山本理沙/ 80年代B級アイドルアーカイブ300506

今回は、80年代学園ドラマにはなくてはならなかった名バイプレーヤーです。








37 山本理沙








1968年7月7日生　(49歳)







大阪府出身







1984年　本名の諏佐理恵子として女優デビュー
『不良少女とよばれて』『スクールウォーズ』と言う当時の二大学園ドラマに出演。








1985年　『11月の夏』でアイドルデビュー







彼女は、当時から大映テレビドラマの専属女優のように、たて続けに学園ドラマに出演します。
前記2タイトルを除いて並べただけでも、
○セーラー服反逆同盟
○青いメビウス
○スタア誕生
○ポニーテールは振り向かない
○(映画)クレージーボーイズ
等々。
とにかく学園ドラマを中心に出まくっていましたね。
しかも『セーラー服反逆同盟』の弓削ルリ役が唯一の準主役位で、殆どが脇役でした。






当時、脇役専門の様に活躍する若手女優さんがおり、80年代学園ドラマでは、彼女と渡辺千秋さんが二大バイプレーヤーとされています。

(渡辺千秋)


それにしても、こう立て続けに視聴率の高いドラマに出れば、藤井一子ちゃん位までには、ヒットしてもおかしくないのですが、不思議と何故か歌はヒットしませんでした。
勿論、ドラマの撮影が忙しく歌番組に出れなかったと言う言い訳はたちますが、主役級はもっと忙しかった訳で・・・不思議です。








1988年　引退








彼女は、落ち着いた風合いの表情と、裏のあるような陰を持つ神秘さの両面を持ち、ドラマではそれを鮮やかに使い分けていたからこそ、幅のある名バイプレーヤーとなったと思います。
逆に歌は素顔を出しすぎたので、ドラマとのギャップに戸惑うファン心理が微妙に働いて、受け入れ難かったのかも知れません。








シングル5枚、アルバム1枚
若干ハスキーなアルト気味な太目の声色は、意外に上手いです。
例えるなら優しくした相楽晴子の様ですが、彼女ほどドスは効いていません。
アップテンポな歌が多く、聴きやすいです。





復刻版が出ており、殆ど全ての楽曲がカバーされてますが、なかなか市場には出回りませんね。











聴くか聴かないかはあなた次第！








80年代B級アイドル度・・・68％
知名度は抜群ですが、女優の山本理沙さんと、アイドルの山本理沙ちゃんがくっつくのは、少し無理がありますね。
本当、色々な顔を持ってたアイドルでした。










おわり