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HE゙AT DRIVERのブログ一覧

2024年02月26日 イイね!

続・ちょっと進化中?!

続・ちょっと進化中?!突然ですが、うちの店の営業日および営業時間を試験的に変更させていただくことにしました。
月曜日・祝日が定休日なのは変わりませんが、当面は“平日/火曜日から金曜日も店舗での営業を行う”ことにします。
もちろん土曜日・日曜日はこれまで通りに営業をいたします。

もう少し早くそうすればよかったと思っていますが、今週からのスタートになってしまいました。
平日も店を開けていますので、ぜひお立ち寄りいただきたいと思っています。

とはいうものの、私1人で店をやっていますから、平日は“お使い”や“工場に出かける”などの用事があって、外出する可能性が多々あります。
なので、たいへん申し訳ありませんが、念のために“来ていただける際には連絡をいただきたい”・・・と思います。
どうぞ、よろしくお願い申し上げます。


さて私のオートバイ『ホンダ FTR/HE゙AT HOPPER』のマフラーのカスタマイズが、なんとか終わりました。
サイレンサーに手を入れているところで、再三にわたる作り直しをすることになってしまいましたが、今度こそ納得のいく仕上がりになったと思っています。

事の発端は、『ヤマハ WR155』用のフルエキゾーストタイプのマフラー「ヨシムラ 機械曲GP-MAGNUMサイクロン」の“エキゾーストパイプとサイレンサーの接続部分の構造”を見てしまったことにあります。

この“エキゾーストパイプがサイレンサーに差し込まれる部分”の形状を真似してみたくなり、自分のオートバイのマフラーでチャレンジしていたのですが、そう簡単にはできませんでした。

やりたかったのは“今までよりもサイレンサーの性能を活かすこと”で、それを目指してチャレンジしていますが、いろいろな事情から簡単には同じような構造にできなくて四苦八苦していたのですが、これまでの失敗を経験に変えて仕上げたつもりです。

やはり材料の調達は悩みましたが、パンチングパイプを用意することは難しいので、今回は手持ちのΦ32mmのステンレスパイプを使うことにしました。
とはいっても「マッスルフレーム」の材料として使っているパイプなので肉厚が2mmありますから、手間がかかりますが旋盤でその肉厚を1.3~1.4mmくらいまで削って使うことにしました。

基本的な形状としては“先に作ったもの”と大差はありませんが、サイレンサーの内部で排気ガスがうまく広がるようにサイレンサーの中心にエキゾーストパイプの後端がくるように、20度ほど曲げた形状にしています。

穴の大きさや数についても思うところがあって少なくしていますが、こうして“くの字”の形状にしてみて気が付いたのですが、このままではサイレンサーには入りませんでした。
しかしながらサイレンサーの入口側からは入らなかったものの、サイレンサーの出口側からは入れることができたので、そちらから入れて入口部分で固定できるように工夫して取り付けることにしました。

そのため、この部品については恒久的に取り付けた(取り外すためには加工が必要になる)ことになりますが、今後は“この部品ありき”の考え方で行こうと思っていますから、問題はないと思っています。
排気用に開けた穴については、その総面積を“エキゾーストパイプ内の断面積”よりも2割ほど小さくなるようにしてあります。

サイレンサーのバッフルについては、先に作ってあったものをベースとして、さらに加工しています。
こちらは新たに先端部分に“アルミ材を削り出して作ったキャップ”を取り付けていて、そのうえで排気用に穴を開けた仕様に変えました。

現在のところは、出口の口径はΦ20mmのままにしてありますが、もしこれで排気音量が大きすぎると感じられたならば、そのときには口径を絞っていくことも考えています。
こちらの部品でも、排気用に開けた穴については、その総面積を“エキゾーストパイプ内の断面積”よりも2割ほど小さくなるようにしてあります。

それぞれの部品を、ほぼイメージ通りに作って取り付けることができましたので、エンジンをかけるのが楽しみですが、この記事を書いているのが早朝なので・・・結果は早ければ数時間後にわかる予定です♪
Posted at 2024/02/26 06:49:52 | 日記
2024年02月25日 イイね!

