
私のクルマ『HE゙AT CYCLON』のメンテナンス&カスタマイズは進行していますが、次から次へと“予定になかった作業”が増えてしまっているために、思っていた通りには進んでおりません。
現在の状態は、やっとインスツルメントパネル周りの作業を終えたところで、私としては“峠を越えた”ように思っていますので、かなりホッとしています。
電気配線の嫌いな私にとっては「スピーカー付きラジオ」を取り付け終えていることが嬉しいと思うばかりで、大した配線ではありませんから誰でもできるレベルの作業なんですが、無事に終わって良かったと思います。
インスツルメントパネル周りでは、黒色に塗装できているだけでなく、切れていたヒーターコントロールパネルの照明も復活していますし、いろいろと手を入れておきたい箇所もそれなりに手を入れてあります。
もちろんクリーニングもしてありますから、以前よりも見栄えや状態などが良くなっていることは間違いありませんで、ほぼ黒色一色になったおかげで以前よりもシンプルかつ精悍に見えるようになっているように思います。

とはいえ、それほど仕上がりが良いとは言えない部分もありますが、目に映るコクピットの雰囲気が大きく変わって、乗り手としてはとても気持ちが良く感じています。
オリジナルのグレーツートンのコクピットも嫌いではありませんでしたが、こうして黒色で仕上がったコクピットを目の前にすると、やはりスポーツカーらしさが増したように思えますね。
この画像のように、インスツルメントパネルやコンソールボックスは黒く塗装してありますが、空調の吹出し口はオリジナルのままの無塗装(クリーニングと補修のみ)にしていて、塗装はしないことで手間と時間を費やさなくても助かっているだけでなく、アクセントやワンポイントにしているつもりです。
全塗装をした3年ほど前にドアの内張りパネルも同じように仕上げているのですが、これまでの使用により結構いろいろと傷が付いてしまっていますから、近いうちに「染めQ」でタッチアップしておこうと思っています。
コンソールボックスは「スカイサウンド」を取り外して、その代わりに「スピーカー付きラジオ」が取り付けられたことで、安っぽさが感じられるようになった感はありますが、それがまたシンプルに見えて私の好みに合っています。
「スピーカー付きラジオ」の下の空間には“付属の小物入れ”を取り付けたかったのですが、かなり手間がかかりそうに思えたので、ちょっと工夫をして「ETC車載器」を取り付けられるように準備をしています。

見てわかるように、インスツルメントパネルの下側に取り付けられていたパネルやグローブボックスなどは取り去ってしまいました。
そのおかげでサッパリとしてメンテナンスはしやすくなったものの、助手席の足元上部にはブロアモーターの一部が見えてしまっているのが少し気になるところですが、こういうところは仕方ありません。
話は変わって、サイドバーとなる「マッスルフレームC2改」については、メンテナンスと並行して製作を進めていますが、既にサイドバーの後側を固定するポイントは出来上がっています。
これは既存の「Bピラーの左右を接続する補強フレーム」に専用ステーを追加溶接したものになりますが、いつでもサイドバーが取り付けできるようになっています。

その補強フレームとともに写っているのは車室の後側のバルクヘッドで、見栄えと保護などを考えて塗装して仕上げてあります。
よく見ていただくとわかると思いますが、上の方だけミラノレッド(濃い目の赤色)で塗装してあり、その下側はクリア(オリジナル色の上から透明コート)で塗装してあり、これならば内装のカーペットが無くても気にならないかなと思いますがどうでしょう?!
「マッスルフレームC2改」は、現在はサイドバーの前側を固定するパーツを設計・製作しているところで、それが出来上がり次第にブラインドリベット(ステンレス材のもの)で恒久的な取付けを行います。
ブラインドリベットで固定する場合には、それを行う工具「ブラインドリベッター」が使える状態でなければなりませんから、“取付けポイントとなるパーツ”を製作するに当たっては、作業性を考慮することが必要になります。
前側の“取付けポイントとなるパーツ”を取り付る場所については、やはりフロアから10~15cmあたりの位置が最も好ましいので、ちょっと悩んでいます。
『ホンダ ビート』のフロントフェンダーは丈夫そうに作られていますが、できるだけ大きなプレートでストレスを受けるようにして、より大きなパフォーマンスを発揮できるようにしたいと思っています。
メンテナンスのついで(また気が付いてしまった箇所)になりますが、フロントバンパーのすぐ内側にある鉄板=ボディの一部を切り取りました。

