2025年09月17日
夏休みが終わり、いよいよ学祭シーズンに突入し、生徒達もどこか浮足立っているこの季節。
クラスや部活での出し物をはじめ、バンド、ダンスなどのパフォーマンスに駆り出され、受験を控えた高3生や、冷めた目線を送る一部の生徒を除き、ほとんどの生徒がその準備に時間を割き、あちこちで思い出作りに励む姿を微笑ましく眺めていた先週末。
私が特別講義をする教室もお化け屋敷仕様に飾り付けられ、黒板近くの暗幕を上げようとした途端、「ダメ―、そこは触らないでー!!」と全員からド叱られ、当のお化け屋敷よりもビビらされたりと、そんな雰囲気の中、毎年、好評を博している(※当社調べ)『ウルトラ・ハイパー・エクストリーム・アルティメット・ファイナル・ゴッド・邪王炎殺黒龍合格講座』の後半戦の最初のコマを、ドモ〇ルンリンクル並みに満足度の高い(※当社調べ)自作のレジュメで領域展開して生徒達のモチベーションと偏差値に猛烈なバフを掛け、そして、今年も学祭に招待されてしまい、行くべきかどうか悩ましいところだったりしております。
そんな受験生達の中にも、高校生活最後のイベントだけあって、浪人覚悟で、全力で楽しもうとする少数の生徒がいまして、高3時の自分の姿を重ね、当時、都合3年間の片思いを盛大に拗らせ、メンヘラ化するほど思いを寄せていた同級生の女子を、自分が出るバンドのライブに誘い、そうして迎えた本番、ステージから彼女の姿を目にした時の歓喜と、その横に、他校のイケメン彼氏がいた時の絶望が綯い交ぜになって、この時のライブのギターは、マイケル・シェンカ―パイセンばりに泣きまくり、事情をよく知るメタル大好きDT同盟達から『語り継がれる伝説になった。』と絶賛され、後々までネタにされたのでした(遠い目)
その彼女は、様々な天文学的確率の偶然と宇宙誕生に匹敵する奇跡が重なり、現在の嫁だったりするんですが(*ノωノ)
そして、学祭と言えば、そう、リア充があちこちで爆誕する思春期の一大イベントの一つ。
漫画『君に届け』の感動的な告白シーンも学祭の後夜祭。
学祭マジックと言われる、この現象は、吊り橋効果がもたらすものか、それともボッサードの法則によるものなのか、思春期特有の情緒によるものなのか、私自身不明にして定かではありませんが、この日の授業も、領域展開むなしく、講義そっちのけでこの話題で盛り上がり、令和Teenの恋愛事情を垣間見ることが出来たのでした。
男子生徒も女子生徒も、大きく、「推し活に励む」「二次元の住人になる」「リアルな出会いを求める」に分類され、前者2つは、恋愛というよりも、代替行動のようなもの。
後者のリアルな出会いは、この年頃なら、身近なクラスメイトか、バイト先やコンパなど友達の紹介、もしくは世代的にマッチングアプリを駆使しているんだろうなと思っていたところ、
高2生の授業で、彼女が途切れたことがないと豪語する、色黒で背の高いK君は、なんと、『ナンパ』をしているとのこと。
その友人であり、チャラいイケメンのT君も、息をするようにナンパをし、今度の学祭でもガンガン攻めると言い放ったではありませんか。
そんな、昭和というか昔ながらのやり方を今でもするんだなぁと意外に思いつつ、他の生徒にも聞いてみると、
「ナンパするの、こいつらぐらいですよ。俺みたいな陰キャのブサメンがナンパしたら、V先生と一緒で、通報されますって。」と、なぜか私にも流れ弾が飛んでくる熱い風評被害も(涙)
当の女子たちはと申しますと、「ナンパ、サイテー。」とドン引き。
それを聞いたK君は、「はぁ?お前らだって、イケメンにナンパされたら嬉しいんだろ?」とやり返し、
「ナンパなんかじゃなく、ちゃんと出会いたいの。あと、K、全然イケメンじゃないし。」とはK君と仲の良い勝気な女子。
「俺の顔のことは別にいいだろ。その出会いとナンパのどこが違うんだよ?」とムッとするK君。
「ナンパは下心あるじゃん。そういうのがイヤ。自然な出会いがいいの。それに、イケメンかどうかは内面のこと。分かる?コ・コ・ロがイケメンてこと。」との至極もっともなご意見が飛び出し、
