BILSTEIN BSS インプレッション①　VS KW Version-3

　愛車にBILSTEIN BSSを装着してから、もう1ヶ月。
　車高の確保と足回りのセッティングに悩みましたが、現在のところ車高も乗り味もかなり良くなっています。
　当初、少し堅めに感じた初期の突き上げと細かなピッチングは、フロントのネジ位置を真ん中にすることでほぼ解消されました。
　街中では、大きなギャップを越えない限り、ほとんど突き上げのショックは感じません。中速のワインディング、高速コーナーの安定感は、ノーマルのスポーツサスペンションとは比べものにならないほど安定していて、気持ちいいの一言です。

　さて、先日、BMW Familie! 2007に行く際に、KW Version-3が装着された、この方の車をドライブし、芦有ドライブウェイ、嵐山・高雄パークウェイ、さらに東名高速を走る機会がありました。
　ボディは違えど同じ325ですので、とても素直に比較が出来ました。車高はほぼ同じですが、私のはフロントの車高に細工があります。また、この方の車は大人3人乗車＋3人分の荷物積載の状態でしたが･･･。
　帰ってきてから、改めて自分の愛車を運転して感じたKW Ver.IIIとの比較は以下の通りです。

①街乗り
　KW Version-3は初期のアタリが柔らかく乗り心地が良いですね。BSSと決定的な差はギャップの突き上げ感で、KWの方が突き上げが柔らかく、BSSの方がダイレクトに入力を車体に伝える感じがします。

②ワインディング
　BSSの方がシャープに感じます。初期のハナの入りはBSSです。KW Version-3は少しロールしてからしっかりと回り込む感じです。タイトコーナーでは互角かなと思えます。
　ただ、中速～高速コーナーでコーナーの中にうねりがある場合などは、BSSの方が収まりが良い感じです。

③高速道路
　KW Version-3はぬえわkm位までの速度域では非常にフラットで安定し、乗り心地もイイです。そこから上の速度域になると、BSSの方がフラット感が増します。BSSも総じて乗り心地が良いのですが、ぬえわkmまでのフラット感はKW Version-3が好印象でした。

　しかし、BSSも少しずつアタリが出てきて、もう少ししっとりした印象になるかなと考えています。KW Version-3は減衰調整可能ですから、このセッティングを変えるとまたイメージが変わるんでしょうね。
　BSSについては、もう少ししてから、またインプレしてみたいと思います。

※ちなみ画像はBILSTEIN BSS装着の翌日、LE VOLANTの取材中にこの方に撮影いただいたものです。