
先の大戦で亡くなった日本の特別攻撃隊員とISILの無差別自爆テロを同じだと言う者がいる。
帝國陸海軍の特別攻撃隊は敵艦艇、重爆撃機、戦車、陣地基地、軍事施設に対し戦死を前提とし捨て身の攻撃を敢行したが、民間人が乗るバスや鉄道、駅、空港など 公共施設を標的として無差別に殺傷、また民間旅客機をハイジャックするなど非戦闘員、婦女子を故意に巻込んではいない。
兵力装備が脆弱で正面戦闘が困難だという理由から敵兵舎や通信施設、車両に対して自爆攻撃を行うのは反体制派抵抗勢力が使う戦法でありゲリラなど非正規軍の遊撃戦術として否定しない。
また敵軍に対する戦闘を聖戦とし自爆攻撃を殉教とするのも自由である。
だが軍事施設や敵兵を標的にする攻撃と民間人を狙う行為は明らかに違う意図目的がある。
争いの理由が宗教、民族、思想の自由や解放、またIRAやウイグルでも民間人を狙うのはテロだ。
この行為を弱者に拠る抵抗と認めてしまう事は己の思想信条を押し通す為に非武装の非戦闘員、民間人への爆弾テロなど更に弱い者への犯罪行為を擁護する事になる。
空爆の犠牲者や人質の命は何より重いと言いながら自爆テロを反体制の抵抗手段と言うな。
テロリストが核や化学兵器を入手すればどうなるのか、ISILを擁護した連中は考えてみろ。
特攻隊員や零戦を上から目線で火を吹くマッチ箱と笑いバカにする輩は日本人ではない。
自分は多くの民間人を巻込み、敵味方兵士の血を流した先の大戦を美化するつもりはない。
日本の軍人は国の為に戦い死ぬ覚悟をした。
だが兵を育てず、駒として使い殺す軍隊は勝利しない。
必要以上に優秀な若い兵を無謀に死なせない事が勝利に繋がる。
末期まで温存した戦艦「大和」も最後には上層部の面目の為に多くの乗員と共に水上特攻させた。
海岸に擱座させ陸上砲台にし玉砕させるのが、帝國海軍の戦艦と水兵の使い方なのか。
勇敢に戦い殉じた若い空兵、水兵、歩兵、陸戦隊は国の誇り。
一死報国 一撃必殺
捨て身を志願した彼らの怯みない気迫の突撃に米兵は震えあがり死の恐怖に怯えた。
しかし軍の命令に拠る特攻は正規軍が採る戦術ではない。
政治家や軍上層部の失敗失策を若者達の命で穴埋めさせてはいけない。
日本の将来を背負う彼らの尊い命を大切にして欲しかった。
大勢の市民を巻込み、味方の将兵を殺す無能な作戦参謀、指揮司令官こそ戦犯である。
多大な兵力を継ぎ込んだ大陸打通作戦の成功も意味は失われ、ガダルカナル、ポートモレスビー、インパール、レイテ、マリアナ、ルソン、沖縄特攻も犠牲を顧みない無謀な作戦と言わざるを得ない。
それでも前線の日本軍将兵は祖国日本の正義と勝利を信じ、戦友と助け合い、極寒の北方、大陸、険しい山岳、猛暑の南方で過酷な任務、行軍に耐え、果敢に戦い銃弾と飢餓、風土病に倒れた。
そして多くの将兵が海に沈み、空に散り、遠い異国の土となり、生きて故郷の地を踏む事が出来ず愛する家族との再会を果たせなかった。
多勢に無勢の玉砕、十死零生 一殺必中を期し爆弾を抱き航空特攻、水雷特攻に赴く若者達。
「靖国で会おう。」
今、貴方達は英霊となり靖国で戦友達と再開し、愛した日本を見守り静かに眠っている。
自分は国と家族の為に戦い命を捧げた貴方達を誇りに思い感謝し貴方達を絶対に忘れない。
「日本帝國主義がアジアの平和を脅かした。」と言われる。
国外海外に資源や奴隷、覇権を求めて進出、アジア、アフリカ、中東、南米、島嶼を植民地支配していた欧米列強はすべて帝國主義だ。
戦前の台湾、朝鮮、南満州鉄道及び付属地、樺太、千島列島、南洋群島は国際連盟国際社会から認められた大日本帝國の正当な領土、及び統治権益地であり、武力により侵略したものではない。
