
すっかりと秋らしくなり、気温が下がったことで“エンジンの調子がさらに良くなったように思える今日この頃”ですが、いかがでしょうか?!
私のクルマ『ホンダ ビート/HE゙AT CYCLON』もとても調子が良くて、乗るたびに“心地良い加速”に酔いしれています。
たかが“64馬力”のパワーなんですけれども、私には十分に心地良いと思える加速感ですね。
速さを求めるのであれば、もっとパワーが欲しくなるところかも知れませんが、私としては“活かせる(使い切れる・使いきれそうな)パワー”が欲しいと思っているだけであり、何よりも“持っているパワーを活かす”ことが乗り手の楽しみの1つだと考えていますから、現状でも悪くないと思っています。

大好きなアニメドラマでは“パワーのあるマシンを求めてはいけない”なんていうセリフ(シチュエーションは違います)がありましたが、大切なことは“クルマの能力を出し切ること”にあると思っていますので、私には非力なくらいが合っていると考えています。
こんなことを言いつつも『HE゙AT CYCLON』では、エンジン本体には手が入っていませんが吸排気系のパーツはもちろんのこと「ECU」にもチューニングROMを載せてありますし、その他にもいろいろと手が入っていますから、自己申告ながら66馬力くらいは出ていると期待しています。
私の理想としているのはスポーツ仕様のクルマやオートバイとして“リッター100馬力”で、今となってはチューニング次第で普通に発揮できる数値と言えるんじゃないかと思いますが、あくまでも小排気量のエンジンでの話ですよ。

しかしながら、走るコースのすべての状況下で“そのパワーを使い切る”のは簡単ではないと思います。
軽自動車の排気量が660ccであり、リッターあたり100馬力を発揮するとしたら出力は66馬力になるわけで、私にも扱えそうな気がするのは錯覚なのかも知れませんが、持てる技術と体力を精一杯出し切って、そのパワーを活かして走らせたいと思っています。
そういったことに応えられるように仕上げたのが赤いクルマ『HE゙AT CYCLON』で、以前に乗っていた白いクルマ『HE゙AT SPRINT』と同じように“コントロール性を最重視”しています。
ボディの剛性アップ等を通してステアリングインフォメーションを高めることにより、走行時のクルマの状態をリアルタイムで把握しやすくなれば、より適切なドライビングができるようになると考えています。

私の大好きなクルマ『ロータス ヨーロッパ』は誕生してからどんどんパワーアップしていき、最終型では排気量1600ccのエンジンから126馬力(グロス表示?!)を発揮しています。
最高出力の数値としては大したことはありませんが、車重は『ホンダ ビート』よりも50kg以上軽いのに約2倍のパワーを発揮していますし、排気量の分だけトルクも出ているわけですから、その走りは異次元のレベルに近いと思っています。
次に登場したライトウェイトスポーツカー『ロータス エリーゼ』にも言えることで、初期型モデルでは車重は700kgに満たない超軽量であり、排気量1800ccのエンジンから118馬力(143馬力仕様もあり)を発揮しています。
普通に考えたら“追いつけるはずもないスーパーカー”のような存在に思えますが、そのパワーを活かしきるのは簡単ではないと考えています。
たしかに車重が変わらなければパワーのあるクルマの方が速く走れそうに思えますが、すべての道路でそのパワーを使い切れるとは限りませんから、スポーツカーが本領を発揮する“コーナーの続くステージ”では何とも言えません。
『ホンダ ビート』の得意とする“低速コーナーが連続するようなコース(2速・3速がメインなるステージ)”ならば、ちゃんと仕上げてあるクルマであれば、扱いやすいパワーのおかげで速く走ることも不可能ではないと思っています。

