
私のクルマ『ホンダ ビート/HE゙AT CYCLON』の“小さな問題?!”が解決できていますので、その報告の続編になります。
生産から30年も経ってしまい既に“旧車扱い”されつつある『ホンダ ビート』ですが、いろいろな個所で“不具合”が起きていても不思議ではありませんが、チューニング&カスタマイズをすることにより余分なトラブルに巻き込まれることもあるかも知れませんね。
【リヤコントロールアームのガタ】
先日の記事でもお知らせしていますが、「リヤコントロールアーム」のロッドエンドのピロボール・ベアリングにガタがあるのを見つけてしまったので、それをゴムブッシュに替えて使用できるように“新たな製品”を作りました。

使用しているブッシュは「リヤアッパーアームブッシュ」という名称の“ホンダ純正部品”で、20年ほど前の『ホンダ シビック』に使用されていた部品(上側サスペンションアームを接続する箇所)になるのですが、まだ在庫があって良かったです。
もしかしたら最近まで他の車種でも使用されていた部品かも知れません(現在も使用中?!)が、こうして“使えるパーツ”があることに感謝しています。
この純正ブッシュを4個手に入れて使用していますが、そのうち2個は全長を短く加工しています。
ブッシュの全長は47mmありましたので、サブフレーム側にはちょうど良いサイズながら、ナックル側には長すぎるので加工することで対応しています。

ロッドエンド部分には、ブッシュ(外径42mm)に合わせてステンレスパイプ(配管用ステンレス鋼管/管径48.6mm×肉厚4mm)を手配し、それを加工してホルダーを製作しています。
ロッドエンドとして接続するボルト部分には、使用していたベアリングと同じM16のボルトを用意して溶接してあり、ゴツさや重さは感じますが十分な強度を保持できていますから安心です。
このブッシュを見つけられたのは実は【モノタロウ】のおかげで、販売している純正部品の中で画像が載っていたことからサイズ感が良さそうだったので目を付けていたのですが、実際に部品を取り寄せてみて確認して決めました。
画像でもわかるように、この“ホンダ純正部品のサスペンション用ゴムブッシュ”は固定部分(ボルトが通る部分)の肉厚が半端なく分厚いので、1個当たりの重量がかなり重いのが最大の欠点ですが・・・仕方ありません。
純正部品の「リヤコントロールアーム」では両端のブッシュとも同じ全長40mmですが、サブフレーム側には調整機能のカムが取り付けてあり約7mmほど増えているので、その分だけ全長を厚くしています。
ロッドエンドベアリングを使用していた「リヤコントロールアーム」は“ターンバックルタイプ”なので、わざわざ調整機能を取り付ける必要がありませんから、その分の厚みを上乗せして製作しているわけです。

ベースとなるブッシュの全長が47mmだったことを活かして、それをサブフレーム側にそのまま使用し、ナックル側のブッシュだけを全長40mmに加工すれば問題なく取り付けられた・・・という訳です。
しかしながらロッドエンドがゴムブッシュの場合は、基本的に取付軸の回転方向にしか動けませんので、取付け位置の都合で少しだけオフセットする(一方向だけ面合わせになる)ようにホルダーを製作してあります。
ロッドエンドベアリング時に出ていた異音も出なくなっているので、少なからず気になる音が無くなったのは嬉しいところです。
しかしながら、リヤタイヤの動きについては、しなやかさやシャープさが感じられなくなったように思えますから、失ったものは間違いなくあると思います。

それでも純正「リヤコントロールアーム」と同じようにメンテナンスフリーで使えますし、リヤタイヤのトー調整はとても簡単に行うことができますし、何よりも見栄えが良いのでとても気に入っています。
【+エンジンリヤマウントの考案】
「リヤコントロールアーム」のゴムブッシュ候補として取り寄せた純正部品のうち、全長が少し長かったので使用を見送った部品を活かそうと、新たに「マッスルリヤマウント」を製作してみました。
ゴムブッシュとして使用しているのは「フロントダンパーフォークブッシュ」という名称の“ホンダ純正部品”で、20年ほど前の『ホンダ アコード』に使用されていた部品(サスペンションユニット下端を接続する箇所)です。

30年ほど前にチューニングパーツとして販売されていた“リヤエンジンマウント”には、こういった固めのゴムブッシュが使用されていたと思いますが、ずっと前からこの“ハードタイプのエンジンリヤマウント”を試してみたかったので、それを真似て作ってみました。
ハードタイプのエンジンリヤマウントを知ったのは「マッスルトルクロッド」を検討する以前の話で、エンジンの回転方向の揺れを抑える方法の1つとして魅力的だと思っていたのですが・・・