ちょっと進化中?!

ちょっと進化中?!私のオートバイ『ホンダ FTR/HE゙AT HOPPER』は、春に向けて進化しようとしています。
とはいってもプチカスタマイズを楽しんでいるような状況で、ただいまはマフラーのサイレンサーに手を入れているところです。

現状では“それなり”に排気音を抑えることができていますが、もう少し気持ちの良い音質にならないかなと思うところがあり、ちょっと手を入れてみることにしました。
切欠となったのは、『ヤマハ WR155』用の「ヨシムラ 機械曲GP-MAGNUMサイクロン」というマフラーを紹介してあった記事を読んだことです。

125ccと同等の車格ながら高速道路も走行できて、250ccクラスより軽量かつコンパクトで扱いやすいことで日本国内でも人気が高まりつつある150ccクラスの中で、ちょっと魅力的な1台なのが『ヤマハ WR155』です。
これに注目した【ヨシムラジャパン】が開発した製品が、フルエキゾーストタイプの「機械曲GP-MAGNUMサイクロンEXPORTSPEC(下の画像)」になります。

このマフラーは、エキゾーストパイプ中間部に触媒を組み込んだキャタライズド仕様として開発を行っており、騒音規制に適合した“政府認証マフラー”として製品化しているのですが、その割にサイレンサーのエンド部分の口径が大きくてカッコいいので興味を持ってしまいました。
それで、この製品の画像を見ていたところ、エキゾーストパイプとサイレンサーの接続部分の構造に関心を持って、ちょっと調べてみたところ真似してみたいと思うようになりました。

これまでの私はサイレンサーの中だけで消音することばかり考えていたのですが、エキゾーストパイプからサイレンサーに入る段階で流れを変えることにまで考えが至っていませんでした。
いかにサイレンサーの中で消音効果を上げるかを考えていたものの、こういう方法があったんだ!!と気付かされて、自分でもやってみたくなりました。

過去の記事からもわかるように、これまでサイレンサーのエンド部分に取り付けているバッフルを加工して消音効果を高めようと試みてきたのですが、残念ながら、ちょっとやそっとでは大して排気音量は変わりませんでした。
音質が変わって若干ながら静かになったと思えていましたが、アクセルを大きく開けてしまうと、やはり大音量になってしまっていましたので、排気効率を落としてでも消音効果を高めるために“サイレンサー内部に仕切るような形状のバッフル”にして、より消音効果を上げていました。

フィーリングは決して悪くなかったものの、気持ちの中では引っかかるもの(サイレンサーの性能を活かしきれていないTかも知れない?!)があり、ずっと何か別の方法はないものかと考えていたところに、この『ヤマハ WR155』用の「ヨシムラ 機械曲GP-MAGNUMサイクロン」を目にしたというわけです。
この方法ならば、サイレンサーの性能をより活かせるかも知れないと思って試すことになりました。

この画像が“エキゾーストパイプとサイレンサーの接続部分”で、同じようなものを作ってみることにした次第です。

問題はやはり材料の調達で、Φ38mmのエキゾーストパイプを使っているのでΦ28~30mmくらいのパンチングパイプが欲しかったのですが、たった60~70mmほどの長さが欲しいだけなので市販品を探して購入すると高くついてしまうことになりますから、持っている材料を活かして作ることにしました。
当初は手持ちのΦ25mmのパンチングパイプを使って製作を進めていたのですが、Φ38mmのエキゾーストパイプ径に合わせる段階の加工でことごとく失敗してしまいました。

そこでΦ32mmのスチールパイプ(ホームセンターで売っているステンレス巻きパイプ)をベースにして、自力で穴あけを施してパンチングパイプのようなものを作り、それを下の画像のようなアダプターとして製作しました。
これを先にサイレンサーの入り口部分に差し込んでおいて、そこにΦ38mmのエキゾーストパイプをさらに差し込んで動かない状態にして取り付けることにしたわけです。

