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HE゙AT DRIVERのブログ一覧

2025年07月02日 イイね!

続・本物のツインカム?!

続・本物のツインカム?!“悪魔のℤ”としても大人気の国産スポーツカー、初期型『ニッサン フェアレディZ(S30)』に搭載しているパワーユニット[L型6気筒エンジン]についての続報です。

米国でも初期型『フェアレディZ』の人気は絶大であり、様々なチューニングやカスタマイズを施してあるクルマが見られますが、魅力的なのは美しいスタイルだけではなく、そもそも“エンジンのフィーリングが米国人の好みに合っていた”と聞いたことがあります。
私にはスポーツカーのエンジンとしては“ちょっと違う”と思うところもありますが、米国車に近いトルクフルな乗り味が好まれたことも人気を博する要因になっているようです。

そんな初期型『フェアレディZ』をチューニング&カスタマイズする方は少なくありませんで、排気量を大きしてパワーやトルクを上げることはもちろん、より高回転域まで回せる“本来のスポーツカーのエンジン”を目指している方もいるようです。

こちらのクルマは、同じく米国で“オリジナル製作されたDOHC24バルブのシリンダヘッド”を搭載した1971年式の『フェアレディ240Z』で、フロリダ州にある【ダットサンワークス/Datsunworks】というプライベーターが製作したクルマです。

創業者であるデレク・ミネッティが個人で経営する【ダットサンワークス】では、3Dプリンターを使った砂型の製作や鋳造技術、CNCによる切削技術を持ち、デレク氏自身が所有する『フェアレディ240Z』に“ツインカムヘッド”が欲しいという願望を原動力に、製作したんだそうです。

実はこのエンジンは【ホンダ】の直列4気筒エンジンである[K20型エンジン]のDOHCヘッドを3Dスキャンし、L型6気筒の寸法に合わせてCAD上でデザインして製作したものなんだとか・・・

このシリンダヘッドは現在17基が存在しており、プロのチューナーで調整しながら組む必要があるというものらしいですが、あらゆるチューニングに対応することが可能なんだそうです。

チューニング例としては、排気量を3.1Lまで拡大した「L28型ブロック」を使用して、4バルブ化に合わせてバルブやピストンなどもマッチングを図り最適なものを調達し、6連スロットルボディや大容量インジェクター、等長エキゾーストマニホールドを装着などのトータルなチューニングによって仕上げたならば・・・
最高出力は350ps以上、最大トルクは330Nm以上を発揮し、その最高出力の発生回転数も8100rpmに達していることから、抜群なフィーリングとサウンドを味わうことが可能になるんだとか。

それを得るためにかかった費用は“考えたくないレベル”に達していると思われますが、それでも大好きなクルマを望み通りに仕上げられたならば本当に幸せなことだろうと思います。
とはいうものの、クルマはエンジンだけで走るわけではありませんから、ボディや足回りもきちんと仕立て直さなければならないことを考えると、個人では達成できるようには思えませんから手を出すのは考えた方が良いかも知れません。


よく考えてみれば、[L型6気筒エンジン]の後継機として[RB型6気筒エンジン]が登場したことを考えると、単純に[L型6気筒エンジン]に[RB型6気筒エンジン]のシリンダヘッドを流用すれば良いのでは?!と考えますが、そう簡単にはいかないようです。
いろいろな部分で寸法設定が同じエンジンではあるそうですが、シリンダヘッドの駆動方式が前者はチェンで駆動するのに対して後者はベルトで駆動していますから、流用するためにはそれなりの加工(その他にもオイルライン加工など)が必要になるのだそうです。

また先の記事で[LZ型4気筒エンジン]の話をしていますが、実はシリンダヘッドをクロスフロー化した[LY型6気筒エンジン]も存在しています。

こちらも高性能を追求したレーシングパーツとして製作されていたもので、ワークスマシンを始めとする一部のレース車両に供給された“クロスフローとして製作されたSOHCシリンダヘッド”を搭載しているエンジンです。

こちらも希少性の高いパーツであり、現存しているのは10基前後だと言われているそうですが、もともと初期型『フェアレディZ』と[S20型DOHC6気筒エンジン]の相性が悪かったようで、そのために排気量を2400cc にアップさせた[L型6気筒エンジン]でレースに参戦することになったようです。
その後に、さらに高性能化を目指してクロスフロー化したシリンダヘッドを開発したらしいのですが、あえて“ツインカムではない仕様”があったことに驚きます。

