
うちの赤いビートのボディ剛性アップの最後の製品「マッスルフレームC8」の製作に着手し始めました。
この調子で行けば今月中には取り付けられると思いますが、残念ながら先に取り付けてあった「マッスルフレームF6S」が干渉するようなので、「マッスルフレームC8」を取り付けてから修正加工の必要がありそうです。
「マッスルフレームC8」の取り付けに先駆けて、サスペンション変更の準備を進めるべく、フロントスタビライザーを取り外しておきました。
新たに取り付ける「車高調整式サスペンション」では高いバネレートのおかげでフロントスタビライザーは必要ないと考えていますから、先に取り外しておくことにしたわけです。
本当はすべてのボディ剛性アップを終えてからサスペンションに手を入れるつもりでいて、そのときにフロントスタビライザーを取り外すつもりでしたが、一緒に作業をすると手間と時間がかかってしまいますので、先に一部の作業だけでも進めておこうと思った次第です。
フロントスタビライザーを取り外しているときに気付いてしまったのが、「マッスルフレームF6」のパイプ径をすべてΦ32mmとしたことにより、「マッスルフレームC8」を取り付けると一部分が干渉することがわかりました。
どうして気付かなかった?!と自問自答してみたものの時すでに遅しということで、「マッスルフレームC8」を取り付けてからどのようにすべきか考えようと思っています。
まぁ「マッスルフレームC8」を取り付けているときに気付くよりも精神的なショックは少なくて済んだと思いますから、これはこれで良かったですね。
先にフロントスタビライザーだけを取り外すことにしたのは、それによる変化を見たかったこともあります。
うちの赤いビートでは「無限製/スポーツサスペンション」のダンパーに「強化スプリング」を組みつけてありますが、それだけでもスプリングのバネレートはそこそこに高くなっていて、ノーマルと比べたならば2倍近くになっているわけですから、フロントスタビライザーを取り外してもそれほど問題は無いと考えていました。
フロントスタビライザーを取り外して走ってみた結果は、ほぼ予想通りであり、フロントのオーバーハングに近い部分に取り付けられていた重さ4kgほどあるパーツが無くなっていますから、ノーズの入りが良くなって運動性能が上がっているように感じます。
また左右のロアアームをつないでいたものが無くなったことで、サスペンションが自由に動けるようになりましたから、歩道に乗り上げたりするときなどは以前よりもスムーズに通過できるようになったと思います。
フロントスタビライザーを取り外すとフロントの応答性も落ちるかなと考えたこともありましたが、そんなことはなくて、先に言ったように軽くなったノーズのおかげで回頭性も上がっていますから、こちらも悪くないと思います。
何よりもハードトップからの異音がかなり減ったように思えたのが、副産物としても良かったと思えています。

こちらの画像↑が近いうちに取り付ける予定の「車高調整式サスペンション」で、昨年の春まで白いビート『HE゛AT SPRINT』で使用していたものです。
このサスペンションはうちでも販売していた製品(OEM)で、ダンパーは有名な【ペンスキー】のライセンス生産品だと聞いており、その性能は抜群に高くコストパフォーマンスに優れたサスペンションでした。
『HE゛AT SPRINT』では早くからこの製品を取り付けて走っていたのですが、いろいろな理由から手放すこととなって、そのおかげで各メーカーから販売されていたサスペンションを試せることにもなったのですが、結果的にはこの製品を超えるようなものに出会うことはできませんでした。
それで数年前にお客さまからこのサスペンションを取り外すことをお聞きしたので譲ってもらい、それをオーバーホールして再び使用していたのですが、サーキット仕様の減衰性能の高い製品なので私には最高のサスペンションです。
このサスペンションも「マッスルフレームC8」を取り付ける前のボディで試してみたいという思いもありますが、そのあたりは「マッスルフレームC8」が出来上がってくるタイミング次第ということにしておきましょう。
ちなみにこの製品のバネレートはF:5K・R:6Kと比較的に柔らかいスプリングを取り付けてありますが、サーキット仕様の減衰力の高いダンパーは縮むときにも大きなストレスを作り出せますから、ストリート仕様の製品でいうとF:6K・R:8K以上のスプリングを取り付けたときと同等かそれ以上のロール抑制効果を発揮します。
ロールを抑えるとともに、ロールのスピードも抑えられることになりますので、とても楽しみです。
最近では女房の通勤車となったうちの赤いビートですが、久しぶりに1人で乗ってみるとエンジンの吹き上がりもトルクフルかつスムーズで、なかなか気持ちの良い走りを味わえます。
これは最近に取り付けた「スポーツエアクリシステムP」のおかげだと思っていますが、もしかしたら一緒に行った「アーシング」も効いているのかも知れませんね。

やはり「K&N製/カスタムエアフィルター」の恩恵は抜群だと思いますし、「チューンドECU」の性能も活かせるようになったと思います。
そのフィーリングについては『HE゛AT SPRINT』に似ているとも思えますが、排気系はそれほど手を入れていないことや100kgほど車体が重くなっていることを考えると、当初の期待以上の結果だと思っています。
もうすぐ赤いビートが新たなスポーツカーとして出来上がるわけですが、いつもの峠コースに走りに行くのが待ち遠しいです♪