「少女漫画かよ!そんなの待ってたら、いつまでたっても彼氏できねぇよ。」とのT君の余分な一言に、
「ナンパ野郎のあんたらに、そんなこと言われたくないっての!」「そうだそうだ。」とブーイングが巻き起こり、
「うっせえ!お前らが、そんな風だから外でナンパするしかねぇんだよ。」とK君がガソリンをぶっ込んで、朝まで生TV並みに紛糾し始め、ついには、
「V先生どう思います?」との巻き添え不可避のキラーパスが出されたことで、大人の対応をしつつ、何とか仲裁して授業を再開。
何故こんなことになったかというと、この時の課題が旧帝大の過去問で、和歌にまつわる平安時代の恋愛事情を説明しており、
こう考えると、平安時代も、お互い顔を一度も見ることなく、世間の噂を頼りに、和歌のやり取りを通じて気持ちを高ぶらせ、そうして夜中に男性が通ったりしたのだなぁなんて、やっていることは、まるでマッチングアプリじゃないかと思いつつ、学祭が終わった後の、未熟な青い果実のような、硬くて酸味が効いた恋バナを少し楽しみにしてしまうのでした。
PS:彼女が変わるたびに、私が地雷を踏み抜く息子とは別に、もし娘から恋バナされたら、その場で全人格が爆散して、哲学的ゾンビと化す自信ありです💪
Posted at 2025/09/17 10:57:33 | |
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My Life | 日記
2025年09月07日
先週末、新しく立ち上がったグループ「BMW東海ドライバーズクラブ」の発足を記念して、第1回プチオフ会が開催されたため、そちらに参加してまいりました。
トワイライトオフの通り、集合は、暑さ和らぐ黄昏時。
場所は、刈谷ハイウェイオアシスの隅っこ。
少数で運営していくBMWオーナーズグループのため、集まったのは都合が合ったメンバー4台。
この日も猛烈に暑く、そして、私にとってご新規さんだらけの、まるで約20年前にみんカラに登録し、その後、初めてのオフ会に参加したような、新鮮なドキドキが蘇ってくる緊張の心持で仕事を片付けていると、G80を洗車する時間がなくなり、そのまま下道で出発。
夕暮れ時とはいえ、気温は依然35度前後。
豊田南ICから乗り入れ、時間丁度に到着すると、AOIさんご夫妻がお出迎え。
傾き始めたオレンジの斜光とのコントラストが美しいヤスマリーナのF82M4に、フロントウインド越しに見えるホワイトレザーシートはリペアしたてのバリピカ。
その後、上品な色気たっぷりの335カブの涼宮さん、アクラボサウンドを響かせるオースチンイエローが眩しいまくら氏さんのF82M4が合流し、EFG型が並ぶ画像のような配置と相成ったのです。
もはや自動車産業のレッドリストと化した、N54、S55、S58の三世代の3L直6ターボが揃い踏み。
その後、車好きが集まると不可避の、奥様お子様たちから白眼視されようが止まらない、エンドレス車トークが火を噴き、初対面ながらお互いの距離感はあっという間に消滅し、次々飛び出すマニアックな話題に、AOIさんの奥様を置き去りにしつつ、夕食もかねて10月のツーリングの打ち合わせなど、ひとしきり盛り上がった後は、それぞれの愛車見学に。
どれもオーナーさんの個性とこだわりがセンス良く調和しており、感心させられることしきり。
AOIさんのタイムリミットが迫ってきたため、20時ごろに解散。
帰りの湾岸では、まったり流していたはずなのに、ブースト計が150kPa付近を指す謎現象が。。。
みんカラ黎明期の、オフ会が盛んだった頃を思い起こし、久々にこういうのもいいなぁと感じ入った今回のプチオフ。
遅ればせながら簡単なご報告です。
皆様、暑い中、ありがとうございましたm(__)m
10月のツーリングも晴天に恵まれ、安全かつ大成功となりますよう、お手伝いさせて頂きますともに、心よりお祈りしております。
そして、現在、クラブメンバーも募集しているとのことです。