チューニング&カスタマイズをされる方の中には、この[LY型6気筒エンジン]をオリジナルで製作してしまう方も見つけました。
『フェアレディ240Z』をベースにして、あえて2000ccの[RB型6気筒エンジン]の「SOHCシリンダヘッド」を載せたうえで、シリンダヘッドカバーを[LY型6気筒エンジン]風にワンオフ製作しています。

エキゾーストマニホールドのすぐ近くにあるプラグコードがちょっと可哀そうに思いますが、レイアウト上は仕方のないことになるのでしょうか。

こだわりの深さや巾は人それぞれになると思いますが、実現させている方たちのその努力と情熱には頭が下がります。
それとともに、未だに現役スポーツカーとして走っている初期型『フェアレディZ』にロマンを感じますね。


次に紹介するのも“ツインカムではない仕様”になりますが、私が好ましいと思っているものです。
チューニングやカスタマイズによっては私の想像しているものとは全く異なるものかも知れませんが、少なくとも“画像から察するレベル”としては、オリジナルを活かした現代版の初期型『フェアレディZ』と思えています。

それが下の画像で、キャブレター仕様の[L型6気筒エンジン]にダイレクトイグニションを組み合わせてあり、エアクリーナーも普通に取り付けてあることを考えると、ストリートを前提にして“より旧車を快適に楽しむためのチューニングを施してある?!と思えました。
オリジナル性を大切にしていることから、正統派のレストモッドと言えるかも知れません。

エンジンこそ[L型6気筒エンジン]のままですが、状態から見るとかなり手が入れてあるのではないかと思います。
チューニングやカスタマイズの度合いはわからないものの、点火系をダイレクトイグニション化しているほかにも、吸気系ではキャブレターの変更や、排気系ではフルに変わっていることが想像できます。

快適にスポーツカーを楽しむのは私の意図するところではありませんが、できる限りメンテナンスフリーで旧車に乗れるようになることは嬉しいことですから、こうしたチューニング&カスタマイズはお手本にしたいところです。
また状態がとてもキレイで、容量の大きそうなアルミラジエターを見てもトータルできちんと仕上げているように思えますから素敵です。

[L型6気筒エンジン]はチューニング次第でどんな要求にも応えられると言われているパワーユニットで、あくまでも費用などを考えなければという前提になると思いますが、それほどフレキシビリティに富んだ耐久性のあるエンジンになるのでしょう。
このクルマのエンジンもどのように仕上げられているのかはわかりませんが、ハイパワーを狙っているのではないでしょうから、走らせれば気持ちの良いフィーリングを得られることを期待しています。


初期型『フェアレディZ』をスポーツカーとして乗っていて、速さだけを求めているのでなければ、いつの時代も“身の丈に合わせたチューニングやカスタマイズを楽しむ”のがベターだと思っています。
[L型6気筒エンジン]の“ツインカム化”は素敵な話だと思いますが、私はアメリカンっぽいトルクフルなフィーリングを持っている『フェアレディZ』も好きなので、シンプルなオリジナルの“SOHCエンジン”の方が好ましく思えます♪
Posted at 2025/07/02 05:59:17 | 日記
2025年06月29日 イイね!

本物のツインカム?!

本物のツインカム?!“悪魔のℤ”としても大人気の国産スポーツカーといえば初期型『ニッサン フェアレディZ(S30)』ですが、あの美しいボディのスタイリングはとても魅力的ですし、大好きなクルマの1台です。
フロントエンジン+リヤドライブのお手本ようなクーペであり、リヤタイヤの直前に座るようなドライビングポジションも個性的かつ面白いと思います。

その『フェアレディZ』に搭載しているパワーユニットといえば[SOHC/L型6気筒エンジン]を真っ先に思い浮かべると思いますが、エンジンのシリンダヘッドは“ターンフロー(吸気と排気のマニホールドが同じ方向にある)”の高性能とはお世辞にも言えない古典的なタイプです。
もし“クロスフロー(吸気と排気のマニホールドが相対する方向にある)”に変更することができたならば、もっとパワフルで高性能なエンジンになったのではないとか思っていますが、ターンフローであることも魅力の1つになっているのでしょうか?!

