パドルシフトへの道（その３：加工編②）

固定前に、ハンドルや各レバーとの干渉が無いか確認します。

コラムカバーの裏側にパドルの固定用ボルト位置の印をつけておき、まず裏からピンバイスで2mmの穴を開けます。

その後、表側から電動ドリルで6mm穴に広げます。

このとき6mmドリル刃に細いガムテープを巻いておくと、貫通時にコラムを傷つけません

http://minkara.carview.co.jp/userid/197316/car/85191/756996/note.aspx

最後に昔ダイソーで購入していたドングリ型の電動ドリル用砥石でテーパーを切りました。

あまり長いあいだ砥石を当てていると樹脂が溶け出してバリの原因になるので、腰をすえて少しずつ削っていくといいです。

ボルトで固定してみました。

若干まだテーパーが浅いですが、これくらいならハンドルとのクリアランスも確保できるでしょう。

懸案のワイパーコントロールも移植します。

ボルトの固定状況はこんな感じになっています。

当初は薄い方のM6ナットは使用していなかったのですが、Upパドルを引いたときにハンドルと干渉する部分があったので、スペーサ代わりに使用しました。

ワッシャで固定部を挟み、メインのM6ナットで固定しています。

使用ボルトはM6 20mmタイプで、この長さなら切らなくても収まります。

ここからは配線関係の加工です。

まず、パドル専用ハーネスとパドル・コントローラを接続するコネクタをハンダで結線します。

コントローラ側のコネクタは既に組みあがった状態になっていますので、３ないし４ヶ所のハンダで終了です。

ミッションコントロールユニットの延長ハーネスに、「D」モード信号取り出し用の分岐配線を加工します。

ハーネスコード途中からの分岐ハンダは何度やっても自分には難しく、このサイズであればエレクトロタップで取ってしまえばよかったとハンダしながら後悔してました･･･

また、分岐配線の引き出し方向は画像と逆、オス端子コネクタ側へ出したほうが素直な結線方向にできると思います。

パドル・コントローラの電源、「D」モード信号配線にギボシ加工します。

製作いただいたときからIGN電源側はギボシ加工済みで、アース側にはクワガタ端子を付けてくださっていたのですが、設置場所周辺にまともなアースボルトがないためギボシ分岐に変更させていただきました。