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2022年09月02日 イイね!

オイルクーラーの準備!?

オイルクーラーの準備!?私のオートバイ『ホンダ FTR/HE゙AT HOPPER』に
「空冷式オイルクーラー」を取り付けるべく、手の空いた時間などを活かして準備を進めています。
とはいうものの汎用のオイルクーラーを使用し、取付け位置の選定から取付け方法の仕様まで0からやらなければなりませんので、いろいろと考えさせられることが多くて少なからずストレスも感じています。(笑)

先の記事でも触れたように、『ホンダ FTR』のオイルの取出し口としてエンジンオイルの「ドレンキャップ」部分を使用します。
私のオートバイを含めて【ホンダ】車に積んである小型の単気筒エンジン(90~223ccクラス)では、ドレンキャップの内側でエンジンオイルが循環していて、そこにストレーナ(金網のフィルター:下図の6番)があります。

「ドレンボルト」ではなく「ドレンキャップ」であるのはこうした理由があったからで、クルマでいうところの“カートリッジ式オイルフィルター”が取り付けられている部分と同じようなポイントになります。
この循環するオイルの流れを利用してオイルラインを作れるようにしたのが、私が手に入れた「オイルの取出しユニット」です。

ちなみに、このドレンキャップは実はエンジンのシリンダーヘッドに取り付けてある、タペット調整用の窓の栓(キャップ)の流用なんですが、うまく利用しているパーツの1つです。
また、このタイプのエンジンには簡単に交換できるようなオイルフィルターはありません。しかしながらエンジンの右クランクケースカバー内に機械式の「オイルフィルター」が取り付けられていますから、分解すれば掃除ができるんですよ。

さてドレンキャップの代わりに取り付ける「オイルの取出しユニット」ですが、オイル交換のたびにそれを脱着しなければならなくなってしまうのは手間がかかります。
そのための工具も必要になりますから、まずは取り付けて固定するために工具を作りました。

「オイルの取出しユニット」には、これを固定するための2つの穴が開いていて、そこにピンを差し込んで回すことができます。
工具のハンドグラインダーの刃を取り替えるときと同じような手順になりますが、より簡単に脱着を進めるために専用の工具を作る必要があると思い、中心に9.5mm角の穴を開けた画像のような工具を作った次第です。

この工具の本体は板厚8mmのスチール材をレーザーで切り抜いて作ってもらい、そこに2本のピン取り付けています。
ピンは6mmボルト(ステンレス材)を加工して使用し、先端だけを外径4.5mm×長さ5mm程度に削って作ってあり、中央に空けた9.5mm角の穴にはお馴染みのレンチが使えるようにしてあります。


さて私が手に入れたオイルクーラーは【アマゾン】で販売している超リーズナブルな製品(一番上の画像の商品)で、よ~く見てみるとコアの形状や数が画像と違っていますが、とても安価なものなのでそのあたりは気にしないのがルールでしょうか。
私にとって重要だったのは“ちゃんと機能するオイルクーラーであること”と、“できるだけスリムでコンパクトなサイズ”でしたから、おおむね満足しております。

そうはいっても、このオイルクーラーを『ホンダ FTR』のエンジン後部に取り付けるのは容易ではありませんで、エンジンオイルが冷えるとか冷えないとかの問題ではなく、取り付けそのものでいろいろと工夫しなければなりません。
そのための第一歩が、エンジン後部の狭いスペースに収めるためにシェイプアップしておかなければならないことと、脱落しないように確実に固定するための方法を考えなければならないことですね。

エンジン後部=リヤサスペンションユニットの前側に縦方向にオイルクーラーを固定するつもりなので、それを固定するステーの位置や形状を考慮して、オイルクーラーを支える上下のフレームを新たに作りました。
最初から付いていたのはアルミ材の軽量なものでしたが、今回は上側(ホースの接続口のない側)のフレームにステーを接続してオイルクーラーを支えるつもりなので、強度的に心配のないステンレス材で作り直しています。

この製品に付属していたアルミ材のフレームを参考にして設計し、全体的に寸法を少し詰めてシェイプアップしていますが、後々のことを考えて板厚は2mm(アルミ材のフレームと同じ)にしてあります。
丈夫なステンレス材なので板厚を薄くすることができたかも知れませんが、費用を抑えるために穴開け加工などをフライス盤を使って自分の手で行うことになってしまったこと(ある程度の板厚がないと機械加工が難しくなります)や、オイルクーラーを支持する部分の強度などを考慮すると2mmよりも薄くするのは難しいと考えました。

そのフレームをオイルクーラー本体に取り付けた画像がこちらで、なんだかゴツさを感じてしまいますが、フレームが出来上がったときには黒く塗装するつもりなので、オリジナルとあまり変わらない様子になるかと思います。

まだ仮組みなのでフレームを固定しているボルトは長さを詰めていませんが、このボルト等についても少しシェイプアップしておくつもりです。
ステンレス材のフレームのせいで思っていたよりも重量があるのが気になりますが、さらにスチール材のバンジョー&バンジョーボルトを取り付けると・・・かなり重くなりそうです。(汗)

参考までにお話させていただくと、オイルクーラーは縦方向でも横方向でも取り付けることが可能ですが、そのときに注意したいのがオイルラインの取り付け方→オイルの循環方向です。
今回のようにオイルクーラーを縦方向に取り付ける場合は、オイルの流れを下から上に循環させるのがセオリーで、そうすることによりコア全体にオイルを行き渡らせることができるようになります。

オイルパンよりも高い位置にあるオイルクーラーでは、オイルも重力の影響を受けることになりますから、エンジンを止めるとオイルクーラーの中のオイルはエンジンの方に戻る(≒オイルクーラーの中が空になる)ことが考えられます。
その状態からエンジンをかけたとき、オイルの流れを上から下に循環するようにしてあると場合によってはオイルクーラーの上側のタンク内にオイルが満たされずに循環し始めてしまうことが考えられるので、逆にすることでそれを防ぐことができるんです。

別の方法としてオイルラインを工夫することでも対策できますが、オイルラインを長くすることは好ましくないので、今回は単純な方法でより良い成果を発揮させるべく前記の方法で対応したいと思っています。
やはり見た目がシンプルであることも大切ですからねぇ。

次はいよいよ車体にオイルクーラーを固定させるべく、やっていこうと思います。
オイルクーラーの位置を決めながらオイルラインの経路も考えていくわけですが、当初の構想どおりにうまく収まってくれることを願うばかりです。
先にお話したようにエンジンオイルの冷却効果については別に考えるとして、まずは無事にオイルクーラーが車体に取り付けられることを最優先しています♪
Posted at 2022/09/02 06:39:17 | 日記

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