また大日本帝國は非白人国唯一の国際連盟の常任理事国でもあった。
日本は経済恐慌と冷害に拠る飢饉に苦しみ過剰な労働力の有望な受入先である入植地の開発と大陸での利権拡大保護に乗り出す。
大陸に近い島国、新興国 日本の台頭に脅威を抱いた米英は日本の排除を考える様になり中立の立場を変えた。
米海兵隊は1930年代から日本の国連委任統治領である赤道以北の旧ドイツ領ニューギニア地域に展開する日本軍を仮想敵として島嶼に於ける敵前強行上陸作戦を主体に航空団と共に強化された遠征軍だ。
支那の挑発による戦闘で植民地支配国である欧米列強と決定的に対立し資産凍結と全面禁輸制裁を受けた日本の経済は益々疲弊して行った結果、南方資源の確保を目指し帝國は欧米列強との戦端を開いた。
米露の裏取引きがあったとは言え日露戦争終戦の和平を仲裁し大陸政策に出遅れていた米国に欲しがっていた満州鉄道の権益を分割譲渡して共同警備し、更には日英同盟に加えて日米同盟を結び上海租界を包囲したドイツとの同盟を蹴っていれば太平洋戦争も起こらなかったであろう。
大陸で蒋介石と戦いながら独伊と同盟して鉄と石油の80%の供給を依存し国力も数十倍以上の米国を相手に開戦した帝國の政治外交、情報分析力が未熟だったことは否定できない。
国民は連戦連勝無敗無敵の帝國陸海軍が鍛えた抜いた皇軍兵士が護る神州日本が正義の戦で理不尽な米英などに負ける訳がないと信じていた。
第二次上海事変前も支那から一方的挑発攻撃を受けたが当初陸軍は戦争不拡大方針だった。
「暴支膺懲 南京政府の反省を促す。」
正統な理由で始めた上海での自衛戦闘も支那の横暴と味方の犠牲に怒り首都を陥落させ蒋介石を重慶に追いやった南京追撃戦は過剰防衛とされ、更に大陸からの排日と経済制裁の口述を列強に与えた。
提灯行列・・・・・文民統制、シビリアンコントロールは万能なブレーキではない。
「急げ三国同盟、ドイツのバスに乗り遅れるな。」
ヨーロッパ電撃作戦で戦果を上げるドイツに続けと無責任に情弱な国民を煽ったマスコミも戦犯だ。
しかし百数十年に及び植民地を絶対支配し現地民を奴隷同様に扱い搾取した西洋白人列強連合に正義が有った訳ではない。
中国共産党は暗躍しアジアの植民地を失っていたドイツは蒋介石を焚付け日中を衝突消耗させ、米国は日英同盟を四カ国条約で妨害しチャーチルやスターリンの手下がハルノートを書かせた。
戦闘で負け戦略で勝ったイギリスは阿片で手に入れた香港を97年まで返還しなかった。
あの時代、ずる賢い大人達に囲まれた日本は少年だった。
帝國は列強からアジアの植民地を自由解放独立させる事を目的に出兵占領したのではない。
列強の遠征駐屯軍を排除し独立の引き金になった事を今でも感謝してくれる親日国がある。
また日本の降伏後も内地へ復員せず占領国独立の為に自ら鍛えた現地兵と共に独立義勇軍として戦った日本軍将兵がいたことは周知の事実である。
インドネシア、ビルマ、ベトナム、マレーで独立義勇軍に参加した数千名の元日本兵が戦死した。
部隊も階級も思想も補給も無く、誇り高く最後まで勇敢に戦った彼らは敗残兵ではない。
占領国の独立を見届けて帰国する人、異国に残り、その国の国民として生きた人達がいた。
正義と友情の為に戦った彼ら、名もなき戦士達の事を祖国である日本が忘れてはいけない。
だが敗戦の結果である日本が占領していた各国の独立を日本人が自慢してはいけない。
負け犬の遠吠えをせず、潔く非は認めて同じ轍を踏まないのが日本人だ。
