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当家のE24キャラバンのATは、燃費向上を図るため、10年程前から4速ロックアップを手動でセットできるスイッチを装着しておりまして、平坦路で一定速走行する際など、トルコンの無駄なスリップを抑え、ダイレクト感のある走行が出来るようにしています。

通常の設定は60km/hを越えないとロックアップが働かないので、一般道走行時は概ねトルコン頼りとなってしまい、無駄な滑りで燃費がよろしくありません。
しかし強制ロックアップを作動させると、60㎞/h巡航時で1600rpmをしっかりキープし夜の国道などではリッター12キロ以上伸びることもあり車重2.5トン越えとしては満足しています。

当然ながら、自己流の改造ですのでリスクも自分持ちですが、この10年ATの不具合はなく、通常走行時はロックアップの時間的割合が長くなり、燃費向上だけでなくトルコンそのものの負荷が減っていることも効果としてあるように思います。

4速で走行中に写真の白いプッシュスイッチを押すと、保持回路の働きでロックアップクラッチが締結し、スイッチ下の緑インジケーターが点灯します。
走行速度が落ちたり、アクセルを踏みキックダウンする等して、4速のバンドから外れるとロックアップは解除します。

当時自分なりに組んだ回路のメモが出てきました。


ATコントロールユニットのシフトソレノイドAとBから4速走行を検知し、


コムエンタープライズの車速スイッチキットで、ロックアップの下限速度を任意にセットできるようにして、ノッキングや再加速時の黒煙を防ぐように工夫しています。
通常のAT制御では60km/hを下回ると無条件でロックアップが解除されますが、45km/hまで締結する設定にしています。
加速が必要になったらOD/OFFスイッチを操作するかアクセルを一気に踏むだけで4速バンドから外れ、ロックアップは解除されるので問題ありません。