東海地方の良識あるBMWオーナーさんで、気の合う仲間たちとリアルに集まり、情報交換はじめ、ツーリングなどなど法令順守の下、和気あいあいと楽しみたい方、お問い合わせ含め、お待ちしております。
Posted at 2025/09/09 12:07:09 | |
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M3フレンド | 日記
2025年08月27日
『音楽性の違い』で、メンバー脱退、もしくはバンド解散なんてニュースになったら、ほぼ間違いなく、音楽性の違いなんぞが原因ではなく、その実、ギャラや人間関係をはじめとした別の何かで揉めたことが原因であることは想像に難くなかったりします。
そんなことが私のバンド(小中学校の幼馴染のHR/HMバンド)でも久々に起きてしまったのでした。
やっと見つけたバンドのボーカル(既婚♂)が、よりにもよって、私が連れてきたかつての教え子でもあり、女子大生のキーボードにサカってしまい、親父構文バリバリの迷惑LINEをはじめ、ストーカーまがいのちょっかいを掛けていたことが彼女からの苦情で発覚し、バンドに居づらくなってそのままフェードアウトしたため、またしてもボーカルオーディションを開催することになりました。
バンド内の色恋で、メンバーとの関係性が壊れるなんて、テンプレのようなもの。
ローリングストーンズの、性別や年齢を飛び越え手当たり次第に寝たその数、実に4000人と多様性の走りであるミック・ジャガーしかり、故ブライアン・ジョーンズの畜生ぶりはもはや伝説の域。

在りし日のプライアンジョーンズ。イケメン過ぎて、男女問わず抱かれるの不可避。
学生時代のバンドサークルでも、先輩たちと企画バンドを組んだ際に、ベースパイセンが予定していたリハに来ず、連絡もつかないため、心配になったボーカルパイセンと一緒に、彼のアパートに出向いたところ、鍵が掛けていないドアに不吉な予感がよぎり、恐る恐る押し入ると、ベッドの上で、ボーカルパイセンの彼女とベースパイセンが、情事の後がしっかる残る半裸姿で寝ていたなんて修羅場に遭遇するなど、枚挙にいとまがなかったりします。
そして、今のバンドの次なるボーカル候補として、ドラムがスタジオに連れてきたのが、妙齢の女性ボーカリスト。
ほぼ同世代で独身(聞くところによると訳アリ)、そして、私のメンヘラアンテナが、見た瞬間から、なにやら不穏なパルスを察知している。
なお、女子大生キーボードは大学の実習があるため、しばらくバンドはお休み中。
先に言っておきますと、ドラムの好みは、ずばり、『地雷系』
しかもNTRが大好物とその性癖は危険&鬼畜極まりなく、そのお陰で、独身の頃から何度も痛い目にあっているにも関わらず、全く懲りることなく、学生時代から友人の彼女をNTRしては、その彼氏たちを闇落ちさせ、そして、付き合い始めると、彼女のメンタルはどんどん病んでいき、その様子に元彼もいたたまれなくなり、関係者全員がメンヘラと化す、世にも迷惑な地獄のメンヘラメーカーなのです。
ちなみに、私の当時の彼女(現在の嫁)も漏れなく口説かれており、秒でお断りしています。
さらに、ドラムと同じサークルだったM先輩は、なんと2度にわたり彼女をNTRされ、2回目の時は、あまりの失意に、当時の愛車FTOで、何でもない県道でドアンダーを出して、そのまま田んぼにダイブしたのでした(合掌)
当のドラムは、ドラムの腕は確かながら、全くイケメンでもなく、かといってバンドをやっているようにも見えず、普段は無口で人畜無害なモブキャラなのですが、そんな、某国立大学のブライアン・ジョーンズと恐れられていたヤツは、なぜか、NTRされた被害男性たちとの関係は良好で、今も一緒に飲みに行く間柄だとか。
え~、少々脱線しましたが、そのドラムが連れてきた地雷系ボーカル姉さんからのリクエストはSHOW-YA、相川七瀬の有名どころ数曲。
流行っていた当時のことを懐かしく思いつつ完コピをし、さて、お手並み拝見と、早速、音合わせをしたところ、Aメロの出だしから滅茶苦茶うまいではありませんか!!