これだけでは消音効果は足りませんから、さらにサイレンサーのエンド部分にバッフルを取り付けてあります。
そのバッフルには“今まで使っていたもの”を加工し直して再使用していますが、仕様としては「デイトナ サイレンサーバッフル/Φ48用」のオリジナルの状態に近いものになっています。

こちらの画像がそのバッフルで、サイレンサー内に伸びるパイプは50mmほど長くしてあります(ナンバープレートがあまり汚れないように排出される排気ガスに方向性を持たせるため)が、出口の口径自体はΦ20mmに戻してあります。
今まで出口部分には内径14mmのパイプを差し込んでありましたから、口径はかなり大きくなっています。

さて今回のカスタマイズの結果としては、期待していたような音量低下には至りませんで、残念ながら再び“元気な排気音”なってしまいました。
しかしながら排気音の音質としては乾いた感じの好ましいものに変わっているので嬉しいところもあり、“耳障りな感じ”はしないので悪くないと思えるものの、ちょっと音量が大きすぎる感があるように思いますので、もう一度“作り直し”をしようと思います。涙


この他のプチカスタマイズとして、バックミラーを変えました。
今回取り付けたのは、バイクパーツの中では超メジャーな「Z2ショートミラー」です。

今まで取り付けてあった“ホンダ純正タイプミラーをショート加工したもの”は、寸法的には「Z2ショートミラー」と変わらなかったんですが、ちょっと触れるたびにミラーの位置が変わってしまうのが気になっていました。
「Z2ミラー」といえば大型バイクに取り付けるイメージがあるのですが、見栄え的に気に入っていたのでライトウェイトバイクに取り付けても変じゃないかなと思いながらも替えてみました。

これまでは“オリジナルっぽいもの”が良いと考えて、“ホンダ純正タイプミラーをショート加工したもの”を取り付けていて、当初は『ホンダ FTR』用のM10ミラーを加工しようと思っていたところΦ10mmステーを曲げるのは困難なので、仕方なくΦ8mmステーのM8ミラーを加工していました。
そうするとミラーホルダーがM10サイズなので「変換アダプタ」を介して取り付けることになりますが、前々からそれが気に入っていなかったので、ふと「Z2ショートミラー」を試したくなってしまったというのが本音です。

この「Z2ショートミラー」は【ヤフオク!】に出品されていた“超リーズナブルな汎用品”ですが、特に出来が悪いと思えるようなことはありませんでした。
しかしながらステー部分がΦ12mmあるので、思っていたよりもゴツく感じてしまいますが、似合うかに合わないかは別として、私としては気に入っており悪くないと思っています。

「Z2ショートミラー」の良いところはステー部分が短いことはもちろんですが、やはりミラー部分にカバーが付いていて触れても簡単にミラーがズレないことがありがたいです。
18歳の頃に乗っていた『スズキ GS400』は初めて買った大きなオートバイでしたが、その時にも「Z2ミラー」を取り付けていた記憶がありますが、やはり“定番のカスタマイズパーツ”だと思っています。


残念ながら“良い結果”にはならなかったマフラーの加工については、気を取り直して再チャレンジしたいと思います♪
Posted at 2024/02/25 14:15:23 | 日記
2024年02月18日 イイね!

うちの救世主?!

うちの救世主?!我が家に“新たなクルマ”が来ました。
それが2006年式の『ミツビシ アイ』で、やはり“ミッドシップ+後輪駆動車”です。

この『ミツビシ アイ』は私の弟の家で使われていたクルマで、車検を昨年の6月に受けていたこともあり、まだ手放したくないらしく、2人の息子のクルマを含めて数台の所有車があるなどの事情があって、今年の秋まで私の方で預かることになりました。
昨年末あたりから女房が膝の痛みを感じていて、通勤にも使っている『ホンダ ビート』の乗り降りがちょっと辛いと言っていたので、これからは『ミツビシ アイ』に助けてもらえることになったのが一番ありがたいです。

