我が家の愛息子、む〜ちょくんことうさぎのむ〜ちゃん。
雑種なので正確な誕生日は判らないのですが、
2013年の4月8日にお迎えしたときに「生後3か月」だったので、
たぶんぼちぼち3歳になります。

↑うちに来た翌日のむ〜ちょくん。体重800g。

↑半年後ぐらいのむ〜ちょくん。体重1500g。
そのむ〜ちょくん、怪我も病気もなく3歳を迎えられて嬉しいね
なんて言っていた矢先、今日帰宅してみると、
うちに来てからずっといつも寝ている場所とは違うところで寝ていました。
ケージの扉を開けるも、いつもなら飛び出してきて
遊ぼ遊ぼとわたくしの周りをぐるぐると走り回るのに、出てきません。
心なし、なんだかしんどそうな表情。
朝と夜と用意するペレットも、いつもなら準備を始めた途端に
早くちょうだいと突進してくるのに、 目の前に差し出してもちらと一瞥するだけで起き上がりもしないのです。
おやつの乾燥人参も、ブロッコリーの茎も、たんぽぽの葉も食べず。
いちばん好きなチモシースティックを口元に差し出しても、反応なし。
これは、明らかに様子がおかしい。
慌ててお腹を触ってみると、少し張っていました。
トイレを見ると、出かける前に掃除した状態のキレイなまま。
うさぎさんの死因で多いのが、うっ滞と呼ばれる症状です。
簡単に説明すると、胃や腸の動きが止まってお腹が詰まり、
お腹の中でガスが発生してパンパンに膨らみ、死に至るというもの。
うさぎさんは常にご飯を食べて
胃を動かしていないといけないらしいのですが、
何らかの原因で胃の動きが止まってしまうとそうなるようです。
ですから少し体調を崩して食欲が落ちただけでも、
うっ滞を引き起こして死んでしまうことがあります。
また喉の構造上、呑み込んだものを吐き出すことができないので
少しでも腸の動きが鈍ると毛づくろいで飲みこんだ毛などが排出できず
糞が詰まって、胃の動きを止める原因になったりします。
他にも、お腹を冷やしてしまったり、よくないものを食べたり。
む〜ちょくんの状態は、
・お腹が張っている
・トイレがキレイなまま(おしっこも糞も出ていない)
・給水ボトルのお水が減っていない(水分を取っていない)
・いちばん好きなおやつも食べない(食べられない)
・こわばった表情でじっと固まっている(痛みに耐えている?)
・ときどき力むような素振りを見せる(排泄しようとしている?)
うっ滞の症状だとすぐに解りました。
ただ、牧草のやわらかい部分を口につけると、
最初ちょっと嫌がる素振りを見せましたがもぐもぐと食べてくれます。
千切りパパイヤを水でふやかしてやわらかくしたもの
(パパイヤ酵素はうつ滞に効くと言われており、
予防のために普段からこうやってあげています)も
ちょっとづつですが口にしてくれます。うっ滞しかけのようです。
時刻は22時前。
近くに夜間の緊急対応が可能かつうさぎさんも診られる動物病院はなく、
しかもリースパは幌が縮んでしまっていてすぐに屋根が閉まらない状態。
異常気象で温かいとはいえ寒空の下 健康なときですらストレスになる外出をして
時間をかけて病院へ連れて行くよりも、
とにかく身体を温めてお腹のマッサージをと判断しました。
人肌にレンチンしたゆたんぽ(ジェルタイプの繰り返し使えるやつ)を
む〜ちゃんの身体の下に敷き、
熱いお湯につけて温めた手でお腹をやさしくマッサージ。
普通のお水は飲まなかったので
こういうまさかの時のためにと買い置いてあった経口補水液
(粉末状になっていて水に溶かして作るスポーツドリンクみたいなやつ)を準備。
幸いそれなら飲んでくれたのでとにかく飲ませ
時々牧草とパパイヤを口元に運び、その間もマッサージを続けました。
深夜0時過ぎ、少しお腹の張りが緩和されてきたかなと思ったところで、
ぽろぽろと数粒の糞を排出。
さらにマッサージを続けること1時間。
ずっと強張っていた身体が少しやわらかくなり、
リラックスしたときにする寝そべり姿に。
表情も、身体と同じようにやわらかくなってきました。
立て続けにぽろぽろと小さいながらも糞をし、
さらに3つ分がくっついたような形の大きな糞も排出。
その後乾燥人参とブロッコリーの茎を食べ、
さらにペレット以外のものも食べてくれました。
2時を過ぎたころには動きや表情はほぼほぼ普段通りに。
目にも力が戻り、ちゃんとおトイレにも行けました。
はぁぁ、なんとか、一安心。。。
取り敢えずむ〜ちょくんが寝付くまでお腹をもみもみし、
寝付いてからシャワーを浴びたり寝る準備。
とは言えやはり心配は拭えず、結局朝までずっともみもみしていました。
5時ぐらいにはペレットも食べ、
その後はいつもと同じようにママあそぼあそぼとぐるぐる走り回り、
ジャンプも見せてくれました。
回復しないようなら年始初日のお仕事をおやすみしようと思ったけど
これならもう大丈夫と仕事へ(心配でしたがあまり休める日じゃなかったのです)。
帰宅するまで気が気じゃなかったですが、
帰ってみればいつも通りの元気いっぱいな感じで飛び出してきてくれました。
ペレットもおやつも催促し、もぐもぐとかわいいお口で完食。
もう大丈夫やね、よかった。よかった。
今回、どうしてうっ滞になりかけたのか、原因がよくわかりません。
少し換毛中なので、普段より多く毛を飲みこんでいる状態のところに、
寒さでお腹を冷やしてしまったのかしら。。。
いつも寝ている場所に赤外線ヒーターをかけてあって
今までそれで過ごしてきていたので大丈夫だと思っていたのですが、
そういえば、前の冬までは平日日中もずっと人が居て
1日のうちの暖房をかけている時間が今より多かったから大丈夫だったのかも。
あんまり暖房つけてはなかったみたいだけど、それでも違うよね。
これからは夏同様、冬もエアコンつけっぱで外出しよう。。。
もっとおうちに居る時間を増やそう。。。
おうちに居る間は今まで以上にずっとむ~ちゃんにくっついてよう。。。
急に1日のほとんどをひとりで過ごさなきゃいけなくなって、
やっぱりすごく寂しそうだもの。
今この小さな命を守れるのは自分だけなんだと、
改めて認識させられました。
愛してるよむ〜ちょくん。むっちゃ大好きやに。
↓最近のむ〜ちょ。体重1600g。