声量はそれほどではないも、ピッチが正確で、途中からボカロが歌っているんじゃないかと思うほど。
続いての限界LOVERSでも、ピッチをほとんど外すことなく歌い切り、そして、相川七瀬のナンバーも難なく歌い上げて、一通り終了。
まだ本調子じゃないと謙遜するボーカル姉さんに、ベースはべた褒め、ドラムは得意顔、私も「うん、上手だね。」と無難に対応。
そのボーカル姉さんから、「いつもやっている曲が聴きたい。」とのリクエストが入ったことから、
IN THE MIRRORをはじめとしたラウドネスの名曲群、MR.BIG、OZZYやらWHITESNAKE、聖飢魔Ⅱなどなど、軽く流したところ、
「すごいねー。」と何やら乾いたコメントをいただき、2時間のスタジオパックが終わり、
「また後で連絡するね。」と伝えてこの日は解散。
その後、彼女にボーカルをお願いするかどうか、メンバー間で話し合ったところ、あまりにピッチが正確過ぎて、一本調子でエモーショナルな抑揚がなく、AIのようだと意見が一致し、お断りすることが決定。
しかし、その彼女から、「音楽性の違い」を理由に、逆にお断りをされてしまったのでした。
それならそれでいいんですけど、実は、もっと恐ろしい企みが、裏にあったとはこの時、全く知る由もなかったという。。。
スタジオに入ったその帰りしな、なぜかドラムを介して、ボーカルの彼女とベースがライン交換をしており、その日を境に、ベースに対して、鬼ラインが入っているらしく、根負けして1回だけ食事をしたところ、その時に物凄いグイグイ来られて恐怖を感じ、ブロックをしたらしたで、今度は知らないはずの携帯に直電してきたとのこと。
なんとか逃げ切ったらしいのですが、ボーカル姉さんを連れてきたのはドラム、そして、その彼女は、この暑いのにリストバンドを左手首に巻いている地雷系、、、、、
ここまで揃ったら、私のメンヘラアンテナが察知した通り、なにやらきな臭い匂いが漂ってきたので、週末の深夜のファミレスに強制招集し、私とベースでドラムをガン詰めしたところ、あっさりとゲロったのでした。
その地雷系ボーカル姉さんに、出来心でオイタをしたところ、例に漏れずメンヘラ化し、自分の手に負えなくなってきたところに、丁度、ベースが独り身で、しかも、不幸にも歌がうまく、更に不幸にもメンヘラ姉さんがベースの画像を見て会いたいと気に入ってしまい、体よくボーカルを断りつつモンスターを押し付けてしまえとばかりに、オーディション名目で連れてきたのが事の真相。
当然、全ての責任はドラムにある。
小学校からの幼馴染とはいえ、今回のことは少々やり過ぎな気もする。
しかし、ブチ切れていいはずのベースは、なぜか「いいよいいよ~俺も悪かったし。」と爽やかに流した上に、逆に慰めている有様。
そのまんざらでもない顔は、いくらご無沙汰とはいえ、まさか食事だけではなく、そして1回だけではなかったとかだろうか。
ほぼ土下座の勢いで謝罪をしていたドラムは、それを聞くなり、
「だよな~俺も被害者なんだよな。いや~お互いひどい目にあったということで、ダハハハハッ」と開き直る始末。
そう、全てはドラムの計算の上のこと。
リズム隊の要であり、バンドを実質的に支配しているドラムの、マイク・ポートノイばりの変拍子に、まんまと巻き込まれた今回の似非ボーカルオーディション。
もはやこのドラムはベースの人生すらも支配しているのではと、うすら寒くなった時、ふと脳裏に浮かぶ遠い日の記憶・・・
確かベースの別れた奥さんは、ドラムが、、、、、いや、これはあまりにも破滅的でロック過ぎるので、墓場まで持って行こう、うん、そうしよう、そうしよう(闇深淵)

ギターの弦に、ピックの表か裏かのどちらを当てるのかも計算して曲作りをするガチの人外で天才。
※本文は多分に演出されており、虚実ないまぜにして記載しております。
Posted at 2025/08/27 16:53:02 | |
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メタルギター | 日記