
先日の日曜日/8月3日の早朝(06:30ごろ着)に、愛車である赤いビート『HE゙AT CYCLON』でスポーツドライビングを楽しんできました。
走りに行ったのは【いつもの峠コース】で、かつての愛車だった白いビート『HE゛AT SPRINT』でトレーニングをしていた場所でして、このコースを最後に走ったのは2020年10月3日なので約5年ぶりに来たことになります。
その前に走りに来たのは2016年3月末で、まだ『HE゙AT SPRINT』に乗っていた時でしたから、ここ数年は縁遠くなっています。
私としては1人で来るのは嫌いではありませんが、できれば“一緒に走りを楽しめる仲間”と来たいと思っていたので、今回も“ビート仲間”であり友人(勝手に思ってます)の“○藤さん”を誘ったところ、付き合っていただけることになりました。
当日の未明になってしまいましたがクルマをざっくりと点検しておき、せっかくなのでボディをキレイに洗っておくことにしました。
実は女房の愛車『ダイハツ キャンバス』のボディの汚れが目立つようになっていたので洗車したいと思っていたことから、この際2台とも一気に洗ってしまおうと実行してみたわけです。
ともに小さな車体ですから約1時間ほどで洗い終えていますが、その後に『HE゙AT CYCLON』にはラジエターへの導風用の「プラダンボール材のシュラウド」を取り付けておきました。

このシュラウドの有無だけでクーリング効果に結構な差が出ますから、走りに行くときには必要不可欠なパーツだと考えていますが、実はラジエターを新品にしたときに“新たに作り直す”ために取り外して置いてあったものだったんですよ。
現状のシュラウドは“ラジエターに当たった風が上方向に逃げるのを抑えているだけの簡単なもの”ですが、新しいラジエターを取り付けた際には上方向だけでなく横方向にも風が逃げないようにするつもりです。
そうすることで、ラジエターの性能をフルに発揮させることができるようになりますから、たとえノーマルのラジエター(ただし健康なもの)でもスポーツドライビングを楽しめるようになると思います。
とはいうもののハードなスポーツドライビングを楽しみたいならば、それなりのクーリング対策は必要になりますから、やはりラジエターの容量アップ+オイルクーラーの取付けなど・・・をおすすめしたいですね。

『HE゙AT CYCLON』では既に「エンジンオイルクーラー」を取り付けてありますが、近日中には少しだけオイルパンの容量を増やせる新たな製品「オイルパンスペーサー10」を取り付ける予定です。
※その際には、ついでに「オイルパンバッフルプレート」も取り付けます。
知っての通り私のクルマ『HE゙AT CYCLON』は、女房のために仕上げてあった街乗りスポーツカー『HE゙AT SPORT』を大幅に強化することから始まりました。
それは元号が“平成”から“令和”になった2019年5月から始まったの計画で、手放した白いビート『HE゙AT SPRINT』のサスペンションを移植することから始めていますが、それを活かせるだけのパフォーマンスを与えるべくスタートとしています。
しかしながら『HE゙AT SPORT』は“うちのたった1台の乗用車”でもありましたから、女房が普通に乗れるようにしておかなければなりませんでしたので、当初のチューニングおよびカスタマイズの方向としては“ハードな走りもそこそこに楽しめるスポーツカー”を目指していたわけです。