日本が自決自衛と国益の為に始めた戦争を武力で制圧占領した東南アジア諸国からは侵略戦争だと言われても仕方ないことである。
突き付けられたハルノートの条件を全て飲んでいれば日本とアジアはどうなっていたのか。
戦うも亡国、戦わざるも亡国、戦わずしての亡国は魂までも喪失する永久の亡国。
「Remember Pearl Harbor」
最後通牒、宣戦布告が一時間遅れた為、日本だけが卑怯者と中韓にまで言われ続けている。
やっても良い戦争などは何処にも無い。
戦争は死傷者の数や後先で良い悪いが決るのではなく腕力の勝ち負けで善悪が決められる。
そして戦勝国が正義を名乗り敗戦国を裁き、歴史は戦勝国にとって都合良く書換えられる。
開国から大国相手の日清日露の戦役、植民地争奪戦に於いても欧米列強白人連合の支配に抗い4年間も米英と戦い抜いたのは当時、アジア・アフリカ諸国の有色人種で唯一、日本人だけだ。
人の命の尊さ、戦争の悲惨さを知る前線の将兵が己を犠牲に家族や国の為に全力で戦った。
先の大戦で日本は負けたが英仏蘭は多くの植民地資源と奴隷を失い、アジアは勝った。
現在の発展した日本の姿、国際的な地位は誰が築き上げてくれたのか。
日本は開国以来、多くの人達の犠牲の上に成り立っている事を忘れてはいけない。
米・英・蘭・壕・中・ソ他、先進強固な連合軍を敵に回し戦った小さな島国など世界の何処にも無い。
連合国から袋叩きに遭い、人口都市に絨毯爆撃、原爆を2発も落とされ人類初 唯一の戦争被爆国となり多くの命と領土を失い敗戦、資源も生産力も無い日本は焦土から這い上がり産業を復興させ、僅かな歳月で世界有数の経済技術大国になった。
日本人は一度、戦争に負けた事で大切な誇りと自信まで失ってはいけない。
負けても立ち上がる国が本当に強い国である。
世界平和を望み戦争に反対する私達子孫は日本人の精神や歴史文化を忘れてはいけない。
日本は二度と戦争をしないと誓った国だ。
しかし理不尽な侵略に対しては断固として戦う、戦うからには絶対に負けてはいけない。
世界の安寧平和を願い、隣国との領土紛争を抑止、侵略戦争を阻止したい。
だからこそ安保法制は必要だと自分は考えるが意図的に説明不足だと喚く者がいる。
故に戦後70年目の敗戦の日を前にもう一度書くことにした。
「徴兵制度が復活して子供達が兵隊に取られる。」「子供達が戦地に送られる」・・・・
何故、そんな短絡的な考えになるのか、呆れて物が言えない。
これも左翼に利用されてるプロパガンダで自衛隊員の志願者数と入隊倍率は安保法制が通っても大した変化はなく、徴兵制度は非現実的で不必要だ。
現代の航空、海、陸戦に於いて兵員数が兵力の全てではなく、兵器や装備による戦術が優劣を決する為、兵役義務よる徴兵より、ハイテク兵器を使いこなす専門技術と知識を持ち語学も堪能な錬度と質の高い志願職業軍人が必要となる。
また徴兵制度こそ日本国憲法 第18条に抵触し、憲法改正が必要で今の日本の風潮では徴兵制度が加わる改憲は不可能だ。
左巻は己の尺度から集団的自衛権行使を認めれば志願者は減り、退官者が増えると喚く。
事に臨んでは危険を顧みず、身をもつて責務の完遂に努め、もつて国民の負託にこたえる。
服務の宣誓を行い高い志を持ち日々厳しい訓練に励み、祖国を護る自衛官をバカにするな。
憲法は国家の統治体制の基礎を定める為にある。
日本国憲法 第9条を護る為には死も厭わず。
外敵に備えず、戦わず、座して死を待つのみ。
日本国憲法は日本国民の為になければならない。
第9条を護って、国民の生命、財産、権利は護らない。
しかし、これでは本末転倒、支離滅裂、自ら生存権を放棄する集団的自殺権である。
