
エーサーって悪役なんですね(笑)。
どうりで目つきが悪い(大笑)。
エーサーは、
AMCペーサーであると言う事で、
青箱トミカの在庫を引っ張り出してきました。
え?
何でAMCペーサーのトミカ持っているか・・・
ですか?
実は、
AMCペーサーって、これまた幻のRE(ロータリーエンジン)車なんです(笑)。
それも企画段階ではFFロータリー! 実車は1975発売です。
その年はGMもシボレー・ヴェガのRE車の発売を予定していたのですが、
オイルショックの影響でGMのRE車の発売は中止。
その煽りを受け、AMCペーサーもREは中止になり、ついでにFFもやめてしまって、
当時のアメ車としては、革命的な2BOXボディだけが残り、
中身は普通のレシプロエンジンのFRになってしまったそうです。
AMCとは、American Motors Corporationのことですが、今は会社そのものが消滅しています。
車として残っているのは、Jeepのブランドのみです。
GM、Ford、クライスラーというアメリカのBIG3(当時の話ですよ)とは違う車造りをしており、
ペーサーもその思想に染まっています。
ペーサーの前モデルというとグレムリンになり、カーズにも出演しているのですが、
こちらは青箱トミカになっておらず、ロータリー繋がりでもないので、今回は省略です(笑)。
並べて見ると、エーサーは、結構まじめにAMCペーサーを再現しているのがわかります。
ボンネットの”Pacer”のロゴは青箱トミカにも付いてますが、
リアエンドパネルの左側の”AMC”のロゴはエーサーのみ再現・・・
面白いです。
もうひとつ面白いのは、青箱トミカもエーサーも共に左右ドア形状が対称というところ。
本来、
AMCペーサーは左右非対称ドアで運転席側は前後長の短いドア、
助手席側は後席への乗り降りを考慮して前後長の長いドアの筈ですが、
左右共に前後長の長いドアとなっています。
アメ車はマイナーチェンジが多いので、この仕様も存在するのか?
それとも、トミカのスタッフも、映画カーズのスタッフも右側面(助手席側)の写真だけ見て
間違えて左右対称にしちゃったのか?
さて、真実はどちらに?
秋の夜長に考えてみると面白いかも。
Posted at 2011/09/08 19:52:27 | |
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