
うちの赤いビートに取り外した「マッスルフレームC6S」のアップグレードが終わりました。
出来上がったのが左の画像で、すべてのパイプをΦ32mmとした「マッスルフレームC7S/強化版」であり、超高剛性な仕様になっています。
もともと「マッスルフレームC7S」はリヤ側のクロスメンバーのように機能する製品ですが、コクピットフロア部分に取り付ける「マッスルフレームC0・C1・C1S」と組み合わせることにより、さらなるパフォーマンスを発揮するように作ってあります。
お手本としたのは『ロータス ヨーロッパ』のバックボーン・フレームで、フロント側の「マッスルフレームF3」からの流れでフロア周りの剛性を大幅に引き上げるためのパーツとして製作していますが、今回は車体のねじれをより効果的に抑える為に「マッスルフレームC7S」の前側に伸びる補助フレームもΦ32mmパイプとして強度を上げておきました。
本当はコクピットフロア部分の「マッスルフレームC8」を取り付けてから、最後の仕上げにこの「マッスルフレームC7S」を取り付けるつもりでいたのですが、順序を逆にすることで「マッスルフレームC8」の後端の取り付け位置(穴あけ位置)を決められるとともに、純粋に「マッスルフレームC7S」だけの効果を試すことができますから、今回は先にこちらを取り付けることにしました。
もちろん「マッスルフレームC0・C1・C1S・C8」を取り付けなくても、「マッスルフレームC7・C7S」だけを取り付けることも可能で、その効果には喜んでいただけることと思います。
ちなみに「マッスルフレームC8」は「マッスルフレームC0」の代わりにリリースする進化版の製品で、エアコンレスのクルマにしか取り付けられないのが最大の欠点ですが、今までよりも価格を抑えられるようにしたいと考えています。
また「マッスルフレームC7S/強化版」についてはご要望があれば製作可能ですから、興味のある方は問合せをいただきたいと思います。
先日に赤いビートを運転したときには既に「マッスルフレームC6S」が取り外されていたのですが、やはり乗り味が変わっていました。
リヤ周りのどっしりとした安定感?!というか、ミッドシップらしさが少し薄れてしまったようにも思えていたのですが、アップグレードして「マッスルフレームC7S」になれば、さらに存在感(剛性アップ効果)が大幅に上がることと思います。
フロント周りの剛性アップ製品でいえば、「マッスルフレームF2」⇔「マッスルフレームF3」と同じような効果が期待できると考えていますが、それだけに今回の「マッスルフレームC7S/強化版」は面白い結果を見せてくれることと思っています。
さらに、そこに「マッスルフレームC8」が取り付けられたならば、『ホンダ ビート』をベースとしたスポーツカーとして好ましいボディが出来上がるのではないかと期待しています。
私のオートバイ『ホンダ FTR/HE゙AT HOPPER』のフロントブレーキ用の強化パーツも出来上がりました。
残念ながら新しい製品としてラインナップは難しそうで、試作→ワンオフ製品となりそうですが、いちおう『ホンダ FTR』に取り付けられる大径フロントブレーキローターとキャリパーサポートです。
このパーツについては今年の2月の頭にお伝えしていたことですが、私のオートバイがパワーアップしたことによりブレーキ力に不安を感じましたので、フロントブレーキのディスクローター径を大きくすることによってブレーキ力を上げるべく製作したものです。
こだわったのは純正のキャリパや使用中のパッドはそのまま使えるようにしたかったところで、大幅な性能アップを狙うことなく、かつ見た目の雰囲気等をノーマルっぽく保ったまま(いかにもカスタマイズしている印象にしないよう)にして、少なからずブレーキ力を上げようと試みています。
ブレーキローターは、『スズキ GSR250』のフロントブレーキローター(純正部品/既使用品)で、Φ290mmのソリッドタイプのブレーキローターです。
PCDを141mm→135mmに変更するために治具まで作ることになってしまいましたが、そのおかげで意図したものを作ることができました。フローティングタイプでないことが、より純正っぽく見えると思いますから、これはこれで良かったと思っています。
キャリパサポートは、一般的なアルミ材を削り出しで作ったのではなく、2枚のステンレス材の板を溶接して作ったのですが、やはり溶接による歪が大きく出てしまいましたので、溶接後にフライス盤で仕上げ削り(面出し)をしています。
機能最優先で作りましたのでデザイン的にもパッとしない感が漂っていますが、手持ちの材料で作っていますから手間はかかっていますがリーズナブルに作ることができていると思います。

最近の250~400ccクラスのオートバイの傾向にも現れていますが、フロントブレーキは以前のようにダブルディスクにするのではなく、シングルのままローターを大径化することでブレーキ力を上げています。
これはハンドリングへの影響を抑えることを優先した結果であり、車体が軽いからこそできることでもありますが、よりスポーティな乗り味を活かすことで魅力を上げています。
しかしながらローターを大径化するとブレーキのコントロール性は悪くなりますから、電子制御によるABSが付いているからこそ可能になった?!のかも知れませんね。
私のオートバイでは大した性能アップにはなっていないと思いますので、その分コントロール性も悪くならないと考えていますが、本音としては少なからずブレーキ力が上がっていれば嬉しいです。
それとともに見た目が大きく変わることを期待していて、ブレーキローター径が50mm大きくなるだけなんですが、そのインパクトは決して小さくないでしょうから、今からとっても楽しみです。
赤いビートの「マッスルフレームC7S」も、オートバイのブレーキパーツも、ちょっと頑張って今週末/金曜日の夜~日曜日の朝までの間に取り付けようと思っています。
なので日曜日には取り付け終えて走れるようになっていると思いますから、あらためてご報告させていただきます♪