憲法護って国滅ぶ。
「憲法 第9条」は安全装置ではなく日本の防衛力を削ぐ外敵には最強の兵器になっている。
日本国憲法は日本国民の為にあり国際法規や安全保障条約でも聖典や宗教の戒めでもない。
日本国憲法は国民の権利を保障し自国の政治権力を縛るが、外国には全く通用しない。
如何に優れた宗教、主義、憲法、条約、協定も人が作った物は人によって破られる。
憲法原理主義者は宗教原理主義者か。
そもそも日本国憲法 第9条は何の為、誰を守る為、誰が何時の時代に創ったものなのか。
日本は自主的且つ永久を条件に武力を放棄したのではなく日本の敗戦降伏に因るものだ。
占領した連合国軍が一時的に帝國陸海軍の武装解除を行ったのは周知の事実である。
日米同盟は戦勝国に拠る戦後の占領統治政策の一環であり防共赤化抑止戦略でもある。
日本は地域防衛を米軍に肩代わりさせることで復興と経済発展に国力を注ぐことも出来た。
日本との同じ枢軸国で第二次世界大戦の敗戦国ドイツは57回も憲法改正を行っている。
ドイツもイタリアも条文に交戦権の行使に制限を設けているが戦力保持は放棄していない。
赤化南侵、半島有事、核兵器、冷戦、史実を見ず現状を理解せず耳を塞ぎ先を見ない者。
軍事力と経済のバランスが齎す友愛の美辞麗句に酔い核の傘下で偽りの平和に溺れる者。
傷を恐れ責任を逃れ義務を放棄し如何わしい笛吹きに煽動され同調傾倒し連なる烏合の衆。
この時期、小さな燕や雀達でさえ親鳥は大きなカラスから幼い雛を護る為に戦っている。
親が家族を守り、警察と軍隊が国民を守る事は何処の国でも当然の事であり、強権政治警察国家や軍国主義と直結し混同してはいけない。
「第9条があるから、日本には自衛隊も米軍基地も要らない。」・・・・・
それ正気で言っているのか。
日本は日米両軍がいなくても他国からの攻撃やテロに脅かされることは絶対に無いんだな。
何を考え何も考えなくても自由だが、国際社会と日本周辺の現実、近代史を検証すべし。
太鼓を叩き練り歩く連中は子供達の将来を冷静に考えた上で反対しているのか。
現行の日本国憲法は国家の安全を「平和を愛する諸国民」つまり他国の善意に委ねている。
中共とロシアが拒否権を振り回す常任理事国である限り国連安保理事会は機能不全に陥る。
日本は、これまで国連と国連平和維持活動に対して多大な貢献と援助を行って来たにも関わらず、常任理事国入りはおろか敵国条項も外されていない。
次回の憲章見直しで削除されると決っているが、安保法制と並行し敵国条項を外させるよう長きに渡る日本の国際平和貢献を認めさせる努力をするべきであり、現在は日米同盟が敵国条項を打消す効力を発している。
「憲法 第9条」が有れば戦争にならないと思うな、平和と安全はタダではない。
私達の家族、日本の国民が毎晩、枕を高くして眠れるのは誰かが起きて護っているからだ。
平時に於ける安全保障は外交努力によって築かれているが、外交は軍事と両輪の関係で軍事力の意義は国際的な信用を得て外交力の裏付けにもなることだ。
即ち外交とは各国政府が自国の主張を戦わせ国策を凌ぎ合い国益を左右する武器を使わぬ戦争である。
経済力と軍事力の後ろ盾の無い外交は無力であると言う現実を無視する者は日本の将来を保証も補償もしない。
外交と安全保障問題は他国の干渉や過去に捕らわれず、現状と未来を冷静に考えるべきであり、安保法制は現代の国際情勢に於いて憲法 第9条を守りながら国民を護り、国際協力と同盟関係を深化させ、不測の事態に備える為に必要な際り限りの選択であると考える。