[L型エンジン]には6気筒の他に4気筒もあって、その4気筒エンジンにはレース用のパワーユニットして“クロスフロー”に変更した[LZ型エンジン]があります。

こちらは“DOHC+16バルブ”を持った“本物のツインカムエンジン”であったことが有名で、16本の吸排気バルブはなんとチタン製で、最高出力は市販車の2倍以上も出ていたらしいですから、当時(1973年)としてはすごいパワーだったのでしょう。

そんな“DOHC+16バルブのシリンダヘッド”が、レース用のパーツとはいえ販売されていたという[L型4気筒エンジン]ですが、当時の価格としては200万円以上もしていたそうなので、とても高価なものだったようです。
それでもお金持ちの方は自分のクルマのチューニングパーツとして組んでいたようですから、今もどこかで走っているかも知れませんね。


話しは[L型6気筒エンジン]に戻りますが、実は“L型6気筒エンジン”にも“DOHC+24バルブのシリンダヘッド”を組付けたエンジンが販売されていたことがあり、超希少なチューニングエンジンとして知られています。

それが[TC24-B1]という“DOHC+24バルブの6気筒エンジン”で、製作・販売していたのは岡山県にある【OS技研】という超有名な“自動車チューニングパーツメーカー”で、1981年にリリースされて“9基のみ”が製作されたそうです。
その後30年経って、最新の技術で新たに[TC24-B1Z]を発売しているのですが、ダイレクトイグニション化も可能になっていることから、キャブレターでもインジェクションでも対応できる“超高性能パワーユニット”いうことになるのでしょう。

[RB型6気筒エンジン]を選ぶのではなく、[L型6気筒エンジン]にツインカムヘッドを載せることにロマンを感じてしまいますが、そんな魅力的な“DOHC+24バルブのシリンダヘッド”を、あの【ニスモ】が今秋に「L型6気筒エンジン用DOHC変換キット」として発売するそうです。
既にテスト走行なども進んでいて、市販化に向けた開発風景を交えた動画 も公開しています。

この「L型6気筒エンジン用DOHC変換キット」のプロトタイプは、2024年2月に開催された【Nostalgic 2days】に参考出品されて、会場やSNSで多くの反響を得ていました。

その後は市販化に向けて開発を進めてきていますが、「筑波サーキット」でのテストなどを含めて、いよいよ大詰めを迎えているそうです。

既に50年以上前のエンジンのために“革新的なチューニングパーツ”が新たに開発・発売されるなんて、本当に驚きでしかありませんが、何よりもスポーツカー好きに愛されるエンジンだったということでしょうか。
とはいうものの、その「L型6気筒エンジン用DOHC変換キット」の価格が気になるところですが・・・


初期型『フェアレディZ』およびハコスカ『スカイラインGT』には[S20型DOHC6気筒エンジン」が搭載されたホットモデルがありましたが、それは“生粋のレーシングカー『R380』のエンジンを基に量産車向けに改良されたもの”を搭載していました。

このエンジンは熟練工による手作業で組み立てられ、1日わずか4基しか生産できなかったそうですが、当時の車両価格が150万円程度であった時に、エンジン単体の価格は70万円にも達していたことから、“車両価格の半分はエンジン代”と揶揄されるほどだったそうです。

現代の最新技術を駆使して製作された「L型6気筒エンジン用DOHC変換キット」を装着したエンジンならば、あの[S20型DOHC6気筒エンジン]を上回る高性能を発揮してくれそうな気がしますが、どうなのでしょうか?!
当然のことながら、燃料供給システムはキャブレターではないでしょうし、やはり最新のECUで管理されることになるでしょうから、高性能かつ扱いやすいエンジンになっていても当然ということになるかも知れません。

未だに“DOHC化したL型6気筒エンジン”に憧れを抱いている方たちがいることも、その憧れを具現化しようとするメーカーがあることにも驚きますが、ロマンを別にすれば、それほどに高性能化したエンジンは本当に必要なのか?!を考えてしまいます。
もちろん高性能なエンジンに魅力も憧れもあるのですが、庶民には“贅沢すぎる選択”に思えてしまう気がします。

余談になりますが、エンジンのシリンダヘッドを“ターンフロー→クロスフローに変換”にするということは、吸気および排気のマニホールドも交換しなければなりませんし、それに接続されるエアクリーナーやマフラーなどのパーツもすべて交換することになるかも知れません。
となると、恐ろしいほどの費用が掛かることになりそうな気がしますが・・・

どんな方がコレを手に入れるのかわかりませんが、より速く走れるようになることではなく、より楽しく走れるようになることを狙って組付けていただくことを願うばかりです。
それでも、“本物のツインカム”に近づけられることになると思います♪
Posted at 2025/06/29 14:45:11 | 日記
2025年06月16日 イイね!