忘れてはいけないのは、クルマの速さは“タイヤの性能次第であること”で、タイヤの性能の上で走らせていることです。
加速も減速もタイヤのグリップがあるからこそ活かせるものであり、コーナーリングの速さもタイヤのグリップによる恩恵が大きいと思っています。
サーキットを走ったことがある方には当たり前のことに感じられるかも知れませんが、タイヤが変わると同じ様に走れなくなるだけでなく、同じラインさえも走れなくなってしまうことがあります。
また、いくら強力なブレーキを備えていたとしても、それに見合うグリップ力を持っていなければブレーキを活かせないかも知れませんし、速くコーナーから脱出しようとしてもタイヤがグリップしてくれなければ加速できませんから、基本的には速く走れるかどうかはタイヤの性能次第になります。
そうは言っても、すべてのドライバーがタイヤのグリップを最大限に活かして走れるわけではありませんから、工夫をすれば何とかなる?!・・・こともあると思っています。笑
話しは変わりますが、私のクルマが少しオーバーステア傾向にあることは先日にお話ししましたが、それを是正しつつ、ちょっと見栄えを良くしたいのでリヤタイヤのサイズアップを考えています。
現状では165/60-14サイズを履いていますが、セオリー通りに185/55-14サイズを履こうと思っています。
となると心配になるのが“リヤフェンダーからのタイヤのはみ出し”になるのですが、実は2017年6月に保安基準が改正されていて“乗用車のタイヤは10mm未満に限りフェンダーからはみ出しても車検が通る”ようになっています。
改正された保安基準については、自動車の登録確認調査事務を行う独立行政法人【自動車技術総合機構】の審査事務規定に次のように記されています。
※画像は「ベストカーweb」より拝借しました。
自動車が直進姿勢をとった場合において、車軸中心を含む鉛直面と車軸中心を通りそれぞれ前方30°および後方50°に交わる2平面によりはさまれる走行装置の回転部分(タイヤ、ホイール・ステップ、ホイール・キャップ等)が当該部分の直上の車体(フェンダ等)より車両の外側方向に突出していないもの。
この場合において、専ら乗用の用に供する自動車(乗車定員10人以上の自動車、二輪自動車、側車付二輪自動車、三輪自動車及び被牽引自動車を除く)であって、車軸中心を含む鉛直面と車軸中心を通りそれぞれ前方30°および後方50°に交わる2平面によりはさまれる範囲の最外側がタイヤとなる部分については、外側方向への突出量が10mm未満の場合には「外側方向に突出していないもの」とみなす。
簡単に言うならば、クルマのタイヤを真横から見たとき、真上から前に30°と後へ50°の範囲のタイヤやホイールはフェンダーからはみ出してはいけないというルールで、これは従来からある規定であり、この原則はなんら変わっていません。
しかしながら、乗用車においては、その範囲から“突出しているのがタイヤであれば、突出量が10mm未満の場合には突出していない”とみなすということです。
ここで注意しなければならないのは、規定の範囲から突出していいのはタイヤだけで、ホイールやホイールナットやセンターキャップなどは対象外だということと、あくまでも乗用車に限られるということです。
なので商用車である4ナンバーも対象外になりますので、気を付けていただきたいと思います。
この改定については
“クルマの世界基準”に合わせたものだと聞いていますが、【ベンツ】や【BMW】などのクルマではタイヤがツライチ状態で販売されていることがあり、日本では販売後にフェンダーモールなどを貼っていたことがあったそうですが、そういったルールはおかしいとクレームが入り、世界基準に合わせて現行ルールになったそうです。
とはいっても、はみ出していいのは“タイヤのラベリング部分とリムガード部分の突起だけ”になるのですが・・・
『ホンダ ビート』では、取り付けているホイールによってはフェンダーからはみ出すこともありそうですが、私のクルマの場合には5.5インチ巾×実質オフセット35のホイールですから、185/55-14サイズを履いてもタイヤが少しはみ出すだけになると思いますので大丈夫だと考えています。
もし10mmを超えてしまうような場合には、フェンダーモールに助けてもらうことにしましょう。汗

もう11月になってしまいましたので、峠コースに走りに行くのも“年内はもう1回”かなと思うところですが、気温が低くなるとタイヤのグリップも期待できなくなりますから、暖かさが少しでも残っているうちに走りに行きたいと思っています。
今月中旬以降の土曜日または日曜日の早朝(雨天順延)で、一緒に【いつもの峠コース】に行ってくれる方の連絡をお待ちしておりま~す♪