「GDPの世界順位第1位~3位の日本と中国が戦争する訳がない。」
思考停止、信じる者は救われる、バカの一つ覚えを言うな。
では日本と中共が世界の上位を守り続けなれば戦争になると言うことだな。
戦争の歴史を見よ、GDPの順位や通商に関係無く起こったのが過去2回の世界大戦だ。
ニアミスで済まなかった海南島事件を忘れたか。
近年、懲りもせず中国軍機は日米の哨戒機への挑発行為をエスカレートさせ、東シナ海上空に於いては中国軍機への航空自衛隊戦闘機スクランブルも急激に増加している。
「尖閣と周辺の海洋資源は中国と共同管理すれば良い。」・・・・・
アホか。
東シナ・南シナ海に於ける中共の横暴を見よ。
東シナ海ではガス田を一方的に増築し海洋資源を盗掘し海上プラットフォームを基地化している。
南シナ海では岩礁を占拠、浅海を埋立拡張して前哨基地を構築し領空領海を拡大を謀る。
こんな輩と海洋島嶼を共同管理することは強盗に合いカギを渡すも同然である。
中共は組織的に領海侵犯を繰返し既成事実を積み上げ係争地を武力で占拠して一方的に自国領であると主張する。
これらの行動は誰かに拠って創られた中国脅威論ではなく現実に起こっている侵略である。
嘗て覇権主義を否定していた 周 恩来はもういない。
親中派のリベラルな連中は目を開き中国とアジア諸国の現状を理解せよ。
中国は最早、貧しい第三世界の共産国ではなく覇権拡大を目論む経済軍事大国になった。
口だけの軍縮を信じるのは愚かだ、中共、北朝朝鮮は国家として約束を守らない国である。
これまで中朝は国際条約や合意に違反を繰返し枠組を何度も破棄してきている。
南シナ海全域どころか太平洋の分割まで言い出した中共と話し合いで国境や領海を確定できるか。
現在の東シナ海の状況は日本政府が中共と外交交渉を何度も行って来た結果でもある。
尖閣諸島は日本固有の領土であり、周辺海域は我が国の重要なシーレーン即ち通商の動脈。
民主党オバマ大統領でさえ尖閣諸島が日米安保条約の適用対象であるとを明言している。
これは武力に拠る現状変更に対する米国の中共への警告であり、尖閣諸島が中共の手に陥れば、東シナ海での制空海権を失うどころか台湾、沖縄本島、南西諸島も侵攻の危険に曝され米国にとっても厄介な事になる。
仮に中共軍が尖閣に武力侵攻すれば自衛隊だけではなく米軍も武力に拠る対抗手段をとる。
しかし日米同盟を過大に当てにし過ぎてはいけない。
有事初頭に於いては先ず日本国自衛隊が単独で侵攻軍と交戦しなくてはならず、米両議会の承認が降りるまで多大の被害を被り、現在の国民の世論では抵抗反撃もせず領土もアジア諸国からの信用も失う可能性は否定できない。
以前、書いたように日本は粛々と尖閣、南西諸島をはじめ日本列島全体の対空対艦ミサイル配備、防空レーダー網の整備強化と陸上兵力の高機動化と海兵旅団編成を急ぐべき。
また漁民に扮した便衣兵や工作員による銃器非武装での上陸占領に対して日米両軍は軍事行動をとれない可能性がある。
この場合は海上保安庁が頼りだ。
故に海保の海上及び陸上の警察権の拡大強化も急務である。
南シナ海の南沙・西沙諸島、台湾・尖閣の次は当然、本命である沖縄本島の自治独立を立て前に、経済と思想で沖縄から米軍排除、植民地化を中共は狙って来る。
中共の覇権拡大計画は軍事力を後盾にした統制経済と一党独裁の強権政治力に拠るものであり、侵略は武力を前面に押し出す武力侵攻だけでなく経済・政治・思想的に影響を強めることである。
今日現在は、中共や北朝鮮が日本に対し直ちに全面戦争を仕掛けて来る可能性は低い。