サイドバーの完成です!!

サイドバーの完成です!!私のクルマ『HE゙AT CYCLON』の「サイドバーフレーム」が出来上がました。

これまで「マッスルフレームC2改」と表記してきまして、類似している製品であることは間違いありませんが、全くの別物としてワンオフ製作していることから、あらためて「サイドバーフレーム」と命名させていただきたいと思います。

早速に「サイドバーフレーム」を取り付けて走ってきましたが、先日に取り付けていた“とりあえず製作したストレートフレーム”の時よりもフィーリングが良くなっていると感じられて、まだピンときていないところがありますが“かなり好印象”です。

パイプフレームの位置がかなり下がったことで乗り降りもしやすく、それを乗り越えることは必要になるものの、アクロバチックな要領等は一切必要ありませんので、慣れてしまえば(気にしなければ?!)普通に乗れてしまいます。

                 

運転者の右肘が当たっていたことから、運転し難さを感じていたために作り直したわけですが、ドアの内装パネルの形状に合わせるようにパイプフレームを大きく下げることにしましたので、違和感等なく乗れるようになりました。
さらに言うならば、運転席シートの最も痛みの激しくなる部分(既に大掛かりな補修済みです)の直近をパイプフレームが通っていますから、結果的に運転席シートの保護にもなっているという具合です。

パイプフレームの下側には“補助プレート(ステンレス材フラットバーを加工したもの)”を取り付けてあり、「サイドバーフレーム」に伝わる振動を軽減しつつ、曲げが入ってフレーム全長が長くなったことによる“揺れやたわみを抑える役目”を持たせてあるのですが、それも効果的に働いてくれているように感じます。

この「サイドバーフレーム」は「マッスルフレームC2」同様に“縦方向と捩じれ方向のボディ剛性アップに効果が高い”と考えていますが、私のクルマではもともと高いボディ剛性を持っていましたから、特に捩じれ方向での剛性アップが高まっているように感じています。

より好ましいボディ剛性になっていると感じられ、よりスポーツカーらしく仕上がっていることを実感できます。
運転者の右肘が当たらなくなって普通に乗れるようになったことで、クルマの印象がかなり変わったように感じていますが、もしかしたら正しく評価できるようになったのかも知れません。苦笑


「サイドバーフレーム」の取付けとともに、併行して進めていたのが「ニーサポート」の取付けです。
“とりあえず製作したストレートフレーム”では取り付けられないと判断していた「ニーサポート」だったのですが、パイプフレームの位置を大幅に下げたことで「ニーサポート」が取付けできるようになりました。

それで“とりあえず「ニーサポート」を両面テープで固定”して様子を見ていたところ、何の問題もなく、予想していた通りに右膝を支えられることが確認できましたから、きちんと固定することにしました。
「ニーサポート」の固定には両面テープでもしっかりと取付けできていたように思えていたので、その上からアルミ材のブラインドリベットを打って仕上げとしています。

「ニーサポート」をブラインドリベットで固定するに当たっては、いったんドアから取り外して作業しなければなりませんでしたから、この機会に“内装パネルの壊れていた部分(トリムクリップのベース)の補修”も行っています。

それから「ニーサポート」に右膝が当たる部分には、厚さ5mmのスポンジゴムのパッドを貼り付けておきました。

街中でカーブを曲がる程度ならばパッドなしでも問題ありませんが、峠などでのコーナーが続くコースではアッという間に膝が痛くなってしまうので、それを予防するための工夫です。

ちなみに、ドアのスピーカー部分には“レーシーな旧車みたい”にステンレスorアルミのプレートを貼って「スカッフガード」を作りたかったのですが、思っていたよりも曲面だったので“シート補修に使用した「合皮補修シート」の余り”を貼って仕上げてあるんですよ。

これでドアの内装パネルも手を入れる部分がなくなる=メンテナンス終了と判断しましたので、内装パネルの傷ついた部分を黒色の「染めQ」で補修塗装することにより、いちおう車室内の黒色塗装の出来上がりとなりました。


話しは変わりますが、新たなタイプの「オイルキャッチタンク」を作ってみました。
ブローバイガスにオイルが混じりやすい『ホンダ ビート』では「オイルキャッチタンク」を取り付けていることが望ましいと考えていますので、より見栄えが良くて、中型かつ高性能な製品を目指して作ってみました。

