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りえすぱのブログ一覧

2018年12月07日 イイね!

クイーンと私

クイーンと私

このブログタイトルの元ネタが判った方は、
挙手願います。笑

さて映画『ボヘミアン・ラプソディ』に
どハマリしている私ですが、
先般の“観てきたよブログ” を書き始めたところ、
思いの丈が溢れすぎて
すんごい長文になってしまったので、
そこらへん潔く削ってしまいました。
でもせっかく書いた文章なので、
映画観て「クイーンうおぉぉおぉぉぉ!」
ってなっている今の勢いのまま
別記事として載せておきます。
りえすぱさんの人生回顧録なので
完全に自己満でつまんないハズ。
すっ飛ばしちゃうのがオススメです。笑
あっ、でも、話に絡めて挿入したPVは
どれも超絶カッコいいので観てください。笑



さて子供のころ…その頃から
一風変わっていたんだと思います、
本が好きで小説をよく読んでいた私は、
ラジオもまたよく聴いていました。
主に聴いていたのはラジオドラマという
声と音楽、効果音だけで構成された
(ラジオなので当然ですが)ドラマ放送。
本と同じで映像がない分、激しく掻き立てられる想像力。
しかし本からは感じることのできない間。
テレビと違って映像がない分、感じられる声音、息遣い。
しかしテレビよりも感じられる緊張感。
それらに強く惹き込まれました。
特に梅図かずお原作の「わたしは真悟」
というミステリー作品は、毎週ラジオの前で、
手に汗握りながら没頭し聴いたものです。

閑話休題。

あれは確か、毎週日曜のお昼過ぎ
いや夕方だったかに放送されていた、
洋楽ばかりを流す番組でした。
ただ洋楽が流れてくるだけでなく、
1ヶ月4週に渡って、ひとつのバンドや
アーティストにスポットを当て
解説しつつその曲を流すという番組。
何度か聴いたことはあったものの
BGM程度にでしかなく
その日もなんとなくラジオをつけたら
たまたまその番組がやっていた、という程度。
しかしそのたまたまが、
他ならぬクイーンとの出会い。
しかもまず流れてきたのが
名曲「ボヘミアン・ラプソディ」 でした。



とにかく一言では言い表せられないこの曲。
英語が解らないということも相まって、
小説以上に、ラジオドラマ以上に、
想像力を掻き立てられ、引き込まれました。
それまでも、歌うことが好きだったり、
父親にギターを教えてもらったりと
音楽は身近なものでしたが、
熱を持って音楽を意識したのは
思えばそれが初めてのことでした。
ただ、漁るように洋楽番組を聴いても、
クイーンのようにひとつのジャンルに縛られず
バンド自体がひとつのジャンルであるかのような
稀有なバンドは他になく、クイーンは唯一無二で
どっぷりとクイーンだけに傾倒したのです。
とは言え当時はまだ近所の駄菓子屋で
10円カステラを買うのがせいぜいな小学生。
レコードを買うこともできず、
彼らの載る雑誌を買うこともできず
(そもそもそんな発想もなかった)、
ラジオから流れてくる曲をテープに録音しては、
ただただ繰り返し何度も聴いたのでした。
なので、日本ではクイーンがアイドルだったと
知ったのは、随分と後になってからのこと。



中学生になって、人生で初めてCDを買いました。
友達と伊勢まで遊びに出たときにふと見かけた、
デパートの片隅のワゴンに乱雑に並べられた
中古CDコーナー。選んだのはクイーン。
当時の最新アルバム、そして長らく
事実上のラストアルバムとなってしまう
『INNUENDO』の輸入盤でした。
中古で輸入盤とはいえ発売されて
すぐだったので中学生には高い買い物で、
その後友達と入った伊勢うどん屋さんで
お腹ぺこぺこなのに「空いてないから」と
1杯200円ぐらい(←値段うろ覚え)の
伊勢うどんを我慢するハメに。
それでも宝物を手に入れた気分でほくほくでした。
このブログのタイトル画像がそれ。
今でも手元にあります。



初めての音源を手に入れ、
これから他にもいっぱい買うんや
大人になったらライヴも行くんや、
と意気込んでいたその矢先。
かの悲報を知ったのも、ラジオからでした。
1991年の11月24日は、
確か日曜日だったと思います。
翌日学校があるのに
朝までクイーンを聴いて過ごしました。
人生初の眠れない夜でした。

フレディの没後 何年かして発売された
ラストアルバム『MADE IN HEAVEN』は、
予約もして発売と同時に買いました。
不安と期待と絶望感を抱えながら、
松阪駅前の小さなCD屋さんまで行きました。
それまで「クイーンのラストアルバム」と
呼ばれていた『INNUENDO』は、
“結果的にこれが最後になってしまったから
便宜上ラストアルバムと呼ばれているだけ”
であり、だからクイーンは、
新しい曲は出なくとも
ライヴを観ることは叶わなくとも
私にとっては終わってはいなかったのです。
それが、突然降って湧いたラストアルバム。
フレディの生前に録りためられた音源を
完成させたもの、と聞いて
すごく聴きたいと買いはしたものの、
“ラストアルバム”と銘打って
発売されたそれを聴いてしまったら
本当に終わってしまうような気がして、
クイーンはもう過去のバンドだという事実を
受け入れられなくて、
何度か開封しようとしたものの躊躇し、
未開封のままCD棚に並べました。
高校に入ってからは音楽関連の情報源が
ネット通信(インターネットに非ず)や
洋楽好きな友達からの情報、
音楽雑誌などにシフトしつつあって
『MADE IN HEAVEN』購入当時にはすでに
積極的にラジオを聴くことは
なくなっていたのですが、
それでもたまにつけていたラジオを
完全に聴かなくなってしまったのは、
そこから流れ出るクイーンのラストアルバムを
耳にしたくなかったからでした。