それは現在の国際世論と日米中の経済関係とアジア・太平洋地域の軍事バランスの結果であって 憲法 第9条が有るからではない。
日本を始めとするアジアの周辺諸国が警戒を怠り放置すれば、中共は核の射程と人口経済を人質に取りながら増長し、東シナ海や南シナ海で前哨基地を構築しながら領土領海空紛争などアジア・太平洋地域に於いて挑発を繰返し局地侵攻を開始する。
これはこれまで米中制服組高官の安全保障会議で中共が隠さず意思表示して来たことだ。
中共海軍が外洋志向を持ち始めたのは近年に実戦配備された艦種や規模数を見れば明白であり、水陸両用機甲部隊を主においた旅団編成など装備を近代化充実させた人民解放軍海軍陸戦隊の大規模な強襲揚陸演習からも窺える。
米国を真似る中共は米軍が退いた地域に 押し入り優位なパワーバランスを作ろうとする。
世界各国海軍が空母の廃艦、または運用の縮小を進めるている近年、中共海軍は大陸本土防衛に不必要な大型空母建造計画を進め、空母群の運用を目指すと同時に多くの強襲揚陸艦を建造し上記の陸戦隊の武装を強化している事からも他国への干渉覇権と時代錯誤の砲艦外交を目論んでいる事は明白である。
中共に侵略や攻撃の意図が全く無いと言うなら、空母や艦載機同様に防衛と抑止力の度を越して建造している戦略ミサイル原潜や弾道ミサイルの配備、急増させている遠征軍の編成、東シナ海の日中中間線付近の取決を無視した採掘基地建設、南シナ海の南沙諸島を一方的に占拠して環礁を埋立建設し航空基地を進出させた理由を説明せよ。
中共は南シナ海だけではなく、アフリカ、中東、また欧州に於いても米国の影響力が陰りパワーバランスが崩れた地域へ軍事力だけではなく経済支援を名目に政治的にも浸食する。
阿片戦争以来、欧米列強から侵略された中国が唯一、学んだことが帝国主義の侵略浸食術であり、中共は今それを実践している。
集団的自衛権の限定的な行使は現在の憲法解釈では違憲か合憲か。
集団的自衛権は国連憲章で国連加盟国に認められた国家間の相互防衛協力に拠る共同生存権であるが、世界中で日本一国だけが権利の行使を躊躇し放棄している。
憲法学者は憲法の法学研究者であって外交や安全保障のプロでも政治責任者でもない。
同盟国との安全保障条約は万が一に備え加入する任意相互保険だ。
中朝であろうがISであろうが、相手の都合や立場を考えず始める侵攻は無慈悲である。
横暴を繰返す軍事大国に対して周辺諸国が連携同盟して防衛することは侵攻有事の対応にも戦争抑止にも効果がある。
有事の際に当然必要な権利を自ら放棄する事は無責任且つ、武力侵攻に利する行為だ。
アジアの一新興小国が日清・日露の戦役で大国に辛くも勝利し太平洋戦争で大敗した要因は国力や兵力だけでだけではなく、他国との同盟関係と資源、情報戦略にあったことを日本は身を持って証明している。
日米同盟強化は無論、日本とアジア太平洋諸国が強い防衛力を保持し、互いに協力、同盟関係を構築して国民と地域の安定と平和を守る事は正しい道である。
日本に最も近い隣国ロシアとの友好協力関係も重要でウクライナ危機以来中断したがロシア海軍と海上自衛隊は捜索・救難共同訓練を行って来た。
日露の友好的な安全保障関係も領土問題の解決のみならず、安保理常任理事国である中露間の同盟化に楔を打ち込み中共の覇権拡大を北方から牽制し北朝鮮の抑制に必要となる。
第二次朝鮮戦争
また「ソウルを火の海にする」と毎度ヤルヤル詐欺、核実験と弾道ミサイルの発射を繰り返す北朝鮮だが党指導部の権力争いから、クーデターや軍部独走に拠る挑発と南侵、体制崩壊、自暴自棄暴発などの朝鮮半島有事は充分に有り得ることである。
