
小型のカッコいいスポーツカーを目にすると気になるのが“ライトウェイトなスポーツカー好き”の性だと思いますが、エンジンカーではなくEVであり、さらに中国製とはいえ興味が湧いてしまいます。
真っ赤なボディもそれらしく感じられて、今風のデザインでないスタイリッシュさが気に入っています。
このクルマは、中国の新興BEVブランド【スモールスポーツカー(小さいスポーツカーの中国語の日本訳)】が発表した『SC-01』というモデルです。
開発を手がける【スモールスポーツカー】は2022年9月に突如として登場した会社であり、このブランド初となるモデルが『SC-01』なんですが、多くが謎に包まれているんだとか。

2022年9月25日にプロトタイプがお披露目されていて、その1週間前には公道にてカモフラージュされた状態でテスト走行する様子が目撃されていたようです。
どこのメーカーからもこのような小型スポーツカーを製造する噂は立っていなかったため、中国のインターネット上では大きな話題となり、さまざまな憶測を呼んでいたそうですが・・・。
会社名と車種名はプロトタイプ発表の場で初めて明かさ、それと同時に販売価格の発表時期や予約受付の開始時期などが伝えられて、さらに販売は日本市場と同時に行うともアナウンスされていたことから、海外展開を見据えていることがわかります。
そして、この1年後にあたる2023年9月24日には、より実車に近い状態の写真と販売価格が発表されました。

この『SC-01』のボディサイズは、全長4105mm×全幅1830mm×全高1160mmで、ホイールベース2500mm・車両重量1300kgと公表されています。
車体はパイプフレームを用いて設計されていて、プッシュロッド式サスペンションを採用し、前後に160kW(214hp)のモーターを配置して前輪駆動・後輪駆動・四輪駆動と駆動方式を切り替えられる仕様です。
動力性能においては最高出力428hp、最大トルク560Nmを誇り、0-100 km/h加速は3.5秒と発表していますから高性能であることは間違いありません。
もちろんブレーキシステムも充実していて、フロント6pot・リア4potのブレーキキャリパーを搭載しているらしいのですが、そのメーカーは不明になっています。
画像の『SC-01』のエクステリアには“真っ赤なメタリック塗装”が施されているらしく、シルエットはスポーツカーらしい“ミッドシップレイアウトのスーパーカー”を感じさせます。
容量60kWhのリチウムイオン電池をリヤミッドシップ(シートとリアアクスルの間に配置)に搭載して理想的な重量バランスを実現しているようですし、バッテリーの満充電で520kmの走行を可能としているのも魅力的です。

予約価格は日本円で610万円程度になるということですが、残念ながら正式な価格は不明です。
これ以外にも多くの点が明らかにされておらず、本当に『SC-01』が発売されるのか怪しいところもあるようですが、こうした“スポーツカーらしいスタイルのスポーツカー”が発売されることを期待しています。
ちなみに公開されている公式画像はどれもCGであり、実車の画像は見当たらないそうなので、ちょっと不安になる要素があります。
中国では自動車を製造・販売する際は事前に中国政府機関の認証を受ける必要があり、2023年9月時点で政府の認証を通過したとの情報はないようですが・・・どうなるのでしょうね。
さて話は変わりますが、私のオートバイ『ホンダ FTR/HE゙AT HOPPER』の新たなフロントブレーキは出来上がっていて、既に取り付けてあります。
製品版の「Φ310ブレーキローター+キャリパホルダー」になるわけでが、見た目としてはブラックカラーの方が違和感がなく好ましく思えています。

製品版の「Φ310ブレーキローター+キャリパホルダー」を作るに当たっては少し考えさせられることもありましたが、そういったことも今後の製作にプラスになってくれることと思います。
より製品の精度および信頼性を高めて、安心して使っていただけるようにしたいと思っています。
しかしながら、製品を車体に取り付けた際に問題が起こりました。
それは【Arashi】のブレーキローターのフローティングピンの頭の一部がブレーキキャリパに接触してしまったことで、初めて「Φ320ブレーキローター」を取り付けようとしていたときに気になっていたことが、この「Φ310ブレーキローター」を取り付けたときに起こってしまいました。

「Φ320ブレーキローター」ではフローティングピンの頭は大きく面取り加工してあったので干渉することはなかったのですが、「Φ310ブレーキローター」のフローティングピンの頭はほとんど面取りしていない形状だったために、ブレーキキャリパの台座部分にほんのわずかですが干渉してしまいました。
試作版でそういったことが起きなかったのは、キャリパホルダーを製作した時に少し削りすぎていたからで、結果的にキャリパが少し外側に取り付けられたので問題がなかったと思います。

今回作ったキャリパホルダーは意図して0.1mmほどオフセット量をプラス側に設定(通常は取付時の調整を考慮して0.05~0.1mmほどマイナス側に設定)して作ったために干渉したのですが、ブレーキキャリパ側に接触する可能性があることを事前に理解していただく必要があると考えています。
対策としては、干渉する部分を少しだけヤスリやハンドグラインダー等で削っていただければ解消できますが、余分な手間だと感じられる方には「Φ310ブレーキローター」は避けていただいた方が良いと思います。
一気に秋らしくなった今日この頃ですが、スポーツカー&スポーツバイクを存分に楽しめる季節ですから、チャンスを逃さずに過ごしていきたいと思っています。
これから気温が低くなると、ますますエンジンのパワーを楽しめるようになるので楽しみが増えますが、寒いのが苦手な私としてはちょっと気がかりです♪
