さよならコンデンサ

カロの上位機には「ネットワークモード」というメカニズムがあり、これはツイーターやドアスピーカーに入れる信号の周波数帯をコントロール出来るのです。
本体接続後、1番最初にスタンダードモードかネットワークモードを選択する事でシステムを決めます。
以後はファクトリーリセットなどをしないと設定変更不可です。
で、Bluetooth接続すると、シートに座ったままスマホで設定出来ます。
便利！
（リモコンも付属してます）

ネットワークモードを使うとツイーターに入る信号を制御出来るので、コンデンサが要らなくなります。
すぐ除去出来るよう短い配線でコネクタインさせてました。
ちなみに、普通のデッキだと、このコンデンサを外すと低域（低い音=波の遅い振動=直流成分）を大音量で入れるとツイーターが壊れます。
付けてたコンデンサは4.7マイクロファラド、約8キロヘルツより下の音を緩やかにカットしてくれます。

純正のツイーターにもちゃんとコンデンサが。付いてます。
右側の黒いタンクみたいなやつです。
純正は3.3マイクロファラド、約12キロヘルツから下の周波数を緩やかにカットします。
12キロと8キロ、1オクターブとまでは言いませんがツイーターから出てくる音は結構違います（12キロの1オクターブ下は半分の6キロです）

コンデンサは直列につなぐとコンダクタンスは抵抗で言う並列接続となり、和分の積になります。
なのでデッキでカットし、続けてコンデンサでカットするので、結構上までカットされる結果となります。
今回コンデンサを除去した事により当初の帯域までリヤで鳴るようになりました！
DSPをDIYで装着し、ご自身でセッティングしようと考えてる方はこういった知識は必ず必要です。
もっと必要なのは電源管理です。
スピーカーが飛ぶくらいならまだ良いですが、ヒューズや配線の太さ（許容電流）などを把握し管理出来ないと、最悪火災です。
自信ない人はショップさんに任せましょう。
おそらくですがげーげー号のオーディオをショップで構築させたら、三桁万円行くかもですが（基本機材が高いですし、プロのインストールは仕上がりが違います）