この製品は『HE゙AT CYCLON』に新たに取り付けた「オイルキャッチタンク」をベースとして考案したもので、製品のサイズや見栄えとともに、メンテナンスのしやすさなどを考慮した製品になります。
今回は“試作”ということで“ワンオフ品として製作”していますが、新たな製品としてラインナップしていくつもりです。

こちら↓が『ホンダ ビート』用として製作した「オイルキャッチタンク/横型タイプ」になります。
本体となるパイプ部分の寸法は“外径:60.5mm×長さ:220mm”で、今まで作ってきた製品よりも大型化していて、横型タイプにすることにより“眺めて楽しめること”を意識して作っています。

取付け場所となるエンジンルーム後方のスペースにおいて、それなりの存在感を出すことができればと思いますが・・・

上の画像は組立溶接する前の部品の状態で、タンク内にはステンレス製のセパレーター(隔壁)を2ヶ所入れた構造になっており、その容量も約600ccほどと大きく設計してありますから、タンク内を迂回させるだけで効率良くブローバイガス内の油分等を分離できると思います。

タンク内に貯めておける量はそれほど多いわけではありませんが“200~300cc程度”は楽に貯めらると思いますから、オイルの噴出し量がよほど多いクルマでない限りは半年ごと(推奨)にタンクに溜まったオイル等を捨てれば良いのではないかと考えています。

こちらの画像は“オイルキャッチタンクの取り付け位置”を検討しているときに撮ったもので、配管等の都合を考えるとトランク内のメンテナンスリッドに直接ボルトで固定していただく(穴開け要)のが良いと考えています。
こうすることによりメンテナンスの際に簡単に製品を取り出すことができますし、他の作業等への支障も最低限になるかと思っています。


『HE゙AT CYCLON』の「サイドバーフレーム」が出来上がってホッとするとともに、さらに走りが進化していますから、スポーツカーとしてとても面白くなっています。
以前に少し乗り味を記述していますが、さらにボディ剛性が上がったことで“曲がるフィーリングが抜群に良くなっていて、リヤトーコントロールバーをピロボール化し、バッテリーをフロントに移設したことなどと相まって、コーナーリング時の安定性やリヤタイヤの追従性などが好ましく向上しています。

できることならば、この勢いで運転席シートまで仕上げたいと思うところですが、他にもいろいろと“やらなければならないこと”がありますから、しばらくはドライビングを楽しんでいきたいと思うところですね♪
Posted at 2025/06/16 06:44:30 | 日記
2025年06月08日 イイね!

続・難航のサイドバー!?

続・難航のサイドバー!?私のクルマ『HE゙AT CYCLON』の“とりあえず製作中”の「サイドバー」が出来上がましたので、早速に取り付けてみました。

実際にストレートフレームを取り付けてみたところ、見た目はとても気に入っていますが、やはり乗り降りは辛いものがありますね。

乗り降りには“それなりの要領”が必要になることは予想していましたから、慣れれば何とかなるかも!?なんて思っていましたが、かなり厳しいです。
何よりも期待しているのは“さらなるボディの剛性アップ”ですから、ある程度は我慢しなければと思っていますが・・・

とはいうものの、1つ問題が発覚しました。
それは“とりあえず製作したストレートフレーム”では、運転者の右肘がフレームに当たって運転がし難く感じられることです。

まるで『スズキ カプチーノ』に乗っているよう(ごめんなさい)で、フレームに右肘が当たって、右肘に余裕がなくなってしまって、フレームの上側に肘を乗せることもできるのですが、左右に素早く大きくハンドルを切るとフレームに肘が当たりそうになるので、かなり気を遣うことになりそうです。
なのでフレームの通る位置を少しずらして、右肘が当たらないようにしなければ?!と考えています。

そのためには出来上がった「サイドバー」を加工することになりますが、単純に右肘が当たらないようにするだけならば比較的簡単に加工ができると思いますから、具体的にフレームの位置をどこに通すのかを検討しなければなりません。
加工する方法としては、いったん出来上がっているストレートフレームを2つに切って、その間に別のパイプを溶接するプランで進めています。


既に「サイドバー」の取付け位置(取付け穴の間隔寸法)は決まっていますから、それを変えることなく“曲げを作らなければなりません”ので、サイズ合わせはちょっと厄介になるかも知れません。
それに、運転者の右肘が当たるからといって右側のフレームだけを加工するわけにはいきませんから、同様に左側のフレームも加工することになりますので、ちょっと面倒なところでしょうか。