そこそこに車高が高いボディは乗り降りが楽ですし、見た目も柔らかく個性的で気に入っていたので、期間が限定されているとはいえ、新しい家族を迎えられることになり、とても嬉しく思っています。
何よりも『ミツビシ アイ』が“ミッドシップ+後輪駆動車”のクルマであることに縁を感じますが、後部座席をたたむと結構大きな荷物が詰めるようになるのでトランスポーターとしても活躍してくれそうです。

今日は午前中に弟の家(私の実家であり工場があるところ)に行って、エンジンオイルおよびオイルフィルターの交換をしてきました。
オイル交換ならば自分で簡単に終えられるのですが、対応できるドレンパッキンを持っていなかったので“上抜き”ができる「手動式オイルチェンジャー」を借りて作業を行うことにした次第です。

2006年式の『ミツビシ アイ』のエンジンオイル交換時に必要な油量は3.7リットル(オイルフィルター交換時は3.9リットル)とちょっと多く感じますが、100%化学合成なのにリーズナブルな4リットル缶を見つけられたので、自分の『ホンダ ビート』のオイル交換の時よりも安価に済ませることができました。
街乗り+通勤にしか使わず、高回転域まで回すことのない『ミツビシ アイ』であれば、それほどエンジンオイルに気を遣わなくても良いと思いますから、普通の5W-30を選べるので助かります。

このクルマは“TURBO”が付いているのですが、乗ってみるとターボ車らしい加速を味わえて面白いです。
うちの弟から“アクセルのON・OFFを繰り返すような走り方は燃費がかなり悪くなるから気を付けた方が良い”というアドバイスをもらっているので、スポーツカーではないことを意識して、走りを楽しむような乗り方を避けるようにした方が良いようです。

しかしながら、走り出せば“ミッドシップ+後輪駆動車”であることを感じさせてくれるところもありますから、スポーティな走りも楽しめそうな気もしますが、エンジンの搭載位置がほとんどリヤアクスルの真上にあることを考えると、『ポルシェ 911』のような“リヤエンジン+後輪駆動車”に近いのかも知れません。
車高とともにドライビングポジションの高さが気になるところですが、足回りをチューニングして仕上げ直せば面白いクルマになるような気がします。

ちなみに『ミツビシ アイ』の車両重量は900kgと軽くありませんが、前軸重400kg・後軸重500kgと前後のバランスが良いのは乗用車としてはありがたいところでしょうか。
ボディサイズは全長3395mm×全幅1475mm×全高1600mmで、やはり車高は高いです。またホイールベースを2550mmと長くしたことでミッドシップ化できたのでしょうが、それによってミッドシップの悪い癖も抑えられているのかも知れません。

このクルマが来てくれたことにより『ホンダ ビート/HE゙AT CYCLON』は“いつでも走れる状態にしておかなくても良い”ことになるので、止まっていたメンテナンスが進められそうです。
運転席シートの変更だけでなく、故障中のスカイサウンドから普通のカーラジオへの変更や、製作中のリヤコントロールアームの変更などまで、マイペースで作業を進めることができると思うと嬉しいです。

その運転席シートについては、構想はあるものの先日にお伝えしてから進展はありません。

それでも、これからは『ミツビシ アイ』があるので、この運転席シートを加工するために実家の工場等へ移動させることが容易になりましたから、作業を進めやすくなったのはとても助かります。

この画像は“取り付ける予定のカーラジオ”ですが、スピーカー付きのワンボディ(ダイハツ車の純正部品だったと思います)であり、スカイサウンドが抜けたスペースを埋めるために小物入れも用意してあるんです。

問題なのはスカイサウンドよりも幅が大きいことで、センターコンソール部分にうまく収めるのは困難でしょうから、それなりに加工が必要になるとは思いますが、工夫をしてできるだけキレイに収めたいものです。

この他にも“やりたいこと”がありますから、『ミツビシ アイ』にいろいろと助けてもらえそうです。
また、当たり前のことながら『ミツビシ アイ』にはエアコンもCDプレーヤーも取り付けられていますので、女房にとっては今年の夏の通勤は快適かつ楽しく移動できるようになると思うと、まさに“救世主”ですね♪
Posted at 2024/02/18 18:35:51 | 日記
2024年02月13日 イイね!

