
欲しいものがあったのだけど何らかの理由で別のものを買ってしまう・・・、なんてことは誰にでもあることだと思います。
買おうと思っていたときに、もともと欲しいものとは別のものを選んでしまう理由の1つは価格だと思いますが、それとともに“実物を見たら思っていたよりも良い!!”と感じたりすると、思い直してしまうこともありますよね。
価格に差がなければ迷わずに欲しいものを買っていたかも知れませんが、少なからず価格差があり、さらに別のものに新たな魅力を見出したりしたら気持ちが揺れてしまいます。
それは今まで気付いていなかったことを知らされたときなどに起こることだと思いますが、ちょっと厄介に思えるかも知れませんが悪くないことだと思っています。
それが一時の迷いや見誤りでなければ、たぶん良い買い物になるでしょうから、チャンス到来だったのかも知れません。
同時に“欲しかったもの”は本当は何だったのだろうか?!と考えさせられてしまいますが、立ち止まって考えてみるのも悪くないと思います。

さて、私の『ホンダ ビート』に履いているタイヤ・ホイール(正しくはアルミホイールで、タイヤは賞味期限切れ品です)を手放すことにしました。
もともと『HE゙AT SPRINT』に履いていたものであり、エイトスポークタイプが好きで長く愛用してきたものでしたが、タイヤの状態が思っていたよりも悪いので交換しなければならないと考えた時に、この際ホイールごと変えてみようかな?!と思ったのが切欠です。
『HE゙AT SPRINT』では当初(2000年ごろ)は本物の「ワタナベ エイトスポーク」を履いていましたが、その後に違うデザインのアルミホイールに変えるなどを経て、2007年の夏にこの“エイトスポークタイプのアルミホイール”を手に入れました。
必ずしも「ワタナベ エイトスポーク」でなければダメではなく、同じようなデザインであれば気にならなかったので、リーズナブルな中古品のエイトスポークタイプのホイールを手に入れました。

手に入れたホイールは赤色だったので、いろいろ考えた結果、黒色に塗装し直して(自力で塗装)履くことになったわけです。
4本のホイールのサイズはすべて同じ6×14であり、オフセット値は+38(『ホンダ ビート』の純正ノーマルは+35)で、ツライチにはもう一歩だったかと思いましたが好ましい見映えになったように記憶しています。
このエイトスポークタイプのアルミホイールを手放す切欠になったのは、車検のために別のスチールホイール(車検&緊急時のために用意していたもの)に履き直していた姿が思いのほかカッコよく見えたからで、ずっと前から一般的なスチールホイールのデザインが好きだったんです。
アルミホイールにはブレーキまわりの冷却を促す効果も期待していますから、もともとスチールホイールの使用は考えていなかったのですが、既にフロントブレーキはベンチレーテッドディスクを取り付けていることを考慮して、より簡単に掃除できそうなディッシュタイプのデザインであるスチールホイールを履いてみたくなりました。
私にはホイールの軽さへのこだわりはありませんので、何よりもデザインが気に入っているかどうかを優先していますが、それとともに“いつもキレイ”にしておきたいと思っていますから掃除しやすい形状のホイールが好ましいんです。
そういった条件をクリアしていたのが「ブリジストン スーパーRAP」というアルミホイールで、ずっと以前に『ニッサン サニートラック』に乗っていたときに履いていた製品です。

「ブリジストン スーパーRAP」はとても軽量なホイールとしても有名ですが、普通のスチールホイールと変わらないデザインであることが私にはとても魅力的に思えていました。
外観的にはスチールホイールを白く塗装したものと大して変わりませんで、その当時はアルミホイールであることが重要だったので履いていたのですが、今や超高額なホイールの1つとなる「ブリジストン スーパーRAP」は手に入れられませんので、外観だけ似せたもの=“スチールホイールを白く塗装したもの”を作って履いてみようと思うところです。
まず用意しなければならないのはスチールホイールで、できるだけ状態の良いものを探してみたところ、新車から取り外したものがリーズナブルに手に入れられました。
そのホイールサイズは少し細めの5.5×14で、これから履こうとしているタイヤに合わせようと選んでいますが、オフセットは+40なので5mmのホイールスペーサーと組み合わせて『ホンダ ビート』の純正ノーマル値+35にします。

タイヤはスポーツドライビングをそこそこに楽しめれば何でもいいと思っているので、超リーズナブルなアジアンタイヤを履こうと思っていて、そのサイズはフロント用に165/55を、リヤ用に165/60を選ぶつもりです。
女房が通勤で使っていることも考慮していますが、ここ最近ではオートバイ同様に“太いタイヤへの憧れ”から離脱することができていますし、速さを求めるのでなければ『ホンダ ビート』のタイヤは165mmもあれば十分かなと思っています。
できればゴールデンウィークのうちに新しいスタイルに進化したいと思っていますが、やはり塗装は手間がかかりますから、慌てず焦ららず良い仕事を施して、納得のいくレベルで仕上げたいと思います。
話は変わりますが、私のオートバイ『ホンダ FTR/HE゙AT HOPPER』で街中を楽しく走り回ってるのですが、その乗り味が抜群に良くなっています。
ずっと以前に乗った『ホンダ XR200R』を思い起こすような走りを味わうことができていて、間違いなく同じレベルの走りが味わえるようになったのではないかと思います。
これまでも憧れの『ホンダ XR200R』に追いついた!?と思っていましたが、少なからずまだ追いついていないような気持ちもありました。
今回はちょっと違って、もっとハッキリと“『ホンダ XR200R』に近いフィーリング!!”だと感じています。

20kg以上の車重の違いなどを考慮すれば、私の『ホンダ FTR』は既に『ホンダ XR200R』を超えているかと思っていますが・・・
そうじゃなかったとしても、同じレベルの走りが味わえているだけで“欲しかったもの”を手に入れられたと思えます。
二次減速比を4.0としたことによる変化を体感していて、現状では5速7500回転くらいで時速100kmに達しますが、レブリミットとなる9000回転過ぎまでトルクフルに加速できますので、そのままアクセルを開けていけば車速はさらに上がります。
街中を楽しく走るには4000回転ほど回っていれば十分にトルクフルで、そこから+2000回転も回すだけでそこそこに気持ち良く走れるんです。
実質的には時速100kmくらいまでが『ホンダ FTR/HE゙AT HOPPER』の守備範囲じゃないかなと思っていますが、まさに“街中専用機”といったところでしょうか。
とはいうものの決して跳び抜けて速いわけではなく、あくまでもリヤタイヤが地面を蹴飛ばしながら加速する気持ち良さを感じられる体感的な面白さで、何よりも私が欲しかったものなんです。

フロントタイヤを浮かせるほどの威力がないのは少し残念に思いますが、それでも加速のフィーリングは面白くて気持ち良くて、6000回転以下ならば単気筒のトルクフルさを存分に楽しめるような乗り味であり、6000回転以上ならばスポーツライディングを満喫できる加速感や荒々しさを感じられる乗り味だと思えます。
基本的に非力かつ軽量な車体であることが乗りやすさにつながっていますが、臆することなくアクセルを開けていけるのは単気筒223ccエンジンのおかげかも知れません。
私の2台の愛車たちは、外観こそ普通のスポーツカー&スポーツバイクに近づいたと思いますが、かなり個性的な走りを味わわせてくれますし、すこぶる乗り手を楽しませてくれると思います。
もし気になっている方がいましたならば、ぜひ店の方にも足を運んでいただきたいと思います♪