
今回は、当時の男性ビックアイドルに隠れていたけど、実は伝説のアイドル・・・です。
19 つちやかおり
1964年8月26日生 (53歳)
東京都出身
1979年 『3年B組金八先生』(第1シーズン)で、阿部トシエ役でデビュー
1982年 『恋と涙の17才』でアイドルデビュー。
彼女の代表作になる『3年B組金八先生』は、当時社会現象を起こす程の人気番組で、最近まで続いた同シリーズは、「このドラマに出れば売れる」と言われる、アイドル登竜門的な番組でした。
因に第1シリーズはと言うと・・・
・田原俊彦
・近藤真彦
・野村義男
(以上たのきんトリオ)
・杉田かおる
・三原じゅん子
・鶴見辰吾
・小林聡美
等々、現在の芸能界の重要な中堅どころを担っている、そうそうたるメンバーが出演していました。
・・・更に、ドラマ内の教室で、金八先生(武田鉄矢)
の立つ教壇の直前に座る生徒(必ず女性)は、テレビ画面に映る頻度が1番高い事から、ドラマのスポンサーなどのイチ押し役者が座るポジションと言われてました。
実は、つちやかおりは、第1シリーズのそのポジションにドッカリ座っていました。
その頃から、彼女への期待の大きさがよく判ります。
※過去には、伊藤つかさ(第2)、中山史奈(第5)などがいました。
そんな、期待のポジションにいて、順風満帆に翌々年にデビューしましたが・・・、何故か期待するほどのヒットはありませんでしたね。
これは、金八先生で共演したたのきんトリオ、特に『田原俊彦』『近藤真彦』の存在が大きすぎたのでしょう。
あの頃のたのきん人気は異常でしたからね。
金八先生シリーズから出てきたアイドル歌手は、実は女性ではなく男性が圧倒的に多いんです。
その辺りが、この番組の毛色を示しています。
※つちやかおりの旦那さん(現在離婚)の布川敏和も、2年A組仙八先生(金八シリーズ)から出てきた『シブガキ隊』としてデビューしてます。
・・・と色々書きましたが、当時彼女は素朴な顔立ちで相当可愛い女の子でした。
役どころはかなりおてんばでしたが、それがやけに親近感があり、ドラマ内の中学生の妊娠・出産のテーマ以外の場面ではそれなりの人気がありましたね。
アイドルとしてデビューした後は、今までの知名度とあどけないルックスで一定の活躍はしましたが、何故かそれほど印象に残らなかったんですよね。
結果的に地味な顔立ちからか、以降ドラマやバラエティに出る数が少なく、彼女の結婚前にはアイドルとしては自然消滅してしまいます。
また、当時『松田聖子のコピー』とも言われ、仕草やぶりっ娘スタイルがアンチに写ったのも原因のひとつと考えられます。
ただ、彼女が田原俊彦や近藤真彦などと一緒の立ち位置でなかったら・・・と思うと、ヤッパリ売れたのかなぁ?
それが、伝説のアイドルたる所以なんです。
シングル11枚、アルバム7枚
正直、あまり売れませんでした。
今聴くと、柔らかい口調と適度なカマトト度は、純血なアイドルの流れを持っています。
・・・しかし歌も没個性的で印象が薄いのは否ませんね。
ただ、11曲のシングルの内、4曲があの『秋元康』が手掛けています。
ブレイク前の秋元氏の作品を聴くことが出来る貴重なアイドルの一人です。
お薦めは、
・哀愁オリエント急行
・もう家なんて帰れない
です。
当時CDは若干ですが、中古市場に出回っていますが、かなりのプレミアム価格で販売されいます。
この辺りも伝説のアイドルたる所以でしょうか、
その中では、復刻版ベストアルバムは適正価格だと思います。
聴くか聴かないかは、あなた次第!
80年代B級アイドル度・・・50%
デビューの方法や年が、ほんの少しずれていたらもっと売れていたかも。
おわり
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80年代アイドル | 音楽/映画/テレビ
Posted at
2018/01/19 10:07:25