純正マフラーの復刻!!

純正マフラーの復刻!!今も多くのファンに愛されているオートバイ『ホンダ CB400Four』ですが、その純正マフラーが限定復刻生産されました。
当時の純正マフラーの開発製造を手掛けた【三恵技研工業株式会社(以下)】の手によって製作されていて、それを旧車・絶版バイクの専門ディーラー【ウエマツ】にて取り扱いを開始しています。

レプリカではなく“ほぼ本物”が再製作されたわけですから、『ホンダ CB400Four』のオーナーさんたちは喜んでいることでしょうね。
『ホンダ CB400Four』が新車として発売された当時の純正マフラーを開発製造した【SANKEI】による復刻で、当時と同じ素材・フォルム・構造で再生産された“こだわりあふれる逸品”です。

今や世界規模で日本の絶版車・旧車ブームが巻き起こっており、クルマでもオートバイでもそれは変わりません。
そんな中で愛好家たちを悩ませているのが補修パーツをどうすべきかが問題で、新車時から数十年が経過てメーカーから補修部品の供給が打ち切られた場合は、コンディションはもとより、オリジナルのスタイリングを維持するのは困難となってしまいます。

特にスチール製のマフラーはサビや熱害などによる経年劣化は避けられませんし、オートバイでは転倒などで傷ついたり凹んでしまうことも少なくありませんから、良い状態で維持していくのはたいへんです。

一部のクルマやオートバイでは、絶版車人気が高まる中でユーザーのニーズに応えて“復刻プロジェクト”等が行われていますが、今回はメーカーからではなく、パーツを生産していた会社が取り組んでくれているというNEWSです。

考えてみれば、40年以上前に作られたパーツ(今回はエキゾーストパイプ&マフラー)を蘇らせるなんて、それほど難しいことではないように思えてしまうのですが、実際には簡単ではないことが多いようです。
その理由が“当時と同じものを作ること”で、全く同じようなものを作ろうとしたならば、残念ながら現代の技術を活かしたとしても“それなり”または“それ以上”に手間がかかるようです。


今回の『ホンダ CB400Four』のマフラーについては、新車発売当時の純正マフラーを開発製造した【SANKEI】による“異例の取り組み”だったようです。
【SANKEI】は、国内二輪車・四輪車の純正エキゾーストパイプやマフラーを中心に、樹脂パーツの製造やメッキなどの表面処理までを手掛ける国内有数のメーカーで、国内の6工場のみならず、アメリカやインドや中国など世界17ヵ所の生産拠点を持っています。

そんな【SANKEI】が自社内では量産とは呼べない規模で、40年以上前に作られた純正マフラーを復刻するという取り組みは同社としても異例中の異例で、【SANKEI】のウェブサイト復刻プロジェクトのテーマは[温故知新]でした。

職人によるモノづくりの魂を込める工業製品の生産現場は3D・CADの登場により大きく環境が変化しました。
現在は設計から外観のデザイン、性能評価からマフラーの音の波形シミュレーションまでパソコンの画面上で完結し、そのデータはメールでやり取りすることができます。
開発陣や生産現場の職人同士が顔を合わせ、意見を交わし合ってひとつの製品を共に造り上げていくような、かつての昭和のモノづくりの現場の風景は失われつつあります。

今回のプロジェクトにおいて【SANKEI】では、かつて自社が【ホンダ】からの高い要望をクリアするため、一丸となって成し遂げた『ホンダ CB400Four』マフラーを復刻することで、当時の苦労を身をもって知り、もう一度モノづくりへの意識を新たにしようという裏のテーマを持っていたそうです。

バンク角と最低地上高を稼ぐため4本のエキゾーストパイプが一列に並ぶ集合部や、サイレンサーエンドの処理など、社内で試作の木型を何度も作り直すなどしてデザインの精度が高められました。
また、かつてないマフラーを生み出すために生産のための機械や製造手法まで、新たな手法が取り入れられ、様々なチャレンジが行われたそうです。

