
今回は、グループアイドルを初紹介。
80年代アイドルでは、色々とレアなタイプです。
15 セイントフォー
1984年 『不思議Tokyoシンデレラ』でデビュー
メンバー
○岩間沙織 1964年7月7日生 (53歳)
神奈川県横浜市出身
○濱田のり子 1965年2月22日生 (52歳)
埼玉県蓮田市出身
○鈴木幸恵 1966年5月15日生 (51歳)
神奈川県相模原市出身
○板谷祐三子 1968年3月5日生 (49歳)
神奈川県茅ヶ崎市出身
●岩男潤子 1970年2月18日生 (47歳)
大分県別府市出身
1982年 『あなたもスターに』と言うオーディションのダイレクトメールによる応募者の中から選ばれた4人で結成・・・
・・・のはずが、合格者4人のうち2人はデビューを辞退します。
どう考えてみてもダイレクトメールで募集をかける自体がキナ臭い訳で、実際に応募者にオーディション登録料を名目で、一人当たりウン十万円を徴収していたらしいです。
そんなキナ臭いオーディションで残った岩間と鈴木に、追加で濱田と板谷が参加して結成されました。
更に、後に板谷(めがねの娘)が途中で脱退し、新しいメンバーになった岩男も、デビューまでに事務所に多額の現金を納めていたとか。
更に更に、4人のデビューを映画化した
『ザ・オーディション』
も、オーディションで選ばれた他の出演者に、出演料を徴収していたとか・・・最悪なプロダクションですね。
後に、芸能界に詳しい筋によれば、典型的な『オーディション詐欺』だった様です。
誰もがアイドルに憧れを抱いていた、80年代にはよくある話だったんですが、詐欺ですから皆殆どがデビューすら出来なかったんですね。
しかし、セイントフォーはそれなりにデビュー出来た訳ですから、何処まで詐欺かは疑問ですね。
『売れるためには金が掛かる』
なんて言葉も、当時は良く聞いた気がします(笑)
実際のところは、映画化『ザ・オーディション』では、彼女らに数十億円のプロデュース投資をしていたと言われてます。
(発表では40億円!!⁉)
高額プロモーション宣伝アイドル
(工藤夕貴等も同じ)
として華々しく宣伝、また生々しいプロデュース料もアチコチで発表されてました。
そのお金が本当に彼女らのプロデュースに使われていたとすれば、あの・・・詐欺紛いの資金集めも、それなりに納得出来る訳で・・・(出来る訳ない!)
まあ、総合プロデュースはあの橋幸夫であり、音楽プロデュースは敏腕加瀬邦彦で、かなり有名な人の力が加わっていたので、実際にヒットしていたら、それなりの収益があったのだと思います。
唄は、バブリーそのもの。
アップテンポなメロディーにリピートを増した歌詞が結構填まります。
4人ともテナーボイスで、ハモりは殆どありませんが、かなりパンチの効いた歌声でしたね。
また、実際のステージでは、可愛い女の子がピチピチのレオタードでバク宙するなど、派手なアクションを売り物にしていて、エンターテイメント性は抜群でした。
絶頂期の頃の2ndシングル『太陽を抱きしめろ』は、オリコン15位にランクインしました。
お薦めはヤッパリ、デビュー間がない頃の、
不思議Tokyoシンデレラ
太陽を抱きしめろ
ですね。
しかし、またまた今度は事務所とレコード会社との揉め事により、4枚目のシングル以降はレコードを出せない状態が続き、結局そのまま1985年に解散となります。
新しく岩男が加入してから僅か半年後でした。
シングル4枚、アルバム4枚(2枚ベスト)
リマスターCDのアルバムは出てますが、現在セイントフォー自体を定期的にメディアが取り上げているためなのか、なかなか手に入りません。
なので・・・、最近までとんでもない価格になってました。
聴くか聴かないかはあなた次第!
80年B級アイドル度・・・91%
大人の都合と、金に振り回された悲運なグループアイドルでした。
でも、派手なパフォーマンスを売りにする今のアイドルグループ(ももクロ)などにも、強く影響を与えている気がします。
おわり
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Posted at
2017/12/19 21:27:01