また「サイドバー」に曲げを作ることになってしまった以上は、ストレートフレームと同様の効果を出せるようにしたいと思いますので、バーの途中に支持ポイントを追加することにしました。
これは「サイドバー」に伝わる振動を軽減するのが大きな狙いになりますが、それとともに曲げの入って全長が長くなった「サイドバー」の揺れやたわみを抑えられますから、より高い剛性アップ効果を発揮してくれるものと思います。


いったん出来上がったストレートフレームの「サイドバー」を取り付けてクルマを走らせてみたところ、さらにボディ剛性が上がっているのは感じられるのですが、思っていたような結果ではありませんでした。
ちゃんと体感できるレベルではあるものの、走らせる中で今までとの違いが判る+α程度の変化というところです。

それでも、“ハードトップからの異音”は明らかに減っていたように思いますから、間違いなくボディ剛性は上がっていることを表していて、スポーツドライビング・モードになればハッキリとした差がわかると思われます。

現時点では、さらにボディ剛性が上がったことで“曲がるフィーリングが良くなった!!”くらいに思えていますが、リヤトーコントロールバーをピロボール化したことや、バッテリーをフロントに移設したことなども相まって、リヤタイヤの追従性等が抜群に向上していますからコントロールしやすくなっているように思います。

『HE゙AT CYCLON』では『HE゙AT SPRINT』のサスペンションをそのままに取り付けていますから、少しだけバネレートの足りなさを感じていたのですが、このボディとの相性は悪くないように思えていて、結果的にストリート仕様としてみた時には“良い塩梅”になっているのかも知れません。
仕上がりとしては、『HE゙AT SPRINT』よりもスポーツカーらしくなっている?!と思います。

最近になって初期型『ロータス エリーゼ』の走行動画を見る機会があったのですが、驚くほど剛性の高いアルミフレームを持っているにもかかわらず、走りだすとそれなりの異音が耳に入るらしいことを知って、なんだかホッとしました。
さらに剛性アップした『HE゙AT CYCLON』でも、走りだすとそれなりに異音が耳に入ってきますが、そういう些細なことは気にしないに限る?!と思うばかりです。笑

ちなみに『HE゙AT CYCLON』での気になる異音の主たる出どころは“ハードトップとの接続部分”から発する音だと思っていますが、また少し異音が減っているのは嬉しいところです。
取り付けているハードトップよっても違いはあるのでしょうが、普通の『ホンダ ビート』に取り付けている方たちは異音が気にならないのかな?!と思っていますが、どうでしょうか。

私はこの“ミッドシップらしいスタイルのハードトップ”がとても気に入っていますので、このクーペ風のスタイルのままで、より良い方向に進むことができていることを本当に嬉しく思っております。


走りに関しての補足になりますが、バッテリーをフロントに移動したことによる効果はとても大きく感じられます。
普通に走っていると以前よりもフロントが重く感じられ、ドッシリとした印象にも思えますし、何よりも回頭性が落ちてしまったのではないか?!と思えるので、私としては嬉しくありませんが・・・。
実際にはバッテリーの重さがフロント周りを落ち着かせて、今までよりも乗りやすくなっているよう思います。

私の好みとしては、以前のようにピョコピョコと跳ねるような落ち着きの無さや、シャープで切れ味の良さげな回頭性が好ましいので、なんだか面白さが少し薄れてしまったように思えます。
とはいうものの、ちょっとスピードを上げてハードに走らせたときのクルマの動きは悪くないので、速く走れるかどうかは運転者次第になりますが、この仕上がりならば、ヒルクライムでも、ダウンヒルでも、より安全に楽しく乗れるようになっていると思います。


話しは変わりますが、コーナーリング時に右膝を支える「ニーサポート」を手に入れました。
うちで販売していた製品(下の画像)と“ほぼ同じモノ?!”が【ヤフオク!】に出品されていることを友人から教えていただいたので、早速に入札→落札することができました。



ずっと以前に【パーツ工房】で販売していた製品とほぼ同じようなモノで、ドアの内装に固定するタイプの「ニーサポート」でしたから、効果的に右膝を支えることができるのは良く知っている製品です。
製作していたメーカーの都合により販売できなくなってしまいましたが、今でもラインナップしたい製品の1つです。

それを運良く手に入れることができたのですが、先に取り付けた“ストレートフレームの「サイドバー」”に当たってしまい取り付けることができないことがわかりました。
作り直した「サイドバー」であっても、この「ニーサポート」を取り付けることはできないと思います。