手を加えた部分は多岐にわたりますが、まずはボディ剛性を大幅に上げたかったので最終的には「マッスルフレームF1H・F5改・F6改・C4・C5・C7・C8改・R4H・R5」を装着して対応しています。
また、劣化の進んでいた幌をハードトップに替えたことにより、スタイル的には一気にスポーツカーらしくなったことが嬉しい思い出でしょうか。
2020年10月3日に走りに来ていたときには、前記の仕様で臨んでいたわけですが、【いつもの峠コース】とはいうものの4年半ぶりに来ていましたし、『HE゛AT SPRINT』を手放してから初めて別のクルマで走りに来ていましたので少し戸惑ったのを覚えています。
その時のクルマの状態としては、高いボディ剛性を得られていたおかげでサーキット仕様のサスペンションの性能を活かした走りが楽しめるはずでしたが、タイヤの状態もかなり悪くて、ほとんど良い印象がありませんでした。
特に問題だったのは、そこに来る途中で“まだ治療を始めていなかった不整脈”が出てしまったことで、ドライビングに集中するどころか足を引っ張られてしまっていて、自分でも納得できない走りをすることになってしまったのです。
あれから5年が過ぎて、女房に愛車『ダイハツ キャンバス』が来てくれたことで、私のクルマ『HE゙AT CYCLON』はさらに強化されて“ハードな走りが十分に楽しめるスポーツカー”に進化させることができました。
残念ながら履いているタイヤ&ホイールは、お世辞にも走りに適しているとは言えませんが、それでも今回は“現状のポテンシャルを確認するため”に走りに来ていたつもりで、結果としては私なりに納得のいくものになりました。
それは“白いビート『HE゙AT SPRINT』に匹敵するような走り”ができることがわかり、正直なところホッとしました。
【いつもの峠コース】に着いて、まず最初の一周は路面のチェックを兼ねた“肩慣らし”のつもりで走っていたのですが、さすがに『HE゙AT SPRINT』よりも100kg以上重くなっている車体に“同じ仕様のままのサスペンション”を取り付けてありますから、その差を明確に感じさせられることになったわけです。
さらに『HE゙AT CYCLON』ではボンネットが純正のスチール品なので、『HE゙AT SPRINT』の時よりもかなり重くなっていることに加えて、バッテリーをボンネット内に収めていることがフロントの動きを鈍重にしているように思えました。
曲がるたびに“ドタドタ”と重たそうに動くフロント周りにちょっとガッカリしてしまい、自分の好みのドライビングができないと思い込んでしまう始末です。
履いているタイヤの性能にも期待できませんで、今後のセットアップを考え直す必要があるかな?!・・・と悩んでしまいました。
今回は後で【おはちゅう】に参加しようと思っていましたから、早めに切り上げる必要があり、このコースでの“2周目の走り”がラストになりました。
一緒に走りに来ていた“○藤さん”に先行してもらって、再度クルマのポテンシャル確認をしようと思い、このコースを熟知している“○藤さん”に離されないようにすることを目標にして走り出したのですが・・・
さすがに“○藤さん”の快走に付いていくのは簡単ではありませんで、高速コーナーの続くコース前半では緊張しながらも遅れないようにするのが精一杯で、現状の仕様に合わせた乗り方・走り方を考えながら走っていました。
私としてはクルマの動きを感じながら、特にタイヤの感触を確かめながら走ることに集中していたのですが、以前の『HE゙AT SPRINT』での走りを思いだしつつ、結果的にそれに近づいていこうとするイメージがありました。
そうはいっても車体は重く、レスポンスも同じとはいきませんから、自然にクルマに合わせたドライビングになっていくようにも思えていて、ステアリングインフォメーションの高いクルマに仕上げてあるからこそ、それなりに走らせることができていたと思います。
【いつもの峠コース】の前半は比較的高速なコーナーがつづくステージになっているので私の苦手な場面が多いのですが、特にスポーツ性能やグリップ力に劣るタイヤではきついと感じるところです。
それがコースの後半になると低中速コーナーが続くセクションに変わりますから、こちら側ならばタイヤの性能差もそれほど気にならなくなり、私の好きな走り方が楽しめるステージになるのが嬉しいところです。

