
私のオートバイ『ホンダ FTR/HE゙AT HOPPER』のさらなるカスタマイズに着手しているのですが、毎度のことながら余分なこともやっております。
それがエキゾーストパイプの塗装で、耐熱塗料で黒色に仕上げました。
覚えている方もいるかも知れませんが、実は
アップタイプのマフラーに変えた当初はエキゾーストパイプに黒色の耐熱塗装を施していたんですよ。
その後、マフラーを作り直すことになったときに加工・溶接しなければならないので、仕方なく塗装を剝ぐことになったのですが、思っていたよりも簡単に塗装を剝がすことができなかったことを思い出します。
耐熱塗料は焼けて落ち着いてしまうと一般的なシンナーや塗料剥離剤では容易には解けないみたいで、調べてみると耐ガソリン性も高くなるようであり、キャブレターのガソリンがこぼれた程度ではビクともしないようです。
アップタイプのマフラーに替えるにあたっては、キャブレターのセッティング時にガソリンが付着して塗料を犯してしまうことを心配していたのですが、気にする必要はなかった・・・というところでしょうか。
手間のかかる塗装剥がしをしていたことで、新たなマフラーではエキゾーストパイプには耐熱塗装をしないまま取り付けて使っていたのですが、だんだん変色が進んで色濃くなったことが気にかかっていたんです。
それで今がチャンスと思い立って一気に塗装したのですが、やはり黒色のエキゾーストパイプは私の思い描いている“オートバイらしさ”に近づけることができたと思っています。

エキゾーストパイプを塗装するにあたっては、いったん車体から取り外さなければなりませんがギリギリのところに取り付けてあるので、うまく取り外すためにはちょっと工夫が必要になりました。
先日に取り付けたオイルクーラーにも接触させてしまいながら取り外したのですが、取り付けの際には周りに接触しないように(塗装を傷つけないように)何らかの養生が必要となることがわかりました。
このエキゾーストパイプの塗装には「オキツモ ワンタッチスプレー」を使っていますが、今回は“650℃/艶消し黒色”にしています。
これまでは見栄えを優先して“550℃/半艶黒色”を選んでいたのですが、排気熱をもろに受ける最初の曲がっている部分はアッという間に半艶が消えてしまっていたので、今回はより耐熱温度が高いものにしていますが・・・目立つような変化が起こらないことを願っています。
市販の耐熱塗料は一般的に600~650℃がその耐熱温度になりますが、専用品を探してみると1100℃の耐熱温度を有する製品(もちろんスプレー缶)もあります。しかしながら高価なので、そこまでは必要ないかな?!と私はあきらめています。
それでも「オキツモ ワンタッチスプレー」でも安いわけではなので、ちょっだけ背伸びしているんですよ。
さてシートの加工はというと、あまり進んでおりません。
現状はこちらの画像の通りで、おおむねの高さは確保できていますし、上面側はそこそこに平らにしてあるのですが、側面とその角部分を何とかしなければなりません。

今から補修用スポンジをうまく加工して貼り付けて整形していくつもりですが、シート表皮を張った時に凸凹等が出なければ良いわけなので、できるだけ高低差を作らないようにするとともに、高低差を利用して凸凹が目立たないようにしなければと思っています。
先にお話ししたように、シート表皮を張るときには5mmのウレタンマットを表皮の内側に入れ込んで、表面に凸凹が出にくくして仕上げようと思っていますから大丈夫だと思っていますが・・・。
先日の記事では黄色のテープで巻いていた画像をお見せしていましたが、あれは接着したスポンジをしっかりと貼り付けるためにしていたことでしたが、弱粘着性のテープを使っていたにもかかわらず、それを剝がすときにスポンジの表面を少しむしり取られてしまうことがありました。
それもそこそこに補修しなければならないと思っていますが、よく考えればシート表皮を張ってしまうとパッと見にはわからなくなってしまうので、それほど気にする必要はないのかも知れませんね。笑
とはいうものの後々で後悔しないように、しっかりとシートを作り込んでおこうと思っているので、できる限り気持ちの余裕があるときに作業を進めたいと思っています。
実はお客さまからご注文をいただいた製品についても同じように対応しており、作業をするときには気持ちに余裕を作ることで“より良い仕事”ができるように心がけていますが、60歳を超えていながらも未熟な自分に歯がゆさを感じます。
話は変わりますが、シート加工を始める前に「ヘルメットホルダー」を取り付けていました。
お世辞にも使い勝手の良い位置ではありませんが、これが無いとショッピングセンターなどに買い物に行ったときにヘルメットを持って歩かなければならなくなってしまう(もし盗まれてしまうと帰れなくなります)ので、ヘルメットホルダーがあるということが重要なんです。

もともと『ホンダ FTR』ではサイドカバーの下あたり(画像のゼッケンプレートの内側あたり)に取り付けられていたのですが、ゼッケンプレートを取り付けるにあたってヘルメットホルダーをステーごと取り外しました。
ヘルメットホルダーがないのは都合が悪いので、ヘッドライトまわりをメンテナンスすしたときに、切り取ってあったヘルメットホルダーのステーをヘッドライトのフレームに溶接しておいて、そこに取り付けていたのですが・・・さすがに使い勝手が悪くて取り外してありました。
新たにヘルメットホルダーを取り付けた場所も好ましいとは言い難いのですが、車体のどこかに取り付けなければいけませんので、見栄えも悪くなく、邪魔にならず、使えそうなこの場所に新たなステーを作って取り付けています。
今回は専用に作ったステーをボルトオンで取り付けて、そこにヘルメットホルダーを固定しています。なので比較的簡単に取り外すこともできるのですが、サイドカバーの一部を加工していますから取り外してしまうと少し悲しいかもしれません。
肝心のシート加工はあまり進んでいないのですが、それでもこの状態でオートバイにまたがる=シートに座ってみると、なんだか気持ちがすごく高まります。
たった2cmほどのシート高の増加になりますが、またがった時の印象がとても新鮮で好ましく感じられて、欲しかったものをやっと手に入れられる!?という思いがしているんです。
走り出せば変化にもっと気付くことになるかも知れませんが、こうしたライディングポジションの調整等は大事なことだと思っていますから、それを実現できることを本当に嬉しく思います。
その出来栄えや見た目がそれなりに仕上がってくれれば、もっと喜べるので・・・頑張らなければいけません♪