当時の金型はすでに廃棄処分されていたので、新たに金型を作り出しています。
社内の資料を探索したところ当時の設計図を発見し、この設計図と現物のマフラーが金型づくりの指針となっていますが、当時の設計図は手描きのもので長さやパイプ径といった2次元の寸法しか記載されていなかったので、3Dスキャナーを用いて純正マフラーを3Dデータ化しCADで設計を行い、マフラーの微妙なカーブや集合部の独特のフォルムを再現しています。

新しい金型を作る工程では、実際の製品になると純正とは微細に異なる仕上がりとなってしまい、そのたびに修正を加えて金型製作がやり直されることになったそうで、最終的には機械で製作された金型に“直接職人の手で修正を加える”ことで、当時の純正マフラーの持つ風合いや細部を再現することに成功したということです。

当時と同じ規格で自社にてクロームメッキ加工を施しており、厚みや品質も当時のホンダ純正と同等で、だからこそマフラーの刻印も実にはっきりとしているんだとか・・・。
【ホンダ】で再生産と販売の許可を得ているため、当時の純正と同じように「HONDA」のロゴが刻印されていて、1970年代の世界的名車『ホンダ CB400Four』の純正マフラーが完全復刻生産されているわけです。

なんとボルト1本までホンダ純正品を使用していて、採用サイレンサーのバンド部分などに使われているボルトの頭には独自の刻印が入った当時タイプの純正ボルトを使用しており、細部に至るまで忠実に純正クオリティを追求しています。
繊細な“魅せる溶接ビート”も再現されていて、サイレンサーエンドの細く繊細な溶接ビードは、このマフラー生産のためだけに輸入された外国製の溶接機が用いられていたそうですが、現代においても、この溶接ビードは【SANKEI】の工場でも最もハイクラスの溶接機でなければ再現できなかったようです。

オリジナルと全く同じ仕様のエキゾーストパイプ&マフラーを製作したことで、見た目のみならず新車当時のエキゾーストノートまでを現代に蘇らせることができているのだそうです。
そのサウンドは現代に残っている当時ものの純正マフラーに比べて非常に穏やかで、アイドリング付近の回転数だとエンジンの音が際立ち、エンジンの調子の善し悪しがよくわかるそうです。

そこからエンジン回転を上げ、7000回転を超えるとエキゾーストノートは一変し、胸のすくような乾いた高音を奏でるのが『ホンダ CB400Four』の大きな魅力の1つだと思います。
これこそ新車時のサウンドであり、私もそれを耳にしていた者の1人でもあるのですが、時空を超えて現代においてそのエキゾーストノートを堪能することができるのは何とも素敵なことですよね。


この『ホンダ CB400Four』の「限定復刻生産エキゾーストパイプ&マフラー」は限定300本作られているそうですが、そのうち既に100本が予約済みになっています。
今回製作された金型は量産仕様ではないため、これ以上の増産の予定は現在のところないようです。

購入希望者からは“購入したら装着せずに箱のまま保管しておきたい”という声も聞かれているらしいのですが、開発を担当した方の声としては“ぜひ自らの愛車に取り付けて新車当時のサウンドを楽しんで欲しい”と語っているそうです。
自身も『ホンダ CB400Four』のオーナーであり、熱心なファンの一人であるからこそ、そうした願いを抱いているのでしょうね。

私にとっても『ホンダ CB400Four』は憧れのオートバイの1台ですが、こうした話を聞くと羨ましいというか、素敵というか、心温まるエピソードだと思います♪
Posted at 2024/02/13 05:59:40 | 日記
2024年02月10日 イイね!

猫の日セール?!

