メガーヌ ロス の心の癒しのため?
ラテン系車を連続試乗しました 続編です
試乗したのは
・DS3カブリオレ(シトロエン)。
・プジョー308SWGT BlueHDi。
・ルノー ルーテシアRSトロフィー。
・アルファロメオ ジュリエッタ クアドロフォリオヴェルデ
です。
すべて新車ディーラーで試乗。
30分ほどの街乗りです
車選択のテーマは
”妻も運転できるコンパクトサイズで、ウキウキできる5人乗り右ハンドル”。
さて後編はルノールーテシアトロフィーとアルファロメオ ジュリエッタ クアドロフォリオヴェルデです
どちらがウキウキさせてくれるのでしょうか?
○ルノー ルーテシア RS トロフィー
佇まいに華は少ないです。
実用車をチューンしたオーラがでています
乗り込むとメガーヌRSに比べて一回りコンパクトなボディーですが、
4ドアで後部座席も外見よりより広く感じます。
”
やっぱり4枚ドアのが犬を乗せやすくて良いなあ~”とは妻の初めの一言
これに対してセールスの方はノーコメントでしたが・・
内装質感は車格なりです。
シートはレカロではありませんが、しっかり固定してくれる感じですごく良いです。。
走り出すと、そこそこのパワーでしっかりした足回り。
ブレーキもカチッと効く。
エンジンに関しては
”
パワーのある1600ってこんなもんだろうなあ~”と、
想像以上でも以下でもない走り出しの印象でした。
我が家のアバルトは低速走行からの加速でも勇ましい音がしますが、
ルーテシアRSトロフィーは、そういう速度では静かで普通の元気の良い実用車な走り出しでした。
そこはイタ車ではなくフランス車ですから許されるのです。
ところが、
RSスイッチを押してエンジンの回転をあげると、まるで別物に変身したのです。
いやあ、アクセルを抜いた瞬間にバシュッと音がして、
ハイチューンエンジンの気分を味わえてぞくぞくします。
この感覚はメガーヌRSにひけを取りません。
妻も”
すっごーい!!”と大喜び・・・これ大事です(笑)
ミッションはツインクラッチのシーケンシャルですが、
RSモードと普通ではシフトチェンジのパターンがガラッと変わります。
運転手にMTで高回転をキープしてコントロールする技量がなくても、
このツインクラッチシステムがやってくれるのですから、妻も楽しいはずです
シーケンシャルクラッチはほかのメーカーもそうですが、
自分が慣れないからなのか商品の特性なのかも判定できず、
結局ミッションに自分が合わせていく感じになってしまいます。
私自身は面倒くさいからMTを用意してほしいというのが本音ですが・・・。
しかし、妻は
”
オートマのままでスゴイ加速を時々味わえるのがうれしい”と、
メーカーの広報のような発言
なるほど・・・
ハンドリングは切れがあってクイックでめっちゃ曲がります
当然、軽快感はメガーヌより上です
この足、かなり楽しそうです
結論として
この車、一台に2つの個性が住んでいる車でした
そして、
ルノースポールの過激な走りを家族の誰でも味わえるようにしてあるのがミソでした。
つまりそこが、メガーヌRSとの最大の違いだったのです。
サーキットに行かなくても、家庭の主婦も、買い物帰りにルノースポールできる車
それがルーテシアRSトロフィーでした
もちろん、サーキットや山では目一杯走りを楽しめそうですね
フレンチ度数 4☆
ウキウキ度数 4☆
実用度数 4☆
○アルファロメオ ジュリエッタ クアドロフォリオ ヴェルデ
久しぶりのアルファロメオです
20年前に155を2台乗って、スパイダーを乗った私たちとしては、
古巣に帰った感じとでも言いましょうか・・・・
蛇のエンブレムを前にして、20年前に逆戻りしたみたいで、気恥ずかしい感じです
(ついでに若返ればうれしいのですが)
さてこの車
4Cのエンジンが乗ったということで、気にはなっていましたが、
メガーヌRSを所有中だった私には対岸の話でした。
乗り込んでみると、理由はわからないが
”
昔のっていたアルファと共通の空気が漂って懐かしい!!”
なぜだろう?わからないんです。
匂いかなあ?ハンドルと椅子とインパネの位置関係か?
ともかく私が昔乗ったアルファの空気感
そして妻もまったく同じことを帰り道で言っていましたから間違いないでしょう
さて、走り出すと低速から車内に入るエンジンの音がよろしい
低めの音ですが、低回転から入ってくるこの演出はイタリア車ですね
”
お、良い音!普通じゃない車”と同乗者をうならせます
と言っても結構品の良い音です
さらに力強いトルクで走り出すので
これはすごいエンジンじゃないか?と期待させられます。
踏み込んでいくと
そのまま強いトルクは続きますが、高回転でもそれ以上のドラマは起こりませんでした。
そういう意味では、プジョーの2000ディーゼルみたいな感じかな
車格から言っても、内装は綺麗で洒落ています。
プラスティックの表面の仕上げも、我が家のアバルトにくらべて圧倒的に高級感があります(当たり前ですね)。
後部座席の広さはルーテシアとさして変わりません。
街中でコーナーもよく曲がりますし、運転しやすいです。
妻も普通に運転可能。
”
メガーヌよりかなり小さく感じる”とのご感想でした
さて、DNAスイッチを入れるとスポーティーになりますが、
ルーテシアのようには豹変したりしません。
スイッチを入れたから4Cになるわけではないんですね・・わかっていてもちょいと残念
(もっと過激に昇天するエンジンに変わればいいのに・・)
ちょい乗りの印象をまとめると、
”
アルファロメオ特有の雰囲気があって、街角で快音響かせる早い車”
でしょうか
クアドロフォリオのマーク
ジュリエッタという名前
アルファロメオのエンブレム
1750
ホイールデザイン
4Cと同じエンジン・・・・
いろいろな意味でアルファとしての記号がばらまかれています。
逆に演出が行き届き過ぎていて、だまされている感が漂うところがイタリア車ですね(笑)
実際、エンジンのフィールは4Cとはかなり違うチューンらしいですし・・・
男で言えば
”
イケメンで羽振りが良いけれど、付き合って本当に大丈夫かしら?”っていう感じ?
スミマセン騙されちゃってください(笑)
妻が言うには
”
この車、たくさん距離を乗ったらいけない気がするし、ホームセンターに買い物に行けない感じ”
うーん、イケメンは疲れさせたり荷物を持たせたくないってか・・
”
犬乗せたら汚れそう・・”とも
なんか疲れてきました
要は
乗り倒して使うより、大切に乗りたくなる車なんだと思います
ハンドリングに関しては、
街乗りのコーナーで簡単に楽しいと思えます。
あたかもワンサイズ小さい車に乗っている感じでした。
残念ながらそれ以上試せるステージではなかったのですが、
住宅街を走った印象は良かったです
結論として
アルファロメオファンの方には嬉しい一台と感じました
イタリア度数 5☆
ウキウキ度数 3.5☆(アルファ信者なら5☆)
実用度数 3☆