名ばかりの人民共和国は休戦協定を破棄しDMZを無視して侵入し銃撃戦や地雷を仕掛け砲撃、国家が偽装した武装工作船を送り拉致誘拐を指示し偽札を作り武器麻薬を密輸する 。
共和国が余程のバカでない限り、やがてICBMもSLBMも核弾頭の小型化も成功させる。
DPRKは常識を持たず核を持って挑発恫喝する無頼国家であり通常の外交に拠る話合いが通じる相手ではない事を、いい加減に理解せよ。
朝鮮半島の有事にはSM-3 艦対空弾道弾迎撃ミサイルを搭載する日米のイージス艦が日本海に展開して共同で北朝鮮の弾道ミサイルから日本国民を護る。
日本国民を護る同盟国の艦艇防護を日本の自衛隊が行う事は当然である。
また日本の同盟国の大都市に向かい多くの市民の生命を奪うと判明した弾道ミサイルを同盟国からの要請があれば、人道的にも日本は阻止、防御迎撃すべきであろう。
日本に味方する同盟国や友好国の市民や将兵を判っていながら見殺しすることはできない。
何も丸腰で守れと言っているのではない、守れる装備を持っているなら防御すべきである。
有事の際に憂慮されるのは、同盟軍の戦略戦術上、集団的自衛権を行使する部隊と行使できない部隊との共同防衛戦に於いて、エリア分担した場合も混成展開した場合でも同盟軍の防護反撃力は半減されると言う事だ。
敵軍の航空機や艦艇は集団的自衛権を行使する部隊を先に攻撃殲滅し、兵力を削いだ後に僚軍への攻撃を黙って見ていた残存部隊を攻撃するのは常識的な戦略である。
歴史を見れば判るように現在に於いても、有事の際の同盟国や友好国との相互支援と協力関係は国の存続に重要であり、集団安全保障は必要不可欠となる。
集団的自衛権は戦争する為ではなく、友好国と共にアジアの安全と侵略戦争を抑止防衛する為に必要な権利であり、地域の一員としての国際的な責務でもある。
「NOと言える」公平対等な同盟信頼関係には、寧ろ双方の集団的自衛権が必要になる。
北の弾道ミサイル迎撃に備える時、集団的自衛権と平和安全法制の意義が証明される。
自衛隊 彼の地にて、斯く戦えず。
艦対空ミサイルSM-3が空中迎撃、弾頭無力化、PAC3配備は打漏らしの拠点防空である。
しかしミサイルの波状攻撃に対し防戦一方では限界があり最低限の敵地攻撃能力が必要だ。
専守防衛の意味を履き違えるな。
ガードのみで守勢に立ち、相手を打たず叩かずして試合に勝てるボクサーなどいない。
「攻撃は最大の防御なり。」
軍事力の信奉者にとりカウンター、即ち敵策源地攻撃能力の保持は最大の抑止力となる。
現在も日本に核抑止力は無く、日米安保条約下の米太平洋軍と戦略核がそれを担っている。
楯である在日米軍撤退同盟破棄を言うならば日本自らが敵地攻撃能力を持つ必要がある。
だが海自艦の巡航ミサイルや対潜ヘリ空母配備を専守防衛に不要とし異を唱える者がいる。
また日米の防衛機密や核開発技術漏洩を防止する特定秘密保護法に反対する左翼がいる。
防衛力とは抑止力、情報収集力、打撃力、迎撃力、持久力を合せた総合の軍事力である。
何れかが欠ければ極端に低下する防衛能力を日米同盟下の在日米軍が不足を補っている。
無責任な憲法学者の机上の論理や言葉遊びで現実の対核弾道ミサイル防衛はできない。
戦略と勝敗の如何を問わず、国土が狭い日本が核の一撃で受けるダメージは計り知れない。
人類至上初唯一の戦争被爆国である日本の都市に、二度と核爆弾を落とさせてはならない。
9条の解釈変更や改正は日本を戦争する国にするのではなく、侵略させない国にする。
9条の全てを無くせと言っているのではない。