頭の中で『HE゙AT SPRINT』での走りを思い出しつつ、それとは少し違う動きをする『HE゙AT CYCLON』の声を聞きながら、私なりに果敢に走っていたつもりです。
まだうまくクルマをコントロールしきれていないと感じるものの、それでも、なんとなく“いつもの走り方”を思い出せたように思います。
結果的には『HE゙AT SPRINT』と同じように走っていたように思いますが、明らかに重くなった車体のコントロールに手を焼いてしまっていたものの、バッテリーを移設してあったせいなのかクルマの動きには唐突さがなく、ちゃんとタイヤの感触もつかみながら走ることができていたように思います。
タイトなコーナーが連続する場面では、先行する“〇藤さん”に追いつくことができるようになり、どのように走らせたら良いかが少しわかった気がしますが、まだコーナー直前にイン側のフロントタイヤがロックするようなブレーキングができていなかったことを考えると、これからが本番ですね。
それでも、私なりに『HE゙AT CYCLON』の現状のポテンシャルがわかったような気がしていますし、ちょっとだけ走りらせ方がわかったように思えるのが嬉しいところです。
基本的には『HE゙AT SPRINT』と同じように走らせることができる?!と気付いたわけですが、自分でもまだよくわかっていないと思いますから、近いうちにもう再び走りに来てみたいと思います。
狙っていたことでもありますが、新たに「サイドバーフレーム」を取り付けたことで“欲しかったボディ剛性”を得ることができたようであり、さらにリヤの動きをスポイルしていた重いバッテリーが無くなったことにより、それらがクルマのコントロール性を一気に改善させてくれたように思います。
履いているタイヤの性能については予想通りですが、サイドウォールが柔らかすぎると感じていたので、エア圧を増やすことでタイヤの剛性を上げて乗り易くしていました。
その半面でグリップ性能を落としてしまうことになりかねませんが、クルマのコントロール性が上がっていたことが救いとなり、それとともに縦方向にタイヤを滑らせることで最大限のグリップ力を手に入れることができたのではないかと考えています。
何はともあれ、今回は楽しい走りを味わうことができました。
今までと同様に【いつもの峠コース】に来るときは、ほとんど寝ずに走りに来ているのですが、仕事だとか準備だとかしているうちに寝る時間が無くなってしまって、今回は1時間半ほど寝る時間が取れたものの寝つけず、眠いのを忘れて心意気だけで楽しんでいたように思いますね。
また驚いたことに、走り終えてから“身体のダメージ”がほとんどありませんで、若干ながら両肩が重く感じられた程度で筋肉痛になるわけでもなく、いつもならば脚の脛部分が痛くなっていたのですが、今回は何ともありませんでした。
毎日のトレーニングのおかげだと思っていますが、さすがに帰り着いて気が抜けてしまうと眠くなってしまい、店の営業を終えるとスグに寝てしまいましたから疲れには勝てません。笑
話しは変わりますが、【いつもの峠コース】で走りを堪能した後には、久しぶりに『ホンダ ビート』のオフラインミーティング【おはちゅう】に参加させていただいてきました。
こちらも“○藤さん”に連れて行ってもらったのですが、久しぶりに行った「岡崎中央総合公園」は、午前中(09:00すぎ着)とはいえ炎天下の中での移動だったので思っていたよりも遠くに感じました。

この会の発起人である“○田さん”にもお会いできて、会うのは10年ぶりくらいになっていたのかも知れませんが、相変わらずの元気さと心遣いにホッとするとともに、彼の愛車のコンディションの凄さに驚くばかりでした。
特に羨ましいと思えたのは履いているホイールで、なんと超軽量アルミホイールとして人気のある「ポテンザ/スーパーR・A・P」を純正風にシルバーに塗装して使っていたことですが、鉄チンホイールを白く自家塗装している私のクルマとの差を感じます。
“○田さん”の他にも“懐かしい仲間の方たち”や“新たな仲間の方たち”との出会いや会話を楽しませていただいて、暑く熱い時間を楽しく過ごすことができました。
今回の【おはちゅう】は255回目の開催ということでしたが、あと45回で“記念すべき300回”になるということですから、いつまでも『ホンダ ビート』を愛する仲間たちの集いの場であって欲しいと思います。
振り返ると【おはちゅう】に参加するのは【いつもの峠コース】の帰りになることが多いのですが、さすがにこの暑さでのエアコンの無いクルマでの移動(約1時間程度?!)はかなり辛いものがありました。
それでも、ついつい顔を出したくなってしまうのですが、本当に楽しい1日になりまして、お礼を言わせていただきます。
このたびも、ありがとうございました♪
