなく、ちゃんと出会いたいの。あと、K、全然イケメンじゃないし。」とはK君と仲の良い勝気な女子。
「俺の顔のことは別にいいだろ。その出会いとナンパのどこが違うんだよ?」とムッとするK君。
「ナンパは下心あるじゃん。そういうのがイヤ。自然な出会いがいいの。それに、イケメンかどうかは内面のこと。分かる?コ・コ・ロがイケメンてこと。」との至極もっともなご意見が飛び出し、
「少女漫画かよ!そんなの待ってたら、いつまでたっても彼氏できねぇよ。」とのT君の余分な一言に、
「ナンパ野郎のあんたらに、そんなこと言われたくないっての!」「そうだそうだ。」とブーイングが巻き起こり、
「うっせえ!お前らが、そんな風だから外でナンパするしかねぇんだよ。」とK君がガソリンをぶっ込んで、朝まで生TV並みに紛糾し始め、ついには、
「V先生どう思います?」との巻き添え不可避のキラーパスが出されたことで、大人の対応をしつつ、何とか仲裁して授業を再開。
何故こんなことになったかというと、この時の課題が旧帝大の過去問で、和歌にまつわる平安時代の恋愛事情を説明しており、
こう考えると、平安時代も、お互い顔を一度も見ることなく、世間の噂を頼りに、和歌のやり取りを通じて気持ちを高ぶらせ、そうして夜中に男性が通ったりしたのだなぁなんて、やっていることは、まるでマッチングアプリじゃないかと思いつつ、学祭が終わった後の、未熟な青い果実のような、硬くて酸味が効いた恋バナを少し楽しみにしてしまうのでした。
PS:彼女が変わるたびに、私が地雷を踏み抜く息子とは別に、もし娘から恋バナされたら、その場で全人格が爆散して、哲学的ゾンビと化す自信ありです💪
Posted at 2025/09/17 10:57:33 | |
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My Life | 日記