自衛隊法も改正し自衛隊の潜在能力と個別自衛権も充分に機能させよと言っている。
尺余の筒は武器ならず 寸余の剣何かせん
今日現在の自衛隊のことである。
「日本国自衛隊を如何に縛るか。」ではなく、「日本国民を如何に護るか。」
国会ではそれを議論すべきで、それが日本の政治家が考えること、国会議員の責務である。
日本国自衛隊は時の政府に対してではなく、国民と国家に忠誠を誓い平和維持に尽くす。
今の日本は国連会議場を退席したりしない。
日本国民も文官も戦争を望まない、また自衛官も平和を望む日本国民である。
日本の防衛力強化は戦争遂行の準備などではない。
戦争は自ら起こすものではなく他国に拠って起こされるものである。
日本は自ら戦わない国であり、犯され蹂躙され殺されても戦えない国になってはいけない。
日本が平和を望んでも侵略者の手は緩まず、降りかかる火の粉は己で払わねばならない。
日本は平和国家を宣言していても国民を護る時には戦える国、戦う国、戦う自衛隊がある。
このことを日本に仇なす国に知らしめるべきだ。
日本国自衛隊は侵略戦争をさせない為にあると知れ。
We had a Fleet in Being、they would not dare make an attempt。
強固な防衛力、優れた艦隊は戦わずして存在する事で国の安全を保障するべきもの。
強く優秀な不戦艦隊は今日現在の日本にも必要である。
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Patriot Games 3 愛国者のゲーム その3 「包囲網」
Revival of Japan 日本復活
Patriot Games 4 愛国者のゲーム その4 「一触即発」
38th parallel Military Demarcation Line 38度線 休戦協定破棄 「朝鮮戦争 1950 KOREA」
Hostile Waters 敵対水域 「環太平洋合同演習」
Going Ocean 海ゆかば
The Pacific Storm 太平洋の嵐 11人の侍
Кра́сная икра́ 赤いキャビア 極東安全保障経済戦略・北方領土
Rescue Operation of Leyte Gulf レイテ湾へ
Patriot Games 5 愛国者のゲーム その5 「防空識別圏」
Pride of Japan 2014 「NO」と言える日本
Accident at Inland Sea LST4001「おおすみ」衝突事故
Memorial of Crime 犯罪の記念
Independence Day 国防軍を創設せよ
Patriot Games 6 愛国者のゲーム その6 「ウクライナ ラウンド」
Anti-Japan Counter-Korea 海難事故と反日嫌韓
Anti-Japan Patriotism-Korea 海難事故と無責任な愛国
Hostile Waters 2 敵対水域 2 「南シナ海・集団的自衛権」
Countdown for Rocket Launch 我々の意地を見よ!
Operation Inherent Resolve 生来の決意とアラビアのロレンス
Accident at Inland Sea 2 LST4001「おおすみ」衝突事故 その後
Storm The Embassy ジェットストリーム 嵐の中の大使館
Japan as Japan 日本は欧米でも特定アジアでもない。
The Perfect Storm パーフェクト ストーム
Double Agent AIIB チャイナコネクション