しゅうさん3のブログ一覧

　ようやく開けることが出来たPOLO GTIのフード，エンジンルームは，未塗装の黒でプラスチックばかり。
　しかし・・・なにかが・・・・たりない・・・・

　そう，バッテリーがないのです。

　V6エンジンをゴルフ5に積んだR32も，エンジンルームにバッテリーがありませんでしたので，はぁーんと思って，トランクを開けて，中をのぞき込むとありました。
　なんとスペアタイヤがなく，そのかわりにど真ん中にでかいバッテリーが鎮座していました。バッテリーの周りは，タイヤ応急修理キット。
　つまり，POLOの設計は，EA888を積むようには出来ていなかったんですねぇ。先代6C POLO GTIは，1.8リッターエンジンをエンジンルームに無理に詰め込んだため，ACC機器入れることが出来ずに，ACC未装着のままでした。
　しかし，重いバッテリーをフロントからリアに移すことは，重量バランス的には良いのかも知れません。

さて，おがませてもらおうか2リッターエンジンを・・・とフードを開けようとしました。運転席前のレバーを引くと，フードがガクンと上がります。いつものことです。しかし・・・・
　フードのロックを解除するリリースレバーがどこにも無いではないですか。いくら手を突っ込んでも，のぞいてみても，どこにもレバーがありません・・・。
　マニュアルには「リリースレバーを動かして開けろ」と素っ気なく書いてあるだけ・・。うーん・・・・

　しばらく格闘して，ようやく見つけました。なんと今までのVW車は，リリースレバーは，すべてフード側に金属製のものがついていたのですが，この新型ポロは，ボディ側にリリースレバーがあるのです。しかも，黒い樹脂パーツの中に黒い樹脂のレバーです。見つからないわけですわ・・。

　これはディーラーでも説明して欲しかったなぁ。

　ポロは相変わらずフードをダンパーで支えてくれないので不便です。でもブルーGTと比較して，随分とフードが軽くなっています。

　そしてエンジンルームを見ると、また驚きが・・・つづく

　早速，いつもの峠へドライブです。
　とにかくこのクルマは軽快です。
　タイヤがPrimacy3というコンフォート系なのが不思議。こいつは｢ころがり抵抗｣がaのエコタイヤでもあります。そのためか，より軽快な感じがします。
　しかしPrimacy3のTreadwearは240。Rに純正装着のポテンザS001が280ですから，この値では，エコタイヤなどと呼べません。不思議なタイヤだ。ちなみにGTI純正装着のPzeroは220で，ガチガチです。
　Rだと，よいしょっと踏み込まなければならない登りも，軽々と登っていきます。とにかく軽くて，慣性質量が小さいためか，コーナーでのイージーさはGOLF GTIとは，比較になりません。
　また，ブレーキはも必要十分にして安心して踏めるものです。Rやゴルフだと，「ブレーキ頑張ってくれー」という部分がありますが，ポロはギリギリまでプレーキタイミングを遅らせることが出来ます。
　まだ慣らし中なので，回転計とにらめっこしながら，なんとか5000回転以下をキープ。つまり，マニュアルモードでシフトはS3が限界。S2だと，軽く6000まで行きます。重いゴルフでは，この回転数のキープもさほど難しくはなかったのですが，ポロだと簡単に行ってしまうので，相当な忍耐力が必要・・・。
　Primacy3は，グリップ感がよくわからないタイヤです。走り終わった後のタイヤを見ると，45扁平のためか，コーナーではかなり変形しているようです。きつくなると「そろそろ無理ですー」という感じで，すぐにズズズズーと滑り出します。ハイグリップタイヤは突然滑り出しますので，実にイージー。
　とにかく，ポロGTIは，実に軽快でイージードライビングが出来るクルマです。これで十分じゃない?　と思えてしまうのも確か・・・。すれ違う，ゴルフRが高級車に見えました。
　気になったのは，以下の所。
・やはりちょっと着座位置が高い。ま，Rでも「高い」と思うボクですので・・。
　でもポロのタイヤハウスの隙間は大きすぎるぞ。RやゴルフGTIを見倣って欲しい。
・AIDには，なぜかどうやっても時刻を表示させることが出来ません。時刻を知るためには，ナビ画面を見る必要があります。ゴルフのAIDには時刻も表示されています。
・峠ではイージーですが，街中では車線キープ機能が無いので，あまりイージーではありません。もうすっかり身体が，車線キープのシステムに慣らされてしまっているのを実感。
・ステアリングのダイレクト感はゴルフの勝ち。ポロのステアリングは軽すぎです。

　あまりのイージーさに，女房に運転させたら，女房もそれなりにワインディングを走り抜けていました。
　同じGTI でも，ポロとゴルフは，全く違いますね。
　とにかく「よし，行くぞ」という気合いを全く必要としないのがいいなぁ。

　試乗ですっかり気に入ってしまったPOLO GTI。
　3.5万キロを乗ったBlueGTともお別れです。BlueGTは，うるさい車だったため，リアにはグラスウールを多量に詰め込んで遮音をしていました。下取りのため，それらを全部取り外して乗ってみると・・・・うるさい・・・・特にリアからの音がうるさい・・・。やはりひと世代前のクルマだなぁ・・。また乗り心地も良くないなぁ・・。買ったときは「いい乗り心地」と思ったのに，今となっては・・・。
　さて，POLO GTIですが，AWのポロは，とても静かです。それはGTIでも同じ事。乗り心地もずっと良いです。
　ブレーキが全くリニアではなく，効かなかった6Cと比べると，ブレーキもようやくまともになりました。
　6Cでは，着座位置が高いと思いましたが，AWでは良くなっていて，GTIはさらに低くなっていい感じ。
　ただ6C同様，ゴルフに比べるとハンドルが軽いなぁ・・。
　しばらくはこのPOLO GTIに乗りまくることになるでしょう。
　マニュアルによると「慣らしの期間は，低回転での運転を避けることと」となっているので，積極的にSモードを多用しています。
　納車時の距離計は6.6kmでした。
　一応，ボンズの車なので，ボンズの希望通りの色にしました。

　本日70キロぐらい走って，燃費はリッター16もいきました。

　高齢者による悲惨な事故現場の写真でよく登場するのがプリウス。その理由（車名は明記していない）を『ベストカー』で水野和敏さんが解説してくれていた。

　それはなんと「ハイブリッド車」だから。ハイブリッド車は，発進の時はモーターで駆動。モーターは，ガソリンエンジンとは違って，低回転でのトルクが最大。つまり発進時にアクセルを踏み込むと，ものすごいトルクで発進してしまうわけ。
　ガソリン車は，低速でのトルクがないので，こんなことはおきず，しかもガソリンエンジンは，回転数の上昇が音でもわかるので，アクセルを踏んでいることがわかるが，モーターでは音がしないため，アクセルを踏んでいるという実感がない。
　そして，アクセルとブレーキを同時に踏んだとき，ガソリン車の発進時の低トルクは，弱い力でブレーキを踏んで止められるレベルだが，高トルクのモーターの場合は，ものすごい力でブレーキを踏まないと停止できないとのこと。
　なるほど。

　この記事は，次号にも続きがあるので，たのしみです。