この「マッスルリヤマウント特別仕様」の見映えはとても気に入っていて、早速に『HE゙AT CYCLON』に取り付けて走ってみたのですが、考えていたよりも振動の伝わりが多くて激しくて、私にはこの製品の長所を見つけることが難しいと思えました。
確かにエンジンのレスポンス(アクセルに対しての反応)は良くなっているように思えましたが、ゴムブッシュが固すぎることでエンジンの振動がもろに車体に伝わりすぎてしまい、普通に走っていても常にフロアから振動が感じられるほどでした。
レースカーであれば許せるのかも知れませんが、ストリートを走るスポーツカーとしては“やりすぎ”だと感じられましたので、この仕様は私には向いていないと判断して元に戻すことにした次第です。
とはいうものの、せっかく作った「マッスルリヤマウント特別仕様」なので、製品版のように純正トルクロッドのゴムブッシュ(正しくはインシュレーターと呼びます)を取り付けられるように加工することにしました。
ブッシュを取り付ける部分の内径が大きすぎるので、それを小さくするために新たにパイプを作って取り付けて、そのうえで純正トルクロッドのゴムブッシュを加工(全長の都合でゴムブッシュの耳を少しカット済み)して取り付けてあります。

修正加工した「マッスルリヤマウント特別仕様」がこちら↑の画像で、ゴムブッシュを取り付ける部分の内径を製品版よりも2mmほど小さくしているので、いつものようにゴムブッシュを取り付けることができず“万力/バイス”を使って圧入しました。
こうして強化型の「マッスルリヤマウント特別仕様」に仕立て直したわけですが、再び『HE゙AT CYCLON』に取り付けて走ってみたところ、嫌な振動を感じさせられることもなく普通に乗れて、製品版よりもレスポンスが良くなっているようにも感じられたので、こちらの製品も、とても気に入っています。
厳密に言えば、製品版よりも振動は多くなっていると思いますが、私には不快なレベルではありませんで、むしろエンジンの息吹を感じられるように思えていますから、悪くない振動レベルだと思っています。

今までは、バックするときなど中途半端なアクセル操作時に“エンジンが細かく揺れる(ハウリング?!)”が出ることもあったのですが、それが無くなっているのが面白いところ≒トレードオフでしょうか。笑
『ホンダ ビート』をスポーツカーとして乗って楽しむのであれば、エンジンマウントは“トルクロッドとリヤマウントを強化しておけば及第点が与えられる”と考えていますが、よりレスポンスを強化したい場合にはサイドマウントも強化することをおすすめしたいと思います。
ただし今回の失敗のように、エンジンマウント類のゴムブッシュが固すぎると振動が著しく増えることがありますから、得られる効果を考えると注意する必要があると思います。
さて“小さな問題?!”が解決できたものの、実は“エンジンからのオイル漏れ”が見つかっていますので、それを治すために再び店の中にクルマを入れることになりました。
昨年末に見つけていて様子を見ながら走らせていたのですが、ここ最近になって酷くなってきたように感じましたので、このあたりで修理しておくべきかと思いリフトアップして準備を進めています。

せっかくリフトアップしているのでボディ下回りのメンテナンスとともに、エンジンおよびミッションのオイル交換も行うつもりで、そのついでに「油圧計」を取り付けておこうと思っています。
正直なところ「油温計」も「水温計」も取り付けたいと思っていたのですが、昨年にインスツルメントパネルまわりのメンテナンスを終えているので大掛かりなことはしたくありませんから、気になっていた油圧を見られるようにしてみることにしました。
それから、つい先日にオイル漏れをチェックし直した時には“サーモスタットカバーまわりにクーラント痕”があったので、それも一緒に修理しておこうと思っています。
昨年秋に冷却水を全交換していますから再びクーラントを抜いてのメンテナンスは勿体ないと思っていますが、過去にサーモスタットが固着したことがあるので新品を手に入れてあったこともあり、今回はサーモスタットカバーまわりのパッキン交換とともにサーモスタットも新品に替えておこうと思います。
エンジン回りのメンテナンスを行うためには“ハードトップを取り外す”ことになりますから、その置き場所を確保しなければならないのが厄介(ソフトトップでも大差はないと思います)ですが、狭い店の中を整理して挑んでいます。
1日も早くメンテナンスを終えたいところですが、日々の生活の中で“やらなければならないこと”がいろいろありますから、無理し過ぎないようにマイペースで対応したいと思います。
毎度のことながら、“ついでにリフレッシュ&メンテナンス≒余分な作業”が増えると思いますが・・・楽しむことを忘れずに頑張ります♪