なので、この製品については【パーツ工房】にて“お買い得品”として販売させていただくつもりです。
この製品の効果は絶大ですから、コーナーリングをもっと楽しみたいと思っている方には、ぜひ試していただきたいと思います。


さて、いったん取り付けた「サイドバー」は作り直しになり、新たな【プランD】として製作になります。
実は当初から“これに似たプラン”は考えていたのですが、作るのに手間と費用がかかるので考えないことにしていました。

結果的に“この形”で製作することになったのは、“仕方のないこと”だったのかなと思うところです。
「サイドバー」自体が長くなったことで振動だけでなく揺れやたわみが出ることや、乗り降りおよび運転者の右肘のスペースを考慮すると、“この形”で製作するのが適当だったのかも知れません。

販売中の「マッスルフレームC2」においても、サイドバーの形状を変えることは可能ですから、その際にはお問い合わせいただきたいと思います。
※仕様変更の費用は別途かかりますことをご了承ください。

私のクルマの「マッスルフレームC2改」が出来上がるのは、もう少し先になりそうです♪
Posted at 2025/06/08 08:29:08 | 日記
2025年06月05日 イイね!

やっぱりミドシップ?!

やっぱりミドシップ?!ミッドシップのスポーツカーらしい『ロータス ヨーロッパ』は大好きですが、ハードな走りを楽しむことを優先するならば、やはり“レースで勝つために生まれたスポーツカー”である『ランチア ストラトス』や『ルノー サンクターボⅡ』などに惹かれます。

この2台についてはスポーツカーというよりも“レースカーに近いイメージ”があり、ともに【WRC】で勝つために開発されたクルマですから、スポーツカーではなく“レースに参戦するためのホモロゲーションモデル”というのが正しいところでしょう。
しかしながらナンバーを付けて公道を走れるわけですから、スポーツカーとして乗ってみたいのは当たり前ですよね。

言い換えれば“究極のスポーツカー”とも言えると思いますが、速さを競うために生まれたクルマですからスポーツカーらしくないところも多々あると思います。
走りを楽しむというよりも、速さを楽しむという方が合っていると思いますが、この2台のように“走りの性能に特化したクルマ”に惹かれてしまうのは、走りを楽しみたいスポーツカー好きには憧れてしまうのでしょう。

私にはレースで勝つために与えられた強大なパワーは必要ありませんが、同じ理由で与えられた“軽く剛性の高いボディ”や“運動性能”などについてはとても魅力的に感じますので、スポーツカーとして乗れることは羨ましい限りです。
そうしたクルマをスポーツカーとして手に入れたならば、こだわるのは速さではなく、走りの楽しさであって欲しいと思っていますが、乗り手次第になるものの難しいことなのかも知れませんね。


ちょっと前にホームページの【NEWS】で“■理想のスポーツカーを手に入れる!?” という記事を書いていて、その中で[レストモッド]を紹介していますが、ここで紹介する『ニッサン マイクラ350SR』は日産自動車の英国部門がレストモッド(=最新技術を取り入れたレストア)により大幅に刷新されていて、レースで勝つためではないものの『ルノー サンクターボⅡ』よりもレースカーに近い仕上がりになっているように思います。

『ニッサン マイクラ』は、日本では『ニッサン マーチ』の名前で長年親しまれてきたコンパクトカーのことで、その新型モデルは電気自動車として2025年度中に欧州で発売される予定になっています。
つい最近になって、実車の姿もお目見えしています。

この『ニッサン マイクラ350SR』は、3代目となる『ニッサン マーチ』をベースにエンジンをミッドシップに搭載して仕立て直した超スポーツカー(ほとんどスーパーカーです)になるのですが、このクルマの誕生23周年(ニッサンのごろ合わせ?!)を迎えるにあたってレストモッドしたものを最近になって発表しています。

この『ニッサン マイクラ350SR』は、英国サンダーランド工場で製造された2002年型『ニッサン マイクラ』をベースとして、【ニッサン】の1990年代英国ツーリングカー選手権での成功を支えたレーシング部門である【RMLグループ】によって製作されたもので、プラットフォームの適応性を示すとともに、日本のモータースポーツにおける同モデルのレース実績を祝うために作られたそうです。

このクルマに搭載されるエンジンは、『ニッサン ムラーノ』のV型6気筒DOHC/3.5リットルエンジンをベースにチューニングされており、300馬力を発揮すると言われています。
車重が1225kgということを考えれば驚異的なパフォーマンスを発揮することになりますが、これまでは【ニッサン】のイベントで展示されたり、ジャーナリストに貸し出されたりしてきたんだとか・・・。

