それではエナセーブ RV504のファーストインプレッション行ってみたいと思います♪
出来るだけ正確な評価を心掛けたいとは思っているのですが
なにぶん感性の鈍いエセ評論家の素人レビュー。(笑)
多分に思い込みや的外れもあるかと思いますので、参考程度に願います。m(_ _)m
まずタイヤが届いた時点で組み込み前の状態で目視確認。
トレッドパターンはブロックが大きく、細かいサイプも少ないシンプルなもの。
グルーブも太く、ずいぶんと大味なデザインに見えます。
溝の深さを測ってみると約7.5mm。あれ?新品なのに少し浅くない?
普通8mmくらいあるんじゃないの?・・・と思いましたが、
後で店頭に並ぶミニバン用タイヤをこっそり測ってみましたが
だいたい各社どれも同じくらいの深さでしたね。(^_^;)
触ってみると新品と言うのもあるのでしょうが、ゴムが柔らかく感じます。
試しに立てた状態で上から体重をかけてみると簡単にベッコリ。
やはり店頭で試した欧州系コンフォートタイヤより柔らかいです。
組み付けは馴染みの吉田自動車で頼もうかと思っていたのですが
日曜のうちに装着・試運転をしたかったので(吉田自動車は日曜定休)
先日タイヤショップ巡りをしたうちの一軒へ。
掲示してあった「タイヤ持込みも歓迎」という張り紙を覚えていたのです。
セール期間の割引を利用して組み付け工賃は
税込5,616円。(バランス取り・廃タイヤ費用含む)
なかなかリーズナブルでした♪(*^^)v
タイヤを装着した状態で確認してみても、やはりかなり柔らかい印象。
サイドウォールを指で押してみると、意外な程簡単に指が沈みます。
パンパンに張ったゴムボールのような感覚。(その通りなんですけど)
こんなに柔らかくて果たして大丈夫なんでしょうか?
走り出した直後の印象は・・・正直良いものではありませんでした。
なんだか全体にヌルッとした手応え。レスポンスが緩い。
それにタイヤノイズも随分うるさく感じます。
やはり皆に勧められた欧州系コンフォートの方が良かったかな?
・・・と少々不安になりました。(;一_一)ゞ
ですが、ショップからの帰り道、わずか数十分のドライブの間にも
印象が変わってきました。手応えがしっかりして騒音も治まってきたのです。
2014年4月20日付ブログ「タイヤって大切」
そういえばTURANZA ER33の時も同じ経験をしたのを思い出しました。
あの時は私がトレッド面にまでタイヤワックスをかけてしまったのが原因でしたが
新品のタイヤでも表面には保護材や剥離剤といった物がついているようです。
「タイヤ 慣らし」で検索して出てくる、メーカー各社のサイトを見ても
だいたい100km程の慣らし運転が推奨されているようですね。
という訳で、RV504の本当の味を確かめようと改めてテストドライブ。
夜の峠道やヘビーウェットの高速走行なども試してみました。
ここからが本当のファーストインプレッションです。(^_^)/
<直進安定性>
良好。多少激しいコーナリングでも、ふらつくような事は全くない。
まあエクシーガでコーナーでふらつくような事があったら困りものですが。(^_^;)
<ハンドリング>
取り立ててクイックという訳ではないが、正確で素直な操縦性。
ややステアリングが軽くなった気がする。
<ドライグリップ>
良好。制動力にも不満なし。
これならアイサイトでもきちんと止まれるだろう・・・もう実験はしませんが。(爆)
<ウェットグリップ>
結構なヘビーウェットでの高速走行も試したが不安無し。
ハイスピードで水たまりに侵入する場面でも安定していた。
<乗り心地>
良好。割と硬質な方だと思うが、しっかりとダンピングが効いていて
段差の乗り越えでも角が取れた乗り心地となっている。
<静粛性>
これはやや低評価。段差を通過する時のタタンという空洞共鳴音も
シャーというパターンノイズも、少し気になるレベルだと感じた。
まあトレッドパターンを見れば、この辺りは止むを得ない所か?
<燃費性能>
転がり抵抗AAという事で期待したが、これまでの所ER33と大差なし。
200kmほど走って燃費計で12km/l台中盤といった所。(峠道除く)
良く聞かれる「新しいタイヤにしたらよく転がる。空走感が増した。」
という意見も、私の場合はあまり変化は感じられませんでした。
まあER33が思いのほかしっかりECOPIAしていたという事かも?(笑)
<スポーツドライビング>
望外だったのが夜の峠でちょっと頑張っちゃう場面。(^_^;)
これまでのTURANZA ER33だとタイトコーナーで攻めていくと
最後にはタイヤが腰砕けして、ズルズルと横滑りする感覚があった。
(現にER33はショルダー部の片減りが顕著だった。)
RV504ではそれが無くなり、しっかりトレッド全体でグリップしている感覚がある。
ステアリングの舵角自体も少なくなっており、結果コーナリングがとても楽!
もっとも60扁平というハイトのあるタイヤ。
本格的に攻め込んでいけば行きつくところは同じなのかもしれないが、
私如きがムキになる程度ではこれでもう十二分といった所。(^_^;)
という訳でファーストインプレッションでの私の印象はタイトルの通り。
靭やかなタイヤというもの。
柔らかさの中にも芯があり、鍛え上げられた筋肉を連想しました。(*^^)v
もちろんあくまでRV504は実用タイヤであり、より以上の静粛性や
スポーツ性を求めるなら他の選択肢は色々あると思いますが、
私の用途には合っているのではないかと思っています。
あとは・・・謳い文句通りの耐久性を発揮してくれれば文句なしですね。
最低3年!最後まで偏摩耗なく綺麗に使い切れる事を期待しています♪