アルバムは初任給ですべて揃えました。
映像作品も徐々に揃えていきました。
アルバム「クイーンII」などいくつかは、
高円寺のアングラな中古レコードショップで
探し出し、LPも購入しました。
※クイーンⅡは白と黒をコンセプトにした
 アルバムで、発売当時はLPだったため
 表面がホワイトサイド、
 裏面がブラックサイドという
 2極の構成になっているんですが、
 表面の再生が終わった後
 裏面が再生されるまでの間に
 聴き手がレコードを裏返して
 針を下ろすという作業が必要であり
 その時間も作品の一部として考慮して
 作られている(しかしCDでは
 続けて再生されてしまう)と知り
 その意匠までも感じたくてLPも購入。
 実家にならLPプレイヤーがあったので
 帰省の際に持って帰って聴きました。



初めての一人暮らしは高円寺だったのですが、
そこで初めて自分で飼ったペットには
「デライラ」という名前を付けました。
もちろん、『INNUENDO』の収録曲で
フレディの飼い猫を歌った「Delilah」からです。
うちのデライラはハムスターでしたが。
高円寺には古着屋がたくさんありますが
洋楽のバンTなどをメインに扱うお店もあり、
そこでクイーン シャツを買って
部屋にディスプレイしたり、
ポスターも手に入れて並べて貼ってもいました。



その後、日本の某テレビドラマに
『MADE IN HEAVEN』の収録曲
「I Was Born To Love You」
(元はフレディのソロアルバム収録曲)が
起用されたことによって、否が応にも
それを街中でふいに聴かされることに。
変わらないフレディのヴォーカル、
ブライアンのレッドスペシャル。
なんかもう自分の気持ちとかもやもやが
ちっぽけに感じるほど、
ただただとにかく、曲としてカッコいい。
時間の経過による環境や心境の変化もあったのか、
自分でも驚くほど素直に抵抗なく開封したのは
アルバム発売から約10年後のこと。
夜中、それを聴くためにりーすぱを出し、
どこだったか酷く静かな場所に停まって
小さな音量で聴いたのをおぼえています。
最後の隠しトラックは、1度聴けば
もうそれでじゅうぶんだなと…
悪い意味ではなく、自分の中にあった
クイーンへの哀しい想いが
すとんとあの一言へ落ち着いた気がして、
だからその時の1回しか聴いていません。
その後は運転しながら普通に聴き、
帰宅後にはヘッドフォンでじっくり聴きました。
ちなみに「I Was Born To Love You」は
今ではカラオケへ行くと必ず唄うぐらいに
大好きな曲になっています。



それから数十年。
クイーンと同じく唯一無二な
陰陽座というバンドに出会えたこともあり、
最近ではクイーンの曲を
能動的に聴くことはなくなっていました。
ベストアルバムぐらいをiPhoneに入れて
通勤中や運転中にランダム再生する中で
かかってくるぐらい。
揃えた映像作品はすべてVHSだったので
観られなくなって久しいし、
LPはどこへ行ったかな…
たぶん実家へ置きっぱにして行方不明。
クイーンは「実は昔好きやってん」と、
すっかり過去のものになっていた…
と思っていたのですが。



映画『ボヘミアン・ラプソディ』の
応援上映で、自分でもびっくりするぐらい
ぼろぼろと涙が出て来て、
嗚咽が止まらなくなるぐらいに泣きました。
私よりもう少し年上の、
本当にリアルタイムにクイーンのファンで
ライヴも行ったことがある、
という方たちとは、また別の涙だと思います。
子供から大人になる途中、
経験した人生のいろいろな “初めて” が、
クイーンをきっかけとしたものでした。
そして絶対行くんやと誓いながら
叶わなかったライヴ参戦。
それを映画を通して疑似体験できたことによって、
すっかり忘れてしまう程に、しかし確実に
心の奥に長く滞っていた澱のようなものが、
涙として溢れ出てきた気がします。
どうやら過去のものになったわけではなく、
ずーっとずーっと、私の奥底にあって、
自分で思っていた以上に
クイーンは私にとって大きな存在だったようです。
たぶん、いやきっと、これからも。



フレディの命日である11/24には、
映画『ボヘミアン・ラプソディ』の
3回目(応援上映としては2回目)を
観に行ってきました。
前回の応援上映で出し切ったのか、
ボロ泣きにはならず
(もちろん最後は感動で涙しましたが)。
ただただ純粋に映画とライヴシーンを
楽しむことができました。
フレディとのコール&レスポンスも、
全力で声を出してきました。
たぶんまた、観に行くと思います。
と言うか、良音の川崎チネチッタや
立川シネシティ辺りで、
ライヴDVD爆音上映会とか、
やってくれやんかなぁ…。

Posted at 2018/12/07 12:44:41 | コメント(1) | トラックバック(0) | りえすぱ | 音楽/映画/テレビ

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