今回のリフレッシュでは、ロンドンにある【日産デザインヨーロッパ】のデザイナーに協力を依頼しています。
デザインチームはこのクルマの歴史的価値を尊重して[レストモッド]でのアプローチを採用し、オリジナルのカラーリングを踏襲しながらも現代風の外装に仕上げています。

内装についてはほぼ手つかずのようですが、新しいシートとシートベルトで更新され、Apple CarPlayとAndroid Autoに対応した9インチのタッチスクリーンを搭載し、ナビゲーションとエンターテイメント機能を追求しています。



ちなみに[レストモッド]というのは、“レストアとモディファイとをかけ合わせた造語”で、近年増え続けている手法の1つです。
「レストア」とは、古いクルマなどを可能な限り忠実に当時の姿に戻していくことで、ボディだけでなくエンジンや足回りなど全てを対象として徹底的に修復されます。可能な限り元の部品を使用し、それが不可能であれば当時の部品を使用し、それも入手不可能であれば新たにその部品を作ってしまうこともあるようです。
「モディファイ」とは、“部分的な修正や変更や改良などを施すこと”を表す言葉で、カスタマイズと同じような意味合いで使われていると思います。

レストアしようとしていながらも、いろいろな事情(部品が手に入らなかったりすることなど)から、部分的に現在のパーツを使用して信頼性を上げたり、ベースは同じでも時代の違うクルマを感じさせるように作り変えたりすることが「レストモッド」に当たると思います。
そのクルマの欠点となるような部分を補強・改善することから始まって、こうしたらもっと面白い?!などとカスタマイズに拍車がかかったり、さらに乗り手の好みを加えるなどして“オリジナルのクルマ”を作ってしまうこともあるわけです。

レストモッドされた『ニッサン マイクラ350SR』は、現代版の『ルノー サンクターボⅡ』にも思えてしまうのですが、レースで勝つために作られたクルマではないことを考えると、ちょっと“やりすぎ”にも思えるものの“300馬力を使いきれる性能を与えられていること”が大きな魅力ではないかと思います。

私にはこんなパワーは必要ありませんし、ここまで徹底したボディワークも必要ないと思っていますが、チューニング&カスタマイズのお手本として見るといろいろと勉強になります。
特にロールケージのサイドバー部分は、乗り降りを考慮した美しいパイプフレームであり、こんな風に仕上げられたらいいなぁと思うばかりですが、自分でやるとなると費用が掛かりすぎますね。汗

プライベーターが費用を抑えながらチューニング&カスタマイズをしていけば、どうしても“あきらめなければならないこと”にぶつかってしまいますが、うまく対応するのは難しいので結局は妥協することになる場合もあります。
それでも妥協できない部分はありますから、そういうところでは頑張って“やりたいこと”を成しえたいと思っています。

同じミッドシップのクルマながら『ホンダ ビート』は非力なクルマですが、ミッドシップのスポーツカーとしての高い素質を持ったクルマであり、何よりも運転すること自体がとても楽しいクルマですから、乗り手の好みや乗り方・走り方に合わせてチューニング&カスタマイズを施せば“最高のバディ”になると思いますよ♪
Posted at 2025/06/05 01:14:19 | 日記

プロフィール

「続々・さらにリフレッシュ?! http://cvw.jp/b/207747/48694268/
何シテル?   10/05 07:36
「ホンダ ビート」&「マツダ AZ-1」をライトウェイトスポーツカーとして楽しむためのパーツを製作・販売している小さなSHOPをやっております。 新たにライト...
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HE゙AT DRIVER 
カテゴリ:お気に入り
2006/07/23 18:51:36
 

愛車一覧

ホンダ ビート HE゙AT CYCLON (ホンダ ビート)
誰にでも楽しめる“街乗りスポーツカー”として仕上げた「ホンダ ビート」でしたが、方向転換 ...
ホンダ FTR HE゙AT HOPPER (ホンダ FTR)
ライトウェイトなスポーツバイクで、どこでも楽しめる“スクランブラー”のスタイルが好みです ...
ホンダ ビート HE゙AT SPRINT (ホンダ ビート)
“4輪のオートバイ”のようなスポーツカーでした。 「ホンダ ビート」に間違いありませんが ...
ホンダ ビート HE゙AT SPORT (ホンダ ビート)
女房のために作った“街乗りスポーツカー”で、誰でも気楽に走りを楽しめるように仕上げました ...
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