
私のクルマ『HE゙AT CYCLON』の“とりあえず製作中”の「サイドバー」が出来上がましたので、早速に取り付けてみました。
実際にストレートフレームを取り付けてみたところ、見た目はとても気に入っていますが、やはり乗り降りは辛いものがありますね。
乗り降りには“それなりの要領”が必要になることは予想していましたから、慣れれば何とかなるかも!?なんて思っていましたが、かなり厳しいです。
何よりも期待しているのは“さらなるボディの剛性アップ”ですから、ある程度は我慢しなければと思っていますが・・・
とはいうものの、1つ問題が発覚しました。
それは“とりあえず製作したストレートフレーム”では、運転者の右肘がフレームに当たって運転がし難く感じられることです。

まるで『スズキ カプチーノ』に乗っているよう(ごめんなさい)で、フレームに右肘が当たって、右肘に余裕がなくなってしまって、フレームの上側に肘を乗せることもできるのですが、左右に素早く大きくハンドルを切るとフレームに肘が当たりそうになるので、かなり気を遣うことになりそうです。
なのでフレームの通る位置を少しずらして、右肘が当たらないようにしなければ?!と考えています。
そのためには出来上がった「サイドバー」を加工することになりますが、単純に右肘が当たらないようにするだけならば比較的簡単に加工ができると思いますから、具体的にフレームの位置をどこに通すのかを検討しなければなりません。
加工する方法としては、いったん出来上がっているストレートフレームを2つに切って、その間に別のパイプを溶接するプランで進めています。
既に「サイドバー」の取付け位置(取付け穴の間隔寸法)は決まっていますから、それを変えることなく“曲げを作らなければなりません”ので、サイズ合わせはちょっと厄介になるかも知れません。
それに、運転者の右肘が当たるからといって右側のフレームだけを加工するわけにはいきませんから、同様に左側のフレームも加工することになりますので、ちょっと面倒なところでしょうか。

また「サイドバー」に曲げを作ることになってしまった以上は、ストレートフレームと同様の効果を出せるようにしたいと思いますので、バーの途中に支持ポイントを追加することにしました。
これは「サイドバー」に伝わる振動を軽減するのが大きな狙いになりますが、それとともに曲げの入って全長が長くなった「サイドバー」の揺れやたわみを抑えられますから、より高い剛性アップ効果を発揮してくれるものと思います。
いったん出来上がったストレートフレームの「サイドバー」を取り付けてクルマを走らせてみたところ、さらにボディ剛性が上がっているのは感じられるのですが、思っていたような結果ではありませんでした。
ちゃんと体感できるレベルではあるものの、走らせる中で今までとの違いが判る+α程度の変化というところです。
それでも、“ハードトップからの異音”は明らかに減っていたように思いますから、間違いなくボディ剛性は上がっていることを表していて、スポーツドライビング・モードになればハッキリとした差がわかると思われます。

現時点では、さらにボディ剛性が上がったことで“曲がるフィーリングが良くなった!!”くらいに思えていますが、リヤトーコントロールバーをピロボール化したことや、バッテリーをフロントに移設したことなども相まって、リヤタイヤの追従性等が抜群に向上していますからコントロールしやすくなっているように思います。
『HE゙AT CYCLON』では『HE゙AT SPRINT』のサスペンションをそのままに取り付けていますから、少しだけバネレートの足りなさを感じていたのですが、このボディとの相性は悪くないように思えていて、結果的にストリート仕様としてみた時には“良い塩梅”になっているのかも知れません。
仕上がりとしては、『HE゙AT SPRINT』よりもスポーツカーらしくなっている?!と思います。
最近になって初期型『ロータス エリーゼ』の走行動画を見る機会があったのですが、驚くほど剛性の高いアルミフレームを持っているにもかかわらず、走りだすとそれなりの異音が耳に入るらしいことを知って、なんだかホッとしました。
さらに剛性アップした『HE゙AT CYCLON』でも、走りだすとそれなりに異音が耳に入ってきますが、そういう些細なことは気にしないに限る?!と思うばかりです。笑
ちなみに『HE゙AT CYCLON』での気になる異音の主たる出どころは“ハードトップとの接続部分”から発する音だと思っていますが、また少し異音が減っているのは嬉しいところです。
取り付けているハードトップよっても違いはあるのでしょうが、普通の『ホンダ ビート』に取り付けている方たちは異音が気にならないのかな?!と思っていますが、どうでしょうか。

私はこの“ミッドシップらしいスタイルのハードトップ”がとても気に入っていますので、このクーペ風のスタイルのままで、より良い方向に進むことができていることを本当に嬉しく思っております。
走りに関しての補足になりますが、バッテリーをフロントに移動したことによる効果はとても大きく感じられます。
普通に走っていると以前よりもフロントが重く感じられ、ドッシリとした印象にも思えますし、何よりも回頭性が落ちてしまったのではないか?!と思えるので、私としては嬉しくありませんが・・・。
実際にはバッテリーの重さがフロント周りを落ち着かせて、今までよりも乗りやすくなっているよう思います。
私の好みとしては、以前のようにピョコピョコと跳ねるような落ち着きの無さや、シャープで切れ味の良さげな回頭性が好ましいので、なんだか面白さが少し薄れてしまったように思えます。
とはいうものの、ちょっとスピードを上げてハードに走らせたときのクルマの動きは悪くないので、速く走れるかどうかは運転者次第になりますが、この仕上がりならば、ヒルクライムでも、ダウンヒルでも、より安全に楽しく乗れるようになっていると思います。
話しは変わりますが、コーナーリング時に右膝を支える「ニーサポート」を手に入れました。
うちで販売していた製品(下の画像)と“ほぼ同じモノ?!”が【ヤフオク!】に出品されていることを友人から教えていただいたので、早速に入札→落札することができました。

ずっと以前に【パーツ工房】で販売していた製品とほぼ同じようなモノで、ドアの内装に固定するタイプの「ニーサポート」でしたから、効果的に右膝を支えることができるのは良く知っている製品です。
製作していたメーカーの都合により販売できなくなってしまいましたが、今でもラインナップしたい製品の1つです。
それを運良く手に入れることができたのですが、先に取り付けた“ストレートフレームの「サイドバー」”に当たってしまい取り付けることができないことがわかりました。
作り直した「サイドバー」であっても、この「ニーサポート」を取り付けることはできないと思います。
なので、この製品については【パーツ工房】にて“お買い得品”として販売させていただくつもりです。
この製品の効果は絶大ですから、コーナーリングをもっと楽しみたいと思っている方には、ぜひ試していただきたいと思います。
さて、いったん取り付けた「サイドバー」は作り直しになり、新たな【プランD】として製作になります。
実は当初から“これに似たプラン”は考えていたのですが、作るのに手間と費用がかかるので考えないことにしていました。

結果的に“この形”で製作することになったのは、“仕方のないこと”だったのかなと思うところです。
「サイドバー」自体が長くなったことで振動だけでなく揺れやたわみが出ることや、乗り降りおよび運転者の右肘のスペースを考慮すると、“この形”で製作するのが適当だったのかも知れません。
販売中の「マッスルフレームC2」においても、サイドバーの形状を変えることは可能ですから、その際にはお問い合わせいただきたいと思います。
※仕様変更の費用は別途かかりますことをご了承ください。
私のクルマの「マッスルフレームC2改」が出来上がるのは、もう少し先になりそうです♪