
私のオートバイ『ホンダ FTR/HE゙AT HOPPER』の今回のチューニング&カスタマイズを終えて、久しぶりに街中を走っております。
すっかり秋めいた今時期の夜はちょっと寒さを感じますが、真夏に比べると気温が大きく下がっているせいでエンジンの調子も良好であり、盛り上がるようなパワーを感じながら走りを楽しむことができました。
チューニング&カスタマイズを施したエンジン回りの各部の状態も良好に感じられ、何の違和感もないことはもちろん、あまりの自然なフィーリングに驚いてしまうほどでした。
特にクラッチのフィーリングは違和感がなく自然であり、「クラッチアームエクステンション」の仕様を変更してクラッチレバーが少し重くなっていてもおかしくはないにもかかわらず、以前よりも軽くスムーズに切れる感じがして改善されているように思います。

エンジンの排気音は心地良いとまではいきませんが耳障りのない音質で、ちょっと驚いたのは思っていたよりもエンジンが高回転域までスムーズに回っていると感じられたことで、気温が下がったせいなのか、それともサイレンサーの効果なのかはわかりませんが、現状としては悪くない印象です。
さすがに深夜の住宅街に響かせる音量としては好ましいレベルとは言い難いですから気が引けます。
アイドリングから発進した程度の低い回転数であれば、今どきの市販車の排気音レベルには及びもしませんが、よく抑えられているように思いますが、ひとたびアクセルを開ければ勇ましさが優位に立ってパワーを稼いでいるように思いますね。
とはいうものの、排気音としてはちょっとポコポコ感のある音にも感じられるのが気になるところなので、しばらく様子を見ることにします。
新たに取り付けたストリートファイタータイプのハンドルバーは悪くなく、今まで使っていた2種類のハンドルバー(トラッカータイプとモトクロスタイプ)の中間あたりのポジションであり、上体がやや前傾になる自然なポジションで乗りやすいと感じていたのですが・・・
アルミ材のハンドルバーのためなのかエンジン回転数を高回転域まで上げると振動が大きく感じられて、また走っていると少しづつ腰が痛くなってきてしまうことや、いつものリーンアウトの乗り方だと少なからず乗りづらさも感じました。
なのでポジションを確認するために、再びトラッカータイプのハンドルバーに戻すことにしました。
このハンドルバーを取り付けるたびに思うことがあるのですが、それはハンドルバーの曲げ加工の美しさで、私はこの形状がとても気に入っていて、ハンドルバーを変えるたびに比べてしまうのですが現時点ではこれを超えるものはありません。

もしこのトラッカータイプのハンドルバーが自分の乗り方に合っていると感じられた場合は、このハンドルバーにはモトクロスタイプようなブリッジ付きのものがあるので、それを新たに購入しようと思っています。
実はこのハンドルバーでは取り付ける時にバーの両端を15~20mmづつ短くカットしてあるのですが、ハンドルバーの形状とクラッチレバーの取付位置を考慮すると切ってはいけないことがわかったので、元のハンドルバー巾で使ってみたいと思っていましたから購入し直そうと思っていたんです。
それから、エンジンマウントのボルトを太くした効果については、残念ながら私にはわかりませんが、やっておきたかったことが1つできたことが嬉しいところです。
ついでにエンジン前部およびシリンダヘッド後部のハンガープレートも強化品に変えておこうかなと思っているのですが、そのあたりは気が向いたときにやってみようと思っています。

さて「空冷式オイルクーラー」を取り付けての走行になったわけですが、こちらもその効果はわかりません。
オイルラインに漏れ等はなく、走行後のオイルクーラーはちゃんと熱くなっていましたから、間違いなくエンジンオイルは循環してくれているようです。
気温が下がったせいだと思いますが、走っていると足元(ふくらはぎあたり)が何だか温かく感じられるのですが、これはオイルクーラーの恩恵なのかも知れません。
暑さの気になる時期なら好ましくない影響として受け止めていたかも知れませんが、既に少なからず寒さを感じられるようになったこの時期としては、寒がりの私には嬉しいものもあり恩恵と書いてしまいました。
このオイルクーラーシステムの最大の欠点は、新たなオイルラインに保険となるバイパスラインがないことだと考えていますが・・・気になるところです。
今まで以上にメンテナンスには気を付けていかなければならないと思いますが、仕方がありません。
考えていた通りにオイルクーラーが温かくなっていましたから、街中でそれほどエンジンの回転数を上げていないことを考慮すれば、悪くない状態かなと思っています。
また、このオイルクーラーの位置ならば、そこそこにオイルクーラーによる冷却効果が得られると思っていますし、オーバークールの心配もないと思っていますので、今後もチェックをしていきたいと思います。
つい先日までは昼間は暑いのでヘルメットを被る気になれず、オートバイで走るのは好ましく思えなかったのですが、日中の最高気温が25℃を切るようになると夜は肌寒くなってしまうこともありますから、これからはヘルメットのありがたみを感じられるようになります。
寒くなるにつれてそれは大きくなるわけですが、気温が15℃を切るあたりから寒さとの戦いが始まりそうです。
最初に少し触れていますが気温が低くなるとエンジンは元気になりますから、今からの時期はスポーツバイクやスポーツカーには嬉しく感じられることでしょう。
動力性能が気にならなければ、今くらいの時期がオートバイやオープンカーにとってはベターなのかも知れません。秋はやはり、そういう時期なのかも知れませんね♪