『HE゙AT CYCLON』ではエアコンを取り外してあることにより、バッテリーを運転席の前部分に移動できているわけですが、ボンネットの中にはラジエターしか冷却を必要とするものはありませんので、よりラジエターに走行風が当たるように加工したということです。
切り取ったのは“ほんの小さな面積の鉄板”ですが、これにより“走行風がラジエターに流れ込みやすくなる”と考えています。
『HE゙AT SPRINT』では、このプレートをすべて取り外していたのですが、そうすると何らかの補強をしておかないとジャッキアップポイントを使用するときに心配になることから、今回はその一部のみを切り取って対応することにしました。
フロントバンパーを取り外したのは久しぶりのことで、ボディを全塗装してからは初めてになったのですが、取り外してみると塗装の際にマスキングで使用していたと考えられる新聞紙やマスキングテープがほんの少しだけ出てきました。
費用を抑えるためにフロントバンパーを取り外さずに塗装してもらいましたので、こういうことも起こるのだな?!と笑って忘れることにしましょう。
取り外したフロントバンパーは、インスツルメントパネルと同じように一緒に入浴してキレイに洗ってあり、その後にはタッチアップ塗装などを施して仕上げておきました。
フロントバンパーを洗いながら気付いたことは、フロントバンパーを取り外さずに塗装しているにもかかわらず、隅々まできちんと塗装してあることにちょっと驚いたとともに、【ハダツキボディ】さんにお願いして良かったと思ったことです。
それとともに、【ハダツキボディ】さんでの全塗装はちゃんとできていたのかも知れませんが、購入時にやってもらった塗装(別の業者)の不備が原因と考えられる“塗装の浮き”がいくつか見られたのは、残念に思えました。
また、フロントバンパーを取り外さずに塗装していただいたことにより、バンパーの内側に赤い塗料の付着がたくさんできてしまっていたので、やはりフロントバンパーは取り外して塗装していただいた方が良かったかな?!と思うところです。
『HE゙AT CYCLON』のベースとなっている赤い『ホンダ ビート』を購入した時に、前後のバンパーを取り外してクリーニングして、黒色の「ウレタンスプレイ」で塗装して仕上げてありましたから、そこに余計な塗料が付着していたのは好ましくありません。
仕方ないので、一通りクリーニングした後で下地処理をして「アサヒペン 高耐久ラッカースプレー」で塗装しておきました。

手持ちのスプレイ塗料の都合で、外面(バンパー側)は今までと同じ“艶あり黒色”で塗装し、内面(ボンネット内側)は“艶消し黒色”で塗装してありますが、誰も気にしないことでしょう。
ほとんど自己満足になっていますが、今回のメンテナンス&カスタマイズでは“こうした作業”がとても多いんです。汗
また、【ハダツキボディ】さんで全塗装した時に、“ポティの下側に塗装が飛ばないようにして欲しい”とお願いして、サイドシルの下側のプレス部分にマスキングテープを貼って養生して全塗装をしていただいています。
そのためにサイドシルの下側のプレス部分は塗装しておらず、元の色=フェスティバルレッドのままになっていました。
サイドシルの下側はずっと以前から黒色で塗装したいと思っていましたので、他のメンテナンス箇所と同じ様に、思い切って塗装しておくことにしていました。
この部分の黒色塗装については、『ホンダ ビート』に乗る者にとっては“やりたいことの1つ”に数えられていると聞いたことがありますが、やれてよかったと思います。
作業としては、車室内とほぼ同じタイミングで塗装していたのですが、店の中で塗装をするのは好ましく思っていなかったものの、今しか塗装できるタイミングはないと判断して、やることになりました。
それなりにクリーニングし下地処理をして、その後に「アサヒペン 高耐久ラッカースプレー」の艶消し黒色で塗装してあるのですが、サイドシルのプレス部分の内側(裏側のフロア部分)もボディ保護のために15~20cmほど塗装(もちろんクリーニング&下地処理済み)してあります。

ちなみに『HE゙AT SPRINT』ではドアのすぐ下まで黒色に塗装してあり、クルマが少しだけシュッとして見えてカッコよく見えるようにしたつもりですが、今回は高価な「ウレタンスプレイ」を用意していなかったこともあって、当初の予定通りにプレス部分のみとした次第です。
せっかくの機会(チャンス)なので、“やりたいこと”や“やっておきたいこと”を実現しながら作業を進めていて、その逆に面倒なことなどを後回しにしてしまうなどにより、予定していたよりも作業が遅れてしまっています。
しかしながら、もう少しでメンテナンス&カスタマイズが終えられるはずなので、ちょっとペースを上げて頑張っていこうと思います♪