
「メタボリックシンドローム」とは“内臓脂肪型肥満(男性/腹囲85cm以上)であり、さらに高血糖・高血圧・脂質異常の2つ以上が集積した状態”を言うらしいのですが、今のところは私はこれに該当していません。
それでも私は腹囲は楽に85cmを超えていますから「メタボリックシンドローム」の予備軍として見られているのが悲しいところで、改善したいところです。
ジーンズのウエストサイズはたいてい85~86cmくらいのものを履いているのですが、私の本当のウエストサイズ=腹囲は1年前の健康診断では97cmとなっていましたから、現実の数値ではジーンズのウエストサイズとはかけ離れています。
健康診断の結果も忘れて自分の腹囲が85~86cmくらいだと思い込んでいましたので、残念ながらそんなサイズではないことを思い知らされると、やはりショックですね。
こうした現実を真摯に受け止めて、改善のための努力をしなければと考えていたところ2ヶ月ほど前に見つけたのが【半日断食】で、自分なりに調べて始めることにしました。
これを始めることにした最大の理由は“身体の内側から体調を整える方法である”というところで、痩身効果も期待できるのですが、それよりも本当の健康を得られる方法として大きく期待しています。
ただ単にダイエットをして痩せることも簡単なことだと思ってませんが、食事制限だけで痩せてしまうと筋肉量だけでなく骨密度なども低下させしまいますから、痩せる方法は選んだ方が良いと考えています。
私としてはダイエットではなくシェイプアップを目指しているので、ある程度のトレーニングをして身体を引き締めていくのを理想としていますが、“ライザッ○のテレビCM”のように簡単?!にできることではありませんから、何か良い方法はないかと考えていました。
先に言っておきますが【半日断食】がシェイプアップに適した方法だと考えているわけではなく、トレーニングと組み合わせて実践するのは正直なところ難しいと思っています。
それでも私はずっと以前にボクシングをしていたおかげで減量をそれなりに理解していますから、何とかなると考えて始めたわけです。
私は30年以上前には格闘技/空手(寛水流初段)やボクシング(プロB級)などをやっていたことがあり、さらにオートバイのレース/モトクロスでプロを目指して我武者羅に頑張っていたこともありますし、たった2年ですが陸上自衛隊/普通科連隊の偵察小隊に居たこともあるのですが、それらのおかげで身体にかなりダメージを与えてしまい、現在も身体のあちこちに故障が残っています。
それを乗り越えていくためにもトレーニングは重要かつ不可欠であり、筋肉を維持・強化することによって今までと同じように生活することができると思っていますから、自分らしく生きるためには身体を鍛えて続けていかなければなりません。
また既に壊れかけている膝への負担も積極的に減らさなければなりませんから、そのためにも体重を減らす必要性を感じていたのですが、余分な脂肪と一緒に大事な筋肉を減らすわけにはいきませんから、トレーニングの方法や食事の内容などについて考えながら実践する必要がありました。
もしお金と時間があったならば“ライザッ○したい”ところですが、それは難しいので自分なりに頑張るしかなく、格闘技をやってきた者の1人としては“いつでも戦えること”を目指して身体を鍛えているつもりです。
しかしながら、トレーニングにはある程度の時間が必要だということが大きな悩みで、暇な時間がたくさんあったならばトレーニングの時間も作りやすいのですが、仕事だけでなく、やらなければならないことがいろいろあると、ついついトレーニングは後回しになってしまい、それ故に考えないようにしていたこともあります。
体重もかなり増えてしまったことや、ここ最近では体調も良いとは思えなくなっていたのですが、思いがけぬところから【半日断食】は“身体の内側から体調を整える方法”だということを知って実践してみることにしました。
【半日断食】のもっとも大きな魅力は、基本的に16~18時間の食べない時間を作ることで擬似的な飢餓状態になり、それによってオートファジー(自食作用)を発動させることにより身体の中で優れた効果が期待できることです。
それとともに1日3食→1日2食になることや、食べれない時間があることで余分なものを飲み食べできなくなりますから、結果的に食事制限をしていると同じような状態になってダイエット効果もあるわけです。

ここ1~2年の私は体重が90kgを超えていることがほとんどで最近では常に91~92kg程度だったのですが、それ以上には増えないように注意してきましたし、それを持続していたので安心してしまっていたところもありました。
とはいうものの、太りすぎなことは間違いありませんで、もっと痩せて引き締まった身体にしなければならなかったのは事実でした。
それが【半日断食】を始めたことで9月中旬より生活のリズムを変えることができ、さらにトレーニングを強化するなどしてシェイプアップに励んでいのですが、その結果として現在の体重は85~86kgになりました。
体重の減少を主目的にしているわけではないので穏やかに体重は落ちていますから、もう少し落ちて欲しいと思うこともありますが、あまり急激に落とすと身体のたるみ等も気になりますから悪くないのかも知れません。
健康的な体重の目安としてはBMI値を目安にすることがありますが、それを参考にすならば私の場合には76~77kgにしなくてはなりません。
これは私がミドル級(~72.575kg)でボクシングをやっていたときの通常の体重と同じくらいで、そのときには75~78kgくらいでコントロールしていました。
“いつでも戦えること”を前提とするならば私の体重は80kg前後が理想的だと考えていましたので、BMI値を目安にするのも悪くないと思いますが、さすがにあと8~9kgほど体重を減らすのは容易ではないでしょうね。
食生活の変更とともにトレーニングも変えていて、【半日断食】を始めるとともにトレーニングの内容も少しづつ改善・増強していったところ、あっという間にそれ以前に比べて2倍以上のトレーニング量になってしまいました。
当たり前のことながらトレーニングの時間はトレードオフでしか作ることはできませんで、もともとトレーニングの嫌いな私としてが、どういうわけか自ら進んでトレーニングの時間を作れているのがちょっと不思議なところで、これも【半日断食】による精神的な効果ではないかと思っています。
決してそれまでがトレーニングを怠っていたわけではなく、1週間に4~5日は1時間程度のサイクリング+1時間以上の運動(ストレッチや筋トレなど)をやっていたのですが、少なくともトレーニングに向かう気持ちが変わった(義務感が和らいだ)ように思えます。
また【半日断食】を始めてからは体調が良くなったように感じられるのも嬉しいところですが、相変わらず無理なことばかりしていますから、無理し過ぎないように注意しています。
来月=12月中旬には59歳の誕生日を迎えることになりますが、それに伴って年に一度の健康診断がありますから、それまでにもう少し身体を絞り込んでおきたいところです。
去年の健康診断では体重がたった500gほど軽かっただけで検査を担当してくれている方から褒められたので、今年はさらに軽くなっていますから何て言われるのか気になるところですが、こんなことを気にしている自分に笑っちゃいますよ。
もうすぐ59歳になろうとしているオジサンが、まだ“いつでも戦えること”を目指してトレーニングしているなんて笑われることでしょうが、それなりに格闘技をやってきた者としては強くなることへの未練は棄てられそうもありません。
それは肉体的な強さだけではなく精神的な強さを追うことでもありますが、これからも頑張ってシェイプアップに励みたいと思います♪