猫の日セール?!知ってのとおり“2月22日は「猫の日」”になります。
猫の好きな方にとっては、なんとなく嬉しさを感じてしまうんじゃないかなと思います。

とはいっても何かを期待をしているわけではありませんで、「猫の日」があること自体をちょっぴり嬉しく思っているだけです。笑

独身の頃は、この時期といえば“2月14日の「バレンタインデー」”が気になっていましたが、今となっては懐かしい思い出だけが残るところです。
今もなお“バレンタインデーによるチョコレートの売上げ”は右肩上がりなんだそうですが、現在は“義理チョコ”を渡すよりも自分に“ご褒美チョコ”を買うのが当たり前になっているんだとか・・・時代は変わっていますね。

猫の大好きな私としては2月22日が“特別な日”に思えてしまうので、ちょっとだけ“お買い得なセール?!”をやろうと思います。
既に一部の製品においては“特別価格”にて提供させていただいているのですが、さらに全ての製品において些少ではありますが“送料を割引き”させていただきこうと思います。
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ご注文金額に応じて 送料を割引いたします!!

 ・5,000円~ → 送料20%OFF(特別価格の製品は10%OFF)
 ・10,000円~ → 送料40%OFF(特別価格の製品は20%OFF)
 ・30,000円~ → 送料60%OFF(特別価格の製品は30%OFF)
 ・50,000円~ → 送料80%OFF(特別価格の製品は40%OFF)
 ・100,000円~ → 送料100%OFF (特別価格の製品は50%OFF)

※“2月22日までにご入金いただけること”を条件とさせていただきます。
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驚くほどの値引きはできません(申し訳ありません)が、以前よりも高くなってしまっている送料を少しでも割引させていただこうと考えて、「猫の日」に合わせて企画させていただきました。
大したサービスではありませんが、どうぞよろしくお願い申し上げます。


話しは変わりますが、ただいま『ホンダ ビート/HE゙AT CYCLON』用の「リヤコントロールアーム」を製作しています。
ピロボール&ターンバックルを使用したレーシングタイプになるのですが、【アマゾン】で購入した安価な「M16ロッドエンドベアリング(無給油タイプ)」を使用しているところがポイントです。笑

本当は【RSマッハ】さんが販売している製品を購入するのが最も手堅いと考えているのですが、私のお小遣いから捻出できるレベルではありませんので、この際リーズナブルに自作することにしました。
それでいろいろとロッドエンドベアリングを探していたところ、使えそうなものを見つけた?!のでチャレンジしています。

『HE゛AT SPRINT』でも自作の「リヤコントロールアーム」を取り付けていましたが、そのときには十分な強度と精度等を持つ【ミネベア】の3ピースタイプの「M14ロッドエンドベアリング」を使用していたので問題ありませんでしたが、今回は少しでも不安を解消するためにサイズアップして「M16ロッドエンドベアリング」を使用しています。
後はロッドエンドベアリングに組み合わせて使用するスペーサー(厚さを合わせるとともにΦ16→12に変換するもの)を用意しなければなりませんが、近日中にアルミ材A6061を削り出して作るつもりです。

それから、私のクルマは女房が通勤に使っているくらいですから、ベアリングをある程度汚れから守る必要があると考えて今回は“ダストブーツ”を探してあり、それを被せて取り付けようと考えています。
見映えとしてはあまり好ましいものではないかも知れませんが、ベアリング部分を覆ってくれるので少なからず安心できそうです。

製作中の「リヤコントロールアーム」のステンレス材のロッド部分(両脇にナットを溶接してターンバックルとしたもの)やダストブーツなどについては製品としても販売しようと思っています。
価格はできるだけ抑えるつもり(ロッド部分はセットで10,000円程度を予定)ですので、欲しいと思っている方はご検討をいただきたいと思います。

この「リヤコントロールアーム」を取り付けると、“短いリヤバンパー”からキラリと光るものが見えることになるでしょうから、自己満足になりますが・・・ちょっと嬉しく思えます♪
Posted at 2024/02/10 23:39:28 | 日記

プロフィール

「5年ぶりの走り?! http://cvw.jp/b/207747/48582778/
何シテル?   08/05 02:34
「ホンダ ビート」&「マツダ AZ-1」をライトウェイトスポーツカーとして楽しむためのパーツを製作・販売している小さなSHOPをやっております。 新たにライト...
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2006/07/23 18:51:36
 

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